タイトル:【馬】 うちの飼い実装8.
ファイル:うちの飼い実装8.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2028 レス数:0
初投稿日時:2009/01/01-16:37:43修正日時:2009/01/01-16:37:43
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田舎からお袋がやってきた。
来た早々、不慮の事故で偽ミドリは半殺しに、それを見たミドリはガクブルに。
そりゃそうだ、怒る訳でもヒャッハーする訳でもなく、無意味にいきなりブッスリだもんな。

まあそういう訳で、俺はお袋の結婚しろだの帰って来いだの、うるさい話を聞く羽目になった。
いい加減にして欲しい、こっちはまだ飯も食ってないのに。

 グ〜〜ウ・・・
 グ〜ウ・・・
 グ〜ウ・・・

おっと、腹の虫が合計三匹、鳴きましたよ。
コタツ布団をめくって中を覗くと、偽ミドリがもそもそ動いている。
治ったんかいw

頭が痛いしお腹も減ったと、身振り手振りで出てくる偽ミドリ。
目がロンパリなのはご愛嬌だw
そのうち完全に治るだろうよ。

「お前ら腹減っとるんか? よし、トシアキと緑のと赤いの。母ちゃんが食うモン作っちゃるから、
 部屋をかたずけんかい」
「お、おう」
 デ? デデス
 デズゥー

そういう訳で、押しかけてきたお袋が年始の大掃除を仕切りだした。
ミドリには「緑のたぬき」、偽ミドリには「赤いきつね」、それぞれの新しいカップを被せなおして
戦闘開始だ。
そして部屋が片付く頃には、鍋からいい匂いが、うひょうw



「よーし、でけたぞ。ほれトシアキに赤いのに緑の、運べ運べ。ほいほい」
「お、おう。ミドリに偽ミドリ、熱いから気をつけろよ?」
 デスゥ
 デスゥ
「ちゃ〜んと冷ましてあるからぁ、心配すんな。どうせ犬か猫みたいなモンだろ?」
「ん、まあな・・・」

ぶっちゃけ、それ以下なんだけどね。

「正月は母ちゃんの雑煮と相場が決まってるんだぁ。さあ〜食え食え」
「いただきま〜す」
 デデスデスー
 デデスデスー

「ん! ンまい! お袋サイコーw」
 デッスーンw
 デッスーンw

俺とミドリと偽ミドリは、お袋の雑煮にがっついた。
いや〜、さすがはお袋の味! ンまいんだな〜これがw



「いやぁ〜食った食った。美味かった〜」
 デップゥ
 デゲ〜〜ップ

「腹ははったかぁ〜? じゃあ食ったら片付ける。緑の! 赤いの!」
 デンズー!
 デンズー!

ミドリと偽ミドリが最敬礼で起立する。
そのままてきぱきと食器を台所まで運んでいきやがった。
何なんだ、そのデンズー!ってのは?
いつもの俺に対する態度とは大違いだぞ。

お袋が皿を洗い始めると、ミドリと偽ミドリは後ろ手に組んで直立不動で立っている。
洗い終わったお袋に、ささっとタオルを差し出すほどだ。
何たる事か、これが実装石に躾する「飴と鞭」ってやつか?

皿を洗い終わったお袋がコタツに入ると、ミドリが台所を指して俺に デッ デッ と何かを言う。
あ、何だ?
お袋に・・・ お茶を入れろ? ・・・お前と偽ミドリにもだと?
ふっざけんなよお前らっ!!

「こらトシアキ。ペット相手に、なぁ〜に血相変えてんだ?」
「だっ だってこいつら!・・・」
「大人気ね!」
「うぐ・・・・」
 デプw
 デゥw

お袋の横に立っている偽ミドリの、まあ憎たらしい笑い顔。
何が デゥw だ、このクソ石ども!
確かにお前らは犬猫以下だぜ、この恩知らずめ。
まったく・・・



2人と2匹でお茶を飲みながら、正月番組を見てだらだら過ごす。
ミドリと偽ミドリは、3流お笑い芸人の必死の体当たり芸に大笑いだ。
ああ・・・ やっと正月らしい感じになったなぁ・・・

「トシアキ、母ちゃんそろそろ帰るぞ」
「え!? もうかよ? 今日くらい泊まってけよ」
「母ちゃんがいなかったら、誰が父ちゃんの面倒見るんだって」
「そりゃまあ・・・」

俺とミドリと偽ミドリで、駅まで見送る事になった。
お袋が電車に乗っても、ミドリと偽ミドリは直立不動で最敬礼のままなんだな、コレが。
よいしょっと。
ミドリと偽ミドリを抱き上げて、電車の窓から最後の別れだ。

「トシアキ」
「なんだよ、お袋」

 プルルルルルルルルルル 電車が発車します ご注意ください

「父ちゃんも、もう歳だ。はええとこ孫の顔見せてくれ」
「う・・・・うん・・・・」



電車が、行ってしまった・・・
なんだか、しんみりした最後になっちまったなぁ。

「お袋、行っちまったな・・・」
 デスゥ・・・
 デスゥ・・・ 

「じゃあ、家に帰ったらお前らお仕置きな」
 デスッ!?
 デデッ!?



 おはり



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新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

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