タイトル:【虐】 悲しき玩具1
ファイル:悲しき玩具1.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:14572 レス数:0
初投稿日時:2006/06/22-19:32:16修正日時:2006/06/22-19:32:16
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 「」の先輩であるAが会社を退社した。なんの前触れもなくいきなりだった。
Aの携帯に電話しても、メールを送っても音沙汰はなかった。
それから2ヶ月が過ぎ、 突然Aからメールが届いた。会社を辞めて
申し訳ないといった事や、全くプライベートな理由で会社を辞める
に至った事などが短い文章で書かれていた。そして最後に
『もし、実装石に関してまだ色々知りたいのなら、ココを訪ねると良い』
と結んでいた。メールに書かれていた住所を
「」は疑問に思いながらも地図で調べる。場所は、隣町のとあるマンション。
そして電話番号が書かれていた。
「」は戸惑いつつもそこに電話をしてみる。
 電話をすると落ち着いた女性の声で「実装倶楽部」と名乗った。
「」は自己紹介をし、Aの紹介でここを知って電話をしたことを
伝えた。
「…わかりました。Aさんの紹介なら話は早いわ。明日18時、
貴方ご自慢の実装石とご一緒に、ここをお尋ね下さい」
そう言って電話は切れた。

 茶色の壁がまだ新しい立派なマンション。一部屋が大きそうな造り。
「…デスゥ?デスゥ!?」
ケージの中で、生ゴミこと犬実装のジッソーが不安気な声を上げる。
ケージには布が被せてある為、外の様子が分からない。
「五月蝿い。静かにしてろ」 ガシャン!
「デヒッ!…デデデ……」
ケージを蹴ると震えながら静かになった。
 指定された部屋のインターホンを押す。
「はい?」
「あの、「」と言います」
「どうぞお入り下さい」
ガチャンと音がしてドアのロックが外れた。重く丈夫そうなドアを開け
部屋に入ると、綺麗な女性が待っていた。
「ようこそ実装倶楽部へ。ここのオーナーをしておりますSです。靴のままでどうぞ」

 女性の後に付き、廊下を通り部屋に入る。フローリングの床。大きな部屋だ。
本来ならドアやフスマがあるのだが、それら仕切りが一切ない完全な1室。
隅にはキッチンとバーカウンター、その周りにはソファー。
そして無数の水槽と道具の数々。それらが、ここがどういった場であるかを
物語っていた。
「デプププ♪」
「・・・デスゥ?デス〜ゥ?」
「デデデデ…デデデデ…」
「デッスゥゥゥゥン!」
「デス?デスデスーン♪「テチュ?テチュチュ♪」
水槽の中の実装石達は、笑うもの、辺りを見回し考えるもの、
怯えるもの、興奮するもの、子をあやすもの…
それぞれが耳障りな声を出し、水槽の中に居た。
「お持ちになった実装石は、そこの空いてる水槽に入れて下さいな」
Sの声を聞いて、ケージからジッソーを取り出し、水槽に投げ入れる。
ベチン!
「デビン!?」
泣き声を聞いた周りの実装石と他のお客さんがジッソーの水槽を注目する。
「デプ!デププププ♪」「テチュチュチュチュ♪」
実装石達特有の、自分以下の生き物をバカにする時に発する
不快な笑い声と、お客のニヤついた顔と近くの者と話す
ヒソヒソとした声と笑い。
「デ…デスゥ!?デスゥゥゥ!!??」
まるでオットセイかアザラシの動きを思い出させる姿で、
水槽内をペチペチと音を立てて動き回り、周りの水槽の実装や人間達を
涙目で睨む。しかしその姿も、ただ己の惨めさを余計に醸し出すだけに
なった。
「「「デープププププ!」」」「「「テチュチュチュチュ♪」」」
笑い声が木霊する。
「ンフーーー!!!!デエエエェェェーーッス!!デスデエエェェェッス!!!」
ジッソーは歯を食い縛り精一杯威嚇したつもりでいたが、部屋中が
あの笑い声で充満すると、やがて床にへばり付き
「デデ…デ……デッス…デェェェン…デッスン…デェェェズゥゥゥゥゥ……」
と、声を出して泣き始めた。プルプルと震える尻尾のマラが、
間抜けさと笑いを誘う。
「この実装石は貴方が作ったんですか?」
初老の男性が声を掛けて近付いて来た。
「これは面白いわ。どうやって作ったんですの?」
続いて人当たりの良さそうな中年女性。物珍しさから
暫くの間、ジッソーは注目の的だった。「」はこいつがこんな姿になった経緯と、
犬実装の作り方を説明した。
「マラの尻尾が間抜けで良いわね。今度ウチの仔にも
してやろうかしら」
そんな台詞と笑い声。同じ事をしてるという仲間意識もあったのか、
気が付けば、ここに居る6、7人のお客とこの場の空気に「」はすっかり打解けていた。
 「面白い実装石ね♪さ、こちらへどうぞ」
Sの案内でカウンターに座る。目の前にはキッチンになっていて、そのまま
料理を作り始めた。手馴れた手付きで卵を割り掻き混ぜる。クラブのママさん
と言うよりは、主婦と言った方が似合いそうな…手の届かない妖艶な人と言うより、
本人は意識してないのだろうが、大人の女の艶っぽさというか、日常的な色気を周りに
振り撒く…そんな女性。
 Sは一人でこの場を切り盛りしてるらしく、お客のオーダーに答えたり、
料理を作ったりと大忙しだ。グラスを持った常連らしい男がカウンターにやってきて
話し掛ける。
「ママ、やっぱり一人じゃキツイって。手伝おうか?」
Sはキャベツの千切りをしていた。リズミカルな音がキッチンに響く。
「いいのよ、前は私だけでやってたんだし。それに貴方飲んでるでしょ?
ゆっくり寛いで…っ!」
音が止まる。Sさ指からは血が流れていた。傷口を口に含み顔をしかめる。
「そら言わんこっちゃない。大丈夫?」
男が近寄って傷を見る。大した傷ではないけど、血が止まらない。
僕は慌てて財布の中から絆創膏を取り出した。
「あの、これどうぞ」
「あ、ありがとう。ゴメンなさい…みっともない所をお見せして…」
心なしか声が沈んでいる。「」は声を掛ける。、
「あの、僕手伝いましょうか?自炊してるんで包丁とか使えますから。
教えて頂ければ料理も作りますし」
「いえ、そんな大丈夫で」
Sさんがそう言い掛けたところで、男の声がそれを遮る。
「そりゃ丁度良いや。そうしなってママ。だいたい血がまだ止まってないだろ?
お兄さん、さっきの実装石の人だね。悪いけど頼むよ。この人頑固だからさぁ〜」
親指を立ててSをクイクイと指す。
「もう!…あの本当に良いんですか?」
絆創膏を貼りながらSが尋ねてきた。「」は椅子から立ち上がり
「はい」
と返事をし、キッチンに入った。

 「フゥ…」
額の汗を拭う。飲み物の注文はSさんに任せて、「」はあれから玉子焼きを焼いて
サンドウィッチを作り、追加のスティックサラダを作り、チャーハンを作り…と、
定食屋で働いている気分になった。Sの指示は的確で結構細かい。
客商売だから当然と言えば当然だが、
女性ならではの盛り付けや、彩りの工夫も指示されていた。
『その分美味しいものが作れて自分でも勉強にはなったけど、
容赦ないなぁこの人は…』
そんなことを考えながら「」は汗を拭う。
「お疲れ様、これどうぞ」
Sがグラスにコーラを入れて渡してくれた。
「あ、ありがとうございます。頂きます」
喉も渇いてた事もありゴクリと飲む。
「!?」
思わずむせそうになった。
「この味は…ドクペ!?」
「コーラじゃなくてゴメンなさいね。ウチはソフトドリンクはこれしか置いてなくて」
「い、いえ…美味しいですよね、これ…」
少しうろたえながら答える。Sはクスクスと笑っていた。
その顔を見て、「」はなんとなく恥ずかしくなった。
「さて、料理の方も落ち着いたみたいだし、私もあの実装石を見せて
頂きますね」
Sはジッソーの居る水槽に向かった。
 「……デッス…グスン…デェェェ…デスン…」
ジッソーはまだ泣いていた。耳を塞ごうにも、手足をオットセイみたいに弄られ
塞げないので、嫌でも同族の下衆な笑い声が聞こえてしまう。その生ゴミを、
Sは優しく撫で始める。その様子を見ていたお客も周りに寄って来た。
「・・・デ?…デスゥ?」
ジッソーは顔を上げSさんを見上げると、そこには優しい微笑みを浮かべるS
が映った。ジッソーはしばらくアホみたいに「ぽかーん」とSを見ていた。
久しく優しくされた事がないので、どうしていいのか戸惑っていたのかも知れない。
そのまま撫で続けるとプルプル震えた後、「デスデス!!」とSに向かって
吠え出した。
「デェ!デスデデス!?デスゥゥ〜〜ン!、デスゥゥゥゥーーン!!!」
媚の声だ。「」は慌てて実装リンガルを見る。
(助けてデスゥゥ、助けてデスゥゥゥーー!)
ジッソーはSに助けを求めていた。実装リンガルを覗いていた
周りの人がSに言う。
「おや?こいつ、ママさんに助けを求めてるね」
「マラ付きだけあって美人には弱いのかな?」
笑い声が聞こえる。冗談交じりの会話の中、Sはニコニコしながら
ジッソーを撫でていた手を止める。
「あらあら、やーねーこの糞虫ったら♪」

ゴン! 
「デヒン!!」

思いっきり拳骨で殴りつけると、ジッソーは顎を床に打ちつけ
のたうち回る。「」はSにコイツがこんな姿になった経緯を話す。Sは
微笑みながら何度も頷く。そんな事を気にも留めないジッソーは、
痛みを堪えつつSを涙目で見つめ、再度助けを求めだす。
(お願いデスゥゥ!!このニンゲンの
そばにはもう居たくないデスゥゥ!何でもするデスゥゥ!!
助けてデスウウゥゥゥ!!!)
 この程度優しくされただけで、「このニンゲンは自分を助けてくれる!」と
思ってるらしい。ここに着てからずっと泣きっ放しで、仔実装のゲームなど
見てなかったので、ここがどういった場所か良く分かってないのか。
「ん〜、何でもする訳ねぇ。「」さん、この子
いじっちゃっても良いかしら?」
リンガルの翻訳を見ていたS、ジッソーの台詞を聞いて
「」に尋ねてきた。
「どうぞどうぞお好きなように。思う存分やっちゃって下さい。」
「それじゃ…」
妖しい笑みを浮かべながらSは部屋の隅っこに行く。そして、暗がりから
1匹の実装石を連れてきた。めんどくさそうにノシノシと
歩く姿。そして頭のリボン。
「さ〜、マーガレットちゃん。皆さんにご挨拶しましょうねぇ♪」
連れて来られたマーガレットと言う実装石はマラ実装だった。
『マラなのにマーガレット…よくわからん…』
細かい事に拘る「」を他所に、マーガレットは糞生意気な上に
横暴な態度で辺りを見回すとデスデス叫び出す。
(なんで私がニンゲンに挨拶しなきゃいけないデス!
挨拶するのはニンゲンの方デーース!!)
 辺りを見回し、テーブルの上に置いてあったサンドウィッチを見つけると
鷲掴みにし、むしゃむしゃと貪り食らう。
食べカスや中身の具をボロボロ床に落とし、仕舞いには
テーブルの上によじのぼって食らい出した。
 その様子と、実装リンガルを見て「」唖然とする。
『こいつはなんだ?この人といい、この実装石といい…しかも
周りの人達もその様子を笑いながら見てるじゃないか!』
マーガレットは瞬く間にテーブルの上のサンドウイッチを
平らげる。
「デ、デスゥゥ…」
それを羨ましそうに眺めるジッソー。口からは涎が零れている。
腹が満たされたマーガレットが、手に付いたケチャップの汚れを
「」のズボンに擦り付けてきた。
「こ、こいつ!」
「」がマーガレットを殴ろうとするとSが止めた。
マーガレットは僕の顔を見て
「デプププ〜♪」
笑い出した。
「なんで止めるんです!こい…」
Sが人差し指が立てて「」の口にチョンと付ける。
「まーまー、お楽しみはこ・れ・か・ら」
周りの人達からもなだめられながら、「」は気持ちをなんとか
落ち着かせる。しかし、ジッソーを痛めつけるのに、
なぜこの糞生意気な奴を構うのか?「」は理解出来ずにいた。


 Sはマーガレットのスカートを捲くり、指先で
股間に一物をを撫で回し始める。
「デ?…デ、デ、デデ…」
少しずつ、快感がマーガレットの身体を支配し始める。
そのままマラを撫でるS。その手付きはかなり手馴れている。
マラは既に破裂しそうな程にギンギンにそそり立っている。
「デ…デデ、デスン…デスゥン」
マーガレットは立っていられなくなり、テーブルの上で
横になる。Sさんはマーガレットの服を脱がし、全裸にした。
マーガレットはかなり興奮してきたようだ。
鼻息を荒くなり口から涎を流してよがりだした。
「デスゥ〜〜ン♪デスデススゥゥゥゥン♪」
「おー、立派なもんだ。糞には勿体無いな」
「ウチの旦那もこれくらい立ってくれればねー(笑」
皆が関心を口にする。。
「この子はね、とある主婦の家に上がり込んで来たのを機会に
飼いだしたマラ実装なの。一人暮らしの優しい人みたいで『マラ実装も生き物だから』って
飼い出したそうよ」
 「」はお袋の事を思い出した。思えばお袋も寂しさを紛らわす為に実装石を飼いだし、
辛い目にあった。
『やっぱりそういった人達は後を絶たないのか…』
やるせなさと怒りが沸き立つ。
「そうそう、「」さんは私の仕事をまだご存知ではなかったわね。
この倶楽部を市内に3件展開してるの。ここが一番古くて落ち着いているお店かしら」
Sは店内を見回しながら「」に伝える。お客の年齢層も40代以上が殆どで、
「」などは子供と言ってもおかしくない。
「他にね、私の家とここは、実装石の処分場も兼ねてるんですの」
「処分場…ですか?」
「そう。『実と装』って本をご存知?その中に「実装石譲ります」のコーナーがあって、
普通は読者同士で実装石をやり取りするの。だけど、中には飼うのに疲れた人達が
編集部に実装石を送る事もあってね…優しい人達なんでしょうね。
捨てる事も処分場に連れて行くことも出来ない。そして結果は、自分が
一番惨めな想いをする…編集部に知り合いが居て、その人に
「それなら編集部に来た実装石は私が引き受けます」ってね。それで私の家に
全国の困った糞虫ちゃんががやってくるの。そうねぇ…月に大小含め10〜20体やってくる
かしら。雑誌に掲載されて1ヶ月たっても連絡がないものは処分。仔実装は再教育して
上手く育ったのはペットショップやここのお客さん達に譲ったりするけど、成体、特に
我侭放題に育ったのは私が経営する「実装倶楽部」へ…つまりここで遊んだり、
支店に回され「処分」されることになるわ」

 「デッスン!デッスーン!!」
興奮しきったマーガレットはジッソーを見詰め大声で叫ぶ。
リンガルを覗くと
(穴!!私の穴!!穴はどこデスゥゥゥゥゥゥ!!!!??)
と表示されている。穴ならなんでも良いマラ実装らしい台詞だ。
一方のジッソーは、うろたえ怯える。
「デ!?…デスゥ!…デデ!?…」
キョロキョロと周りを見回し人間に助けを求めるが、皆
笑うだけだ。
「デスゥゥゥン!!デスゥゥゥゥゥーーーン!!」
焦りと恐怖の為か上ずった鳴き声が響く。
「デッフ、デッフ…デッスーーーーーン!!!」
「デデデ!」
マーガレットがジッソーの後ろを取り、四つん這いで無防備な総排泄孔に
、そのマラを突き入れようとしたところで、
マーガレットの髪の毛をSが掴み上げる。
(デデデ!!?離せ!馬鹿ニンゲン!邪魔するなデーーッス!!)
 マラから我慢汁を垂れ流し大暴れするマーガレットは、
空っぽの水槽の中に入れられる。ガラス壁をペシペシ叩き、
Sを見上げ毒づくマーガレット。
(出せデーッス!私の言うことを聞…デギャアァァァァ!!!!???)
 水槽の中に赤緑の体液が勢い良く飛び散り、床には怒張した
マラが転がる。その様子は水芸を彷彿とさせる。
 Sの手には果物ナイフ。マーガレットの返り血で
スーツの袖口が汚れてしまっているが、気にする素振りも見せない。
むしろ飛び散った体液を見つめ、満足気に笑みを浮かべている。
その表情にはある種の妖しさが多分に含まれていた。
 一方、痛さとマラを切り取られたショックと、初めて味わうであろう
屈辱で、マーガレットは錯乱状態にあった。
「デーー!!??デビャッハ!!デベベベベェェェェー!!」
片方の手で傷口を押さえ、もう片方の手で必死に切り取られた
マラを付け直そうと奮闘するが、その間にも体液はどんどん溢れ出る。
(だ!誰か!助けるデス!!早く!おい!ニンゲン!
私を、可愛い私を!早く!た助けるデエエェェェス!)
 マーガレットは「」に声を掛けてきた。不気味で薄汚い眼球には、
焦りと恐怖が入り混じる。「」はその様子を鼻で笑ってやると、
それを見たマーガレットが信じられないといった驚きの表情を見せる。
そして周りの人間を見回す。誰も助けに入る者など居るはずも無い。
皆含み薄っぺらい笑いを浮かべマーガレットを見下ろす。
(おおおお前達は馬鹿デエェッス!?なぜ私を助けないデェス??
助け…は、早く…馬鹿ニンゲン共!!!早く助けやがれデーーーーッス!!!!)
とうとうブチ切れたマーガレットは、手足をバタバタとさせ
癇癪を起こす。
「なぁに?助けて欲しいの?」
Sの言葉にコクコク頷くマーガレット。
(当たり前デス!私を助けるのがお前達の役目デェス!!)
「そう、じゃあ助けてあげましょうか」

ジュブ!!
「デヒッ!!!?」

肉の焦げる臭いと股間から上がる煙。
Sの手には半田ごてが握られていた。
「デヒャィィィィィィ!!!??」ブリョリョ!
マーガレットはショックのあまり脱糞し、失神した。
股間の傷口に突っ込まれた半田ごてのおかげで
傷口は見る見る炭化し、体液の流出は収まった。
Sが股間から半田を引き抜く。そして失神したマーガレット
を起こす為2、3発ビンタを食らわす。

パン!パン!パーン!!
「デ!!?デヒィン!?」

正気に戻ったマーガレットは股間に手をやる。続けて恐る恐る
自らの視線を下に下ろす。
(デ…?無い?なんでデス?なんで焦げてるデスゥゥゥ!!??)
ぽっかりと黒く穴の開いた股間を弄りながら、眼から
一杯の涙が零れ落ちる。
(なんで…私がこんな目に会うデスゥゥゥ??なんで
可愛がらないデスゥゥゥ??…デェェン…私を何だと思って…
デッス…馬鹿ニンゲンども…デエエェェン…私のマラは…
マラは何処デスゥゥ?)
泣きながら水槽の中を見渡し、切られたマラを探す。
「探し物はコレかしら?」
Sが手にしているグロテスクなマラを見せると、
歯を食いしばり髪を振り乱しながら水槽のガラスを
思い切り叩き出すマーガレット。リンガルには(返せ)と
(馬鹿人間)が交互に表示されるのみ。
リンガルを覗きながらクスクスと笑いSが言う。
「それじゃ、ここからは貴方にお任せしますね。
偽石は採取済みだから遠慮はいらないわ。あ、でも最初から
口と喉を潰すのだけは止めて下さいね」
「なぜですか?」
「だって、糞虫の悶絶する声が聞こえなくなっちゃう
じゃない♪」
『なるほど。家のやる時は鬱陶しい声けど、ここは
場を盛り上げないといけないな』
そう思いながらSに対し軽く頷き水槽に近づく。
まだ水槽の壁を叩くマーガレットの掴み上げる。
(離せ馬鹿ニンゲン!お前はあいつから私のマラを
取り返して来いデーーーッス!!そしたら私を元の
飼い主のとこに連れてけデーース!!)
自分の立場とか身の程というものを考えたことがないのだろう。
人間の優しさに漬け込み、思う存分可愛がられてきた為なのか、
一向に媚びるという事をしない。
もしかしたら、公園などでボス的な存在だったのかも知れない。
 
 バタバタと暴れるマーガレットの右腕を掴み、そのまま
へし折ってやる。

ボキッ!
「デヘァ!!??」

手を離すと、右腕は力なくダラリとしなる。
「デベベデデデデデデ!!」
痛みからか逃げ出そうとしてか、マーガレットは
身体を捩じらせて暴れだす。そんなに暴れれば痛い思いを
するだけなのに。今度は左腕を掴み、捻りながら折ってやる。
ゴキ、ボキ!「デガッ!!」
これで両手は使えなくなった。
「デビャアアアァァァァァ!!!!」
顔に1発拳をお見舞いすると叫び声は消え、今度は
涙と鼻水と涎に塗れた恐怖の色がマーガレットを支配する。
こいつは今まで恐怖を感じた事があったのだろうか?
「さっきはよくもやってくれたな?」
頭を掴んで無理やりこっちを向かせる。
(デデ…だだだって・・・て、手が汚れてたデスゥ…)
もはや「」に視線を合わせない。口からはガチガチと音がする。
どこまで我侭放題してきたのか、そう考えるだけで、前の飼い主が
気の毒でならない。
『そうか。汚れてたらそこら辺のモンで拭けばいいのか』
怯えるマーガレットを見下ろしながら「」は思いついた。
「ふーん、んじゃここも酷く汚れてるから綺麗にしないとな」
マーガレットを引っくり返し頭を下にしてやると、折れた両手と
髪の毛がダラリと垂れる。
「デデ!!?」
片手でマーガレットの脚、もう片手で胴を掴み
そのまま水槽の床に顔を押し付けゴシゴシと擦る。
「デエーーーーップ!!ゴホッ…デエエエエエェェ!!」
床には自分の垂れ流した体液と汚物が溜まっている。
力の入らない両手とリボン付きの無駄に長い髪の毛、
そして顔面を糞塗れにしながら泣き叫ぶマーガレット。
「なかなか綺麗にならないなぁ。コレも使うか」
さっき脱がされたマーガレットの服。それを水槽に放り込む。
(や、止めるデエエェェェッス!!私の服を汚すなデーーッス!!)
服を下に引いて、その上からマーガレットの顔面を押し付けて
床を磨くと、あっという間に服は糞塗れになった。しかし、
この程度で水槽が綺麗になるはずもない。
「デエェェェェ…デ、デ、デーーーーーエエエェン!!」
小さな子供が転んだ時に泣く様に、それでいて実装石らしい
耳障りな声で泣き喚く。どうしたら綺麗になるか?「」は考える。
結論はすぐ出た。汚物の量を減らせば良い。
「おい、口を開けろ」
マーガレットに命令する。
「ェェエエエン!…エ、エ、デーーーーーエエエェン!!」
怒りと恐怖が入り混じるドス黒い色違いの眼球でチラリと
一瞬だけ「」を見た後、目を逸らしイヤイヤと頭を振る
マーガレット。「」が軽く首を絞めると
「グ、グケェェェ・・・」
と鳴きながらようやく口を開いた。そのままうつ伏せにして
水槽の床を滑らせるように動かす。
「…!!!ゲェ!……ゲエエエ!…」
口には一杯の汚物が溜まる。そこで持上げ、顎に一撃を食らわし
口を閉じさせる。
「フングッ!?」
「おら、飲み込め。こぼすなよ?少しでもこぼして見ろ。
この赤い目玉を潰すぞ?」
マーガレットの赤い眼球に親指をつき立てる。
意味は理解出来たのだろう。口を開ける事はない。
しかし、飲み込みもしない。大方人間の言う事など
聞けないか、野良実装のように糞を食らった事が無いのだろう。
吐き出したくて堪らない。頬がピクピク動く。
「どこまで堪えられ…」
そう言いかけた時だ。
「ン…ンデ…ンデゥボァアァァ…」
だらしなく口を開け、汚物を床にぶちまけた。
「なんだ、全然ダメじゃないか。おやおや、さっき食った
サンドウィッチまで戻しやがって」
マーガレットはその場にへたり込み、何度も嘔吐を
繰り返す。今までの様子を見ていたジッソーは、いい気味だと言わんばかりに
「デプププー♪」
と笑う。そのジッソーをSが膝の上に乗せる。
「デ?デスーーーーン!デスゥゥゥン♪」
膝枕にジッソーは大喜び。Sは更に頭を撫ではじめた。
(やっぱり良い人だったデス!私の思った通りの人デスゥ!)
「」はリンガルを見ながら呆れる。
『何をいってるんだか…さっき殴られた事も忘れたか?
…まぁいいや、ジッソーはSさんに任せておこう』
今はマーガレットの方と思った「」は、嘔吐が一段落した
マーガレットの頭を掴み直し、赤色の目玉にゆっくりと親指をめり込ませていく。
(ンデ!?いい、痛いデス!!やめ、止めろデーーッス!!)
脚をバタつかせ暴れるマーガレット。
構わずゆっくりジワジワとめり込ませる。だんだん指が眼球に入り込む。
「デヒ!!デデデデ!!?デエエエエエエェェェェェ!!??」

ククク…パキ、プチュ。

「デーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
薄いレンズが割れるのと水風船が割れたのが混ざった感覚が
指先に伝わると、マーガレットは喉が張り裂けんばかりに叫ぶ。
指を引く抜くと、穴からはドロリとした塊と体液が溢れた。
マーガレットを水槽の床に落としてやる。
「デッ!?デデデデ…デヒ…デヒン…」
脚でもがきながら壁際の方へ逃げるマーガレット。
「何こぼしてるんだよ。こぼすなって言ったろ?」
頭を引っ掴み、「」の方を向かせる。
(ガチガチガチ…イヤ…イヤデスゥ…ガチガチ…イヤデスゥゥゥゥ…)
さっきまでは、なぜ自分が?といった疑問や、人間を見下すといった
感情も見て取れたが、今は恐怖だけだ。
 「」はもう一度、這い蹲ったマーガレットの首を絞め口を開けさせ、
そのまま床を滑らし汚物を口に目一杯詰めてやる。
「ン…デ!……ンゴフ…ゴプ!」
最早暴れる事はない。泣きながら震え、成すがままになっている。
口を閉じ、髪の毛に着いているリボンを引き千切り、
「ブホ!?」
口に縫い付ける様に止める。
「う〜ん、あんまり上手く行かないなぁ」
なんとか4箇所ぐらいを止めて、マーガレットも水槽に
放り投げる。
「ンブッ!?…ボホ!…ンゥエ!…ゴフゴボボ!!」」
口のリボンがプルプルと振るえ、隙間から汚物が漏れる。
まだ元気があるのか。それとも余程お気に入りの
リボンだったのか?両手をダラリとさせ、素っ裸で汚物塗れの
マーガレットは抗議か罵声を上げているつもりなのだろう。
その度に揺れる汚物塗れの口元のリボンが皆の笑いを誘う。
『ここら辺りはジッソーと同じ行動パターンだな。
実装石ってのはこの程度の物なんだ』
「」は間抜けな姿になったマーガレットを見てつくづくそう感じる。
「口を閉じさせちゃってすみません。一応、こんな感じでどうでしょう?」
Sに尋ねると、ニッコリと微笑む。
「面白かったわ、良かったですよ♪」
その台詞と笑顔を見た「」は、少し緊張していた神経が解けた気がした。

 「さてと、お待たせ。いよいよ貴方の番ね♪」
ジッソーの頭を撫でつつ傍にある箱から針と糸を
取り出すS。
「デスゥゥン、デススゥゥゥゥン♪」
眼を閉じうっとりとした表情で、久しぶりの「甘える」という
行為を満喫するジッソー。
「「」さん、ちょっとこの子の頭を掴んでいてくれる?
しっかり掴んでね」
Sが撫でるのを止める。そしてもう片手にはさっき切り取った
一物が。
(デ?デッスゥゥゥン!もっと!もっと撫でるデスゥ!!もっ…デゲ!?)
「」が頭を両手で押さえ付けると、ジッソーは身体をくねらせて
逃げようとする。Sが糸の通った針とマラを
ジッソーの顔に近づける。Sの表情には妖しい笑み…
「」は背筋に例え様の無い感覚が走ったのを覚える。
「デ!?…デエエエ!!デエエーーッス!!
マラと針。それらが視界に入ったジッソーは何をされるか
理解したのだろう。一段と激しく身体をくねらせる。しかし、
所詮は実装石。人間の力には及ばない。
Sはジッソーの鼻にマラを合わせると、深く針を入れ
器用にジッソーの鼻に一物を縫い付けていく。
「デジィィィィィィィィー!!?ンデエエエェェェェ!!!」
鋭い痛みに大声を上げるジッソー。涎と鼻水と涙で掴んでる手が滑る。
「」は更に力を入れて掴む。
(痛い痛い痛い痛い!止めてデフー!!誰か!助けてデフゥゥ!!
可愛い私をこれ以上醜くしないデフゥゥゥゥ!!)
こんな姿になっても自分を可愛いと思ってる事に、「」を含めて
周りのギャラリーを呆れさせる。
『媚びる事を知ってる実装石も、媚びる事を知らない
実装石も、常に自分が一番可愛いと思っているところが全く実装石らしいな』
大声で泣き叫ぶジッソーを見ながら「」は思った。Sの手は
ゆっくりと丁寧に、ジワジワ嬲るように縫い始めた。
「ンデゲエエエェェ!!ンゲーー!!フンデエエエェェ!!」
鼻の周りから体液が滲み出る。Sの口元が緩やかに上がる。

「…ソウ、モットヨ…モット…」

傍に居る「」でも聞こえるか聞こえないかの声。
ジッソーを見つめるSの眼が妖艶に光る。
針がジッソーの皮膚を貫いては糸を通す。ブツッっと
微かな音が繰り返されては、体液を飛び散らせる。その度に
身体をビクンとさせては、「デヒッ!?」と声を上げる。
「これで…終・わ・り…っと。ん〜、名付けて象実装でどうかしら?」
ジッソーの鼻はなくなり、代わりにマーガレットのマラが
取り付けられた。それも今回は金玉付きだ。このまま再生するなら
射精する事も可能だろう。Sは鏡を持ってきてジッソーに
己の姿を見せる。
「…デ!?デ、デェフゥゥゥ!!!デエエェェフウウウゥゥゥ!!!」
一瞬の間の後、猛烈に頭を上下左右に動かし、なんとかして
マラを取ろうともがくが、その程度の動きで取れる訳が無い。
(イヤデフーーー!酷いデフ!!なんでこんな事するデフ!?
早く取るデフゥゥ!)
ジッソーはSに向かって抗議する。Sが近くの水槽の中に
居る親子実装に目をやると、親は仔実装を1匹、胸に抱えジッソーの姿を
笑っていた。
「デププププ〜♪」「テチュチュチュチュー!」
Sはその仔実装を奪い取る。
「デエエエエ!!??デエエェェッス!デーーーーーッス!」
「テエエエェェ!テチュ!テチュウウゥゥゥゥ!!」
(子供を返せ!)と(ママー!助けてー!)とリンガルに表示される。
Sは仔実装1匹がやっと入る大きさの小型ミキサーに
その仔実装を詰め込むとボタンを押す。
ウィーンウィーン…
普通のミキサーなら、高速回転であっという間に緑の汚水になるところだが、
どうやらこのミキサーには細工がしてあるらしい。低回転で重く、ゆっくりと
歯が回り出す。
「テ?テチ!テチュテテテテ!!テエエエエェェェェェーーーーーーーー!!!」
身動き出来ない仔実装は、足の方から少しずつ削られていく。
眼玉を目一杯に広げ、恐怖と苦痛の為に涙を流しながらも、
なんとか身を捩りミキサーの歯から逃れようとする。
「デエエ!!??デーーーッス!!デスデススーーー!!」
水槽のガラスを叩きまくる親実装の間抜けな叫び声が部屋に
木霊する。その様子を伺う周りのギャラリーは笑みを溢す。
 Sさんはミキサーを親実装の水槽の前に置く。
「テーーー!!!テチ!!テヂィィィィィィーーーーー!!!!」
「デッスーーー!!デエエエエエエェェェ!!!!!」
ペチペチペチ!!腕も折れんとばかりにガラスを叩く親実装。
その声は更に大きくなる。しかし、それに反比例し
ミキサーの中で削られ小さくなる仔実装。既に下半身は無い。
容器の中には、汚い緑の液体が満ち始める。

ウィーーン、ウィーーーーーン…

Sがスイッチを弄りつつ少しずつ回転を早める。モーターの
回転を調節出来るらしい。
「テ…テヂ…テェェ…ェ…ゴボ」
仔実装の上半身、胸の辺りが削られると、口から体液を吐き出し
大人しくなった。残すは頭部のみ。だらしなく開いた口から
舌を出し、容器の中の汚水に浮かんでいた。
「デ…デエエェ…エエェェン…」
目の前の変わり果てた我が子を、ただ泣きながら見つめるだけの
親実装はガラスを叩き続けるが、その音は力なくか弱いものになった。
カチッ
Sはボタンを押し電源を切る。容器をモーター部から外し
蓋を開け水槽の中の親実装に、汚水になった我が子を掛けてやる。
形の残っている頭部が、見上げている親の顔にボトっと当たり、
続けて緑色の汚水がダラダラと流れ落ちる。
「デエェ…エッ…エッ…デーーー…」
床に落ちた我が子の頭を、スローモーションのような動きで
拾い上げて、掛けられた体液を拭う事もなく、
ただ立ち尽くして泣き続ける親実装。
「貴方、さっき何でもするから助けて欲しいって言ったわね?
そのマラを取ってあげても良いわよ。その代わり
この子みたいになるけど、よろしくて?」
(デデデデ…ここ、このままでいいデフゥ…
まま、マラが好きデフゥ…)
失禁しながら慌てて答えるジッソー。失禁で出来た水溜まりに
ジッソーの顔を向けてやり、真上からジッソーの頭を踏み潰すS。
ヒールの踵がジッソーの頭部に突き刺さる。
「デフェフェ!!デフィィィィィ!!」
「ここはトイレじゃないのよ?舐めなさい。綺麗に
しなさい」
静かな口調だが、冷たい、相手を射抜くかの視線。
震えてガチガチと鳴る口をゆっくり開けるジッソー。
「早くなさい」
更に力を入れて踏み付ける。大慌てで舌を出しペチャペチャと音を
立て、ジッソーは自分の漏らした尿を舐めだす。
その様子をSは満足そうに見つめる。そしてクルリと「」達の方を向く。
「さあ、皆さん。思い切り楽しみましょう♪」
その言葉に、周りにいた人達が一斉に立ち上がる。顔には笑み。
次々と水槽の中に居る実装石達を掴み上げる。
「デデ!?デッスーー!!」「テスー!テスーー!!」「テチューン!!!」
機械の作動音。
「デヒッ!?デギャギャギャギャ!!」
圧縮され潰れる音
「デ…デズゥ…」ブチョ!
火を噴くバーナーの音。
「テヂイイィィィィィィ!!!!チャァァァァァァァ!!!!!!」
宴の夜は更けていった。

 
 水槽には横たわるマーガレットとジッソー。マーガレットは
体中に青痣を作り、髪の毛を毟られ、汚物の満ちた水槽の中で仮死している。
そして、その横の水槽には、周りの実装石達が全て生ゴミや汚物と化し、
それを目の当たりにした恐怖と、象実装にされた屈辱とで泣き疲れ、
泥の様に眠るジッソーがいた。
 全てが終わり、他のお客が帰った後も「」は残ってSを手伝った。
「」は実装石達の残骸をゴミ袋に詰め、水槽の掃除をしながらSを見る。
申し訳なさそうな表情で、それでも少し嬉しそうに床をモップで磨く
Sを見ながら、「」は常連の男が帰り際にコッソリと耳打ちしてくれた
台詞を思い出していた。
「あんた、A君の後輩だって?……A君の事何か知ってる?」
その男は「」をAの後輩だと知るとそう言った。
「…A君とママの娘さんが駆け落ちしたみたいなんだよ…今までは
ママとA君とママの娘さんと3人でここを切り盛りしていたんだけど、
それが2ヶ月ぐらい前かなぁ…2人ともパッタリと来なくなってね」
『先輩が会社を退職したのと同じ頃だ…』
「」の脳裏にメールの内容が浮かぶ。
「もし何か知ってたら、俺じゃなくていいからママに教えて上げてよ。
やっぱり参ってると思うからさ…」
思えば電話をしてAの後輩だと伝えた時、何か戸惑った様な
声だった気がする…そんな事が「」の頭の中で渦巻く。
そんな事を考えていると、掃除を終えたSが「」の傍にやって来た。
ポケットから封筒を取り出すと「」に差し出す。
「今日は本当に助かったわ。少ないとは思うけど…」
「」は慌ててそれを断る。
「い、いえ!そんな!そんなつもりじゃないですから!
……あ、あの、僕で良ければ…週末だけですけど、これからも
お手伝いさせて貰えませんか?」
『あのお客の言った事が本当なら、ここで働けば先輩の事が
判るかもしれない。それに、もっと実装石を弄ってみたい』
「」はそう思った。そこには妖しく不思議な女性Sを知りたいという
邪な気持ちもあった。
「」の言葉を聞いたSはニコリと微笑む。
「それは助かるわぁ♪でも良いんですか?週末ここに入り浸りだと
彼女…」
そう言い掛けたところで「」がキッパリと言い切る。
「今まで此の方彼女なんて居ませんから大丈夫です!」
「そ、そう…それじゃこれからよろしくね」
「」の迫力にたじろぎつつも、Sは「」に握手を求めた。
とても糞虫共を斬りつけたり殴ったりするとは思えない
細くて長い指と薄い掌。不思議な女性と不思議な倶楽部。
Sの肩越しにジッソーが横たわる水槽が見える。
奇妙な感覚を覚えつつ「」は握手した。

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