タイトル:【馬食】 居酒屋の風景
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作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:4459 レス数:0
初投稿日時:2007/12/23-01:13:52修正日時:2007/12/23-01:13:52
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居酒屋の風景

ブピピピッ!

便器にまたがる臨月の実装石が踏ん張ると、緑の糞が少しもれた後、乳白色の粘膜に包まれた仔実装がにゅるり
と総排泄孔から顔を出す。

「テッテレー!」
「テッテレー!」
「テッテレー!」
「テッテレー!」
「テッテレー!」

お馴染みの公衆便所における実装石の出産である。

親実装は出産の大役を果たした満足感に浸りながらも、親としての務めを忘れることなく粘膜除去を行おうと
している。

親実装が粘膜舐め取らないと、仔実装は産道を通る際の蛆体形から本来の人型の体形への変容が妨げられるの
は既にお馴染みのことである。

最初に産み落とした仔実装を手にとって、いそいそと舐め取ろうとする親実装。

仔実装との幸せな生活の第一歩を印す親としての行動である。ある意味幸せの絶頂と言ってもいいだろう。

「ザリッ」

「デヒッ!」

既に何度か出産を経験した親実装の舌を、今まで体験したことの無い痛みが走る。
驚いてしげしげと両手で抱えた仔実装を見つめる親実装の目に、信じられない光景が写った。

出産したばかりで、それもちゃんと水中で乾燥を防いでいたはずの粘膜が、固まりかけていたのである。
それも、並みの硬さではない。漏らしたウンチを数日放置したようなガビガビな硬さであった。

親実装は孤児だった自らの仔実装の日々を思い出す。漏らしたウンチの始末をしてくれる親も姉も居らず、
パンツをウンチでガビガビに固めてしまったあの日。そう、誰も自分を構ってくれなかった。

だから自分の娘達には絶対にそんな思いは…

「デッギャァァァーッ!」

回想シーンから我に返って、両腕の中の仔実装を見直した親実装が悲鳴を上げた。粘膜が完全に固まり、
仔実装は蛆形状のままで成長が止まっていたからである。

かわいい我が仔の幸せに満ちた未来を、ほんのちょっと回想の世界をさまよっていた間に閉じさせてしまった
親実装は、その仔をポイとトイレの床に投げ捨てた。

カランカランと硬質な音を響かせて便所のコンクリ床を転がる仔実装になり損ねた物は、壁にぶち当たりレピャッ!
と悲鳴を上げる。その姿は、まるで人の顔を殻の中に隠し持ったサザエのようでもある。

厳しい野良生活に絶えられない仔は育てる意味が無い。親実装はそれがかわいい我が子であろうとも実装石の
大原則を曲げようとはしなかったのである。冷静に考えれば半分は自分のせいなのだが。

二番目以降の仔に賭けよう。そう思い直した親実装は再度我が目を疑う。残った仔実装たちも全て粘膜が固まり、
レヒレヒ と涙を流しているのである。

今までこんなに早く粘膜が固まったことは無かった。親実装は我と我が仔に降りかかった不幸を呪った。

この仔も!

カランカラン レピャー

この仔も!

カランカラン レピャー

この仔も!

カランカラン レピャー

この仔も!

カランカラン レピャー

全部の仔が石の様に固まった粘膜の中で、蛆形状のままでその形態が固定されていた。

「デッGY」キィ「デッ?」ドガッ!「グブュ」

親実装が絶望の悲鳴を上げようとした刹那、個室のドアが突如開け放たれた。

闖入者のキックがクリーンヒットして、頭をぺしゃんこにされた彼女は小さな悲鳴を上げて事切れた。
運悪く潰された頭に偽石があったのだろう。

中に入って来たのは、おなじみ虐待派…ではなく単に急に激しい便意に誘(いざな)われたサラリーマン風の
男だった。

彼はつぶれた親実装を個室の外に蹴り出すと、下半身を一気にむき出しにしてブリブリと…

バン!

開発部長が会議室のテーブルを両手で思いっきり叩くと、サラリーマンの脱糞ムービーが止まった。

「止めろッ!もう良い!こんな所まで撮ってどうする!!!」

会議室の蛍光灯がいっせいに点けられて明るくなった。

「部長!ここからが面白いところなんですよ。脱糞後のこの男は、頭上に天使が舞ってるような恍惚の表情を…」

「馬鹿ッ!そこまで撮ったら犯罪だろうが!新しい実装駆除薬のマーケットテストだから公衆トイレに観察用の
カメラを仕込むことを許可されているんだ。そもそもなんでテスト用のトイレに人間が入り込んでくるんだ?
テストの為に撮影している旨は張り紙で出してるんだろ?」

「しかし部長、出物腫れ物所構わずといいますし…」

「もう良い!それで双葉ッ!、お前の開発した駆除薬は結局どうだったんだ?!」

今怒鳴られている双葉としあきは、この製薬メーカーの新製品開発部の社員だ。

白衣に身を包んだ彼は、得意げに先ほどのムービーに出てきたサザエ状の蛆実装をつまんで見せた。

「この通りです。私の開発した『粘膜硬化加速剤』を添加した水に触れて、瞬時に出産粘膜が硬化しない仔実装
なんていません。生まれたての仔実装の粘膜は薬効成分との接触の直後に急速に硬化が始まり、30秒で石の
ように固まってしまいます。しかも添加剤の原料は酢酸、アルコール、その他何種類かの多糖類と言った
天然素材だけで構成され、高い生分解性能を持っていますから、環境負荷も殆どありません」

「さらにうれしいことに!」

としあきはサザエ状蛆実装を床に置くと靴で思いっきり踏んでみせが、それはびくともしなかった。

「この加速剤で固められた粘膜は、まるで貝殻のように安定した物質になり、実装石程度の力じゃ中の蛆実装を
取り出すこともできません。つまり、救出も出来ない、餌にも出来ないという訳です」

としあきは調子にのって、サザエ状蛆実装を何度も踏んでみせる。

ドンドン!

「ほら、人が踏んでも壊れません」

ドンドン!

「ほら!」

ドンD パキャ レピャ!

調子に乗って踏み続けた殻が割れて、としあきの靴の下で中の蛆実装がペシャンコになった。

「双葉!お前調子に乗りすぎ…ン?なんだこの臭いは?」

開発部長が異常な臭いに気づく。会議室に居る他の人間も異常に気づきだす。

「何?何よこれ?」

「…変な臭い?」

「すえたような…?」

「…?」

「…!」






「ウワーッ!臭ッ!」「なんだこの臭いは!ゲフッ!!」「息が!息がッ!助けてくれーッ!」「目が!目がー!」

かろうじて生きていた蛆実装が殻の中に垂れ流していた糞が腐敗したものが空気に触れて、激しい悪臭が会議室に
充満する。辺りは文字通り酸鼻を突く地獄と化した。

「双葉ッ!ゲフッ!この大馬鹿野郎!ゲフッゲフッ!!こんな危険な廃棄物を作り出す製品を市場に出せるかッ!
くぅー!!臭い!誰か早く窓を開けろッ!この製品はボツだッ!いいな!」

会議室に同席した他の開発部員が次々に会議室から逃げ出す。程なく、会社の近辺に複数の救急車のサイレンの
音が鳴り響いた。

*

「双葉よー。お前そろそろヤバイんじゃない?」

としあきの同期の開発部員が、通路を歩くとしあきの後頭部にかるくチョップを入れながら話しかけてきた。

「また顛末書の提出を言われたよ。今回は事故だと思うんだけどなぁ」。

珍しく弱気になっているとしあきに、その研究部員は追い討ちをかける。

「確かに救急車も来たしな。しかも三台。そんなことよりお前、今期も新製品に繋がる試作品を出せてないだろ。
三期連続で空振りなら営業へ出されるぞ」。

としあきは思い出したように言った。

「そうなんだよ!この業界で営業なんていやだよなー…いっそのこと家業でも継ぐかぁ…」


*

「へいらっしゃい!」

カウンターの中で、今ではすっかり串蛆屋の親父としての風体が板に付いたとしあきが、暖簾をくぐる酔客に
あいそを振りまく。

彼は結局三期連続で新製品に繋がる試作品を出せず、営業への辞令を断って退社、家業の焼き鳥屋を串蛆屋として
改装して人生の再出発を図ったのであった。

最近人気で競争が激しい実装食居酒屋の中で、としあきの店が頭ひとつ抜けて繁盛しているのは、製薬メーカー
に在籍時に開発した粘膜硬化加速剤のアイデアを生かした、サザエ実装料理の元祖という評判があるからだ。

サザエ実装とは、出産粘膜を硬化させた蛆体の実装石の事であり、としあきの命名である。

また彼の商売が成功した要因のもう一つに、硬化促進剤と同じ薬効成分をもつ液体のレシピを調味料として
ネットで公開して、サザエ実装というネーミングと一緒に一般に浸透させたことにあった。

一旦消費者に広く受け入れられた製品は、直ぐに類似品が出てしまうものだ。

陳腐化を避けられないノウハウに拘って、コモディティ化までの短期間だけ自分の店の名物料理とするよりも、
サザエ実装を消費する市場を広く作り上げてから、差別化で勝負をかけたほうが良い。

退職するときにマーケティング部の同期から送られたアドバイスに従って打って出た作戦が功を奏して、
としあきの店は想像以上の繁盛をみせていた。

実は硬化液は、一定量の砂糖、蜂蜜、米酢、みりん、日本酒、化学調味料をだし汁で割って沸騰させないように
火を通せば簡単に作ることができる。

パテントの問題も心配されたが、使用目的が駆除と調味料とで違う事と、会社が製品化を全く考えていなかった
事が幸いした。

「サザエ実装のつぼ焼き三人前!」

「へい!つぼ3つ!あよーんす!」

アルバイトととしあきの間で、威勢の良いオーダー確認のやり取りがなされ、としあきは今朝一番で妊娠状態に
した、禿裸の養殖郷実装をガラスケースから出し、強制出産させる。

強制出産から、粘膜硬化、サザエ化までの流れるような手付きに客は見惚れる。禿裸郷実装は激しく威嚇するが
としあきはその脳天に、包丁の背でゴツンと一発天誅を加え、更に素早く両目を食紅で赤く染め上げて再度
ガラスケースに放り込む。

頭頂部を抱えようとして、手が届かず耳を押さえながらデーデー泣き叫ぶ郷実装を尻目に、生涯を蛆体で
過ごす事を決定付けられ、レヒレヒ と絶望の涙に顔面をぬらすサザエ実装を左手に取るとしあき。

右手には、秘伝のタレがたっぷりと満たされた注射器。実はこの調味料こそ、市場での差別化のために、
親の代から続く秘伝の焼き鳥のタレをベースにとしあきが開発したものなのだ。

としあきはサザエ実装ににっこりと笑いかける。

「これからこれをブスっと行っちゃうからね?」




「レピャー」

サザエ実装が悲鳴を上げた瞬間、二つの鼻腔の間にブスリと針を刺し、ズイズイと体のほぼ中央にまで
突入させると、そこで調味料をグイと体内に注入する。

「レベェェェ!プッ!」

タレが十分に体に入ると、あまった分が鼻から噴出してきた。それを確認して残り2つのサザエ実装も美味しく
味付けしてしまうとしあき。

「さて、いよいよ君たちともお別れだよ。絶対に美味しくしてあげるからね」

としあきはそう言うと、静かに、しかし真っ赤に焼ける備長炭で炙られる金網にサザエ実装をコロンと乗せた。

「レフェェェェー?」

さっきまでの味付けの暴挙を忘れ、のん気そうに天井を見つめるサザエ実装。熱気でゆれて見える視界が
面白いらしい。

しかし、数秒後には熱が殻を伝達してきて、生身の肌をじりじりと焦がす。

「レフェェェェェェッ !!!」

熱で滲み出る体液と秘伝のタレが絶妙の割合で混ざり合い最高の出し汁となり、どんどん美味しくなっていく
サザエ実装。やがて沸騰する出し汁が目、口、耳、鼻の7つの穴から噴出し、燃える炭に垂れ落ち香ばしい
香りが厨房一杯に広がる。

「よし、ここだ」

としあきは、サザエ実装が絶命する直前で火から降ろす。実は秘伝のタレには、偽石の保護強化の効果もあり
これだけの苦痛を味わっても、死の直前でその命を留めおく事が出来るのだ。

「チュポン!」

泣き声を上げることすら困難なサザエ実装に、最後の災難が訪れる。としあきは出し汁がこぼれない様に
注意深く専用の器具で中身を引っ張り出して、包丁で首から下をザク切りにすると、再度殻の中にもどし、
残った首で蓋をした。

「つぼ焼3つお待ち!熱いので気をつけてくださいね!頭をのけて中身を食べてください」

客は箸で頭をのけると、中身を口に含んで悦楽の表情をみせた。

「大将〜!やっぱりつぼ焼きはあんたの店が最高だよ!」

「毎度御ひいきにありがとうございます!」


としあきは、料理を通じて客と心が通い合うこの瞬間が一番好きだった。


おしまい


**************************************************


おまけ

マラ蛆で大当り

「大将、このサザエ実装のつぼ焼きだけどさ、中にこんな長い肉があったよ」

としあきが常連客から見せられたのは、まごう事無きマラ肉であった。生存競争が激しいと、自分のコピーを
作るのが一番リスクが少ない繁殖方法というになるらしく、有性繁殖に必要なマラの発生率はかなり低い。

しかし、ある意味飼い実装のような状態におかれる、食材実装は美味しく処分されるまでは、短いながらも
生存競争がない状態におかれる。

結果、発生率は1%程度まで上がり、こうした居酒屋のちょっとしたお楽しみのクジ代わりに使うのに丁度良い
ネタとなる。

「お客さん!運が良いなぁ。マラ蛆は当りなんですよ。今日は蛭実装のたこウインナー風揚げをご馳走しちゃい
ますよ!」。

としあきはそういうと、ガラスケースの中からお腹の膨らんだ禿裸仔実装を引っ張り出した。

この仔実装は、長野県産の養殖郷実装の仔である。天然山実装よりもはるかに安価に、それに近い風味を楽しめる
ということで、最近生肉業界で人気を伸ばしている食用実装だ。

「こいつは今朝妊娠させましたからね、ちょうど今、胎仔は食べごろですよ」

そう言いながら、笑顔で仔実装の腹にすりこぎをドンドンと二、三発叩き付けた。

仔実装は妊娠させても、生まれるのはせいぜい親指実装で、殆どが蛆実装しか出産しない。串焼き屋のような
飲み屋でちょとしたサイドメニューを産ませるには便利な存在だ。

仔実装が テギュァッ!と鳴き声を上げると、まもなく裸の腹がプルプルと震えだし、総排泄孔から蛆実装が3匹ほど
出てきた。

その蛆実装をざるにあけて、温水できれいに粘膜をとると、まるでハイスピード撮影のムービーを見るかの
ように手足が生えてきた。としあきはその成長途中の蛆を今度は氷水に放り込む。

レチャッ!と新鮮さを想起させるような元気な声を上げ、体温の急激な下降で成長が中途半端で止まった蛆は、親指
実装と蛆実装の中間のような半端実装になった。としあきの店ではこれを蛭実装と呼んでいる。

ちょっと不気味なネーミングだが、こういった飲み屋ではインパクトのある名前の方が受けがいいのである。

「お客さん、強制出産だと産道を通ってる間にも成長が進んで食味が確りする反面、甘みが減ってしまうん
ですよ。こうして流産状態にしてやると、蛆が仮死状態で産道を通るので、本当の胎仔の旨みを残したままで
料理できるんです。しかも氷水で締めてやることで、確りした食味とほんのりとした甘みが両立します」。

としあきはいつもの薀蓄を流暢に語ると、テチテチと声を上げながら、必死に我が子を取り返そうとする禿裸仔実装の
眉間に竹串をズイと差し込み、またガラスケースに戻した。

串に脳を貫かれた仔実装は、テーテー と鳴くだけのナマモノとなった。こいつは体が完全に消耗するまで仔を
生み続ける事になっている。とは言うものの、一日持たないので毎日使い捨てにせざるを得ないのだが。

「さて、ここからが本番」。

としあきは、蛭実装の体を軽くまさぐると偽石の位置を確認し、包丁の切っ先を立てるようにして、そこを
切り開きスプーンで偽石を抉り出す。

蛭実装は三匹ともレチャァァァァと絶望の響きを含んだ美味しそうな悲鳴をあげる。実装食の醍醐味はやはり、食材の
悲哀に満ちた悲鳴であると再認識させられる一瞬である。

偽石は料理中の苦痛で崩壊することを防ぐ為に、みりん、黒酢、三温糖、栄養ドリンクを秘密の配合で混ぜた、
とろりとした濃厚な特性の保護剤兼調味料に漬けられた。

としあきは、偽石がそれを十分に吸う間、はらわたの処理にかかった。

偽石を取り出して料理しやすくなった半端実装の首から下を縦に真っ二つにする。レッ!と悲鳴を上げる蛭実装に、
としあきは極力やさしい表情で声をかける。

「痛かったけどよくがんばったね」

優しい声をかけられた蛭実装は、血涙を流しコクコクと首を振るとレリューンと甘えた鳴き声をだす。

「で も 、も う 一 回 行 く よ」

としあきは表情を一変させ、一語ずつ、はっきりと聞こえる様に宣言する。

蛭実装に言われたことを理解する時間を与えて、両目が絶望で大きく見開かれた瞬間、今度は今刃をいれたのと
90°の位相で刃を入れる。

こうして、首の下から縦に四分割された肉がぶら下がった蛭実装が出来上がる。としあきは、蛭実装の頭をまな板に
押し付けると、包丁の刃先で器用に内臓と中骨を引っ張り出して体と泣き別れさせる。

そしてさきほど保護剤兼調味料に漬け込んだ偽石を取り出して、各々の蛭実装の口の中に押し込み、その口を
爪楊枝で踊り串の様に縫いつけてしまった。

ムギュムギュと悲鳴なのか不平なのかよくわからない鳴き声を上げる蛭実装に溶き卵を絡めつけ、軽く小麦粉を打ち
頭だけ海苔でクルリと囲む。

「こうするとね、油で揚げてる間に跳ねた油でこいつらの顔が火傷しないんですよ。え?揚げるのに火傷なんて
関係だろうだって?いえいえ、人間様に食われていく身であろうとも、せめて顔だけでもきれいなまま送って
上げたいと思いましてね」

としあきは菜箸で蛭実装の頭を挟み、低温に暖められた油に首から下だけトプンとつけた。菜箸の先から指先まで
殆ど体を動かせないはずの蛭実装が必死にもがき苦しんでいる様子が箸を通じてとしあきに指先に伝わってくる。

その指先に感じる僅かな違いを読み取って、油から上げられた蛭実装は、四分割された体がそれぞれ熱でクルン
と丸まり、見事にたこウィンナーの様な形をみせていた。

「さ、こちらが蛭実装のたこウインナー風揚げです。食べる前に顔にまいた海苔を外して下さいね」。

常連客が海苔を外すと、そこにはレヒレヒと血涙を流す蛭実装の顔があった。爪楊枝を抜くと口からコロンと偽石が
零れ落ちてパキンと割れた。

おまけのおしまい


**************************************************


あとがき

毎度、駄スク書きの妄想に付き合っていただきありがとうございます。今回は突如食実装の調理シーンを書いて
見たくなったので、そこだけ頑張りました。そのせいか取り留めのない話になってしまいました。

前作、「点描」に関して、感想スレッドで、どの辺の読者をターゲットにしてるのかというご質問を頂きました。
これって、文章を書くモチベーションを考察する上で、興味深い問いかけだと思います。

自分の場合に関しつらつらと考えるに、自分自身が読者という意識があるようです。
つまり、自分で読みたいと思ったスクを書いているという感じですね。

あー、美味しい実装石食いたい。

鍋屋◆LCl66aXKxk

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