タイトル:無題
ファイル:公園系.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:3549 レス数:0
初投稿日時:2008/01/14-13:52:55修正日時:2008/01/14-13:52:55
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僕は近所の公園に向かっていた。
昼間の町、通りを歩き、
一つの公園へと歩みを進める。
それなりの大きさの公園の中には当然のようにそれが居た。
緑色の小人に似たような容姿、赤と緑の瞳、だらしなく開けられた口、


—実装石


僕が公園の中に入ると、
何匹かの固体は途端に慌てたように茂みや物陰に隠れる、
どうやら知恵の回る者も居るようだ。
だが、

「デスデスデース!」

「デププ、デッスーン」

「テチテチ、テッチューン」

頭の悪い馬鹿も当然のように存在する。
そいつらは僕の前に来てデスデスと汚らしく喚く、
餌を欲しがっているのか、飼って貰いたいのか、

どちらでもいい。

それらを軽く蹴り飛ばしてベンチに向かう。
蹴られて喚き散らすもの、それを見て馬鹿にして笑うもの、
全部どうでもいい。

途中のコンビニで買った缶コーヒーと煙草を袋から取り出そうとすると、

「テッチューン!」

中に何故か仔実装がいた。
どうやら託児されたようだ。
地面に思い切り投げつける。

「チュベッ!」

地面に潰れた仔実装、それに群がる野良。

近くの水道で缶コーヒーをよく洗いベンチに戻ると
仔実装の死体は赤と緑の染みを残して綺麗に・・・とは言い難いが無くなっていた。
ベンチに座りコーヒーを少し飲む、ほろ苦い味が口いっぱいに広がる、
目を瞑りそれをゆっくりと飲み込みため息をつく。

そして目を開けると目の前に実装石の親子がいた。
仔実装の方は花を手に持ってる。
テッチテッチと声を上げながら僕に近づき花をかかげる。

「テッチュゥ。」

どうやら花を僕に渡したいようだ。
僕が花を受け取ると途端にテチュテチュ騒ぐ。

受け取った花をしばらく見つめ、
興味を失ったようにはらりと落とす。

すると仔実装は慌てて花を拾おうとする。

それを目の前で踏みにじってやった。

「テ、テエエエエ!?」

「デエエエエエ!?」

見え透いた手を使うなよ、それで飼って貰おうとしてるんだろう?

「テチャアアアアアアア!!」

怒った仔実装が僕の靴を殴り始める。
親実装はデスデス手をかざしながら僕に何か喚く。
ああ、うざい!!!

残ったコーヒーを一気に飲み空き缶を親実装の頭に思い切りぶつける。

—スッカーン!
「デギャアア!!」

親実装が頭を抱えてうずくまる、

仔実装もそれに気づいたのか親実装に近寄り何やらテチテチ言葉をかける。
僕はベンチから立ち上がりさっき投げた空き缶を拾い公園のゴミ箱に入れる。
煙草のフィルムも剥がしゴミ袋と一緒にプラゴミに入れる。

ベンチに戻るとまだ実装親子がいた。
煙草を咥えライターで火を点けて近づくと、

親が歯をむき出しにして威嚇した。

「デシャアアアアア!!!」

それを無視してベンチに腰掛ける。
無関心に、そこに何もいないように無視する。

「デズアアアア!!」

それに腹を立てた親実装が僕の足をポフポフ殴る。
それを見た仔実装も僕の足を殴る。

 う ざ い !

実装親子の顔めがけ煙草の煙を口から思いっきり吐き出してやった。

「ゲホッゴホゴホ!デエェ!!」

「ケホケホケホ、テチャァァ!!」

たまらず逃げ出す実装親子、その後ろの頭めがけ小石を投げる。

「デギャ!」

「テチャァ!テチブッッ」

仔実装の頭が吹っ飛んだ
親実装はそれに気づきオロローンと泣くが構わずに石を投げ続ける。

「デエエエエンッ!デエエエエエエンッ!!」

大声で泣き喚く親実装、それに向かって石を投げる。

「デエエエン!!デエエブッッ」

顔面にクリーンヒット!!
その場でガッツポーズ。
顔をおさえてうずくまる親実装に近づき横腹を蹴り飛ばす。

「デブォッッ!!」

地面を転がる親実装、
立ち上がり逃げ出そうとする所にまた投石。

「デヒイィィン!デエエエエエン!!」

茂みに逃げ込むまで投げてやった。

煙草を吸殻入れに突っ込み公園の出口へ向かう、

来た時と同じように実装が群がるのを蹴り飛ばし。
夕暮れの町へと僕は帰っていった。

夕暮れの公園、親実装は泣いていた。

「なぜデスゥ、」
「あの子はニンゲンさんにお花をあげようとしただけデスゥ。」
「なのになんでこんな酷い目に遭うデスゥ。」

親実装が戻った頃には仔実装の亡骸は同属の腹に収められた。

「なんでワタシ達はこんな酷い目に遭わなければいけないんデスゥ」
「あのニンゲンはなんでこんな事したデスゥ。」

無知な親実装には理解できないだろう、
人間に関わる=死をともなうという事を。

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