タイトル:【パ 観】 双葉清掃工場
ファイル:双葉清掃工場.txt
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初投稿日時:2009/03/16-19:02:20修正日時:2009/03/16-19:02:20
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sc0203.txt 便槽飼い資料を元に書きました。

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 双葉清掃工場


 ダメ元で受けた企業から採用の連絡が来たのは、中途採用にしても中途半端な2月の始めの頃だった。
 大企業の子会社で待遇も良く、ニート歴の長い私が採用される要素などないように思われたが、採用人数が
多かったのと、家が近いのと、ダメ元で剥きだしな面接をしたのが功を奏したらしい。実際には補欠合格だった
ことがわかったのは、入社後しばらく経ってからだったが・・・・・・。

 採用された会社は雙葉環境ソリューションズ株式会社といった。

 雙葉環境ソリューションズ株式会社、通称「F・K・S」は国内有数のゼロエミッション推進企業で、実装石を
用いたバイオマス便槽のパイオニアとして名高い、雙葉興産環境エンジニアリング(旧 雙葉興産)の子会社として
親会社が自治体に卸した、大規模バイオマス便槽の保守運営を行っている。
 私の採用されたFKSは、地元の清掃工場である双葉清掃工場内のプラント管理を一括して行っている。一般的な
可燃ゴミの焼却処理、廃熱利用のボイラー及びタービンの保守運転、灰溶融、ゴミの受け入れなどの業務、そして自社開発の
実装ゼロエミッションシステムの運営管理。私は、自分がどの部署に配属されるかは聞いていなかったが、漠然と「ゴミの
受け入れなら楽そうだなー。ボイラーとかわからんし」などと考えていた。関連資格は一つも持っていなかった。

 3月に入り、緊張の初出社もなんとかクリアし、同期も歳の近いのが揃っていたため、それなりに打ち解けることが
できた。問題は仕事のほうだったが、基本的に保守点検のみの仕事のため「主な仕事は清掃と記録」であり、はっきり
言ってしまえば「ヌルい職場」。なかでも実装ゼロエミッションシステムの運営管理は手出しすることがほとんどないため、
管理画面とピットを時間まで睨めっこしてるだけである。
 私はコレだと思った。

 1ヶ月の研修の後、希望に沿えるかどうかはわからないという注釈はあったものの、希望部署の提出を求められ、
私は迷わず「第一希望:実装ゼロエミッション 第2希望:ゴミの受け入れ」と書いた。通常、ゴミの受け入れは年配の
社員か60過ぎの嘱託職員の仕事で、新入社員がそこに行くケースは少ないらしく、まあ、そこはダメ元だ。本命は
やはり実装ゼロエミッションである。

 はたして私は希望部署に配属が決まった。所長や先輩社員は「若者がやるようなところじゃない。たいしてスキルアップ
にも繋がらないし」などと言っていたが、それこそニート明けの身としては願ったり叶ったりのリハビリだと思った。

 実装ゼロエミッションシステムの保守管理は、「日勤」「夜勤」「明け」「休み」の2交代制。日勤も夜勤も1人きりで
画面を見続けるような仕事である。孤独を愛する私としては、なんとも素敵な職場なわけだが、人好きな人にとっては
辛い職場なのかもしれない。元ニートだから希望する配属先が通ったのかとも考えたが、さすがにそれは勘ぐり過ぎか。

 桜の花も散り始める4月のはじめ、私は実装ゼロエミッションシステムの管理運営部署に正式に配属された。はじめの
2週間は新入りということで教育係がつくが、それからは1人で日勤夜勤と廻すことになるらしい。
「ここは楽だよぉ。ずっと実装がエサ食ってるの見てるだけだもの。あ、実装石好き?」
教育係のジュンさんである。親会社である雙葉興産環境エンジニアリングを希望退職後にFKSに来たベテラン職員で、
実装バイオマス便槽に関する知識は一番だということで、教育係に任命されたらしい。パッと見は仕事が出来ず
閑職に廻された年寄りのようにしか見えないのだが・・・・・・。
 私が実装石のことはあまり良く知らないし、好きも嫌いも特にはないと答えると、ジュンさんは少し驚いたようだった。
「ああー、君、ここ希望して来たって聞いてたから・・・・・・・、あの、アレかなぁって思ったんだけど」
なんだか言い淀んでいる。なんなんだろう。
「ほら、ここってさ、・・・・・・別名なんていうか知ってる?」
「いや、知りません。別名なんてあるんですか?」
「・・・・・・楽園っていうんだよ」
「・・・・・・楽園っスか」
 確かに仕事楽そうだし楽園だよなー。などと気楽に考えていたが、そういう意味ではなかった。まあそれは後々にわかって
きたことだったわけだが。とにかくこのときは、優しそうな教育係でよかったなー、楽そうだなー、ヒャハー、としか考えて
いなかった。

 さて、実装ゼロエミッションシステムの管理運営の仕事に就いたわけだが、基本的にはずっと管理画面とピットを見て異常が
ないか、問題はないか監視しているだけである。問題が起きた場合は、その都度処理しなくてはいけないらしいが、実際に
問題が発生することはほとんどないらしい。ジュンさんによると、問題が発生する前に問題の元を断つようにいろいろやってる
からだそうだ。

 管制室には監視用の画面とコンピューター制御の管理画面があり、カメラの切り替えや音声モニタなどがある。実装石たちに
指示や「神の声」を送るためのマイクも完備されている。部屋はおよそ10畳程度だろうか、基本1人で過ごす部屋としては
悪くない広さだ。冷暖房も完備されている。机の引き出しの中にはパチンコ情報誌や文庫、奥にはエロ本まであり、仕事の
気楽さを物語っていた。
「本当はさ、煙草禁止だけど、夜は好きにしていいから。あ、灰をこぼしたりするのは厳禁だけどねぇ」
とジュンさん。言いながらも絶えずスパスパやっている。ときどき工場長などが見回りに来るらしいが、見つからなければOKの
ようだ。まあ、私は煙草を吸わないので煙たいだけだが。

 とりあいず初日ということで、ジュンさんから仕事や実装ゼロエミッションシステムの説明を受ける。実装ゼロエミッション
システムの導入は全国的にもまだ珍しいもので、市民として多少の知識を持ち合わせてはいたが、詳しくは知らなかった。
「実装石を使ったバイオマス便槽は知ってると思うけどさ、あれって蛆層の蛆だけはどんどん追加しなきゃいけないっていう
欠点があったんだよぉ。それを補いつつゴミ処理もできる画期的なシステムなんだわ」とジュンさん。
 ゼロエミッションとは廃棄物をすべてリサイクルし循環させる社会システムを注すが、実際の実現には多くの問題を孕んでいたらしい。
しかし実装石を用いる事により、生ゴミに関してはほぼ完璧にこのシステム内のみで処理できるようになったのである。
「それでも最初は大変だったんだよぉ。ゴミ袋は処理できないからさ。俺らでピットに下りてって回収したりしてたもん。今は
実装服由来の生ゴミ用ゴミ袋だから、その手間もないけどさぁ。ああ、あの袋もうちの子会社の製品だから、けっこう儲かってる
らしいよぉ。なんせ原料もここから出ててタダだしなぁ」
 たしかにシステム導入後、指定のゴミ袋が普通のビニールから実装服由来の専用のゴミ袋に変わっていた。もともと双葉市は
ゴミの分別にうるさく、生ゴミとその他のゴミとの分別は完璧だっただけに、このシステムの導入もスムーズにいったらしい。
未だに”燃えるゴミ”と”燃えないゴミ”の二元的な分け方でやっている自治体では、こうはいかなかっただろう。

「監視のポイントは、実装石が増えすぎたり減りすぎたりしないように必要なら調整することとぉ。あとは弁がゴミで詰まったら
除去させたり、薬品を補充したりだなぁ。まあ要するにちゃんと循環するように小細工するってことだぁ」
と煙草をふかしながらジュンさんが言う。しかし、こうして見ていても小細工する様子は一向に見られない。よほど完成された
システムなんだろう。心底良かった。楽そうで。
「まあ、最初はわからないかもしれないけどさぁ。すぐ慣れるから。まあ気楽にやればいいよぉ。とりあいず、・・・・・・そうさなぁ、
蛆層にカメラ変えて・・・・・・、そうそれ」
私が操作パネルのカメラを蛆層にセットすると、ジュンさんは操作パネルの「サンプル:蛆層」と書いてあるボタンを入れた。
すると、カメラの前あたりにシャワー状に液体が数滴落ち、ちょうど手前で寝ていた蛆実装数匹の背中にポタポタとかかる。
蛆実装はまったく気付く様子がない。
「これサンプル用の蛍光塗料だからさ、この数匹のサンプルを追っていけばだいたいここのシステムわかるから、とりあいず
こいつら見てればいいよぉ。あ、ちょっとうるさいけど音声モニタも入れて、リンガルもONにしといたらいいよぉ」
といいつつジュンさんは馴れた手つきで「音声モニタ:蛆層」及び「実装リンガル:蛆層」をONにする。
とたんに「レフレフレフレフレフレフレフレフレフ」と蛆実装の鳴き声が聴こえてくる。・・・・・・ほんとにうるさいな。

「レフー?ママどこレフー?蛆チャンおなかへったレフー」
「床がビチャビチャレフ。蛆チャンもビチャビチャレフ。きもちわるいレフー」
「レフ?ウンチレフ?いいにおいがするレフ。食べるレフ。おいしいレフー!蛆チャンだいまんぞくレフー♪しあわせレフー♪」
「ウンチたべたらウンチ出るレフー♪」
「ウンチ付いてきもちわるいレフ。おしりふいてほしいレフーン♪」
「床にこすりつけたら取れてきたレフー♪蛆チャンかしこいレフ♪」
「プニプニしてほしいレフ。ママどこレフ?プニプニ・・・・・・」
「気付いたら寝てたレフー♪おなかへったレフー」
「ウンチおいしいレフー♪もっと食べるレフー♪いくらでもたべられるレフー♪」
「ウンチでるレフー♪ウンチたべながらもウンチでるレフー♪」
「だれかプニプニしてフー」
 サンプル塗料を付けた蛆実装の喋っている内容が画面に表示されるが、なんとまあ同じことしか言わないことよ。

 実装居住区の最下層になる蛆層は広く浅い蛆用エリアで、中央部周辺に数十点階段があり、親指実装になった蛆から
上の階層へ進める仕組みになっている。地上部から補給された蛆はまだ粘膜が付いた状態な為、乾燥しないよう工夫がなされている。
蛆層は中央部を頂点とした極僅かな傾斜になっており、汚水が床を常に少しづつ流れる仕組みになっている。蛆はその床を這ううちに
粘膜が取れてくるというわけだが、ごく稀に粘膜が取れず蛆のまま妙に成長してくるやつがいるらしい。その場合はどうするのか
ジュンさんに聞くと、ひとこと「ジェノサイドさ」という答えが返ってきた。蛆層はさほど重要なエリアではないのでどうにでもなると
いうことだ。

「アンヨがはえてきたレチュ?おててレチュ?蛆チャン蛆チャンじゃなくなったレチュー♪」
「ハシゴがあるレチ。おいしいそうなにおいがするレチ。上からレチュー。い・・・・・・いくしかねぇ・・・レチューン♪」
「レッチ♪レッチ♪レッチ♪レッチ♪」
「レチャー♪ひろいレチュー♪おいしそうなにおいがプンプンしやがるレチュ♪チュ♪チュ♪」
「ウンコウマァァァ!!!!」
「シャワーがあるレチ♪きれいきれいするレチュ〜ン♪シャワーの水もアマアマウマウマレチャ〜♪」
「ウンチャァァァア!!」
 なんかだんだん食欲の度合いが増してきたなぁ・・・・・・。ウンコ食べることにあんま違和感を感じないんだろうか。

 実装居住区の2層目になる親指層は蛆層よりずっと天井が高く、汚水シャワーにトイレが完備されている。連中はここで子実装サイズに
なるまで仲良く過ごす。
 ちなみに連中のエサであるウンコは上の層の住人のウンコであり、上の層のトイレと下の層の給餌口に繋がっている。
実装ゼロエミッションシステムでは、通常の実装バイオマス便槽で使用される食欲増進薬デスコマーVは使用されておらず、
ローゼン社と共同開発した、デスコマーXXを使用している。これは便槽部の餌がすべて実装糞のみであることに起因するらしい。

「上からもっとおいしそうな臭いがするテチュ。ワタチのためのごちそうがあるはずテッチュ〜ン♪」
「すでにハシゴも見つけてあるテチュ。さすがワタチテチュ。他のアホヅラどもは気付いてないテッチュ〜♪」
「テッチュ♪テッチュ♪テッチュ♪テッチュ♪」
「ハァハァ・・・・・・」
「広いテチュ〜♪ご飯もいっぱいあるテチュ〜♪」
「ウンコォォォォ!!!ウマァァァ!!」
「くったくったテチィ。おなかいっぱいテチ。しあわせいっぱいテッチュ〜ン♪」
「この世はおいしいものいっぱいテチ。ママのおなかのなかで聞いたのは本当だったテチ。この世は楽園テチィ」
 ん?楽園?ジュンさんもここは楽園だとか言ってたなぁ。職員と実装の共通認識だとは・・・・・・。

 けっこう熱中してサンプル実装石の軌跡を追っていたらしく、ジュンさんに声を掛けられてもしばらく気が付かなかった。
「いやぁ〜、嫌いな人はそんな熱心に見ないからねぇ。けっこう向いてると思うよぉ」
「そんなもんっすかね」
「そんなもんだよぉ。さて、サンプルも仔実装まで育ったねぇ。今日一日ではそこまでが限度だし、次の階層はもう地上部
だからさぁ、ちょっとピットも見てみるかい?」
「あ、みますみます」
二つ返事で応答し、制御室の隣にあるピットに向かう。
 正式には生ゴミ用ピットといい、奥行きが50m、幅が40m、深さは一番深い場所で15mほどもあり、便槽部も含めるとおよそ
地下20mほどにもなる。中央部が一番深くなっており、北側のゴミ投入口からパッカー車によって運搬されたゴミが投下されると
自然に中央に向かってゴミが積まれるような形状をしている。残る、東側、南側、西側は実装石の居住スペースになっており、
毎日生ゴミを食べて生活している。便槽部に流れるのは連中の排泄物と生ゴミの汚水だ。

 ゴミ袋が緑ベースな為、ピットは緑一色だった。実装石に生ゴミ袋に実装石にゴミに実装石といった具合である。
「デスデスデスデッス〜♪」「デッデスデー」「デスデスッ!デッス!」と成体実装特有のダミ声が構内に響いていた。
生活スペースで寝るもの、ゴミ袋に顔突っ込んでガッツ食いするもの、胎教の歌を歌うもの、追いかけっこをして遊ぶ仔実装、
それぞれが自由に生活しているように見える。なるほど、これは確かに実装石にとっても楽園なのかもしれない。

「いやぁしかし多いッスね実装石。何匹くらいいるんですか?」
と素朴な疑問を口にしてみる。いくら実装石が底なしに食べると言っても、少ない日でも10トン近くの生ゴミである。
そうそう処理しきれるとも思えないのだが・・・・・・。
「そうだなぁ・・・・・・。だいたい成体だけで300くらいだなぁ。あとは仔なんかもけっこういるから実際の数はわからんなぁ」
300か。そんな程度で処理できるんだろうか。どんだけ食ってんだろう。
「ああ、成体実装は常に妊娠させているからより多くの栄養を取ろうとして大量に食うんだよぉ。日に20キロくらいは食うん
じゃねぇかなぁ」
確かにどの実装石も腹がでかい。「デッデロゲー♪デッデロゲー♪」と気持ち悪い歌を歌っている。

 そんな話をしているうちに実装石の一匹が産気づいたようで、デェデェと苦しげに呻きはじめた。苦しげながらも一直線に
最寄の出産場へ向かっていく。ふと横のジュンさんを見るとニヤニヤとなにか嬉しげだ。生命の誕生は職員からしても喜ばしい
ことなのだろうか。
 出産場は和式トイレ型で、各方角に2基づつ設けられている。これはトイレとしては利用されておらず、もっぱら出産時にのみ
使用されるそうで、そういう風に躾けたわけではなく、そういう不思議な実装石の生態なのだということだ。
 「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」
 実装石がトイレにまたがり力み始めてすぐに総排泄口から子が出てくる。
 「「「「「レピャァァァァァァァア・・・・・・」」」」」
 そして一匹だけ残してすべて流れていった。
 「ジュンさん、これはいったい!?」と聞こうとして振り向いたときのジュンさんの恍惚とした表情は筆舌に尽くしがたいものが
あり、正直「やべぇ、この人きめぇ」と思った。

「今は生ゴミ多い時期だから一匹だけ子が残る設定にしてあるんだよぉ。通常は全部蛆層に落とすんだけどねぇ」
管制室に戻って煙草をふかしながらジュンさんは言う。実装石の精神衛生上も数匹でも子を残してあげると処理能力も安定するそうだ。
この出産場の設定はトイレ毎に設定できるそうだ。
「じゃあ子が流れるトイレと流れないトイレと作ったら実装石の反応がおもしろそうですね」
と私が言うと、突然ジュンさんが目の色を変える。
「やっぱりそう思うだろぉ!きみは素質あるよぉ。システムに対する生理的な拒否反応もないしねぇ!」
なんだか妙に嬉しそうだ。
「まあ、とりあいず今日はもう上がりの時間だからさぁ。また明日になったら詳しい操作教えるからさぁ」
ずいぶん急にはりきり出してしまったジュンさんである。

 夜勤者と引継ぎをし(夜勤番のノリさんはなぜか仔実蒼を連れて来ていた)、工場内の廃熱利用施設の1つである大浴場で
疲れを癒して(まったく疲れていないが)から帰宅した。引継ぎ前にノリさんが言っていた言葉をボンヤリ思い出していた。

「ここは虐待派にとっては夢のような楽園だよ!希望通ってよかったな!」


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 実装ゼロエミッションシステムは、実装石の成長段階に応じて階層分けをする従来からの実装バイオマス便槽の
最上部に成体実装の居住区を設けたものである。この施設だけで、双葉市全域からでる生ゴミをすべて処理しているだけあり
設備の規模は大きく、また設置費用も莫大であったが、設置さえしてしまえばその後の費用は運営管理用の人件費や、
薬品代などだけであり、焼却処分などとは比べ物にならないほどランニングコストが安い。さらに、事故の危険もなく、
環境にも優しい、まさに次世代の夢のゴミ処理システムであった。

 そして野良実装石にとってはいくらでもエサが手に入り、外敵もない楽園。

 虐待派にとっても多種多様の虐待が楽しめ、適度に上がった実装がいくらでも手に入る楽園なのであった。


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