□■□ 託児とその対処 □■□ 「あ?」 帰ってきた弟から唖然としたような声が聞こえる。 「どした?」 「・・・実装石の小さいのが入ってる。プリンも食われてる」 ああ・・・・それは、 「託児されたな」 「テチー!テチーテチー!テチーテチーテチューン!!」 (クソニンゲン!黄色いアマアマだけじゃ足りないテチィ!可愛いワタチにもっと献上するテチューン!!) 袋の中では仔実装がプリンを食った挙句に糞をしていた。 リリースコース決定だな。 とりあえず、ネットで実装石に関することは見ていたので早速対処する事に。 そもそも飼う気は無いし、わざわざ好き好んで虐待する暇もない。 そのため、リンガルなんて持っているはずもない。 まあ、暇な時間はネトゲでつぶしているのだが。 とりあえず、テンプレ対処法としては禿裸でリリースだっけ? その対処を行おうとしたら、被害者である弟から 「それ、かわいそうなんじゃね?プリンはまた買ってくればいいし。てか、兄ちゃん何も被害受けてないやん。」 とか抜かしてくる。阿呆が。 とりあえず、小さなビニール袋を手袋代わりにして袋の中の仔実装の服を剥ぎ取る。 小さなビニール袋の為、取りにくいが素手では扱いたくない。 まあ、袋の中からは「テチーテチー!(なにしやがるテチー!)」と熱烈な抗議が聞こえてくるが相手にしない。 と言うよりする必要もない。 「あー、そしたらこいつらの親どもがやってきて、出汁にもならないこれ(仔実装)を出汁に飼う様に迫ってくるぜ。 ぶっちゃけ、こいつら人間を奴隷とかしか見てないらしいし。 躾けるだけ無駄だし匹数も多い。それに、いろいろと不快な要素が多い。 まあ、仔実装はうちの猫&犬にじゃれつかれてご臨終だろうけどな。」 「そんなら、わざわざそんなことしなくても放してやればいいじゃん。 兄ちゃんはいつもネットの情報を鵜呑みに・・・くさっ!!」 弟の言葉を聞いて思った。こいつ、ぬるすぎ。 とりあえず、剥ぎ取った服を引きちぎって修繕不可にまでして袋にもどす。 正直、出した時臭かった。 「テェェェ・・・(なんてことするテチ・・・)」 なんか、袋の中から声が聞こえたが何言っているのかは正確に知る気もないので無視する。 「いや、そしたらこいつらが変なベクトルに持ってるチャレンジスピリットで飼われるまで延々と託児してくから 他の人にも迷惑をかけないためにも制裁はきっちりとせんといかん。」 と言って、とりあえずティッシュで前髪をつまめるようにして袋に入れた手で頭を固定して前髪を引き抜く。 同じ要領で後ろ髪も引きちぎって灰皿に入れて着火。 その頃になると状況を悟ったのか「テェェン・・・テェェェン・・」と血涙を流して泣き出した。 「兄ちゃん・・・さすがにこれひどくない?」 「別に?てか、小さい頃にやった虫の蒸し焼きの方が今はまだ罪悪感があるよ。」 正直今思うとひでえことをしたなと思う。あの頃俺は若かった・・・。 「兄ちゃんに罪悪感ってあったの?」 「うっせえ。」 とりあえず、準備は完了。 ただ、鳴き声が五月蝿いので喉をつぶすことにしたが、そのときも弟とひと悶着あったのは言うまでもない。 ちなみに服を焼かないのは、禿裸で我が子と気付かず食ってしまう可能性があるため、服の臭いで我が子という 判断をさせる為である。・・・まあ、それがあっても食いそうな気もするので気休め程度だが。 あ、我が子の判別ができるかのテストも出来そうだな・・・。禿裸にした仔実装と別の仔実装の服の残骸を入れて 班別できるかとか。でも、めんどいから虐待スキーな後輩にネタを差し入れるかな。 そして、リリース。 エレベーターで2Fまで降り、そこから階段で降りることにする。 他の住人に迷惑がかからぬようなるべく実装石がエレベーターに乗らせる可能性を防ぐようにする為である。 そして、階段からエレベーターのほうを見てみると・・・ 「あれ?」 親は来ていない。ちょっと気になって表を見ていると・・・ 「二度とくんな!!」 1階のはんこ屋の親父が実装石を踏みつけて蹴り転がしていた。ただ、出血しない程度にやっていた。 そりゃ、店の前でシミを作っても後が面倒だしね・・・。臭うし。 そういや、はんこ屋の親父って実装石嫌いだったな〜。よく、表のガラス割られてるし・・・。 折角見つけたので、はんこ屋の親父が店に入っていったのを見計らってからそいつの横に袋を置き、 追いかけられない為にも靴を取って投げる。 なんか、小学校でもこういういじめにあったことあるような・・・。まさか俺がやるなんてなぁ。 車道・駐車場はまずいので、歩道に。いや、表が国道で結構交通量があるのよね。 親実装の心配じゃなくて、実装石を突っ込ませたことで刎ねたドライバーから因縁をつけられるのを避けたいだけ である。 それと駐車場もうちの家族が使ってるし、わざわざ厄介ごとを増やすのも・・・ねぇ。 俺が車道に誘導させる真似しなくてもいつか自分で車道に突っ込んで轢かれるのがオチだと思うし。 こんな俺をチキンと呼びたきゃ呼べばいいさ、けっ。 投げた後はダッシュして帰る。なるべく足音を立てないようにする。 しばらくすると、「デエエエ!!?」という絶叫を聞いた。 託児したのに禿裸にされてたらそういう反応が起こるわな。でもちょっとタイムラグがありすぎる気もするし、 なんか切羽詰った感じがする気もするが気にしない方向で。 そんな話を親父にしたら 「ああ、実装石には昔は家の中も荒らされてた事もあったからな。ほら、お前が2歳になる前まで住んでたとこ、 あそこは戸建だったんよ、借家だけどね。あそこに住んでいたときも窓ガラス割られることがあったからな。 あの時は給料も少なくて・・・・・・」 長い昔話を聞かされましたとさ。チクショー、オレノキュウジツガコレデホトンドトンダヨー。 まあいいや、今度の話の種にはなるだろうし。 ========================================================================================================== 初めまして。 くらるんと申します。 ちょっとスクを書いてみたいな〜って思って書いてみましたがどうだったでしょうか・・・。 正直自信はありませんが、感想等をもとにもっとスキルを上げていきたいと思います。 08/01/03 先行き不安ながらもアップロード 08/01/04 漢字の気づいた誤変換の修正を行いました。 いろいろ書き忘れもあったので内容の加筆・修正も行いました。 意味のある修正だったのかは・・・う〜ん・・・ 08/01/05 初アップロード日を入れ忘れてあわてて追加
