【観】【虐少】たこ焼き はぁぁぁ、どーしよー、捨てるの勿体ないなぁ・・・ 昨晩はプチ忘年会ということで友達とたこ焼きパーティをやったのだが 生地がやたらと余ってしまった。 その量なんと5リットル。 なんで、10リットルのバケツなんかで生地を作っちまったんだ。 具材が余るならともかく生地はなぁ・・・ そのまま流しに捨てたらアパートの前の排水溝が真っ白けになるしなぁ・・・ かといって独りでたこ焼きも淋しいしなぁ・・・ などと、生地の廃棄方法を考えながら缶コーヒーを買いにコンビニに行くと、 ゴミ箱の陰で親仔連れの実装石がデスデステチテチ騒いでいる。 大方、仔に託児したあとの手順をレクチャーしているんだろう。 携帯アプリのリンガルで聞いてみようかと思ったがお馴染みなことしか言ってないはずなのでパス。 そういえば、今年は不況で愛護派による公園での炊き出しもないらしいし、 財政悪化で行政による歳末一斉駆除も行われないらしいな・・・ ・・・ そうだ。 あいつらにたこ焼きを馳走してやろう。 さっそく、家に帰りたこ焼きを作ることにした。 具材はあまったタコにイカ、あとはまぁ冷蔵庫や台所にあった色々。 ソースは流石に勿体ないので、生地に少し醤油をまぜておく。 2時間後・・・ ふー、生地を全部焼いてやったぜ。 ちょっと生焼けのものや始めに焼いたのが冷めてしまったものもあるが、 出掛けにまとめてレンジでチンしてしまえば問題ないだろう。 だいたいあいつらに喰わせるのにそこまでしてやるつもりもないし。 時間も夕方と陽が落ち始めて公園から人がいなくなって丁度良い。 たこ焼きは家にあったミカンのイラストが描かれた段ボールの底にゴミ袋を敷いて、車で運ぶことにした。 たこ焼きの香りのした段ボールを持って歩いていたら近所の目に付いてしまう。 公園に着いて車の中から噴水の廻りに人や実装石がいないか確認する。 野良実装にエサやりをすると近所の人に怒られるし、 実装石に見つかってデスデス騒がれるのは御免だ。 そんな危険を冒してまで噴水の前に置くのは、この公園の噴水の廻りには幾つも街灯があり 思いのほか明るいので暗くなっても観察しやすいためだ。 いないのを確認して、箱を置きフタを開ける。 その場で見てると人目に付くので、こんな事(?)もあろうかと購入しておいた 観察派御用達のUSBメモリ型のマイクロレコーダー(4GB)を近くの街灯にテープで貼り付け公園を後にする。 このレコーダーにはリンガル字幕変換機能もついているのであとで編集する必要がなくて大助かり。 これから暗くなるので貼り付けたレコーダーに気付く人などいないだろう。 マイクロレコーダーの最大録画時間は約120分。 それまでこちらも後片付けやら、晩ご飯を済ませることにする。 2時間後・・・ 公園に戻ることにする。 車で行って職質されても困るので、徒歩でコンビニに寄って 満月○ンを買い、帰りを装ってカメラの回収に向かう。 うわぁ・・・ エライ事になっとりますがな、奥さん。 カメラの中の映像はさぞ楽しいことになっているはずだ。 逸る気持ちを抑え、コーヒーを涌かしパソコンに向かう。 マイクロレコーダーとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ、再生する。 −−−−−−−−−PLAY−−−−−−−−− お、早いな。親仔連れが段ボールに気が付いた。 「ママァ、ダンボールテチ!!」 「ホ、ホントデス・・・ これはきっとカワイイ私たちへの贈り物デス・・・これで冬が越せるデズ・・・」 「ママァ、ダンボールからいいニオイがするテチィ!!」 箱の上から親が覗き込んで確認してる・・・ パンツが思いのほかキレイだから、そこそこ賢い個体なのか・・・ 「こ、これはたこ焼きデス!!」 「それは何テチ?」 「コンペイトウに負けないくらい美味しい食べ物デス!!」 「テチャー、コンペイトオォォォォォォォォ!!」 「大きな声を出すんじゃないデス!! 他の連中に見つかったらどうす・・・ 「「「段ボールデス・・・ 「「「コンペイトオォォォォォ・・・ 「「「たこ焼きデズゥゥゥ・・・ 「「「あれを食べて飼い実装になるテチィ・・・ 気が付けば段ボールと親仔の廻りを野良共が囲んでいる。 まぁ、この時期に食べ物と家が一緒に手に入るとくれば、どの親仔も必死だわな。 「それを寄こせデジャァァァ!!」 少し大きめの親が実装親仔に威嚇を仕掛けてる。 「わ、分かったデスから怒鳴らないで欲しいデス・・・」 「ママァ・・・」 「仕方ないデスゥ。命あっての何とやらデスゥ・・・帰るデスゥ・・・」 「ムフゥ、分かればいいんデズゥゥ」 とぼとぼ公園の奥に実装親仔が引き上げていく。 あれしきの威嚇で諦めるなんて、なかなか見どころのある個体だ。 こんどカメラを仕掛けてみよう。 お、さっきの威勢のいい実装石が段ボールの端によじ登り揺すってる。 「デシャァァァ、たこ焼き寄こすデズゥゥゥ!!」 と思ったら、他の実装も別の場所から段ボールを揺すってる。 「デシャァァ、これは高貴な私のものデズゥ!!」 「五月蝿いデス!!」 「たーおーれーるーデースー!!」 ドサ。 コロコロ・・・ コロコロ・・・ 「こ、これがたこ焼き・・・ウ、ウマイデズゥゥ・・・」 「中が程良くトロトロ、デスゥ」 「ピリ辛で、高貴なワタシにぴったりデスゥ♪」 「お肉が入ってるテチィ♪」 「これでワタチも飼い実装テチァァ!!」 「神サマ、アリガトウテチィ・・・」 「このたこ焼き、中にコンペイトウが入ってるテチィ♪」 「お、おまえら、私より先に食べるなデズゥゥゥ!!」 やっと、たこ焼きにありつきやがったか・・・ しかし本番はこれからだ。 おれがタダでおまえらにたこ焼きをくれてやったと思ったら大間違いだゾ。 「デ。デギャァァァァ!!!、か、辛いデジャァァァ!!!!」 「く、口から火が出るデズゥゥゥゥ!!!!!」 「ママァ、ママァ、お水飲みたいテチィィィィ!!」 「ふ、噴水の水を飲むデズゥゥ!!」 「テッギャー、水が冷たいデスゥゥ!!」 「ママァ!!サブサブデジィィィ!!」 くくく、食べましたね。 冷蔵庫にあったタバスコやらチューブのわさびやからしを混ぜた特製ソースを。 食べ終わったキムチの汁も入れておきましたよ。 しかし、まだだ、まだ終わらんよ。 「な、なんかお腹がゴロゴロするデズゥ・・・」 お、来たな。 ブバッ 「テッギャー!!」 「ママァ!!」 ブババッ 「テチャァァァァー!!」 ポチャン・・・ 「あいつら勝手に飛んでいったデズゥ!!!馬鹿な奴らデ・・・?」 ゲェェ 「デ・・・食べたものが出てくるデズゥゥゥ・・・」 「糞まで出てきたデズゥゥ・・・高貴な私は仔は食べても糞は食べないデズゥ・・・」 エェェゲェェ 「ママァ、お口クチャイテチィィィィ、何とかして欲しいテチィィィィ・・・」 「デ・・・」 バン!! 「テッギャー、ナカマが爆発したデズゥゥ!!」 「ママァ、ママが消えちゃったテチィィィィ!!」パキン!! ボン!! バン!! 「アクマ・・・アクマの仕業デズゥゥ!!」 喜べ、遅効性のゲロリやらドドンパも仕込んであげましたよ。 1時間ほどで段ボールの廻りに集まっていた野良共は全滅したが その後、死肉を貪りに来たヤツも肉に着いていた特製ソースを食べて転げ回り 欠片で残っていたゲロリやドドンパを食べて吐き戻し、爆発していた。 2時間の録画が終わる頃には流石に他の野良共も手を出さずに引き揚げて段ボールの周りは静まりかえっていた。 −−−−−−−−−STOP−−−−−−−−− 翌朝、コンビニで朝ご飯を買った帰りに公園へ寄ってみると、カラスが実装石の肉を啄んでいた。 あいつらは辛いの大丈夫なのかな?と思いつつ、 今日の大掃除の段取りや正月の過ごし方を考えながら家に帰ることにした。 おわり。 愚スクですみません。 皆さんの作品を読ませていただいて書いてみました。
