『 ギャハハハハハ!!! 』 「 ギャアアアアア!! 」 「 た、助けてデスゥゥゥ!! 」 逃げ惑う実装石達、それを背後からバットを振り下ろして叩き潰す俺。 次は目に付いた仔連れの親を潰し、仔実装を足で踏み潰す。 公園の地面は緑と赤の体液が乾く暇も無く… 公園はまさに実装石にとっては地獄絵図が繰り広げられていた。 まぁ、俺達にとってはパラダイスなんだが。 『 かなり勘を取り戻してきたようだな。 』 『 いい感じに仕上がってきたじゃないか。 』 虐待に復活した俺を見て、ダチ2人も晴れ晴れとした笑顔を見せやがる。 『 まぁ、な…! 』 額から流れる爽やかな汗と実装石の返り血を拭った。 『 最近まではスランプだったのさ。 これからは前以上に楽しめそうだぜ! 』 青空の下、公園に虐待派3人の笑い声が響き渡った。 あの日4番モドキを勢いで握りつぶして、改めて虐待の心地良さを思い知った。 本当ならモドキをブチ殺したい所だが、数が少ないため気軽に遊べない。 そのため実装石を代わりにしようと思い立ち、今は虐待ハッスルだ。 そして虐待の面白さを再認識した。 マンネリ化し半分飽きていた俺に、4番モドキは虐待の面白さを教えてくれたのだ。 アイツには感謝しても良いな。 おかげで、実装石が惨めに死んでゆく様を見るのが前以上に楽しい。 苦しみ思う存分堪能してもらい、絶望の淵に叩き落して殺す。 『 おい、帰ったぞ。 』 部屋に帰り、真っ先に向かうのはバスルーム。 「 てぇ……てぇ……っ! 」 「 こ、怖いてちゅぅ… 」 「 もう、これ以上…酷いことはしないでですぅ… 」 1番モドキと新入りのモドキが2匹。 健気にも1番は、怯える2匹を背中に隠して俺から守ろうとしている。 しかし俺はソイツ等の前を通り過ぎるとシャワーのノブに手をかけ…。 ザァーッ…… 勢いよく水を出すと、バスルーム全体に音が鳴り響く。 基本的に俺は部屋の中で虐待はしない。 別に虐待派であるのを隠してるわけでは無いのだが、コイツらの悲鳴を洩らすのはエチケット的に良くない。 だが、こうすれば悲鳴はかき消されて隣の部屋に聞こえることは無いだろう。 『 さて、と…どけっ! 』 「 でぇ! 」 1番の身体を適当に押しのけると、残された1匹のモドキに手をかける。 「 てぇ…てぇ〜〜!! 」 俺の手の中でもがく仔モドキ。 途端に俺の中で鼓動が早くなる。 湧き上がる歓喜、心地良さ、充実感。 やはり仔実装とは違う……この感触はモドキならではだ。 『 ……ギャハハハハ!!! 』 「 ちゃああああああ!!! 」 普通の実装石よりも長い片手を千切り、更に片脚を捻り切る。 苦痛を与えるたびに小さな身体から心地良い叫び声。 「 まま!まま!ままぁぁあっぁ!いたいてちゅうぅぅ!!! 」 『 いいぞ!いいぞ!! 』 身体の一部を徐々に……徐々に摘んで毟っていく。 大切なお菓子を少しづつ、少しづつ食べていくように、だ。 やはりモドキは叫び声も実装石とは違う。 胸に透き通る絶望的な悲鳴。 身体中から手の先まで痺れ渡る快感。 今では公園で前菜代わりに実装石の虐待、そして部屋に帰って仔モドキの虐待が定番になっていた。 やっぱり虐待の最後の締めはこれでないとな。 『 たまんねえぜ…!!! 』 シャワーの音にかき消される仔モドキの悲鳴。 「 やめてくださいです……その仔が……死んじゃうですぅ… 」 涙を流しながら必死に俺を止めようとする1番モドキ。 だがひ弱な腕で俺の脚に触れてもどうにもならない。 笑い声と悲鳴と嗚咽がシャワーの音にかき消されていく。 こりゃ、簡単に止められそうにない。 改めて知った実装石虐待と初めて知ったモドキの虐待。 俺の虐待生活は以前以上に充実していた。 更なる虐待、更なる虐待を求めて。 しかしある時。 シャワー室で何十匹目かのモドキを殺し終えて、ふと俺は冷静になった。 あのブローカーが今まで集めたモドキはどこに? 浴槽に叩きつけられるシャワー音と手の中で絶命した一匹のモドキ。 モドキを殺したばかりの余韻に浸る俺に湧き上がった疑問。 虐待派ならば、この感触は何にも耐え難い至高の一時だろう。 今まで俺達から集めたモドキを何処へ連れて行くのか。 アイツは愛護派のために集めているなんて言ってたが、嘘に決まってる。 こんな虐待し甲斐のある奴等を愛護するなんて有り得ない。 俺なら有り金をはたいてでも手に入れる。 そう、何が何でも買い集める。 いや、待てよ…世間体的にモドキを虐待するのは最悪だ。 あのペットショップの店主も言っていたが、一応コイツ等にも人間の血は流れている。 なら考えられるのは二つ。 何らかの特定の客を相手にする極めて特殊な業者。 特殊な趣味を持った連中の集まる会員制のクラブ。 しかし俺が思うに、後者の方が可能性として高い。 世の中には様々なアングラ系のクラブが存在し、実装石虐待をメインにした店も少なくない。 同好の趣味の者達が集って語り合い、時を過ごす。 同じ肩身の狭い虐待派同士ならば話も弾むと噂で聞いた。 そして更に肩身の狭くなるであろうモドキ虐待。 世間的には決して知られてはいけない行為だ。 それだけにお互いで秘密を共有し、共感を得る場所が必要となる。 きっと、どこかの場所で集められたモドキ達を盛大に虐待してるはずだ…! 『 ククッ…! 』 手の中で徐々に身体が冷たくなり、完全に只の肉塊となった仔モドキ。 その光景を目にして自然に笑みが零れる。 俺の妄想は果てしなく膨らんでいった。 真っ先にに探し始めたのはインターネット。 流石にネットの世界には様々な情報が詰まっている。 人間と実装石の合いの子……つまりモドキに関しての情報も幾つか載っている。 だが、その情報はどれもこれも当たり障りの無いネタばかりだった。 ネットでは虐待を趣味としている者達が、実装石の虐待写真をサイトに掲載している。 大っぴらに自慢できない虐待派達にとって、ネットとは唯一趣味をオープンにできる空間。 近所の公園、自宅、廃墟、様々な施設。 場所は違えど、実装石の虐待には変わりない。 この俺でさえ、感心するような虐待風景が掲載されてはいたが……やはり無い。 モドキ虐待に関するサイトは見つからない。 それから俺は近所の書店でモドキに関する雑誌を探し回った。 本屋に行けば実装石に関する書籍は数多く並んでいる。 愛護派って連中用に、実装石の飼い方なんて酔狂な本が一角を占めてやがる。 その一方、お情け程度に虐待派専用雑誌も確実に何冊か並んでいる。 世間体的にも悪いし、人に自慢できる趣味でも無い。 だが、これだけの雑誌が出版されているという事実は、それだけ虐待派が確実に存在している事を示唆している。 でなければ出版自体されない。 そう、確かに実装石虐待の書籍は有る……が、しかし 『 これもだ……ここにも無い…。 』 どの雑誌や書籍にもモドキに関する記事は全くと言って良い程無い。 苛立った俺は、無造作に雑誌を書棚に放り込む。 それから何店も書店を回ったが、モドキに関する記事を載せている雑誌や書籍は一つも無かった。 有数の大規模ブックセンターでも、だ。 『 くそぉ……絶対何かが……手がかりがあるはずだ…! 』 結局、ネットからも書店からも有力な情報は得られなかった。 となると残るはリアル知人関係だ。 しかし俺は虐待歴が短く、そこを通じて人と知り合うタイプでも無かった。 いつもの二人以外に実装石虐待仲間は居ない。 以前の事も有り、ペットショップの主人には二度とモドキの話題を出せない。 その時の俺には八方塞がりのように思えた。 『 ……待てよ? 』 いや、一人いた。 モドキに関しては明らかに俺達に比べて詳しい奴が一人。 『 馬鹿だな……なんで、こんな簡単な事に気付かなかったんだ…。 』 俺は笑った。 余りの迂闊さと自らの滑稽さに。 そう、あの男なら全てを知っているはずだ…! 『 悪いな、最近不作でよぉ……。 』 『 いや、ご苦労さまだ。これが今回の報酬だ…。 』 久しぶりに俺とブローカーの男は公園で落ち合った。 最近は手に入れたモドキを片っ端から俺が自分用にしているため、不作報告をする日が続いていた。 だが今回、連絡をしてようやく一匹を渡すことにした。 「 帰してちゅ……わたちをままの所に帰してちゅう……。 」 持参したケージの中で、仔モドキがさめざめと泣いていやがる。 籠の柵から手を伸ばしているが何にも届かない。 力無く手を振る行為を続けるだけだ。 『 しかし、どうしたんだ? 前までは良いペースで仕入れてくれたのに……。 』 『 いや、何、単なる不調さ。 それにあらかた狩りつくしたようだしな。 』 『 うむ…。 』 『 悪いが用事が有るんだ、今日はこれで失礼させてもらう。 』 『 あぁ……それじゃあ、また頼むよ。 』 俺はケージをブローカーの元に置くと、足早でその場を立ち去った。 茂みの角を曲がり、懐に手を伸ばす。 俺はブローカーから十分に距離が離れた事を確認すると、携帯電話で通話を始めた。 『 よし、頼む……あぁ、手筈通りに動いてくれ。 』 『 サンクス、2人とも後で礼をさせてもらう! 』 『 別に構わないけどよ…。 』 『 お前、一体何をするつもりだ? 』 顔を見合わせ、事情を飲み込めないダチ2人。 しかし俺は殆ど説明らしい説明をせず、教えられた場所へ向かう。 あれから俺はダチに頼み、あのブローカーの行動を探ってもらった。 その目的は集められた仔モドキの行き先。 俺の虐待派の勘から、どこかの場所で隠れて虐待が行われていると睨んだ。 集められた仔モドキ共を思う存分凄惨にブチ殺せる場所。 最高だ。 おそらく会員制で、部外者は決して立ち入ることのできない場所であろう。 俺のような一見には絶対に入れないような世界だ。 だが、見てみたい。 その欲求は留まることを知らず、日に日に大きくなるばかりだった。 あれからというもの、俺はダチ2人を誘って仔モドキ捕獲に勤しんできた。 実装石共を以前より更にブチ殺し、ブチ殺し、ブチ殺し…。 そして手に入ったモドキ達を、人気の無い場所へ持ち込んでメインディッシュ。 モドキ達の悲鳴がこれ程心地良いとは思わなかった。 実装石のダミ声とは比較にならない程、透き通るような悲鳴。 実装石以上に絶望に満ちた表情。 実装石とは比べ物にならない程均整の取れた身体を、少しづつ壊していく快感。 一匹の仔モドキが動かなくなるまで存分に弄び、楽しんだ。 おかげでブローカーにモドキの捕獲は不発と、虚偽の報告をする週が続いている。 何せ、納品できるモドキは俺が消費してしまうのだから仕方が無い。 そして今回、俺はある事を思いついた。 惜しいが一匹をブローカーに手渡し、ダチ2人にそのモドキの行き先を探ってもらった。 モドキに対する虐待欲求は高まるばかりだ。 この世界のどこかで、俺の知らない場所でモドキ達が酷い目に遭っていると想像しただけで身震いがする。 しかし俺のような貧乏人では入っていけない場所であろう。 だが、自分は参加できなくてもいい、せめて見物させて貰いたい。 この目で現場を直に見せて貰うだけでも最高だ。 そして、その為の代価を用意した。 「 てぇ…。 」 一番仔モドキだ。 ブローカーが最高品質だと評した個体。 あの個体と引き換えなら、多少の無理は聞いてくれるであろう。 正直、コイツを他の奴らに虐待させるのは惜しい。 いつか俺が気分の乗った時に盛大に、悲惨に、絶望的にブチ殺してやるつもりだったから。 『 まぁ、いいさ。 』 確かに惜しいが、俺の手にする物の大きさを想像して自分を納得させる。 数え切れない程のモドキ達が苦しむパラダイス。 それは一番仔モドキを引き換えにするに十分な条件だった。 『 ……ここか。 』 ダチ2人がブローカーの後を付け、辿りついたのは郊外のマンションだった。 緑豊かなベッドタウンに、整然と立ち並ぶ住宅街。 その高台にある、一際立派なマンション。 高台の上に広大な敷地が有り、他の住宅地を見下ろせる程だ。 一見すると立派だが、どこにでもあるマンション。 だが敷地は外部と高い壁で隔絶して更に門があり、守衛2人が出入りする者をチェックしていた。 普通のマンションにしてはセキュリティが厳しすぎる。 『 ふむ…。 』 俺はさりげなく、このマンションの敷地をぐるりと回ってみた。 壁の高さは軽く3メートル近くあり、少し手を伸ばした程度では届かない。 唯一の外部との出入り口である門には守衛が目を光らせていた。 その扉は固く閉ざされており、時々住人らしき者達が出入りするにもチェックを怠らなかった。 一回りして俺は改めて回りを眺めた。 新しい住宅地らしく、全てが真新しい。 それを囲む周りは緑が豊富だ。 頭上には青い空が広がり、白い雲が流れていく。 自動車も滅多に通らず、人通りも少ない。 聞こえるのは風の音と鳥の鳴き声くらいだ。 しかし、のどかな風景に似つかわしくない厳重すぎる警備。 俺は自分の予測に対し確信を高めた。 『 さて……。 』 同じ高台で、敷地の隣にある7階立てのマンションに入りこんだ。 結局、敷地の周りをうろついてるだけでは怪しまれる。 それに、それだけでは何時まで経っても中を伺えないだろう。 だから俺は敷地の隣のマンションに目をつけた。 守衛がガードを固めている隣に比べてセキュリティは非常に甘く、俺でも忍び込めた。 人目を盗んで屋上に登り、隣の敷地内を見下ろす。 そして荷物の中から双眼鏡を取り出し、覗き込んだ。 敷地内にはマンションの建物の他に車庫が幾つかと倉庫らしき建築物。 そして庭らしき緑の敷地内に… いた! その一画、芝生が敷き詰められた場所。 緑色の小人達が数十匹……いや、ひょっとしたら百匹以上いるかもしれない。 仔モドキが蠢いているのを俺は確認した。 あれは似ているが実装石じゃない。 肉眼では分かりづらいが、双眼鏡越しに見れば明らかだ。 緑の敷地内で走り回り、遊んでいるのが見える。 また、近くには親らしき成体のモドキ達が漏れなく付いている。 屋上からは金網越しだが、それでもハッキリと分かる。 あれは間違い無くモドキ達。 一匹の大きなモドキの近くに、何匹かの小さな仔モドキが走り回っている。 その仔モドキ達を、親らしきモドキが笑いながら見守ってやがる。 敷地内で仔モドキ達はあちこちと走り回り、遊びまわり… 少し離れた場所から親モドキ達が腰を下ろして談笑しているようだった。 やはり……ここはモドキの虐待が秘密裏に行われる場所なのだろう。 今はあのモドキ達も馬鹿面をして幸せを満喫してやがる。 しかし、それも時間の問題だ。 おそらく今は虐待のための熟成期間なのだろう。 いずれは、あの芝生に出ているモドキ達も中に連れ込まれ…。 『 くくく……! 』 想像するだけで笑いが止まらない。 そして、そんな想像が実際に行われている現場を見たくて堪らなくなっていた。 参加できなくてもいい。 ただ奴等が絶望的な悲鳴を上げながら死んでいく様を見ることができれば… 『 ん……。 』 双眼鏡越しに敷地内を見下ろし、仔モドキ達を眺めている間……不意に視線を感じた。 モドキ達に気を取られていて、回りのことに気付かなかったのだ。 『 ……? 』 視線を感じた方向……双眼鏡から目を外し、見上げた方向にはモドキ達と同じ敷地内のマンション最上階。 よく見れば1,2,3,4……10階フロアの一角だけが総ガラス張りになっていた。 そのガラスに両手を張り付け……俺のことを見下ろしている女の子と視線が合う。 …… 小学校に入学するかしないくらいの子だろうか。 ここからでも分かるくらい大きな瞳で俺のことを見ている。 ガラスにぺったりと張り付いた小さな手。 ブルー系の長袖シャツに腕を通し、やはりプルー系らしきスカート。 背中に見える黒くて長い髪。 多分、そこのマンションの住人の子だろう。 ……? 女の子は俺をじっと見ていた。 不思議そうな表情を浮かべつつ大きな丸い目で。 隣の建物から敷地内を覗いている俺を偶然見かけ、興味を抱いたのだろう。 俺がこんな場所で何をやってるのかと不思議に思ったに違いない。 そして俺からも見られているのに気付いて… ……♪ ガラス越しに手を振り始めた。 笑顔で 眩しいくらいの笑顔で
