【焼くとは】 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 実装石は熱傷に極端に弱い。 再生能力が損なわれ、生物としては強靭な免疫能力も失われる。 そのため、損傷した組織が感染症を起こすこともある。 実装石にとって熱傷は恐ろしいものなのだ。 双葉市のコンビニ等では年中、緑の生物が『託児』という迷惑極まりない行為を行っている。 コンビニを出てきた客のカバンや袋に自分の仔を投げ入れるのである。 理由は生活苦や人間に取り入るためなど様々であるが、いずれにしろ喜ばれるものではない。 「テッチュ〜〜〜ン」 「クソ!!やられた・・・・・・、俺の焼きプリンが・・・・・・」 あるアパートの一室。敏明は壮絶に崩れ落ちた。 仕事が終わったら、コンビニで甘味を買って家で食う。その楽しみが一匹の仔実装によって台無しにされた。 コンビニのビニール袋を開けると緑の汚物とうごめく蟲。 そして、空のプリンの容器である。 「油断していた・・・・・・。あー・・・・・・、おい!糞蟲」 「テチ?テチチ、テチャ!」(何言ってるテチ?さっさとコンペイトウを用意するテチ!」 なかなかに糞蟲そうな仔である。 敏明は仔実装に告げる。 「おまえ、この後、責め抜いて生き地獄確定ね?無論偽石崩壊もさせないよ」 リンガルアプリ@携帯電話越しに宣告する。 「テチャァァァァァ!!!」 とりあえず、その辺の容器(100均のプラ箱)にでも幽閉しておく。 虐待なんて、久々だ。精々にぎやかにやろう。 そして、俺は知人の虐待派に連絡を取った。 翌日の夕刻。 その知人、トシアキは双葉市にある大学の学生である。 理工が好きで、虐待にも応用している。 喫茶店において、彼と会う。 「よう、トシアキ」 「やぁ、敏明。託児とは情けないね」 うるせぇ!まあ、いいさ。 トシアキと挨拶代わりに近況の話し合いをしたのち、本題に入る。 「で、焼きプリンの仇をとりたいわけだ」 「あ〜、期間限定の焼きプリンでしょ?デーソンの。3カップ400円もする高価なやつ」 「おうよ。いずれ、託児した親蟲も特定して制裁を下すが、まずは仔蟲だ」 「焼きプリンに因んで、焼くのはどうだろうか?」 「焼く?火炙りじゃつまらないぞ」 「いや、そうじゃなくてね・・・・・・」 トシアキは大学の工学部の話をする。 「実は、面白いものが多数の暇人によって作られてるんだ。レーザーメス。聞いたことあるでしょ?」 「馬鹿にすんなよ?最先端の医療器具で、脳外科なんかのアイテムだろ。出血が少なくて、精度も高い」 「博識だね。感心するよ。で、そのレーザーメスを小型化したんだ。僕の仲間がね。」 「仲間?同じ工学部の虐待派か?」 「まあね。懐中電灯ほどの大きさにまで小型化したんだ。だが、こいつを使っての虐待は面白くなさそうで、僕らは放置していたんだ。・・・・・・そこへ君が現れ、焼きプリンだ」 「実装石は熱傷に弱い。まあ、人間でも火傷の治癒には時間がかかるし、痕も残る。 だが、実装石は再生能力そのものが奪われる。そして傷の免疫力は極端に低下する。 レーザーメスは照射部分を精確に焼き切る。 こいつで君のあだ討ちでもしてみたら?持ってくるよ」 「任せろ。お前らがつまらないと言った虐待、俺が成してやる」 夜になり、帰宅。 早速、仔蟲を弄るか。 「糞蟲、約束の時間だ。観念しろ」 「テチャァァァァ!!テェェェェ!!」 盛大にパンコン&威嚇。反吐が出る。 衣服を引き剥がし、カッターナイフで仔の腹を切り、偽石を摘出。 活性剤と接着剤の混合物でコーティングし栄養剤の中へ。偽石割れ対策だ。 やべ、ワクワクしてきた。 活性剤で傷口を再生させ、いざ、虐待だ。場所は台所のシンク内。 「まず、レーザーメスの電源をいれ、スイッチをスポット(狭範囲)に合わせ、準備完了。照射ボタンを押せば光線が出力されます・・・・・・丁寧な説明書だな。ほんとに個人製作か?」 さて、シンクの中央で裸にされた仔蟲が震えている。 虐待されることくらいはわかるだろう。 「まずは総排泄口を焼き潰すかクソをこれ以上たらされても嫌だし」 仔蟲の背中を押さえつけ、足の間を狙い照射ボタンを入れた。 テヂャヂァァァァァァァ!!デヂィィィィィ!! 凄まじい悲鳴と絶叫をあげ、仔蟲は身をよじる。 その間にも総排泄口が煙を上げながら焼きふさがれていく。 幾つもの黒い筋が肉の穴をなぞり、埋めていくのだ。 ヂィィィィ!!ヂュウゥゥゥゥ!! 『ママァァァァ!!タスケテ!』 「おお、リンガルに面白い反応が表示されているじゃないか!こらぁやめられねー」 テェェェン・・・・・・テェェェェン・・・・・・ 一度開放すると、泣きながら這う様にして隅の方へ逃げていく。激痛で歩けまい。 次は、レーザーメスの本領発揮、切除だ。 仔蟲をうつ伏せにし、水性ペンで切除するラインを決める。先ずは背中の皮膚。 背中を回るように線を描き、線をなぞる様に照射する。 テェェェェェェ!!!ヂャアアアア!!ヂィィィ! 背中のラインを黒い照射痕がなぞり、やがて一周する。 「そうだ!お前にも見せてやるよ」 俺は仔蟲につげ、鏡を取りだした。 「ほら、お前の背中の皮膚、はがすよ〜。痛いよ〜」 焼き切った部位の皮膚をピンセットでつまみ、ゆっくりと引き剥がす。 テ・・・・・テェェ・・テ・・・テテテ・・・・・・ 鏡越しに自分の背中を凝視している仔蟲の間抜けなこと。 患部の皮膚が糸を引きながら剥離し、皮下の筋組織と脂肪があらわになる。 ・・・テヒッ・・・・・・!!ヂィィ!!? 凄まじい緑と赤の涙を流し、仔蟲は硬直した。まあ、自分の皮下組織なんてグロイもんねぇ(笑) 皮膚は焼ききられた以上再生しない。総排泄口もふさがったまま。 実装石には苦痛を超えて悪夢だ。 「さて、休んでる暇ないぞ?次は腹だ!」 ・ ・ ・ ・ いま、シンク内には上半身の皮膚を焼ききられ、首と下腹部の間の筋組織や内臓が丸見えな仔蟲がへたり込んでいる。 あれから、腹、腕、一部の消化器官を焼ききられたり、焼きふさがれたりして、 生命維持に影響がないギリギリまで破壊された仔蟲。 体の一部が炭化した仔蟲。 今は仮死の状態だろう。 栄養剤に漬け込んだ偽石は黒ずんできてはいるが、健在だ。 「さて、仔蟲。最期のお勤めだ。おきろ」 剥き出しの筋組織に台所洗剤を塗る、瞬間に仔蟲がビクッと跳ね、意識を取り戻した。 染みるんだなぁ、コレがw テチィ、テェェェテチャ・・・・・・ 『ニンゲンサン、ママノトコロヘカエシテクダサイ』 リンガルアプリに表示された一文を読み、ニヤリとする。 「ああ、そのつもりだ(お前には親蟲の居場所を教えてもらわなきゃならん」 「ママの所へ返してやるよ。場所はどこだ?どこの公園だ?それとも空き地か?」 『オウチハ・・・・・・コウエンテチ』 ・ ・ ・ ・ 「で、敏明。どうだった?」 後日、トシアキと電話で話し合う。 「いやぁ、中々に面白かったぞ?悲鳴がにぎやかでな」 あれから、仔蟲は公園のダンボールハウスへ俺を案内してくれた。 双葉運動公園の一角、茂みの中。 今回は親蟲の居場所を特定するだけなので、仔蟲は開放した。 しかし、体の半分が皮膚のない状態の仔蟲をみて、親蟲はなんと思うだろうか? そも、あの仔蟲は無事だろうか?火傷と皮膚の喪失から感染症を起こしていないだろうか? 簡単に死なれてはつまらんのだ。 焼きプリンはお前らの存在価値よりも上なのだ。 「敏明、親実装の方はどうしたんだい?制裁を与えるんだろ?」 「ああ、週末あたりな。今度の方法はもう決めてあるんだ」 「何をするんだい?」 「可燃性のガスを使って皮膚よりも弱い部分を焼くのさ」 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 初です。 駄文お付き合いありがとうございます。 続きは機会があれば。

| 1 Re: Name:匿名石 2014/09/14-00:28:52 No:00001334[申告] |
| マンネリ気分の時に読んで、デバイスとアイデア次第では
どこまでも発展できるんだなということを考えさせられたスク |
| 2 Re: Name:匿名石 2017/03/24-20:25:47 No:00004567[申告] |
| これが始まりか |