※ご注意 食事中の方、汚物表現の苦手な方はご遠慮下さい。(?) ------------いまどき---------- ・・・迂闊であった・・・ ちょっとした買い物のつもりで窓を開けたまま出掛けてしまったのだ。 帰ってきて俺が見たものは・・・ 「デッス〜ン♪デッス〜ン♪デデデ〜♪デッデロゲ〜♪」 ご機嫌麗しく、冷蔵庫を漁る緑色の物体であった。 『ハァ・・・』 その惨状を見て思わず溜息を吐く。 「デッデロゲ〜♪デッデロゲ〜♪」 俺に気付かず食料を喰い散らかす実装石。 『おい』 「デ?・・・デッデロゲ〜♪デッデロゲ〜♪」 声を掛けても全く動じない。 俺に気付いても食料を喰い散らかす実装石。 余程肝が据わっているのか、俺が舐められているのか・・・ よく見ると、その実装石は腹が異様に膨らんでいる。 『お前・・・腹に仔がいるのか?』 「デ?・・・デスデス。デッデロゲ〜♪」 嬉しそうに腹を摩る実装石。 『じゃあ腹も減るわな』 「デスデス(コクコク)」 惣菜のコロッケを齧りながら頷く実装石。 「デスデス(パクパク)デッデロゲ〜♪」 『喋りながら喰いながら胎教すんなよ』 「(パクパクパクパクパクパク)」 喰う方に専念したようだ。 「ゲップ!デッデロゲ〜♪デッデロゲ〜♪」 粗方喰い尽くすと胎教を始める。 俺は虐待派では無い。ましてや今回は自分のミスだ。 「デッデロ・・・デデッ!?」 実装石が慌て始める。見る間に両目が赤く変わっていく。 『産まれるのか?こっちだ!』 「デッス!デッス!」 身重の体を引きずるように後を付いてくる。 戸を開けてやると、中に入ってしゃがみ込む。人の目があっても気にしないのか・・・ 「デズーデズーデッデロゲ〜」 「デズーッ!!」 「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」「テッテレー♪」 どうやら元気な仔が4匹産まれた・・・ようだ。 「デスゥ・・・デェデェ・・・」 大きな仕事を終え、呼吸を整えると下を覗き込む。 そこには可愛い初めての仔供達が・・・ いなかった 「デデッ!?デスーデスー!」 仔達を呼ぶ母実装 「テチュー!」「テチャー!」「テェェ・・」「テチー!」 遥か下の暗闇から返事がする。 『あ、言い忘れてたけど・・・』 下を見たまま呆然とする母親に声を掛ける 『ウチのトイレってまだ水洗じゃないんだ』 勿論浄化槽なんて物もない。 ”トイレ”というより”便所” 『つまりこの下は・・・』 と言いながらしゃがんだままの親実装の頭を踏みつける。 「デーッ!?デデッ!!」 潰されまいと力む実装石。 ブリッ!ブバババッ! 「「「「テェェェェェッ!!テェェェン!!テェェェン!!」」」」 親の糞を浴びて泣き叫ぶ仔達。 『ほら、仔達が待ってるよ♪」 一気に足に力を込める。 ガポッ!! ポキッ! 「デギャァァァァァッ!!」 変な方向に足を曲げ落下していった。 ボチャッ! 「「ヂッ!」」「「レベッ!」」 「デヂャッ!」 仔の真上に落ちたようだ。 「デズーッ!デジャーッ!!」 ボチャッ!ボチャッ! ・・・ま、運が良けりゃ生延びるでしょ。餌もたっぷりあるし。 尤も、あんなに暴れたれたら沈んでいくけどね♪ ヘドロの底なし沼みたいな物だから。 『親仔仲良くな〜』 俺は戸を閉めた。 俺は虐待派では無い。ましてや今回は自分のミスだ。 俺は愛護派でも無い。ましてや不法侵入は許せない。 さて・・・ 昨日窓ガラスを割って入って来たヤツ・・・ 服と髪を毟り取って軒下に逆さ吊りにでもするか・・・
