タイトル:【愛】 ジッコと僕【虐】
ファイル:「ジッコと僕」.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2896 レス数:1
初投稿日時:2009/04/04-02:18:16修正日時:2009/04/04-02:18:16
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ゴムボールを部屋の壁に当てる
「デスデス〜♪」

すると実装石が追いかけ
不器用にボールをつかんで僕の元に持ってくる

コイツの名は「ジッコ」
託児された仔実装を育てたものだ

少し間抜けだがそこが実装石らしさがあって
一人暮らしの安アパートの部屋に癒しを与えてくれている

「また仕事クビになっちゃったけどお前がいればいいよ…」
「デスゥ?」
「ハハ…、お前には難しい話か」
空虚な笑いがこぼれでてしまう




ピンポーン

「誰だろう?こんな時間に」

ドアを開けるとそこには数人の男が立っていた
身なりの良い高そうなコート
温和な表情でどこか知性を感じさせる表情

「あの何かご用ですか?」
「ハイ、私こういう者です」

そう言い、男はコートから一枚の紙を取り出した
「・・・!」

紙にはこう書かれていた
「実装石虐待許可証」

…なんという事だ!まさかこんな時が来るなんて!





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『実装石許可証』
それはあらゆる実装石を虐待を許された虐待紳士の証
その紙があれば例え他人の飼い実装石だろうと
合法的に虐待が出来て場合によっては飼い主さえも虐待できるという
夢のような物だった

例外があるとすれば実装石以外の実装シリーズには適用されず
虐待目的の「上げ」途中の他人の実装石は虐待してはいけなかったのだ

全世界で配布され
その加入者は55億人とも言われ
加入するだけで虐待用の費用が国から支給されていた
これに異議を唱えるのはもはや某半島の人間くらいのものだった

その半島ももはや実装虐待連合の経済制裁で滅びつつあったのだが…

///////////////////////




実装石の愛護飼いなどバレたらただですまない
犯罪でこそないが
社会的地位は未来永劫奪われるに等しい

「おたくに実装石がいるというので虐待させていただきに来ました」
「・・・・!!」

やはりコイツらはジッコを狙ってるのか…どうする
断れば実装虐待妨害罪、用があるからと追い返しても彼らの権限があれば
留守中に虐待する事すら許可されている

「どうしました?いるんですよね?」
「ええ…ハイ…」
「では虐待しますね♪」
男がドアを開け部屋に入ろうとした
「ちょ…ちょっと待ってください!」

つい大声で男を制止してしまった
だが彼らからジッコを守る手が思い浮かばない
このままではジッコは虐待され
俺は社会的地位を失って生きていけなくなる

「ああ、そうだったんですか。コレは失礼」
男はにこやかに笑っていた
「え?」

「この実装石はあなたが虐待するための物だったんですね?
 そうとも知らず失礼しました」
「あ・・・ええっ!」

そうか、忘れていた
虐待許可証があっても他人の「虐待用実装石」に
手を出すのは違法だったのだ
これならなんとか…

「では失礼ですがこの実装石を今この場で虐待してください」
「え?」

安堵した脳に男の声が響いた

「あなたの実装石の大きさからすると上げの期間はとうに過ぎてますね
 これ以上上げるには許可が必要なはずですが?」
「…」
「今この場でその実装石を虐待するなら見なかった事にしますよ?」
「…」

駄目だ…もう逃れられなかった…
やはり知性もあり社会的に勝ち組で
体力もありルックスものいい実装石虐待派には
俺のような愛護飼いしてるフリーのバイト人間では
勝てるはずもないと痛感させられてしまった…

俺は男に背を向けるとジッコに向かって歩き始めた
「デスゥ?」
そして拳をめいっぱいジッコの顔に殴りつけた

髪を引きちぎり服を燃やし全身を殴り
1時間ほど経ったであろうか
もうその場にはジッコの姿はなくただの肉塊があった

背後で拍手がする
「ブラボー、実にいい実装虐待でした」
男達は拍手をし、いつからなのか手に持ったビデオで撮影をしていた
「これならあなたも実装虐待許可証が得られますよ」
「…はぁ、そうですか…」

射精後に似た脱力感が体に襲い掛かる
もうどうなってもいい

男達が去った後、「ジッコだった物」を片付け
しばらく考え「こうなったのも実装石のせいじゃないか?」と
考え始めるようになっていった

実装石が次第に憎くなりすぐに
ネットで実装虐待許可証の申請をした
許可は驚くほどアッサリ下りた



////////////////
それから一年
実装石虐待派になり人生は一変した
一流企業に入社し、彼女は出来、実装虐待連合から多額の支援も受けた

なんで気付かなかったんだろう
そういえば実装石のいる世界では実装石虐待は当たり前だったのだ

食物の生産も全て実装石を奴隷化し他実装シリーズに管理させ
エネルギー問題も実装石を虐待させる事で得られるエネルギーで99%が
世界中でまかなわれてるんだ

もはや実装石虐待は必要な仕組みだったのだ

「何考えてるの?」
横で寝転がる彼女の一言に気がつく
「何、アレからもう一年かと思ってね…」

この世界の幸せは未来永劫続くのだろう
全てはジッコのような実装石の犠牲の元に…







■
あとがき

よくある世界観設定のスクになってしまいました
虐待描写はあえて抜かせていただきました
(他にもっと上手な方もいらっしゃいますし…)

多くのスクを参考に書かせてもらったんですが
実装石愛護派が間抜けな住人という描写が多かったので
少し愛護視点で書いてみたがどうだったでしょう

まだ実装スク駆け出しですが
また書いてみたいと思います

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1 Re: Name:匿名石 2023/12/18-23:33:46 No:00008543[申告]
虐待派なんぞが勝ち組なわけ無いだろう…
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