※ 虐待成分は殆どありませんのでご注意下さい(?) -----------無い----------- 『こちらは・防災双葉です。消防本部より・お知らせします。 最近、空気が乾燥し・火災が多発しています。地域の皆さんも 防火対策に・ご協力をお願いします。 繰り返します・・・』 連日の寒さ。 舞い散る落ち葉に張り付くようなゆっくりした 放送が流れて一週間程たったある日。 吹き荒ぶ北風。 ある小学校付近の路地。 ランドセルをバタバタと揺らしながら走る少女。 少女は焦っていた。 『う〜・・・もうすぐ・・・もうちょっとだけ・・・』 路地から小さな公園に入る。 ブランコやシーソーの前を走り、目的のドアの前に立つ。 故障中・つかえません 小さな公園に似つかわしく、小さな個室が一つだけ。 そこだけが少女にとって唯一の救いの場所のはずだった。 ・・・しかし小さな掛札はそれを拒む・・・。 『ふぇ・・・うぅ・・・』 少女は泣きそうな顔になり、両手でスカートの前を押さえる。 もはや、一刻の猶予も無い。 人間、危機が迫ると逆に冷静になる時がある。 少女は状況を把握し分析した。 そして見つけた一つのポイント。 この建造物の裏。 公園内からは死角になる。 低い植え込みがあり、座ってしまうと路地側からも見えない。 その間に丁度人が一人が通れる隙間があった。 目的の場所に辿りついた少女はスカートの中に手を入れ、スルリと下着を下げる。 スカートをたくし上げ、ゆっくりと腰を降ろすと下半身が丸出しになった。 ちょろ・・・ちょろろ・・しゅぁぁぁぁ・・・っ ぷっくりとふくれた股間。 中心にある僅かに開いた隙間から黄色い液体が迸った。 『ふぇぇ・・・まにあった・・・』 少女は序々に大きくなる水溜りを見ながら、安堵の溜息を漏らした。 ちょろ。ぴしゃ。ぴしゃ・・・ 勢いがなくなり、やがてそれは止まった。 次の行動に移る。 スカートのポケットを探す ・・・無い 上着のポケットを探す ・・・無い 胸のポケットを探す ・・・無い 友達から貰った飴があったがこれではどうしようもない。 しゃがんだまま数歩、水溜りの無い安全地帯まで下がる。 背中からランドセルを下ろし中を探る ・・・やっぱり無い 辺りを見回す。しかし公園の片隅。 都合良くティッシュが落ちてるわけもない。 一難去ってまた一難 吹いてくる冷たい風が、むき出しの下半身を撫でる。 水滴で濡れた股間は冷たさを尚更助長した。 『んしょ。んしょ』 尻を二、三回上下に振ってみる。 水滴が数滴落ちただけだった。 少女の目がある物に留まる。 膝に掛かった純白の布地。 ・・・しかし・・・ 拭いてしまうと履いて帰るわけにはいかなくなる。 この季節、下半身がスースーして頼りない。 何より、突風が吹いたら、ある意味非常に危険である。 「テチィ?」 そんな声が突然聞こえた。 『ひゃう!』 ちょろっ 声に驚いた少女は前を見た。 さっき出し終えたはずの雫が少しだけ絞り出される。 少女がしゃがんだ時から一連の動作を見ていた仔実装。 仔実装は首を傾げていた。 不思議だった。 数時間前、ここに来たニンゲンサンには足の間に何か付いていて毛があった 小さな布の匂いを嗅ぎながら数分間”その何か”を擦る。 『ハァハァ・・・ウッ!』 声とともに白い液体が飛び出た。 布で先端を拭き、ポケットにしまうと立ち去った。 ここにいるニンゲンサンには”その何か”が無い。 つるんとした部分に縦に入った線。毛も無い。 なんとなく自分と近いカタチをしている。 さっきと違い、透明な液体を出し終えたとたん、ゴソゴソしている。 それが不思議だった。 「テチィ?」 再び首を傾げる。 『え・・・っと・・・ティッシュ持ってない?』 思わず仔実装に聞いてしまう少女。 飼い実装ならともかく、まさか野良実装が持っているわけも無い。 「テ!?」 リンガルを持っていない少女の言葉は通じない。 その時少女の頭が閃いた。 『おいで・・・おいで』 言葉は通じなくても、手招きされた事で理解する。 「テッチテッチ・・・」 近くまで来た仔実装をひょいと持ち上げる。 『ゴメンね。ちょっと貸してね』 するすると服を脱がせる。 「テ?・・・テチャァァ!」 裸にされた仔実装が叫ぶ。 誰かに見付かるかもしれない・・・ 「テェェェン!・・・テェェェン!ムグ」 大きく広げた口に飴玉を押し込む。 口の中に広がる甘酸っぱい味覚。仔実装が初めて味わう感覚だった。 「ングムグ・・・ヘヒューン♪」 モゴモゴと口を動かし、ご機嫌な様子だ。 おとなしくなった事に安心すると、少女は手に持った緑色の服を股間に宛がい 残った雫を拭き取った。 すっかり冷えた尻が上げた下着に収まる。 『ありがと。明日洗ってあげるね』 少女は服を仔実装に返す。 渡された仔実装は服を手に植え込みに入っていった。 ウゥ〜〜!!カンカンカン! バタン!ドタドタ・・・ 『オイ!水利は何処だ!』 『公園の中!公衆トイレの脇!!』 一人の男が鍵棒を抱え走る。 ガコン! マンホールの蓋が開かれホースが数本突っ込まれる。 「デェ?」 「テチィ?」 そのすぐ近く。この騒々しさで眼を覚ました実装石の親子が覗いていた。 この時間、この付近での騒ぎは珍しい。 茂みの中のハウスに戻ろうとしたその刹那・・・ ドカッ! 「デッ!」 「テチッ!」 ボチャン!ポチャン・・・ 走って来た男に蹴飛ばされる。 『ん?』 『オイ!こっちこっち!早く!』 消防員は何かに躓いたが、そんな事にかまっていられない。 運悪く親子は、暗く丸い穴に落ちて行った・・・ 『?』 丁度その頃、入浴していた少女はなんとなく違和感を感じていた。 タイルの上にしゃがみ、鏡を前に置きじっと見る。 手で広げた股間には見た目、異常は無かった。 『・・・こんなふうになってるんだ・・・』 翌日 コン・・・コン・・・ 保健室の戸が遠慮がちにノックされる。 『どうぞ〜』 校医が返事をすると、戸が開き少女が入って来た。 スカートの前を押さえ、モジモジしている。 その様子からピンと来た校医は棚からポケットティッシュ程の包みを取り出す。 この年頃の「女の子」ならよくあることであった。 『来ちゃった?』 校医の言葉にキョトンとするが、少女は頬を染め首を振る。 『え・・・と・・・まだです・・・』 足をすり合わせながら少女は答える。 『・・・かゆいんです・・・』 『う〜ん。やっぱりかぶれちゃってるわね〜』 少女はベッドの上に寝ていた。 スカートと下着を脱ぎ、足を大きく広げた格好である。 『ダメよ〜。女の子の大切な場所なんだから清潔にしておかないと・・・』 昨日の出来事を聞いた校医は薬棚から軟膏を取り出す。 『ちょっと自分で開いててね。』 その指示に少女は足の付け根に手を置くと、そっと割り開く。 手際良く薬を塗っていく校医。 『んっ。ふあっ。ひゃんっ』 くすぐったさに身をよじる。 『あら。小っちゃくて可愛いわね〜』 『ひうぅ!?』 校医の指が少女の身体の最も敏感な突起に触れ、腰が軽く跳ねる。 『ありがとうございましたぁ』 ベッドから立ち上がり、少女は頭を下げる。 『お風呂上りにこの薬を塗ってね。それと・・・ 擦れて薬が取れちゃうから今日一日は下着付けちゃダメよ。お大事に』 少女が手に持った布を指差し、校医はイタズラっぽく笑う。 『ええ〜っ!うぅ・・・』 勿論嘘であるが、少女はそれをポケットに仕舞う。 薬のぬるつきとスースーする下半身を気にしながら少女は部屋を出た。 『う〜ん。まだくすぐったいだけか・・・可愛い娘だったなぁ』 一人になった保健室で校医は呟いた。 『お〜い仔実装ちゃ〜ん』 少女は小さい公園にいた。 手には洗剤の小分けパックとハンカチーフに包んだビスケットが入った小さいバケツ。 昨日の約束を守るために一度家に帰り、持って来た物だった。 『・・・いないなぁ』 探す少女の頭に不安がよぎる。 夜にこの近くで火事があった。巻き込まれたのかも・・・ 『お〜い・・・』 屈んで植え込みの中を覗く。ダンボール箱があったが、中は空。 他の実装石が使える物を運び出した後だった。 その時冷たい突風が吹いた。 少女のスカートが捲れ、下着を着けていない下半身が丸出しになる。 『ひゃっ!』 慌ててスカートを抑える。 キーッ!ガシャン!! 公園脇の路地を走っていたオートバイが電柱に突っ込んでいた。 少女は諦め、ダンボールの前にバケツを置くと家路についた。 『帰って来たら、わかるよね』 足の下。消防水利の水の中に親仔の実装石が沈んでいる。 これを受け取る相手はもう無い事を少女は知らない。 風呂から上がり、脱衣所で薬を塗る。 今日、校医の先生に触られた場所が気になった。 『・・・最後のあれ・・・何だったんだろう・・・?』 指がそこに向かう。 『長かったのね〜。あら、のぼせた?』 ダイニングに入って来た少女の姿を見て母親が声をかける。 『え?あ・うん。ちょっとだけ・・・』 赤い顔でぼーっとしていた。 リモコンでテレビを点ける。 『・・県、双葉市で昨夜八時頃火災が発生しました。 火災はボヤで消し止められましたが、この家に住む、白保敏昭さん(75歳) が軽い火傷をおい、病院で手当てを受けました。 警察と消防で調べたところ、原因はコタツの・・・』 『はいお水』 母親がコップを差し出す。 『ん。ありがと』 『・・・その火災があった付近で、本日バイクが事故を起こしました。 辺りには女性用の下着が散らばっており、警察ではこの付近で多発している下着の盗難との 関連を調べています。 尚、発見された当初、男は『スジが・・・スジが・・・』と、意味不明の・・・』 -----終わり----- 前作「降る」にご感想頂き本当にありがとうございました。 「降る」とは別の少女の話です。相変わらず実装分が薄いですが・・・ o..rz (余談ですが、少女に飴をくれた友達が前作の主人公だったり、 今回出てきた親仔実装は前作のペットボトル実装の仔と孫だったりします。(^^;) 駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
