タイトル:【虐】 数虐
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作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:6363 レス数:2
初投稿日時:2006/07/16-21:57:24修正日時:2006/07/16-21:57:24
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「はーい、じゃあ一列に並んでくださーい」
仔実装たちは自分達の置かれた状況を把握し切れずにいた。公園のおうちにいたはずなのに、気が
ついたらこんな所にいる。少し腐った柔らかいダンボールの感覚が懐かしい。今いるのは硬い床の
上だった。計12匹の仔実装たちは不安から一斉に泣き喚き始める。
「ママはどこテスゥ?」
「ママはいないよ」男の声は無邪気で優しかった。
「嘘テチ!さっきまでいたテス!」
「でも今はいないんだ」
「返しテチ!」
「いないものは返せないなぁ」あくまでも無邪気に、根気よく諭す。
「テーン!返しテェェエエン!」「ママーン、来テチィィイイ!」
「残念だけどママはいません。でもコレがあります」
「…テッ!」男の手にある袋を見て、正確にはその中にある淡い色をしたコロコロしたものを見て
仔実装たちは大人しくなった。母親の腹から出てきてまだ短いが、彼女達はそれが何だか知っていた。
甘くておいしいモノ。母親のことは頭から消し飛びはしないが、片隅には追いやられた。
「欲しいテス欲しいテス!」「くださいテチュン♪」「ちょっとだけでいいテスから…」
「そんなことをしなくてもあげるから」さっそく媚びてきた仔実装にも男は嫌悪を表さなかった。
毛ほどにも。「ただし一列に並んだらね」

数分後、実装石の頭では一列に並ぶだけで大仕事だ。
横一列に並んだ仔実装たちを男は満足げに眺める。
「はーい、よく出来ました!じゃあ一人に1個ずつあげまーす!」並んだ仔実装たちの一匹ずつに
手渡ししていく。
その仔実装たちはかなりよく躾けられていた。もらうとちゃんとお礼を言うことができた。その中の
何匹かが若干媚びてしまったのは残念だったが、比較的よくできた仔実装たちだった。そう、よく
出来た仔たちだった。一人1個のコンペイトウを奪い合うこともしない。
「おいしいテチュね♪」「うんテチ」「ママに食べさせてあげたいテス」
それぞれがニコニコと頷きあいながら味わっていた。

甘みが彼女達の不安を、恐怖を取り除いた。甘いものをくれるのはいいニンゲン、ここはいいニンゲン
のいる場所、自分達はいいニンゲンに拾われた?飼実装になれたのか?そう考えるのも無理からぬ事
だった。その証拠にニンゲンは毎日ゴハンとコンペイトウをくれた。一列に並んだ時だけ。


しかし彼女達は増長しなかった。ただこの幸せを味わっていた。自分達はなんと運がいいのだろう。
こんな優しいニンゲンに飼われて。ママも一緒ならもっと良かったのに。仔実装たちは「兆し」に
気付くことはなかった。
「じゃあ、今日はお名前をつけてあげようね」
「嬉しいテチ!」「お願いしますテチュ!」「カワイイお名前くださいテチィ!」
「はいはい。じゃあ…」男は横一列に並んだ仔実装の左端から指さしていく。「キミは一番、キミは
二番、キミは三番…」
「…テェ?」仔実装たちはわけがわからず首を傾げる。それが数字だということはわかるが。数字?
数字がお名前?それでも仔実装たちは自分につけられた新しいお名前をそれぞれが覚えた。
「…で、キミが12番だね。じゃ、ゴハンにしようか」
「はいテチィ♪」

やがて楽しい食事が終わる。
男は唐突に言った。「じゃあ、ナデナデして欲しい仔いるかな?」
この時ばかりは仔実装も自制を保ち切れなかった。このニンゲンさんに撫でて欲しい。優しい優しい
ニンゲンさんにナデナデされたらどんなに幸せだろう。
「はいはいテチュ!」「なでなでしテチ!」
それぞれが背伸びまでして短い手を突っ張り主張する。
しかし男は悲しそうな顔で言った。「うーん、ちょっと忙しいからみんなはナデナデしてあげられない
んだよな…」あり得ない言葉だが。
「そんなテチィ…」「テェ…」
仔実装たちは姉妹を押しのけて自分が撫でられようとはしなかった。その代わり皆で途方に暮れる。
「でも、みんなの中の半分までならナデナデしてあげられるな」
「テッ?」「ほんとテチュ?」「嬉しいテス!」必然的に「誰にするテス?」そう聞くだろう。
「そうだなぁ。じゃあ公平にお名前で決めようか?1番と3番と5番と7番と9番の11番の仔は手を
上げてくださーい!」
「テス!」仔実装たちは自分の名前を覚えていた。呼ばれた仔は反射的に手を上げる。
「よし、じゃあ今日はキミたちをナデナデしてあげよう」男は手を上げた仔実装たちを一匹ずつ優しく
撫でていく。
驚くべきは、他の、呼ばれなかった仔実装たちが妬みもしないということだろう。それどころか
「良かったテチね」「またナデナデしてもらえるといいテスね」などと一緒に喜んでやっている。
そしてやはり男は本当に済まなさそうに言った。「ごめんな。お前達もナデナデしてあげたいんだけど」
「ワタチたちはまた今度でいいテス」「そうテチュね」「今日はしょうがないテチよ」
仔実装たちは賢く、優しかった。
それがきっかけである事には、仔実装たちはやはり気付かなかった。

翌日、朝食の後に一列に並んだ仔実装たちに男はまた言った。「じゃあ今日もお名前をあげまーす!」
「テェ?」「お名前は昨日もらったテチュ」「お名前もう1個くれるテチ?」
「ごめんな」唐突な言葉だった。「俺が昨日つけたお名前忘れちゃったんだ」
「ひどいテチ。ワタチは3番テチ」「ワタチは8番テス」「ワタチが…」
それぞれが前日につけられた名前を口にするが、
「ごめん。憶えきれないよ。もう一回付け直すけど…いいかな?」
「わかっタチ…」「ニンゲンさんの言うことだからいいテチ」
この優しいニンゲンに頭を下げられては、同じように優しい仔実装たちに抗えるはずがなかった。
或いは
誇らしさもあったのかもしれない。ニンゲンさんは忘れてしまったが、ワタチたちは覚えている、と
いう優越感だろうか。
「ごめんな。じゃあ、お前が1番で、2番、3番…お前が12番ね」
それぞれが新しい名前を覚えた。偶然同じ名前をつけられた仔も一匹だけいた。
「今日もナデナデしてあげるけど、やっぱり忙しくて…」
仔実装たちは賢かった。「じゃあ、お名前で決めるテス?」
「そうしようか。うーん、1番と3番と5番と7番と9番と11番の仔は手ぇ上げて」早速上がった手
の持ち主達を男は丁寧に撫でた。「みんなナデナデしてやれなくてごめんな」
しかし仔実装たちは別のことを考えていた。昨日と同じお名前の仔がナデナデされたが、お名前が
変わったことで、昨日はナデナデされなかったが今日はナデナデされた仔もいた。お名前が変わったから
だ。毎日お名前が変わるというのも悪くない。仔実装たちはそう思い始めた。
お昼ゴハンの時も、晩ゴハンの時もお名前は変わった。お風呂に入る仔もお名前で選ばれた。彼女達
はそれを面白がった。いつも変わるお名前でイイことが起こる。今度はどの仔にどのお名前がついて、
どんなイイことがあるのだろう、と。

数日後、それは食事前だった。
「ごめん!」男は突然頭を下げた。
仔実装達は既に今朝のお名前をつけられていた。「何テチ?」「ニンゲンさん、頭を上げるテチュ!」
「その、お前らのゴハンが、その足りないんだ」
しかし仔実装たちはやはり優しかった。人間の生活を知らない彼女達にとってはどうしようもないが。
「しょうがいないテチよ」「ゴハンもらえるだけで幸せテス!」
「その、全員分がないんだ。半分しかない」
「みんな半分テチ」「分け合うテチ」
「駄目だ!」
「テッ!」「テヒッ!」「テチャッ?」
突然の男の大声に子実装たちは腰を抜かす。初めて怒鳴られた。怒られた?何で?悪い仔だから?
何か悪いことをしたか?ウンチを漏らしたとか?いや、そんな臭いはしない。だれかが汚い言葉を
使った?そんな覚えはない。
「ごめんなさいテチィ!」「許しテチュゥ!」「助けテェェン!テェエエン!」
仔実装たちは混乱していた。
「ご、ごめん。怒って悪かった。でも、とにかく、その分けちゃ駄目なんだ」男はしどろもどろに
答える。
「わかったテチュゥ…」
今まで良くしてきてくれたこのニンゲンに言われて断るわけにはいかなかった。彼の持ってきた、安価の、
いつも通りの仔実装フードは普通に分けて食べられるものだった。しかし仔実装は忠実だった。選ばれた
仔実装は、餌にありつけない姉妹に促され、後ろめたい思いで食べた。
昼も、夜も、それが続いた。
彼女たちは変化に気づいた。やはり今度も食べれるかどうかの判断は「お名前」だった。しかしその方法
が違っていた。1番と3番と5番と7番と9番と11番仔がいい思いをできる、というわけではなかった。
その逆だった。2番と4番と6番と8番と10番の仔が食べられない、というものだった。
どういうことだ?お名前を付けられるとイイことを期待していいわけではないのか?
イイお名前とワルイお名前があるのか?
ようやく気付いた兆しだった。

次の日はみんなゴハンがもらえた。しかしそれ以外でやはり名前の違いが関わってきた。
1番と3番と5番と7番と9番と11番の仔はナデナデしてもらえたが
2番と4番と6番と8番と10番と12番の仔はデコピンされた。
仔実装たちは泣きそうになった。しかし男の全く悪意のない微笑みを見てそれを保留した。これは遊びなの
かもしれない。母が言っていた通りの虐待派ならこんなに優しくは笑えない。実装石は愚かだ。しかし自分
達に悪意を持っているニンゲンを嗅ぎ分ける能力だけは確かだった。
仔実装たちにはわかっていた。このニンゲンは「違う」と。この男は遊んでくれているのだ。構ってくれて
いるのだ。


それでも仔実装たちの心境は変わりつつあった。何の心配もない生活から、若干の緊張の混じったそれに。
ニンゲンさんはワタチたちと遊んでくれる。でもゴハンが無いのは困るし、デコピンも痛くて嫌いだ。
それに、明日は何があるか分からない。コンペイトウをもらえるかもしれないし、その中の半分は偽者かも
しれない。あれには困る。勝手にどんどんウンチが出てくるのだから。ナデナデしてくれるかもしれないし、
ぺちぺち叩かれるのかもしれない。
最初は期待だけしていればよかった。明日はどんなイイことがあるのだろう。
しかし今は違う。不安だった。明日はワルイことがあるかもしれない。
期待と不安。由来は同じものだ。
自分達の誰かが悪いわけではない。毎日お名前が変わっているのだから。その点、男は公平だった。
大事なのはニンゲンさんがつけてくれるお名前だ。

男の行為はエスカレートしていった。
ある日は全員お風呂に入れられたが、2番と4番と6番と8番と10番と12番の仔はお湯の中に顔を
突っ込まれた。
ある日は全員服を脱がされ、1番と3番と5番と7番と9番と11番の仔はめん棒でこちょこちょと気持ち
いいコトをされたが、2番と4番と6番と8番と10番と12番の仔は太いマジックペンを無理矢理突っ込
まれ痛くて泣き叫んだ。
ある日は1番と3番と5番と7番と9番と11番の仔はリボンをつけてもらえたが
2番と4番と6番と8番と10番と12番の仔は服を次の日まで取り上げられた。
しかしその男からは悪意が感じられなかった。全く。彼は遊んでくれている。

姉妹の半分がパンツ一丁で震える中、彼女達は少々弱い頭で話し合っていた。半裸の姉妹達を笑うことは
できなかった。一歩間違えば、「お名前」が違えば自分もそうなっていたかもしれないのは分かっていた。
ずいぶん前に彼女達は気づいていた。全てはお名前だ。いや、お名前になっている「数字」のせいだ。
1と3と5と7と9の仔にはイイことが待っている。
2と4と6と8と10の仔にはワルイことが待っている。
彼女たちの頭ではその概念は理解できなかった。しかし感覚では分かっていた。偶数と奇数。
もう分かっていた。ワタチたちと遊んでくれているのはあのニンゲンではない。数字だ。
ワタチたちは数字と遊んでいる。


どうすることも出来なかった。ずっとお名前が変わらなければ運の悪い姉妹を笑うこともできただろう。
しかし毎日好きなお名前を選ぶことはできないし、そのお名前もいいのか悪いのかが分かりにくい。
そこまで理解できれば、心境の変化が極地に辿り着くのに大して時間はかからなかった。
無気力。彼女たちは実装石特有の傲慢さとか横柄、尊大、高慢、そんなものを失くしていった。もともと
それが親の躾によって極度に押さえられている彼女達ではあったが。期待することを止めると同時に不安
もなくなった。ただ、任せた。数字に遊ばれるままに。


「そろそろお別れかなぁ」
その言葉を聞いた時、やはり期待が首をもたげてくるのを押さえつけられなかった。
しかしそれは同時に男の行為を佳境に入らせることになった。
「おはよう」男はやはりいつも通りの悪意の無い表情でいた。「ごめんな」そして謝りながら取り上げた
服を返していく。「綺麗にしておいてあげたよ」
「テ…」「テェ…」「チュァ…」
パンツ一丁で夜を明かした姉妹達は当惑しながら、言葉通りに綺麗に洗濯されていた服に袖を通した。
これだ。こういう事をされるから自分たちはこのニンゲンがよくわからなくなる。
「じゃあ、今日のお名前は…」かりそめの名をつけていく。「はい、並んでー」
「テェス…」
仔実装たちは気だるそうにずるずると足を運び横一列に並んだ。
「じゃ、朝ごはんにしようか」男は一匹ずつの前に仔実装フードを置く。そして自分も持ってきた食事を
取り始めた。彼はいつも供に食事をした。
「…」珍しい。今日はみんなゴハンがもらえた。が
食後。
「よーし、じゃあ2番と4番と…」
来た。「テ…」仔実装たちは身構える。1番とか3番の仔が選ばれる時はイイことが起こるが、2番から
始まる時はワルイことが起きる。何だ?今日は何をされる?痛いことか?苦しいことか?辛いことか?
「はい、じゃあ2番と4番と6番と8番と10番と12番の仔は手を上げて」
「…」呼ばれた仔たちはやはりだるそうに手を上げる。が
「はい!はい!はい!はい!はい!はい!」
ベチャ!グチョ!クシャ!ブチョ!と手を上げた仔実装が潰れていく。
「…テ?」「テァ…」「チァ?」「チュ?」
何だ。何だこれは!いつもと違う。残った仔実装たちは男の強烈な縦ビンタで潰れた姉妹達が作った床の
染みを呆然と見つめた。直後の絶叫。
「テェェェエエエエ!」「チュヤァアアアア!」「テテテテテッェェエエ!」
狂乱が訪れた。何が起こった?予想だにしていなかった。数字に殺されるなんて。生命の危機に直面して
ようやく彼女たちの中から無気力が取り払われつつあった。
生き残った仔たちの大騒ぎが終わり静かになった時には、男は部屋にいなかった。

昼食。
6匹分の少し寂しい食事。男は昼のことには触れもしなかったが、仔実装たちの咀嚼する顎は震えていた。
そして食後。
「じゃあ並んで」
仔実装たちは渋々と、しかし烏合の衆さながらに収束拡散を繰り返しようやく並んだ。或いは時間稼ぎか。
「2番と4番と6番の仔は手ーあーげて!」男はいつも通りに元気で無邪気だった。
「テ…テス」「テェ…」「テチ」呼ばれた仔は渋々と、しかし習慣通りに手を上げ
「はい!はい!はい!」潰れた。
しかし生き残った仔実装たちの狂乱の絶叫は聞こえてはこなかった。無気力ではない。逆だ。男は言った。
晩ごはんの後に「お別れ」だと。誰かが死ぬが、誰かは生き残る。全てはお名前が決める。

夕食。男は言った。「これが最後のお名前だよ」
1番、2番、3番、たったの3匹。
やはり晩ゴハンも皆が餌をもらえたが、食べる気にはなれなかった。
「じゃあ一列に並ぼうか」
とうとう来た。残る姉妹は3匹。誰が潰されるのかはお名前をもらった時にもう分かっている。
仔実装たちはうろたえた。迷った。考えた。
どうする?一列に並べば必ず誰かが死ぬ。
どうするどうするどうする。
そして
「…あ、あは…あははははははは」男は笑い出した。本当に楽しそうに。
彼女達は縦一列に並んで震えていた。確かにこれなら「一番」の仔しかいない。
「あはっ、お前らいいよ、すげぇいい!」彼は残酷だった。しかし同時に遊び心を解する人間であった
のは間違いない。「わかったわかった。参ったよ。ちょっと早いけどこれでお別れだ!」
「テッ?」
信じられない言葉だった。お別れ。この男が本当にワタチ達を逃がしてくれるの?いや、本当だ。
この男は残酷で気まぐれだ。しかし約束は必ず守る。彼が「お別れ」と言うなら本当にお別れだ。
それも「殺す」という意味でのお別れではない。この家から出られる。ココから出られる。


「悪いけど、みんなバラバラだな」男は本当に済まなさそうに顔をしかめる。この男は嘘をつかない。
本当に済まないと思っている。あれだけの事をしておいて、そう思える。彼はそういう人間だった。
「テー」「テチ」「デチュ」
仔実装たちは無表情に頷く。確かに自分達は同じママのお腹から出てきた。しかしこんな生活を
生き抜いてきた彼女達にとってはもう姉妹はいなかった。いま隣にいる仔実装たちはもう姉妹では
ない。だからバラバラになったからといって涙を流すようなナイーブな真似はできなかった。

「ええ。はい、仔実装が3匹…もちろん、傷一つついてないですから…診断ですか?いいですよ」
男は子実装3匹を腕に抱えたまま受話器に語りかける。仔実装たちは最初、男に触れられただけで
怯え、震えた。しかしすぐに気づいた。この男は約束を守る。殺さないと言ったら殺さない。自分
たちはもう何の心配もない。そしてその腕の中でうとうとし始めた。
「テースー…テーチー…」
「そうですね。一匹当たり〝3〟でどうです?…2・7…しょうがないなぁ、〝2〟で…よかった。
今回はサービスですよ」
敵がいるなら友もいる。虐待派がいるなら愛護派もいる。虐待派が実装石を虐げるなら、愛護派は
実装石を守った。ある愛護派の有力者などは、虐待派から実装石を買い取るなどという乱心ぶりだ。
彼曰く「例え金を払っても実装石を守らねばならない」もちろんそれが商売兼用の虐待師が増えて
いることには気づきもしない。一通りぶっ壊した後、売り飛ばす。

そして彼女達は離れ離れに、しかし飼実装としての生活を約束され、男の家を出て行った。



何も異常はないように思えた。あそこでは餌は十二分に与えられたし、糞の世話だってされた。彼女
自身は今もこうして生きている。ただ、隣の、或いは自分がそこにいたかもしれない姉妹がいなくな
った。それだけだ。しかし生き残った彼女達としては「悪くない生活」だった。
何も問題はないように思えた。

「さあさあ実装ちゃん、おやつよ」
昼食後、飼い主は実装石の前にコンペイトウをぱらぱらと撒いた。
「テッチュゥン♪」
どうだろう。自分はちゃんと媚びているだろうか。カワイイだろうか。どこか冷静な思考のまま彼女
は口に手を当て首を傾げた。これは問題ではないが、彼女は自分が変わっていることに気づいた。
時々不思議な違和感を実感する。
自分は本当に実装石なのか?
媚びても本当にカワイイとは思えない———ワタチにかかればニンゲンなんかイチコロのはずなのに。
服を脱がされても興奮できない———総排泄口がヌルヌルしてきてもいいはずなのに。
幸せになりたいと思えない———あんなにいた姉妹達の中から生き残った特別な仔のはずなのに。
あのニンゲンからは悪意は感じられなかった。真実だ。ただの気まぐれ。自分達はそれに付き合わされ
ていただけに過ぎない。
彼女は気づいていた。自分は偶然生き残ったという事を。実装石の頭では「確率」の概念は理解でき
なかったが、自分が不思議なルールによって生かされたことには気付いていた。自分が今ここにいる
のは自分の意思ではない。あの男の気まぐれでもない。不思議なルールによって、ただ、ここにいる
だけ。自分は本当に実装石なのか?
実装石ではない何か別の生き物になってしまったのか?

「まあ可愛い!さあお食べなさい」
その声で彼女はハッと我に返った。「テス!」
よかった。とりあえず成功したらしい。ではそろそろコンペイトウを…。しかしコンペイトウの魅力
には敵わなかった。甘いものに対する、妄執とも言える実装石の本能は残っていた。
「テ…テ…テ…テ…テ………テ?」
気が付くとコンペイトウを一列に並べていた。何?自分は何をやっているんだ?
「デ…デ…デ…デ…デ…デ…」
それなのに手が止まらない。1、2、3、4…数えている?自分はコンペイトウの数を数えている!
どうして?早く食べなさい。甘いものは好きでしょ?
「「テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ………テッ!」
1、2、3、4、5…7。7だ。コンペイトウは7個。よかった———何が?
「まあ!なんて賢い仔なんでしょう!」飼い主は感激に胸を一杯にしている。実際の話、数がわかる
実装石なんてなかなかいない。虐待されていた実装石を買い取ったと思ったら、これはお買い得だ。
「テチー♪」
そうだ。何も心配はない。いま目の前にコンペイトウがあるではないか。彼女はようやく7つの
コンペイトウを一息に口に放り込んだ。
カリッ、コリッ、チュパッ、ペロペロ…
「テッチーン♪」
甘い。なんておいしい食べ物なんだろう。その時だけは彼女の口から発せられる声は本物の媚びに
なっていた。コンペイトウがある時だけ彼女は本物の実装石になる事ができた。

「はい、おやつよ」
人間は昨日よりさらに多くのコンペイトウを撒いた。一体いくつまで数えられるのか、ただそれだけ
の興味で。
「テッチン♪」
よし。今日は上手に媚びれた。コンペイトウの甘さを思い出したからだろう。それに今日は昨日より
たくさんのコンペイトウがある。数えるなんてバカな事はしないで早く食べよう。早く早く。
それなのに
「テ…テ…テ……」
また数えている。何をやっているんだ!早く食べるんだ!甘くておいしいコンペイトウだぞ!
「やっぱりアナタは賢い仔なのね」飼い主はご満悦だ。
「テ…テ…テ…テ…テ…」
1、2、3…違う!早く食べろ!4、5、6、7…違う違う違う!数えなくていい。
「テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テェ?」
1、2、3、4、…10。10だ。コンペイトウは10個ある。10個?
「テギァッ!」
何てことだ!まずい!非常にまずい!コンペイトウが10?まずいことになった!
「あらあら、どうしたの実装ちゃん?」
「デズゥ!」
どうしたもこうしたもあるものか!このバカニンゲン!コンペイトウが10個?ふざけるな!彼女の
手はプルプルと震えている。何てことだ。10?10はまずい。11個なら良かった。いや、9個
でも別によかった。どうする?どうすればいい?一個増やすか?そうしよう。
「テッチュゥゥン♪」媚びた泣き声は震えていた。
しかし「あらあら、やっぱり足りなかったかしら」飼い主は嬉しそうにさらなるコンペイトウを彼女
に与えた。
ぱらぱらぱら…
「テスン♪」
お愛想程度の媚び声を上げてから早速数え始めた。
「テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ…テ………」
1、2、3、4、5、………14。14個!
「テヂィィィイイイ!」
ふざけやがって!誰が4個よこせと言った!
「?」飼い主は怪訝な顔をする。
「テ………ッ!」
瞬間的に悟った。やり過ぎた。これ以上は機嫌を悪くさせてしまう。どうする?もう一回媚びて
ご機嫌を取るか?いや、それをやったらまたコンペイトウをくれてしまう。今度は幾つになって
しまうかわからない。駄目だ。手元にあるコンペイトウで何とかするのだ。とにかく14個は、
14はまずい。どうする?どうする?
「テチッ!」
仔実装は一番端のソレを反射的に手ではたき飛ばしていた。
「テス!」
よし。もう一度数えてみよう。「…」13。13個。コンペイトウは13個!素晴らしい!
「テチャプププ!」
安心した彼女はコンペイトウにかぶりついた。
「テチテチ♪」
齧り、しゃぶり、舐め、頬張る。今日もこの時だけは彼女の声は実装石だった。

しばらくの間、彼女はコンペイトウをもらう度に怯えていたが、やがて危機を乗り越える方法を
学んだ。6個とか、8個とか、20個とかだったら1個残せばいい。それをしてからでないと
食べることはできなかった。例え2個だとしても、必ず1個残した。そうやって何とか折り合い
をつけることにした。


しかし彼女が実装石に戻る時がもう一つあった。いや、そうなるべき時が訪れた。彼女自身が感じて
いた。そう。自分は「ママ」になるのだ。
どこからともなくパンツの中に入った花粉が受粉し、彼女の腹の中で新しい命を育んでいる。
そう。ワタシはママになる。彼女は姉妹を思い出していた。死んでいった姉妹たち。お姉ちゃん、
妹たちの分までたくさん産んで幸せにしてあげなきゃ。たくさんたくさん産んで、幸せになろう。
「デスゥ…」
彼女は愛おしそうにお腹を撫でた。声はもう実装石そのものになっていた。

とうとう大きくなったお腹の中がギュルギュルと動き始めた。初めての出産に彼女は恐れ戦いていた
が、実際の感覚はアレの時と変わらなかった。そう、ウンチだ。生まれ出る仔たちは大きなウンチ
に過ぎない。
「デフッ、デヒッ、デフッ、デヒィ…」
ブリ。「テッテレー♪」ブリリ。「テッテレー♪」ブリブリ。「テッテレー♪」
出産は続く。
ブバッ。「テレーン♪」ブババッ。「テレレー♪」ブリョッ。「テッテリュー♪」
「…デフゥ〜」親実装は額の汗を拭った。よかった。仔どもたちは無事に生まれたらしい。最後の仔
は何故か親指だが、それでも大事な大事なかわいい仔どもだ。ワタシの仔どもたち。
「デフゥ…デフゥ…」未だ息を荒げたまま親実装は仔どもたちを眺める。
体液と糞の入り混じった粘膜に包まれ、蠢く仔どもたち。
「デェ」弱った身体で彼らに這い寄り手を伸ばした。
「テチー♪ママはじめましテチュ!」
「テリュリュ!親指でごめんなさいテリュゥ!」
しかし「…」さっそく自分に懐いてくる我が子に愛情で以って応えることはせず、仔どもたちを
転がして一列に並べ始めた。「デー…?」何?自分は何をやっているんだ?大切な仔どもたちだぞ。
並べてなんかいないでナデナデしてやらなければ。
「何テチ何テチ?何するテチュ?」
「ワタチはママのいうこと聞くテチィ!みんなで仲良くならぶテス」
「…」ああ、なんて従順で賢い仔どもたちなのだろう。5匹の仔実装と1匹の親指、合わせて6匹の
かわいい我が子たち。「デッ…」6匹?6匹だと?6?6はマズイ。6はいけない!
「テェ?ママ、どうしたチ?」
「ワタチたちのこと嫌いになっちゃったテチ?」
「でもワタチはママ大好きテリュ!」
「…」そうだ。こんなにかわいい我が子が6匹もいる。しかし6匹だ。6はマズイ。どうする?
どうするどうするどうする…
「テブリュ…ッ」
「デ?」いま何か足元から聞こえた。ちょっと出来損ないの親指ちゃんの声だった。おもむろに足元
を見下ろす。足の下の床から緑の染みが広がっていく。「デェ?」足の下にも違和感がある。ひょい
と持ち上げてみると、親指実装の残骸がぬちゃりと糸を引いた。
「テェェエエエ!」
「ママ何するテスゥ!」
「ひどいママテチィ!」
「テェエンテテェェン!」
しかし仔どもたちの方が反応が早かった。一斉に泣き騒ぎ始める。
「デ…」そんな。自分は親指を、我が子を踏み殺してしまったのか?何の罪もない小さな出来損ない
を。何てことだ!たくさん仔どもを産んで育てると誓ったはずなのに。これで仔どもは5匹に減って
しまった。5匹?5。5だ。5だ!5だ!5だ!もう6じゃない!
「デス!」泣き叫ぶ仔どもたちをそっと抱き上げる。
どこかで憶えのある感覚。
仔どもたちはその腕の中で震え、糞を漏らした。
それでも彼女はただ優しく語りかけた。「もう大丈夫デス。ママが守ってあげるデス」
「テェ?」「テチュゥ?」「何もしないテス?」仔どもたちは怯え潤んだ目で母を見上げる。
「デースー♪デースー♪」母は優しく歌い始めた。。
「テー…スー…テー…スー…」やがて仔どもたちは恐怖を忘れ眠りに付いた。


仔どもたちの世話は大変だった。餌は問題ないが、躾、糞の始末、その他いろいろ、しかし楽し
かった。母になって初めてわかる幸福感。自分は今度こそ本当に実装石になれたのだ。
実は彼女の飼い主であるニンゲンも子供を産んでいた。赤ん坊といっても実装石の彼女よりは遥かに
大きい、「小さなニンゲン」だ。
それを見て彼女は驚いていた。生まれたばかりのニンゲンは何もできない。言葉を話すことも、立つ
ことも、歩くこともできない。目も見えないのだ。何と弱い生き物なのだろう。これが大きくなって
将来自分達を虐待するニンゲンになるのかと思うと、驚きだった。
しかし彼女はこの小さなニンゲンが好きだった。我が仔には敵わないが、しかしこのニンゲンの仔と
いうのもなかなかにカワイイ。
「だー!だぁ!」まだ歩けないので四つん這いで近寄ってくる。
「頑張るデス、ほらほら、もうちょっとデス」手をぺちぺち叩き合わせてニンゲンの仔を呼ぶ。
「だぁ!」ニンゲンの仔は親実装に辿りついた。
「よく頑張ったデス。ニンゲンにしては頑張り屋さんデスゥ」
「だぁ?」口に手を突っ込んで首を傾げる。
「…デスッ」我が仔には敵わないが、まあ及第点だ。だから「デスン、かわいいデス!」我が子と同じ
ようにナデナデしてあげた。
「きゃっきゃっ」ニンゲンの仔ははしゃぎながら彼女に片手を伸ばした。
「デ…」1、2、3、4、5…5本。よし。「デププッ、くすぐったいデスゥ」赤ん坊に自分の頭を
ぺちぺちと叩かせるままにしておいた。
「だー!だー!」
「デスゥ…」やはり彼女はこの小さなニンゲンが好きだった。この子は大人とは違って、意地悪な
目でワタシたちを見ない。願わくばこのまま育って、大きなニンゲンになって欲しい。
しかし
「ママ、どこテチー?」「ワタチたちを置いていっちゃ嫌テスー」
仔どもたちが彼女を呼んでいた。タオルを敷き詰めた浅いバケツの中からは、背伸びをしても仔実装
では外が見えない。仔実装たちの不安はやがて恐怖になり狂乱に変わった。
「ママママママ、どこテチチチー!」「ママ帰ってきてチュ!」「テェェン!テテーン!」
親実装は丁寧に頭を下げた。「ごめんなさいデス。また今度デス」やはり自分の仔どもたちの方が大切
だ。そしてバケツに向かおうと振り返った時、ガクンと動きが止まり強い力で引き戻された。「デェア?」
「だー!」赤ん坊は無邪気に実装石の髪の毛を引っ張っていた。せっかくの遊び相手を逃がしたくない
のだろう。
「デッ!やめるデス!大切な髪に乱暴しないでデス!」実装石は必死で拘束を逃れようとするが、
それどころかどんどん引き戻される。結局は成体の実装石よりも赤ん坊の方が力が強いのだ。やがて
彼女は抵抗を諦めた。「…わかったデスゥ。遊んであげるから髪はやめてデス」そして振り向いた。
「ママ、そこにいるテチュ?」「テチャァン!チァアアンン!」「大丈夫テスー?」
相変わらずバケツの中は大騒ぎだ。糞まみれになっていることだろう。しかし今は仕方ない。仔ども
たちにはもう少し我慢してもらおう。
「だー!」ニンゲンの子は無邪気に手を伸ばして実装石の顔をぺちぺち叩く。
「デスー…」このまま我慢してやろう。今はこの可愛さが憎かった。
「だだー!」しかしもう一方の手も伸びてきた時
反射的に「…」1、2、3、4、5、…10本。10?10!「デシャァァァァアアア!」自制心の
吹き飛んだ彼女は小さな牙をむき出しにし、威嚇した。
「だぁ?」赤ん坊は意味がわからない。
「デギァッ!」そしてとうとう自分に触れる、ニンゲンの小さな小さな手に歯を立ててしまった。
大人の手なら怪我をしようもない、武器として全く役立たずの実装石の歯だが、赤ん坊の柔らかい
皮膚には、ぷつり、と食い込んでしまった。
「デヒッ?」絶叫で彼女は正気に戻った。誰?誰の泣き声?ワタシの仔どもたち?違う。目の前の
ニンゲンの子だ。泣いている。何故?自分が噛んだから。大変だ!
「ぁぁああん!ぁあぁああ!」
「大丈夫デス!大丈夫デス!痛くないデス!」彼女は必死に赤ん坊をなだめる。しまいには仔実装に
やるように歌い始めた。「デースー♪ワタシの仔どもはかわいいデスゥ♪みんなみんなかわいい
かわいい仔どもデスー♪」
「ぁあぁああ!ぁあん。あぁあん…」果たしてそれは効果的だった。実装石の下手な歌でもその子供
には意味があった。或いはおなじ「母」としての歌に反応したのだろうか。
「よかったデスゥ…」これでひとまず落ち着いた。こんな場面を飼い主に見られたりしたら大変だ。
下手をしたら放り出される。飼い主は優しいニンゲンだが、子供を傷つけられたりしたら絶対に怒る
だろう。自分だってそうだ。しかしこの小さなニンゲンの手についた歯跡はどうする?
「デスゥ…」親実装は途方に暮れた。
もし飼い主が、この子の母親がこの歯型を見つけたらどう考えるだろう。子供自身の歯型でないのは
すぐにわかる。
答え———実装石。
従って———現在の生活の崩壊。
「ママンママンママン、どこテスゥウウウ!」「早く来テチー!」
「うるさいデス!」母は仔ども達を一喝した。それどころではない。死活問題だ。
「テ…ッ」「テヒィ…」
仔どもたちは生まれて初めて母に怒鳴られ口を噤んだ。
「どうするデス?どうすれば…」試しに媚びる真似をしてみた。最近板についてきている。これが
うまくいけば或いは…「ご主人様大好きデッスン♪………デス」駄目だ。こんなものが通用するわけ
がない。やっていて自分で吐き気がする。余計に怒らせるだけだ。
彼女は考えた。もはや無事で済むとは考えられない。いつかの自分が戻ってきていた。現実的な、
実装石ではない別の生き物。
例えばどうなる?何があり得る?
家を放り出される?———あり得る。
虐待(おしおき)か?———考えられなくもない。
それとも殺される?———或いは。
ゴハン抜き?———それで済めば恩の字だ。
「デスゥ…」溜息をついた。この4つのどれかは避けられないだろう。4つ?4?4!それはまずい。
4はマズイ。駄目だ。減らすか?それは現実的ではない。じゃあ増やそう。
「デェ…デー…デー…」
彼女は必死で考えた。4つ以外の何か。何がある?何があり得る?
「ママー、ママー、ママー、どこテス?」「どこテチチチチ!」
「…」再び騒がしくなったバケツの中にも彼女はもう関心を示さなかった。そんなことよりも4で
なくする事の方が大事だ。5匹の仔ども達よりも。
「デッ!」唐突に一つの可能性に思い至った。
「ぁぁあああん!ぁぁああぁあああ!ぁあああ!」
再び騒がしくなったニンゲンの子に背を向けて彼女はバケツに向かった歩き出した。安心に裏打ち
された確かな足取りで以って。
そうだ。あのニンゲンを忘れていた。あり得る。そう、自分たちは再びあのニンゲンの元に戻される
かもしれない。
5つの可能性。5。これで5だ。素晴らしい。何も問題はないではないか。

彼女は泣き叫ぶ我が仔の元に戻っていった。



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1 Re: Name:匿名石 2017/03/24-19:45:08 No:00004558[申告]
何というかどんなに知的っぽくても我慢するとかやっちまう前に考えるとかいうことができないのが実装石の限界なんだなあ
直接的な虐待環境を逃れてからも永遠に地獄が続くのが実装石か
2 Re: Name:匿名石 2018/05/06-12:04:46 No:00005204[申告]
5でも死ぬ
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