タイトル:【虐】 月下の宴03
ファイル:月下の宴03.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1588 レス数:0
初投稿日時:2008/03/13-23:56:22修正日時:2008/03/13-23:56:22
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■月下の宴03

うしろ暗き若人集いて 宴を約すこと
上滑るロジックに 竹は黒光りすること

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トモダチとつるんで実装石を磨り潰して回っていた
その時期が 人生のピークだったのかも知れない(はやっ!)

それなりに 面白いシチュエーションやナンかを思いついては ゲーム仕立てで楽しんだ
たとえば「実装フィリスビー」
回転を加えた仔実装を 飼い犬に空中でキャッチさせたり 単に距離を測ったり
包丁草の茂みに 投げ込んだり

「あんときは 楽しかった」

だけど 季節は移ろいやすく 足早に変わってゆく

有り体に云ってしまえば 取り残され ひとり冬に立っていた

「もう虐待でもなかろう」
善意から出たであろう トモダチの言も ささくれに痛い

たまらず(本当に堪らなかった)おれは 叫ぶ

「貴様は ソウやって妥協をしていけばいい

「オレは実装石を虐待続けてやる

「虐待で 結婚し 嫁を養い ムスメを大学まで上げてやる!!」



仲間内で有名な『虐待でムスメ大学』宣言の顛末はコレである(聞きヨウによっては誤解されそうな宣言だな)

実際 そのときの心境と云えば フクザツである
先(せん)の宣言が 意外と自己を律する結果に繋がり

「とりあえず『逃げ』の虐待はやめよう」

などと 訳のわからない 着地点に胡座をかいたのだ

縋り付いたのかもしれないが
ソレはソレ


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「じゃ つぎ おれやるわ」
どうも おれのは 大雑把すぎる
早めに終わらせて あれやこれや 無責任に評価したかったのだが メガネくんの方に先を越されてしまった

理由や含むモノが何であれ 積極的に振る舞うヤツは嫌いではないので尊重してやった
ふとっぱら!
でも オマエの白衣は 納得行かない

公園はよる
闇の支配をかろうじて退ける 街灯が数基

常緑樹の多い公園だが 桜も多くある

フライングな樹が一本
白い花を付けている

「なんだかんだで さくらってのは 夏以外 全国のどっかで 咲いてるもんだけど」
得したなぁ とメガネくん

「本格的に咲いたら また来ようか」
先日 突っかかっていた生意気女が 乙女ちっくな感想を述べる
「さくらは いいよねー 根本に死体を抱え込んで咲く」
メガネ
「うん 悲しいね」
「かなしい」

審判女が ナニかを呑み込んだ

「おれ さくらの時期は 死にたくなる」
正確には 死について 考えてみる時期が 瞬間ある
「わかるなぁ それ」
わかってくれたか!


さて
当て付けに近い感情で 酒を煽ってきたが ドウもいけねぃ
巧くストーリーが組めるかドウか?

いンや
そンなものは ドウでもいいんだ

バール(ry を選んだヒャッハー派としては 数をこなすのが まぁ 義務だ

無駄に鍛えた筋肉も「ソウだ」と轟き叫ぶ

因みに 体脂肪率7%のおれは 水に浮かない

「あれでいいか?」
「おおきいつづら・・・・」と生意気女
厭な云い方をする
化け物が出てくるとでも云うのか?
ならば

「ならば本望!」

くるりと 段ボールの全面を上に向けて
「双方 よ ござんすか?」
博徒か!

「OPEN〜 セ〜サ〜ミ〜!!!」

「成体3 中実装2 蛆6・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「シチュエーションが読めない・・・」
「曾祖母 祖母 母 子供2 孫6の五世帯同居説!・・・・(苦しげ)」
実装石は 成体になってから老衰する直前まで見た目が変わらないと云う
(状態が良ければ 無制限に成長するとの説もあり)

いや この状況が 際だって不可思議だとは云えない
云えないのだが・・・・・

「聞け 妙なる響き!!
ヒャッッッッハハハッハハハjッハハハッハハハハハッハハハハッハハh−−−−−−−−−−−−!!!!!!」
叫ぶしかない

「オオォォーーーーーーール スタン!」
何のことは無い 全員の頭を軽くバール(ry で撫でて失神させる

本来は 各個の足を潰して 逃げられないようにしてから じっくり嬲るのがスジなのだが 今回は時間短縮を優先させる
けっして 動揺をしたわけではない

「うーし」
バール(ry 使いとしての技巧派
魅せてやろう

Le saius (ルサリュウ)【礼】

そして

En garde (アンガルド)【構え】

バール(ry 短い方を中実装の下に潜り込ませる

Rompez (ロンペ)【後ろへ】

持ち上げて 軽く手前に引く
引ききると 中実装を上にポンと上げる
中空にある内に バール(ry を最初の位置に戻す

以上繰り返す

中実装は回転を増しつつ安定する

さすがに 目が覚めたか「テーーーーーーーーー」などと叫んでいる

Simple(サンプル)【単純な】

されど 丁寧に回転を増す

叫び声を上塗りするほどの回転音 風斬音だな

目を配り 「これから な」の意思表示

Engagez(アンガジェ)【剣を交差せよ】

バール(ry のエッジを立てる 回転音に擦過音が混ざり 焦げた幻臭すら感じる
ブレーキ
回転を止めてみせる

「ほい ハゲハダカ!」

血の一滴も流さず 服と髪だけを削り取る

トンと地面に置いてみせると 中実装は状況把握もままならない内に 逃げ出そうとする
優先順位の判断基準と云うか 本能というか その辺りは認めよう

惜しむらくは その場を2mの円を描いて回るだけに過ぎないのだが・・・・
『莫迦だなぁ 逆回転に回ればいいのに・・・』リンガル越し
「テス!」
なにやら納得して 逆回転に回り始める
今後は 2.75m直径だ

「まぁ このまま回ってもらってても いいんだけど」

そうも悠長に構えてはいられない

Bond avant (ボンナバン)【前へとべ】

距離を詰めて バール(ry ですくい取る
段ボールの上にポジションを決め
同行程を経て 回転をさらに増していく

エッジを立てる 角度は前より やや深い 
今度は 皮膚や肉や骨を削り取ってゆく
「いろいろ 飛ぶから 気ィつけ〜」

ギャラリーは 云うまでもなく 絶妙な位置に待避してはいるのだが まぁ マナーだ

先ほどまで聞こえた声も途絶える

Le bras allonge (ルブラアロンジ)【伸ばした腕】

バール(ry の上に静止した 偽石がひとつ

段ボールに落とす

ぽちゃん

さて 困った
さっき「めざし」やんなきゃ良かった

まぁ ヒャッハーが技巧に走るってのも そもそも間違ってるんだ

段ボールに手を掛け がたがたと揺さぶる
先刻まで「オールスタン(苦笑)」が利いていた面々が覚醒し始める

「いよぅ 愉しもうぜ!」

mon amour(モナムー)【愛しき人よ】



Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Fendez-vous(ファンデブー)【突け】
Coup droit(クードロア) 【突け(まっすぐ突け)】
Feinte(フェイント)【誘いの技】
Une-deux(ユヌードゥ)【2段攻撃】
La parade(ラ・パラッド)【受け払い】
Compose(コンポゼ)【複合】
Remise(ルミーズ)【攻撃の剣を引くことなく 剣を残して追撃する】
Ripostez(リポステ)【突き返せ】
Prise de fer(プリーズドフェール)【剣をとらえて行う技】
Attaque au fer(アタックオフエル)【剣に対する攻撃】
Battez(バッテ)【剣を打て】
Coupez(クーペ)【上から反対側へ交差を変えて突け】
Bond avant(ボンナバン)【前へとべ】
Bond avant(ボンナバン)【前へとべ】
Engagez(アンガジェ)【剣を交差せよ】
Degagez(デガジェ)【アンガジェした剣の交差を反対側にとけ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】
Attaquez(アタッケ)【攻撃せよ】

「えーと フェイントとかしてなかった?」と背が高い審判女
「彼は 目に見えない敵と 戦っているのか?」メガネくん
「くねくねしているな」生意気女


筺の中には赤緑な液体が満たされている

メガネくんに手を出す
促(うなが)すまでもなく 先(せん)のフィルムケースを渡してくれる
タイミングが嬉しい

中に残った栄養剤をぶちまける

「人数分の偽石を無傷で残した」蛆の分もだ

「偽石さえ無事なら 何度でも生き還ると云う実装石」

「ドウなると 思う?」

はるかに 予想の埒外だねぇ こりゃ


そして
Le saius (ルサリュウ)【礼】




花びらがひとひら その段ボールのフチに落ちる

「風流だ・・・ さくら の ・・・・ 実装石?」

「ばかもの あれは 梅だ」
審判女のジャッジは 辛辣だった




【※Le saius他】
文中のフランス語(フランス語だったのか)は 実はフェンシング用語
余談ですが「半熟マルカ魔剣修行!」(ハヤカワ文庫)はタイトルで損をしていると思います(中身は面白いよ くらいの意)

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続




■過去作品
常緑樹
コチラ側通信
答えて曰く
もっぱら中実装
数学者は恐い

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