タイトル:【設定?】 脳内設定をつらつらと M教授の実装石講座
ファイル:M教授の実装石講座【設定?】.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1469 レス数:0
初投稿日時:2008/01/27-15:29:25修正日時:2008/01/27-15:29:25
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●M教授の実装石講座
「実装石は、何であんなに大量のウンコをするんですか?」

 一通りの実装石の生態に関する説明も終わり、恒例のM教授への質問が行われた。M教授は実装石研究家を公言してはばからない、いわゆるイカモノ教授だ。毎年行われる夏期特別講座が人気なせいか、首になることもなくのんびりと研究を続けている。

 さて、今回最初の質問となったのが件の質問だ。質問した学生らしい男は、ニヤニヤといやらしい笑いを浮かべている。この講座には、からなず1人はいる手合いだ。まず下品な話をふり、相手が狼狽したり、不快そうな顔をするのを楽しむ。
 しかし、質問をされた教授のほうもなれたもので、特に気にした様子もなく相手の質問を受けた。

「実装石の便が何故あれほどの量になるのか? 良い質問だ」

 教授は大げさな身振り手振りで質問した生徒を褒める。

「便というものは、摂取した食物の消化できないカス、剥落した腸内壁などの老廃物などが寄り集まったものだ。あの独特の色は胆汁によってつけられる……。で、実装石の便だが、そのほとんどは実装石の老廃物によって構成されている」

「はぁ」

 質問した学生は、話が長くなりそうな気配に立ったものか座ったものかの判断がつかず、中腰で微妙な表情を浮かべている。教授もそれを察したのか、身振りで学生に座るように促した。

「君たちが知っているように、実装石は非常に高い再生能力を持っている。それを支えているのが、彼女らの常識を外れた代謝能力だ。皮膚は恐ろしい速度で垢になり、皮脂も盛んに分泌されている。実装石独特のあの体臭の元だな。それが体内でも起こっていると考えれば良い。体外の垢と違って、体内の老廃物は一箇所からしか排出できんからなぁ、つまりそういうことだ」

 教授はここまでを一気にまくし立てると、教壇の上のコップから水を一気に飲み干す。

「更に、実装石の便には経血も混じっている。実装石の月経周期は代謝同様非常に短い。仔を養うために糞袋に蓄えられた栄養は、経血とともに頻繁に排出される。で、先の剥落した腸内壁などと合わせて、実装石の便は比較的栄養価が高い。実装石の食糞行動は、実は君たちが考えているほど愚かしい行為でもないのだよ」

 わかったかね、と付け加えると教授は次の質問を講堂の人々に促す。

「実装石というのは、生き物なんですか?」

 今度は神経質そうな女性が質問し、すぐに着席した。教授は少し考えた後、私見ではあるがと付け加えた上で話し始める。

「私は、人工的な生き物だと思っている。少なくとも、自然発生的に生まれた生き物ではないだろうね。更に言えば、私はこの生き物は日本で生まれた種と海外で生まれた種の混血だと考えているよ」

先ほどの女性は再び立ち上がり、更に質問を重ねた。

「その二種類の生き物について教えてください」

「ひとつは君らの知っている河童だよ、河童。もう一つは……、実は私も良くわからない。情報が断片的なんでね。まぁ、明治期にヨーロッパから入ってきた自動人形の一種とだけ言っておこう。両者は、人間によって人工的に作られた生き物だ。前者は諸説あるが、大工によって作業用に作られた人形であり、用済みになった時点で川に捨てられた。後者は、女性を模して作られた人形で、一部のものが実装石に似通った外見をしているという……」

先ほどの女性が、いらだたしげに立ち上がる。

「教授の話は現実的ではありません! そもそも人工生命体なんてもの本当に存在するんですか!?」

女性の怒声に面食らったような表情をした教授だったが、すぐに気を取り直し話を続けた。

「私見と断っておいたんだがねぇ……。実装石には通常の生命体にはない人工的な器官が多数存在している。偽石もその一つだ。最新の研究では、あれは演算処理能力を持った、一種のICチップであることが判明している。そして、その偽石と同じようなものが、明治期に渡来した自動人形に搭載されていたらしい。生まれつきICチップが体内に発生する生き物なんて、少なくとも私は知らないし、自然発生するとも思えない。まぁ、決め付けてかかるのは禁物なのだがね」

女性が更に食って掛かろうとした所で、講座の終了を告げるチャイムが鳴った。
話は次の講座で、と教授がいい、女性も不承不承席に着く。
講座に集まっていた人々はのろのろと立ち上がり、帰り支度を始めた。
今回も、講座はこんな調子で続くだろう。
教授の話も、本当か嘘かわからないことのほうが多い。
しかし、実装石が人々の興味をかきたてる存在であることには変わりないだろう。
良くも、悪くも。
だからこそ、私はこの講座に参加を続けているのだ……。
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初スクにて乱筆乱文語容赦を。
日頃考えていたくだらない事をつらつらと書いてしまいました。
チラシの裏といわれてしまうと、そこまでなのですが……。

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