「サラリーマンを舐めるんじゃねぇデスゥゥゥゥゥ!」 ぼがっ どすゅ☆ ばきゅんω 「いてててて・・・・・痛いデスゥ」 頭や腹を押さえながらうずくまる実装石 「何を大きな声で寝言を言ってるんだね?スーツ石くんは」 あわててヨダレを拭いながら、ぺこぺこ頭を下げている 「課長すみませんデス 暴力反対デス」 その瞬間に課長の左フックが電光石火でスーツ石の腹にめり込む ぶりぶりぶりぶりりりりぃ 濃い緑のウンコがあふれ出した 「また漏らしやがったのか この糞虫が!」 「綺麗に掃除したら、とっとと外回りに行って来い」 デッスン商事に勤めるスーツ石は実装石の中では優秀なタイプなのだが 糞虫なので何かあると突然に脱糞する癖があり スーツが汚れないように、後ろ半分がないスーツを着ている 夏は涼しげだが冬は寒そうであるし、恥ずかしい格好なのに 本人は気にしている様子も無いのは天然だからなのか・・・ ピンポーン♪ 「お邪魔しますデスゥ」 「実装石百科事典のご紹介に来ましたデスゥ」 何軒も訪問するがたいていは門前払いにあってしまう 「この事典は書店で扱ってない貴重な本デスゥ 一家に一冊必要デッスン」 商品のせいにはしたくはないが全然売れない 脚が棒になりかけたスーツ石は自然と公園に向かっていた ベンチに腰を下ろすと、ぼんやりとダンボールハウスが目に写る 「あの頃は夢ばかり見ていたよなぁデス」 ふと昔の野良生活を思い出していたら目に涙がポロポロでてきた 「拾った漫画雑誌読んでサラリーマンに憧れたんだっけデス」 釣りばっかりしてて楽しそうなサラリーマンとか 上司を殴ったりとかの喧嘩が強いサラリーマンだったり どんどん出世して女性にやたらモテちゃうサラリーマンとか 「自分にも成れちゃうんじゃないかって甘い夢みてたデス…」 「このオジちゃん泣いてるよ」子供が母親に向かっていっている 「いけません 目をあわせちゃダメよ 変質者に決まってるんだから」 この言葉を聞いたスーツ石はおもむろに立ち上がると叫んだ 「サラリーマンを舐めるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇデスゥッ!!」 バババババッ と周りの鳩が飛び立った 「ふざけるな!この後半身丸出し野郎が」 「子供の教育上 お前みたいのが公園なんかに来るなっ」 烈火のごとく逆上した母親にマウントポジションをとられて 殴られつづけるスーツ石 ブリブリブリっとウンコが勢いよく漏れたので 汚れるのを嫌った母親がスーツ石から逃げだしていくと 反撃もできないほど弱いくせに、ネクタイをなおしながら負け惜しみを放つ 「チッ 今日はこのへんで勘弁してやるデス」 「二度とこの辺りをうろついたら承知しないデス」 ぶつぶつといいながら会社にもどるスーツ石さんでした
