タイトル:【観】 Gの旋律 仔実装姉妹 前
ファイル:Gの旋律 仔実装姉妹 前編.txt
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初投稿日時:2007/11/15-00:01:05修正日時:2007/11/15-00:01:05
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 − Gの旋律 仔実装姉妹 前編 −

*あらすじと登場人物*

ここは新時代環境型モデル都市 <実験都市・みのり市> 、しかし人は<実装都市>と呼ぶ。
同人季刊誌『実と虐』の企画の為、仔実装姉妹が玩具にされた挙句、山中に放逐される。
季節はもう冬の始まり、二匹は生きあがく・・・

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  「テエ・・・ なんとか歩けるようになったテチ・・・」
  「でもおねーちゃ、おクツ食べられちゃったテチィ・・・」

仔実装姉妹は、虐待派向け季刊誌『実と虐』の企画に強制参加させられ、その中で暴君極まる糞虫に
両足を食い千切られた挙句、企画参加不可能と判断され山中に放逐された。
しかし、この二匹は公園から連れて来られた野良仔実装でもあり、自然界で生きるノウハウなど欠片
も無かった。
しかも、冬の始まりを迎えるこの時期である。

  < 絶 望 >

この二文字以外に待ち受ける運命は考えられなかった。


「おねーちゃ、こんなとおいトコロではママは来てくれないテチ?」
「テエ〜・・・ あのニンゲンの言うことなんか聞くんじゃなかったテチ・・・」

しかし、この二匹は、企画に勝ち残れば「飼い実装にしてやる」の一言で飛びつき、あまつさえ
「まずいゴハンばかり食べさせるノウナシ(ママ)には用はないテチィww」
とはしゃいでいたのである。
そして、多少は知恵が回るものの、母を能無し呼ばわりする糞虫振りから、今現在では都合の悪い事を
すっかり記憶から消し去っている。

「妹ちゃ、とにかくママがまってる公園までかえるテチ!」
「公園でゴハン食べるテチ・・・」

二匹は放逐されたオフシーズン中のスキー場を後にし、仔実装でも歩きやすい車道を歩く事にした。
仔実装には知る由も無かったが、元住んでいた公園は遥か40km以上の彼方であり、車道を下って
一番近い村を目指すにも2kmの行程が必要であった。
成体実装でも気が遠くなる程の距離であるのに、ましてや仔実装には困難極まる現実である。

「いたいテチ いたいテチ おねーちゃ、足がいたいテチィ!」
「お姉ちゃんもいたいテチ がまんするテチ ・・・おクツほしいテチィ〜・・・」
「おねーちゃ・・・ ワタチをだっこしてほしいテチ・・・」
「テエ!? ふざけるなテチ!! そんなに足がいたいなら服でも足にかぶせればいいテチ!」
「テエエ! かわいいワタチになんてコト言うテチ!?」
 
食い千切られた足が回復し、二匹して公園に帰ると勇気を奮い起こした事から、二匹の心に糞虫振り
が首をもたげる元気が出てきた。
仔実装にしてみれば、山中のだだっ広い車道でテチテチ騒いでいれば、それこそ自殺行為であるのだ
が、不思議とカラスやイタチや野犬などの危険な鳥獣の姿が無い。
二匹は今にも殴り合いが始まりそうなテンションで、罵りあいながらテチテチと車道を下っていく。
靴が無い、足が痛い、もはや事の発端が頭から抜けるほど単純な生き物なのである。
が、糞仔虫二匹の単純な頭を冷やそうと言うのであろうか、じきに状況が急転する。

「テ!?」

静かな雷鳴と共に、糞仔虫の頭を雨粒がポツポツと打ち始める。

「雨テチ?・・・ 雨がふってきたテチ!」

二匹がおろおろと逃げ場を探すその間に、雨脚は強くなり本降りになってしまった。

「テエエ! 雨テチ! 体がぬれるテチ!」
「ママ! ママ! おねーちゃ! たすけてテチィ!」

「テ! ママのかいものぶくろテチ!」

姉仔実装が駆け寄るその足元には、シーズン中のスキー客が棄てたと思われるコンビニ袋の空き袋が
落ちていた。

「こ この中ににげるテチ!」
「さむいテチィィ・・・・」

市街地ではパラつく程度の雨だったかもしれないが、天候の変わりやすい山間部ではそれなりの雨量
となった。
とりあえずの雨宿り場を確保した二匹は、日中の興奮と初めての長距離歩行に疲れ切ったのか、冷え
切った身体をカタカタと震わせながらいつしか深い眠りに落ちた・・・

  ・
  ・
  ・ 

「・・・・テ・・・ さ さむいテチ・・・・」

夜の冷え込みに耐え切れず姉仔実装が目を覚ます。
ガサガサとコンビニ袋を鳴らしながら外に出て行く音に起こされ、妹仔実装も目を覚まし後に続く。
身を寄せ合いカタカタと震える二匹の前に、見慣れぬ巨大な黒い影がそびえ立つ。
「テエ〜・・・」と寝ぼけた頭で記憶をたどる二匹、どうしても目の前の光景と眠りに落ちる前の記
憶が繋がらない。
かなり広い敷地にそびえ立つ、横長の巨大な影は、学区の統廃合により数年前に廃校にされた小学校
校舎だった。
車道に棄てられたコンビニ袋の中に篭った二匹は、深い眠りの中で雨水に押し流され車道をズルズル
と下り、校門の排水溝の金網に辿り着いたとは夢にも思わない。
幸運な事に二匹は村に辿り着く2kmの行程のうち、その殆どを雨水に流され移動する事が出来た。

「テエ・・・ 大きいテチ・・・」
「おねーちゃ、わかったテチ これはたぶんニンゲンの家テチ」
「ニンゲンの家テチ?・・・・ じゃあ中にゴハンがあるテチ!?」
「あの中にはいるテチ! かわいいワタチを見せつけるテチ ニンゲンをメロメロにするテチw」
「かっ! 飼い実装になるテチ!!」

「飼い実装」の興奮と共に、我先へと校舎に駆け寄る二匹。
懸命に入り口を探すものの、全ての扉や戸は硬く閉ざされ取り付く島も無い。

「テッチャーー!! クソニンゲンとっととワタチを迎え出るテチィィィー!!!」
「ぶっ殺されたいテチ!? かわいいワタチが飼われてやるといってるテチィィ!!」

ブリブリとパンツを糞緑に膨らませながら校舎の周りを徘徊する二匹。
校舎の裏手に回りこみ、仔実装にしては延々歩いた頃、大きく積み上げられた何かの資材にブルーシ
ートが掛けられた小山が目に入る。
小山は荷崩れしかかり校舎の窓に寄りかかる形で止まっており、二匹はこれなら登れそうテチと意気
揚々と踏破にかかる。
中に住んでいるクソニンゲンをドつき回してやろうと、斜め明後日に燃え上がる二匹は、何とか頂上
まで辿り着く事が出来た。

「おねーちゃ、中はまっくらテチ? だれもいないテチ」
「テプププw ワタチたちの怒りにふれてどこかへ逃げだしたテチィwww」
「・・・テエ? トウメイなカベがあって中に入られないテチ?」
  ペス ペス ペス・・・

手が痛くなるほどガラスを叩くものの、糞がブリブリと漏れるだけで一向に状況は変わらない。
呼べど叩けどガラス窓を攻略できない二匹は糞虫共通の遺伝子のなせる業か、シートの上に放置して
あった赤錆びた古釘を目にするや、それを二匹で抱えあいガラス窓に飛び掛った。

「これで目だまえぐり出してやるテチャァ!!」
パーーーン!・・・・
「「テヤアアア!?」」

本来なら仔実装どころか成体実装でもガラスを割るのは困難なのだが、窓に寄りかかる荷崩れがガラ
スを限界まで圧迫していた為、弾ける音と共に二匹の突撃に攻略されてしまう。
怒りに任せて飛び掛かったものの、窓を通過すればそこは床上から2m近い空中、仔実装にしてみれ
ば絶命の危機を予感させる高所だが、当然そんな事は宙に浮いてからの「新たな発見」、引きつる顔
をして二匹は叫ばざるを得なかった。

そんな二匹を出迎えたのは、カーテンレールから外れかかった煤けた白いカーテン。
緩やかな斜めのスロープを糞達磨になりながら転げ落ちる二匹。

「テェェェェェェェエ゛ッ!!」

スロープが緩やかであった為に致命傷はまぬがれたものの、全身を打ち付けた衝撃で二匹はそのまま
気絶してしまう。
そのままお互いの糞にまみれたまま、深夜の人間討伐を終える二匹であった。

  − 1日目 終了 −



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感想を頂いた方々ありがとうございます。
私も読み易さや登場人物のまとめ方など、難しさを痛感しております。
書いて面白い・読んで面白い、そんなスクを目指したいと考えておりますので、ご意見・ご指導お願
いします。

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