タイトル:【飼愛】 自称愛護派 虐待「では」ありません。 後編 修正
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作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2495 レス数:4
初投稿日時:2009/04/05-00:31:20修正日時:2009/04/05-00:31:20
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愛護派 (自称) ③-2 飼い実装を購入してみる

「まだよく寝てるな…」
僕は仔実装を起こさないよう会社へと急ぐ。
えさ箱に餌を入れ、仔実装が起きたら食べれるようにしておく。
あ、一応リンガルを置いてログをとるようにしよう。
カメラもつけておくか。
水槽を置いてある場所は日当たりが悪いのでタイマー式で
サングローランプがつくようにセットをすることも忘れない。
僕は会社に着くと、早速会議の準備に取りかかった。
新製品のサンプルを受け取り、数時間後には就業時間となる。
「お疲れ様です」
「はい、ごくろうさん」
今日は仔実装と何をして遊ぼう。
そんな事ばかり考えていた。
こうなると、通勤時間が恨まれる。三十分って意外に長い。
これでも都内に通勤している人たちからすれば短いのだろうが…。
とかなんとかしていたら家へ到着する。
彼女はどんな風にしているだろうか。
おかえりなさいとか迎えてくれるんだろうか。
期待しながら、アパートのドアを開ける。
その瞬間だった。僕が叫んだのは。
「何じゃこりゃぁぁぁ!!」

話は彼女が寝るときまで遡る。

ご主人様は何か青い板を貸してくれた。
でも…これは何テチ?
ゴワゴワテチ…。
「駄目かな?僕の雑巾だけど。」
ご主人様はワタチの顔を心配そうにのぞき込む。
ここでワタチがわがままを言っちゃダメテチ。
「そ、そんな事ないテチ!大丈夫テチ!」
ご主人様は安心したような顔をして、ヒーターをつけてくれた。
だんだん床が温かくなる。
これならタオルが無くても平気テチ。
でも…この青いゴワゴワは何テチ?
雑巾ってタオルとそっくりなはずテチ
これは全然柔らかくないテチ…。
これじゃ、くるまることもできないテチィ。
でも贅沢言っちゃダメなんテチ。
今日はウンチ漏らしちゃう失敗があったテチ。
ご主人様は許してくれたテチ。
でも、トイレを用意してなかったから仕方ないテチ。
ご主人様はちょっとうっかりさんテチ。
お家は広すぎたけど狭くしてくれたテチ。
真っ暗だからもう寝るテチ。
明日からワタチはご主人様のためにがんばるテチ!
がんばって名前をもらうテチ!!

それから10時間以上した頃。仔実装が目を覚ました。

「テチー!ご主人様ー。おはようテチー!」
「テェ…ご主人様居ないテチ?
もしかしてワタチが起きるより早く会社に行ったテチ?
…ワタチお寝坊さんしたテチ?」
「テッ!?」
仔実装の頭上で何か輝きだした。
「太陽さんみたいな明るい光テチ。
お店にいたときにもあったあったかライトテチ。
…お店のよりちょっと大きい気がするテチ。
でも明るくて温かい光テチ!」
しばらくぽかぽかしているとやはりお腹がすいてきたようだ。
「ご主人様はちゃんとご飯を置いていってくれたテチ?」
見回してみると向こうにちゃんと見える所にお徳用フードが置いてある。
「いただきますテチ」
「テテッ!?」
「手を伸ばそうとしても届かないテチ。
何でテチ?何があるテチ?
まるでワタチの前に見えない壁があるみたいテチ。」
「テチャァッ!!」
仔実装は気がついたようだ。
彼女にとっての透明な壁。
それは昨日男が彼女に言われて水槽を狭くするために置いたアクリル板だった。
「この壁があるとご飯がとれないテチ…。」
仔実装はうなだれると半分の大きさとなった水槽の中を歩き始めた。
何かあるかも知れない。そういった思いからだった。
しかし、現実は無情である。
「何もないテチ…」
空腹のまま、歩くことで体力を使ってしまった。
「お水飲むテチ…」
先ほども言ったとおり、現実は無情である。
「テチャァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
そう、水の供給装置もアクリル板の向こうにあるのだ。
「お、お水もご飯もないテチ…」
これは、食用が旺盛な仔実装にとってとても厳しい状況だ。
しかも目には見えているのに届かない。
これほどストレスが溜まる事があるだろうか。
「お水!ご飯!お水!ご飯!無いテチィーーーーーー!!」
叫んだところで誰も助けてくれない。
仔実装を飼った男はアパートから車で三十分以上離れた所に居るのだから。
どんなにがんばってもアクリル板を破ることは出来ない。
叩いても引っ張っても無駄だった。
「きょ、今日は夜まで我慢するテチ…。
ワタチは高級飼い実装なんテチ。一日くらい食べなくても平気テチ!
これはご主人様の落ち度テチ。帰ってきたらきっと謝ってくれるテチ。」
そういって仔実装は自分を落ち着かせ始めた。
落ち着いたら頭の神経がある場所と繋がった。
ご存じの通り、総排泄口である。
「う、ウンチでるテチュ。おトイレテチュ。」
立ち上がり、テチテチ歩き始めた、が。
「テチャァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
今日何回目だろう。仔実装が叫んだのは。
「お、おトイレもないテチィーーーーーーッ!!!」
そう、仔実装用のトイレ、えさ箱、水飲み場。全てアクリル板の向こうにあるのだ。
「テェー」
ひょこひょこ歩き始める仔実装。便意を我慢しているのだ。
「わ、ワタチは高級飼い実装テチ!
二回もおトイレ以外でウンチはしないテチ!!」
内股で便意を我慢する。
「どっかいくテチ…どっかいくテチィ…」
便意にどこかいけと言っているのだろう。数分後、落ち着いてきたようだ。
「ほら、大丈夫テチ。我慢すればなんてことないテチ。
昨日はご主人様がウンチ出る出る金平糖を食べさせたからテチ。」
セームの上に座り込む。
「ご主人様〜早く帰ってきて欲しいテチィ…」
しばらくそうしていただろうか。
水はない、ご飯はない、トイレはない。便意は来る。
そんな状況の彼女に追い打ちを掛ける出来事が起きた。
「あ…あづいテチィ…」
そう、男がタイマー式で置いていったサングローランプだ。
は虫類用のこのライトは100Wの出力だ。
しかも下からはヒーターで暖められている。
は虫類ならまだしも、仔実装にとっては熱すぎる温度だ。
「あのライトのせいテチ…なんであんなものつけたテチィ…」
気がゆるんだ。その時だ。
「テチャァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!ウンチでるテチュ!!!」
便意というモノは拡散するが無くなるわけではない。
新陳代謝なのだ。一時期我慢しても出すまで何度も繰り返される。
「駄目テチュ。出ちゃ駄目テチュ。こんなんじゃ野良と変わらないテチュ。」
がんばって総排泄口を締める。
「駄目テチュゥゥゥゥッ!!」
ブリョブリョブリョブリョブリョブリョッ!ブバアアアアアッ!!
低圧ドドンパレベルまではいかないが、我慢をしていたため、かなりの量が排出される。
「テェー」
しかし排便行為が快感である実装石だ。
この家に来て二度も漏らしているが、顔には明らかに快感が浮かび出ている。
だが、我に返るとそんな状況ではない。
「またしちゃったテチャァァ!!!!また漏らしちゃったテチャァア!!」
水槽の自分が居住スペースとしてもらった場所は全て糞まみれだ。
「テェーンテェーン…どうしたら良いテチュ…」
こんな糞まみれの所に立ったのは親指の時以来だろうか。
「どうにも出来ないテチュ…ワタチは…高級飼い実装なのに…何でテチ…」
「テェ…」
明らかに落ち込んでいる。
それはそうだろう。高級飼い実装として自信に満ちあふれていた。
しかし、飼い実装になっても名前はもらえず、糞を漏らす。
しかも二度だ。
高級飼い実装として揺るぎない自信を持っていた彼女なのに。
「テチ…これテチ。ゴワゴワ使うテチ…」
彼女はセームの上で糞を漏らした。
なので、このセームを持ち上げれば糞はどかせるだろう。
「テチィ…テェッ!」
勢いよくセームを持ち上げる。とりあえず糞の床に座る必要は無くなったわけだ。
「テェ…ワタチお店に返されちゃうテチ…?」
店に返えされても安い値段で売り物にされるか、
一度返却された実装石なぞは問題有りとして、売り物にもされずに廃棄される。
だからといって、公園にリリースされても飼い実装としての躾をされた彼女では
生き延びていくことはほぼ不可能であろう。
「テェー…どうしたら良いテチ…ワタチ…もう駄目テチ…?」
「ワタチは高級飼い実装として躾をされてきたテチ…」
そう、彼女はブリーダーにかなり厳しい躾を受けてきた。
虐待とも言えるレベルだ。虐待は手段。躾は目的だ。
「高級飼い実装にする」と言う目的があれば、虐待は躾となる。
高級飼い実装になれるのは数パーセント以下という関門をくぐり抜けた彼女だ。
なのに、この家に来てから失敗続きだ。
「…ご主人様が悪いテチ。」
彼女が出した結論だった。最悪な結論だ。
「ワタチは悪くないテチ。ご主人様が帰ってきたら謝ってもらうテチ。
それからいっぱい可愛がってもらうテチ。」
そんな想像をしていた時だった。彼女の肩を何かが叩いた。
「テ?誰テチ?」
後ろを向いた彼女の目に映ったのは青い壁。
「テチャァァァ!?」
そして叫び声を上げた瞬間、その壁が寄りかかってきた。
「テチャァ!何テチ!?重いテチ!!何テチ!?」
セームだ。
セームが彼女の糞の水分を吸い、柔らかくなってきたのだ。
柔らかくなったセームは当然彼女の糞の重さには耐えない。
「テェェ!!たすけてテチュ!助けてテチュゥ!!」
しかも、彼女の全ての糞の重みがよりかかってくる。
彼女は十数時間して彼女の望みが叶えられた。
セームにくるまることが出来たのだ。
糞まみれだが。

「…そういことか。」
リンガルのログと、カメラに残された映像は酷かった。
僕は糞まみれのセームの下敷きになっている仔実装を見つめた。
部屋を開けるなり、すさまじい実装石の糞の臭いがした理由も分かる。
とりあえず彼女を糞セームの下から救出し、バケツの中に放り込む。
「どうしてこんな事になってるんだ…」
「テェ…ご主人様が悪いテチ…」
ログに残っていた台詞。それと同じ台詞を目の前の仔実装が吐いた。
まさか…、飼い主に向かってそんな台詞を放つか?
これが高級躾済みの飼い実装の姿なのか?
裸で、糞まみれ。野良と変わらないじゃないか。
「本当にそう思ってるのかい?」
「そうテチ…ご主人様が壁の向こうにお水とご飯とトイレを置いたテチ。
ご主人様がそこに置かなければよかったテチ…」
「…僕はこの板を置く時に本当に良いのかって聞いたね?」
「テ!?」
「その時に君は大丈夫って言ったよね?」
「テ!?」
「その時から水のボトルとトイレとご飯皿はこちら側にあったよね?」
「テテ!?」
「それなのに悪いのは僕かい?」
「それは…テェ…」
「君は僕に水槽の大きさの変更とベッドを要求した。
なら、なぜあの時トイレやボトルのことを言わなかったんだ?見ていたはずだ。」
「テ…」
「自分の言った台詞に責任を持てないのか?それで高級躾済みなのかい?」
「そ…そうテチ!!ワタチは高級飼い実装テチ!!これは全部ご主人様が悪いテチ!!」
…何が高級躾済みだ。野良の糞蟲共と変わらないじゃないか。
「…少し反省していてくれないか。今日、これ以上会話をしていたら君を潰してしまう。」
僕はバケツの中に水を入れた小皿をいれた。
危ない。あんなのと話をしていたら確実に潰してしまうぞ。
とりあえず放置だ。
今は頭に血が上っているからだろう。頭が冷えればお互い歩み寄れるはずだ。
僕は気を落ち着かせるためにも、今朝もらった新製品のサンプルを床にまいて遊んだ。
これはなかなか良いじゃないですか。
それにしてもちょっとサンプル量が多かった。
ケンスケの湯浴桶に入れて使っていたが、全部使い切ることはなかった。
とりあえず置いておこう。処理は結構面倒だ。
まぁ、業務用のモノを家で使っているから仕方ないんだけども。
仔実装入りのバケツは換気扇を回しっぱなしの風呂に置いておいた。
糞まみれで臭い。でも洗ってやる気はない。
明日会社から帰ってきたらもう一度話し合ってみよう。

だが、次の日会社から帰ってくると、状況はもっと酷かったんだ。
今、僕の目の前にはいつか公園で見たゾンビ実装が居る。
とはいえ、これは公園から持ってきた訳ではない。
僕が二日前に購入した仔実装である。
以下、カメラに残された映像とリンガルより引用する。

「テーチーテーチー。テェ…」
バケツの中で眠っていた仔実装が目を覚ました。
「…バケツの中テチ…。昨日のは夢じゃなかったテチ…」
もしかしたら夢かも知れない。
そんな願望にとりつかれていたが、全て現実だった。
「ワタチは悪くないテチ…悪くないテチ…」
糞まみれ。裸。こんな姿なのもご主人様が悪い。
彼女の頭の中では既にそれしかなかった。
「…ワタチは高級飼い実装テチ…ご主人様は分かってくれないテチ?」
彼女は考えていた。そこで思いついたのが…
「そうテチ。ワタチがご主人様と最初に会ったとき位綺麗になったらご主人様もワタチを認めるテチ!!」
と言う訳の分からない答えだった。
しかし、答えを導き出した彼女の行動力は凄かった。
まず、このバケツから出る。そして身体を綺麗綺麗にするんだ。
そんな思いで行動を開始した。
「テェッ!テェッ!」
バケツの中でジャンプ。そんな事をした所で出れるわけがない。
「テェッ!テチッ!?」
何度ジャンプしただろう。ジャンプしすぎで疲れたのか。
ジャンプのタイミングで足を踏み外した。ところがそれが幸運だった。
ちょうど上手くバケツの上部に身体が辺り、片手がかかった。
その後は体重移動でバケツをひっくり返した。
「テェ…疲れたテチ…」
昨日から何も口にしていない。ちょっと水を飲んだだけだ。
疲れて当然だろう。でも彼女は止まらなかった。男を見返す為だ。
丁度よく風呂場に居たので、水を使えた。
お湯は彼女では調節が出来ない。賢明な判断といえる。
腹は減っていたが、水分も十分補給できた。
バケツの中に居たときは糞まみれだったが、それよりはだいぶマシだ。
しかし洗剤は手の届く範囲になかった。また、ボトルの見た目も大きかったので、使うのは止めた。
どこかに丁度良い洗剤はないだろうか?彼女は風呂場から抜け出した。
その彼女の目の前に彼女が言ったとおりのものが置いてある。
仔実装の鼻がピスピス動く。
「良い匂いテチ…。これはアワアワのにおいテチュ!!」
今までの生活で洗剤の臭いはなんとなく分かる。
「アワアワでワタチは綺麗になるテチュゥ!!」
そこに置いてあったのは男が昨日湯浴桶に移した何かだった。
彼女は湯浴桶によじ登ると、桶の中にダイブした。
「アワアワテッチューン♪」
仔実装は中の液で身体を洗い始めた。
「テ?アワアワじゃ無いテチィ…。でもお肌つるつるになってきてるテチ!」
身体にこびりついていた糞のかけらもとれてきているし、
なにより昔教育されてきた「ぬるぬるしてくると、身体の汚れが取れている」
という感覚から、仔実装は桶の液を洗剤だと判断した。
「良い匂いテチ!これはご主人様がワタチのために用意してくれたに違いないテチ!!」
実装石的な勘違いで身体を洗い続ける仔実装。
「ふぅ。これで綺麗になったテチ!後はお風呂でアワアワを流すテチ!」
彼女は桶からはい上がろうと身体を伸ばす。
「テェッ!?」
まさに「つるり」という感じで滑り落ちてしまった。
「痛いテチィ…アワアワで上れないテチ…」
その後、何度もはい上がろうと試みたがつるつる滑るだけで上れない。
「この壁めテチ!!」
壁に向かってキックをしてみるがそれすらも滑って転んでしまう。
「テェーンテェーン!!きれいきれい出来ないテチィ…」
そのうち、諦めたのか、タイミング見計らうのか、桶の中をぐるぐるし始める。
しかし、彼女の身体に変調が起きた。
「痛いテチ…あんよ痛いテチ…」
見ると足が赤く腫れ上がっている。
「何…テチ…?」
だが、よく見ると足だけではない。腕、身体、至る所が腫れあがっている。
「痛いテチーーーーーーーーッ!!身体痛いテチッ!!おてて痛いテチィッ!!!」
腕や足をこする。しかしそれが悪かった。
ずるり。
足の皮膚がめくれ上がる。
「テチャァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!あんよがッ!ワタチのあんよがッ!」
今まで躾を受けてきたのと違う痛み。
皮膚が破れる。足だけではない。腕の皮膚も、身体も。顔の皮膚までもが。
ずるり
ずるりと。
はがれていく。
「テチャァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
あまりの状況に彼女は脱糞して気絶した。
男が桶の中に入れておいたのはいわゆる「剥離剤」という奴だ。
床に塗られたワックスなどをはがす薬品である。
苛性ソーダなどの混合液である洗剤と違い、別系統のアルカリ系薬品を使用している。
そのため、臭いが酷いのだが、それをごまかすために多くの香料をいれているのだ。
苛性ソーダなどを使用している液と違い、腐食はゆっくりだが、ほぼ同等の腐食性を誇る。
男は前日、家の中のワックスがはがれてぼろぼろになっている所に塗布し、性能を試していたのだ。
そして、仔実装はそのあまりの液の中で身体を洗っていたのだ。

「まさか剥離剤を風呂に使うとはね…」
「テェー!テェー!!シャァァアッ!!」
仔実装は僕を多分睨んでおり、威嚇を繰り返す。
「…これも僕が悪いのかい?」
「当たり前テチャァ!!ワタチが間違えるような所に変な液を置いておくからテチャァ!!」
ここまでくると濡れ衣も良いところだ。
勝手にバケツから脱走して、ゾンビ状態になって居るんだから。
とりあえず必要な事を伝えなければ。
「ちなみにその傷は治らないからな。君たちでは。」
「テッ!?テエエッ!?テエエエエエンッ!!」
もはや泣いているのか怒っているのか分からない。
「それは君たちが恐れている火傷と同様の症状だ。どんなに栄養をとっても治らない。諦めろ」
「オマエのせいテチャァ!!オマエが!!ワタチを!!高級飼い実装のワタチを陥れたテチャァ!!!」
「お前…か」
「そうテチャァ!このクソニンゲン!!」
「…君を公園に解き放つのは簡単だ。でも僕は金を払って君を買った。
だから、僕はそんな無責任なことはしない。僕が責任を持って処分する。」
「やってみろテチャァ!!このクソニンゲン!!」
糞蟲全開じゃないか。ホントに高級躾済みなのか?
僕はシンクの下に置いてあるEtOHと記入してあるボトルから空いたハチミツの瓶にその液を注ぐ。
「まぁ、僕の想像ではこの後は自爆なんだがね。」
つまみ上げられた仔実装は威嚇をしながら叫ぶ。
「オマエなんかに買われなかった方が良かったテチャァ!!死ねクソニンゲン!!」
「初めて意見が合ったね。僕も君なんか買わなかった方が良かったよ。」
ぼちゃん。
瓶の中に落とす。で、きっちり蓋を閉める。
仔実装はポフポフ瓶の中で出せ、出せと繰り替えず。
「大人くしてないか…想像通りだね。」
「痛いテチャァ!!この水痛いテチャァ!!出せッ!!ワタチを出せテチャァ!!!」

(…痛く無いテチ…?それどころか何か浮いている気分テチ…それに…
力が湧いてくる感じテチ!!これであのクソニンゲンをぶっ殺すテチャァ!!!)

「テチャァ!!テチャァァッ!!」
さっきより勢いよく瓶を叩き始める。
だけど仔実装程度の力では瓶から出ることは出来ない。
瓶の中に注いだ液はアルコール除菌剤だ。
ほとんどがエタノール。台所用の除菌剤である。
主成分が主成分なので、仔実装は酔っぱらっているだけだ。
最初は傷口にアルコールが入って痛んだろうが、酔っぱらってきて痛みより高揚感が勝ったのだろう。
「テチャアァアアアッ!!」
今まで以上の力で仔実装が瓶を殴る。
ブチッ!!ぼろぼろの腕がもげる。
だが仔実装はそれに気が付いていない。
「まだまだテチャァッ!!」
ブチッ!また、腕がもげる。
だが、彼女は瓶を殴り続ける。
腕から流れた血が飛び散って、片目を赤く染めた。
「テェッ!?」
腹がふくれあがる。強制出産モードだ。
「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」
何が起こってるか分からず産み落とされる蛆ちゃん。
「テェッ!?テェッ!?」
「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」「テッテレー」
「テェェェエェェエエェェェェッ!!」
足下に溜まっていく蛆ちゃん。
「レフレフレフレフレフレフ」
蛆ちゃんがいっぱい。
「ママ苦しいレフ…」「苦しいレフー」「プニプニしてレフー」
だが、産み落とされるだけ。しかも下はアルコール。
「ひゅにふー」「ひゅにふー」
酔っぱらいながら死んでいく。
あー、蛆ちゃんが死んでいく。
「テェエェッ!!クソニンゲンッ!!クソニンゲンッ!!」
「最後まで元気だな。ま、この辺で終わりかな。」
仔実装の目は灰色がかってきている。
「おやすみ。今度こそ本当のおやすみ。一生のね。」
パキン。と言う音が響き、仔実装が倒れる。
僕はさっさと仔実装を瓶から出し、生きている蛆ちゃんを救出する。
何かほとんど酔っぱらい蛆ちゃんである。
「ひゅにふー」「ひゅにふー」
ふらふらしながら糞をまき散らす。
まともに生きていたのは二匹。しかもその二匹もそのうち死んでしまった。
急性アルコール中毒かなぁ。
結局僕が初めて買った実装石は糞蟲で、処分。という形になった。
僕は愛護派だと思う。なのになんで上手くいかないんだろう。

数日後、僕はあの公園に来ていた。
いつものパターンで、アンとリムがテチテチ寄ってくる。
アンの目は両方とも赤く染まっていた。
「アン…もうじき生まれるんだ。」
「はいテス。」
「それで、ニンゲンさんに赤ちゃんが出てくるところを見ていて欲しいテチ!!」
…彼女たちは何でこんなに素直で可愛いのだろう。
高級躾が…必要な気が全くしない。
「いいよ。ちょっと待ってて。家からちょうど良い桶があるんだ。」
僕は家からケンスケ湯浴用桶(なんか万能だ、この桶)と、ぬるま湯を持って、公園へと急いだ。
アンは親指5匹、蛆ちゃん2匹を産み落とした。
アンが産んだ仔供達はレチレチレフレフ元気で、とても可愛かった。
僕は出産祝いに金平糖を彼女たちの数分渡して家に帰った。
実装石は可愛い。
ただ、それは彼女たちの姿次第なのかも知れない。

そう。
僕は愛護派。
人からなんと言われようとも愛護派なのだ。


愛護派 (自称) ③-2 飼い実装を購入してみる 終

結局購入した仔実装は死んでしまいました。
てか死亡フラグいっぱい立ってましたね。
立てたんですが。
でも、愛護スクを書きたいのはホントなんですよ。
信じてください。
ワァ。

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1 Re: Name:匿名石 2023/04/16-15:10:43 No:00007051[申告]
これは流石に飼い主が悪いよなぁ…
2 Re: Name:匿名石 2024/02/13-19:55:42 No:00008723[申告]
飼ってあげたいんだけど実装が自滅してるってよりかそういう状況に明らか追い込んでる面のが強いよな……
3 Re: Name:匿名石 2024/02/13-21:12:28 No:00008724[申告]
お前もう生き物飼うな絶対ってレベルで、ニンゲンが無能すぎる…
4 Re: Name:匿名石 2024/02/14-01:30:09 No:00008725[申告]
不注意で追い込んどいて糞蟲だったか死ねは酷いよなあ
仔実装相手に理詰めで非を認めさせるシーンも大人げない
甘言に乗らない野良姉妹が大正解なんだな
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