□■□ 託児とその対処 B面(実装石の視点) □■□ とあるスーパーの自販機の影で実装石が子を託児しようとしていた。 『ニンゲンのところに入ったら気に入られるようにするデス。そうすればゴージャス三昧の酒池肉林デスゥ。』 『わかってるテチィ!ワタチの魅力でメロメロにするテチィ!!』 『うまくやるデスよ』 そんなある意味お約束な会話をして、スーパーから出てきた人間の袋に仔を投げ入れていった。 その袋の中にはその人間がデザートに食べようと思って買ったプリンが入っていた。 そのプリンを見つけた仔実装は 『この黄色いの何テチ?なんか甘そうな感じがするテチ。きっと可愛いワタチへの貢物テチ。』 とプリンを食い散らかし・・・ 『なんか、ウンチしたくなったテチ。もう空だからこのなかにしちゃうテチ』 と、本当にバッドエンド一直線のお約束な行為を済ませていた。 『しかし、ウンチをしたらまたお腹空いたテチ。気の利かないクソニンゲンテチ。 この黄色いアマアマだけでなくスシ・ステーキ・コンペイトウも入れておくのがジョーシキテチ!!』 と悪態をついていた。 「ただいまー」 ワタチを連れてきたニンゲン:ニンゲンAの声が聞こえる。 「おかえりー、お前本当にプリン好きやな〜」 別のニンゲンの声も聞こえてきた。 どうやらニンゲンは二匹らしい。 ニンゲンAが覗き込んできた。 「あ?」 「どした?」 「・・・実装石の小さいのが入ってる。プリンも食われてる」 「託児されたな」 なんか、声の感じが歓迎するような雰囲気ではない。でもそんなことは気にしない。 ワタチの正当な要求をしっかりと聞かせないといけない。 『クソニンゲン!黄色いアマアマだけじゃ足りないテチィ!可愛いワタチにもっと献上するテチューン!!』 はぁ・・・と別のニンゲンことニンゲンBがなんか声を出している。 その後、ガサガサと別のところから物音が聞こえてきた。 きっと、ニンゲンAの気の利かなさにガッカリしているのだろう。 そして、可愛いワタチの為にウマウマなご馳走を用意しているに違いない。 でかしたテチ、ニンゲンB!!褒めてつかわすテチィ!! 「じゃ、早速やっちまうわ。」 ニンゲンB?その白っぽいものは何テチか? やめるテチ!!服を引っ張るなテチ!! 「それ、かわいそうなんじゃね?プリンはまた買ってくればいいし。てか、兄ちゃん何も被害受けてないやん。」 とニンゲンAの声が聞こえてきた。 ぼさっとしてないでニンゲンBを止めるテチ!! こっちも脱がされまいと抵抗するもワタチの耳にいや〜な予感のする音が聞こえてきたテチ。 ピリピリ・・・。 『なにしやがるテチー!』 必死に抗議してもこのクソニンゲンはやめようともしない。 噛みつこうにも噛んでも歯ごたえはないし、全く悲鳴すらも出ない。 このクソニンゲンはバケモノテチィ!? そうこうしているうちに服は剥ぎ取られたと思ったら、服は戻ってきた。 でも・・・びりびりにされてたテチ・・・・。 『なんてことするテチ・・・』 高貴なワタチの服がビリビリにされてしまったテチ・・・。 呆然とするワタチの目の前にいつの間にか白い何かが出てきたテチ。 新しい服テチ?・・・でも、なんで前髪が引っ張られているような感じがするテチ? それに・・・頭をつかまれているような感じも・・・ やめるテチ・・・やめるテチ・・・ ビリリ・・・ ワタチの前髪が・・・前髪が・・・ ビリリ・・・ もしかして、後ろ髪もひきぬか・・・もしかして、今のワタチは禿は・・・ それに・・・何かが焼けるような臭いが・・・ 嘘テチ・・・嘘だと言ってテチ・・・ 『テェェン・・・テェェェン・・・』 禿裸だなんてありえないテチ・・・このクソニンゲン野蛮テチ・・・ 高貴なワタチにこんな仕打ちを・・・ありえないテチ・・・ 「五月蝿いな・・・」 クソニンゲンが何か言っているテチ・・・ きっと碌なことじゃないテチ・・・ ニンゲンA、とっとと助けるテチ、このクソニンゲンをぶっ殺すテチ・・・ 「ちょっと、兄ちゃん!それ!!」 そのニンゲンAの声に気が付いて上を見上げたら・・・ クソニンゲンがとがったものを持ってワタチの首に近づけようとしてたテチ・・・ テ・・・・テ・・・・テチューン? ワタチが思いつく限りの可愛いポーズをしてみたけど・・・全く止まらなかったテチ・・・ やめるテチとめるテチやめるテチとめるテチやめるテチとめっテ・・・ 『さて・・・あの子は上手くやったデス?きっとワタシの子デスから上手くやってるに違いないデスゥ。』 ようやくにおいを辿ってニンゲンのおウチの前まで来たデスゥ。 途中大きな道があったけど、渡りきれなかったニンゲンがやってるふうにしてみると上手くいったデスゥ。 他の奴じゃでかいおっかないバケモノに踏み潰されているデス。 でも、ワタシは賢いからそんなヘマはしないデスゥ。 おや、ニンゲンが出て来たデス。 『ワタシの子がそこにいると思うデス。可愛いワタシの子を誘拐した責任を取ってワタシも飼うデスゥ』 と言ってみたものの、なんかニンゲンから怖い感じがして来たデスゥ。 ワタシなにもしてないデス。ただ、飼ってほしいだけデスゥ。 「きさーん!!また、うちのガラスを割りにきたんかー!!!」 あまりの大きな声にびっくりしたデスゥ。 だからつい・・・右手を顔に近づけて・・・。 「デスゥ?」 そしたら腰に痛みが走って転んでしまったデスゥ。 このニンゲン、ワタシを蹴ったデスゥ!?何でデスゥ!? 「お前がいっつもガラスを割ったりするせいで赤字続きなんだ!!どうしてくれんだよ!!」 痛いデスゥ。何もしてないのになんでこんな目にあうんデスゥ。 「二度とくんな!!」 とニンゲンが怒鳴ると同時にお腹をモロに蹴られたデスゥ・・・。 そして、ニンゲンはおウチに入っていったデスゥ・・・。 一体なんなんデスゥ?よくよく思い出したら、あの子を運ばせた人間はあの人間じゃなかった気がするデスゥ。 そう思ってると、横でガサッと音がしたデスゥ。 その直後、靴を片方取られたデスゥ。 何するデスゥ。返すデスゥ。 ちょと?ニンゲンさん?その靴どうするデスゥ? もしかして投げるデスゥ? あの大きい道だけはやめるデ・・・大きい道じゃない方に投げていったデスゥ。 まったく、へんな悪戯をするニンゲンもいるデスゥ。石騒がせな奴デスゥ。 きっと暇人デスゥ。まったく、こんな人間にだけは飼われたくないデスゥ。 脱げた足のほうが歩くのにちょっと痛いですがそこまで遠くないデスゥ。 でも、もしものことを考えて早いうちに取りに行ったほうがいいデスゥ。 やっぱりワタシは賢いデスゥ。 ようやく靴を履き終えて振り返ると袋はあったけどニンゲンはもういなかったデスゥ。 袋はなんなんデスゥ・・・? なんか近づいちゃいけない気もするデスゥ・・・。 でも、ニンゲンからの貢物の可能性も捨てきれないデスゥ。 「デ?」 袋の中は・・・ニンゲンの持っていた袋に入れたはずのワタシの子? 見間違いかと思ったデスが、臭いからしてどう考えても私の子・・・。 なんで禿裸になっているデスゥ? どうして、ワタシを見ているのに声を出さないデスゥ? 『何があったデスゥ?お前の魅力でニンゲンをメロメロにするんじゃなかったのデスゥ?』 「ヒュー・・・ヒュー・・・」 ニンゲンに声を出せないようにされたデス!? おにデスゥ。あくまデスゥ。 「まだおったんか!!」 「デエエエ!!?」 まずいです!ここにいたらこの子と同じ目にあうデスゥ。 逃げるデスゥ。 今日はもう疲れたデスゥ。とっとと帰るデスゥ。 まったく役に立たない子だったデスゥ。 こいつはもう禿裸で生き延びれそうにないから、非常食決定デスゥ。 とりあえず、おウチに帰って作戦の練り直しデスゥ。 ゴォォォォォ・・・ デ・・・でかいおっかないバケモノがもう目の前にいたんデ・・・・ プチッ ========================================================================================================== ども、くらるんです。 「託児とその対処」が完全人間視点だったので実装石サイドを書いてみました。 若干方言が入っている気もしますが、気にしない方向で・・・。 オクニガシレチャウヨゥ・・・ 08/01/05 開き直ってアップロード 急遽思いついたNG 『何があったデスゥ?お前の魅力でニンゲンをメロメロにするんじゃなかったのデスゥ?』 「コー・・・ホー・・・」 ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ・・・
