「虐待派と愛護派の話」 昼下がりの公園、 愛護派を自称する彼は野良実装達に餌である実装フードをばら撒いていた。 男「ほれほれ皆、仲良く食うんだぞ〜」 彼の言葉とは裏腹に実装達は鬼気迫る勢いで デスデスデギャデギャとフードに群がっていた。 その様子を彼が苦笑しながら眺めていると突如として、 「デギャァアアアアアアアア!!!」 実装の悲鳴が公園の入り口から聞こえた。 見るとそこには10代くらいであろう青年がバールのような物を振るい、 実装石を虐殺していた・・。 男「何をしているんだ!!」 怒声の入り混じった声で彼はズカズカと青年に近寄ると、 胸倉をつかんでこう叫んだ 男「こんな愛らしい小動物を苛めて恥ずかしくないのか!!」 青年「・・・。」 青年はただ無言で怒りを含んだ男の目を睨んだ。 青年「ああ、恥ずかしくないね、むしろ恥ずかしいのはあんたのの方さ。」 男「何だと!!」 男は殴りかからん勢いで凄む、 すると青年はバールのような物をベルトに挟み、 胸倉をつかむ男の手を振り解いた。 男「お前は一体何故こんな事をするんだ!!」 男は青年に向かって怒鳴りつける。が、 青年は暗い、だが、少し寂しそうに笑うと 青年「こんな話がある」 彼のとある友人の話を語り始めた・・・ ・ ・ ・ ・ 「ただいまー!!」 勢い良くドアを開け、彼は飼い実装のハッピーの迎えを待った。 すると、暫くしてポテポテという音がして実装石が現れた。 ハッピー「お帰りなさいデスご主人様〜!」 実装石は飼い主である少年に飛びついた。 少年「よぅ!おとなしく待ってたか?今日はお土産があるんだ。」 少年は手提げ袋から白いレースのついた黒い実装服を取り出した。 ハッピー「デデ!?これワタシにデスか?」 少年「ああ、今日はお前を拾ってからちょうど一年経ったお祝いだ!」 すると実装石は血涙を流すほど喜びこう言った。 ハッピー「ご主人は本当に良い方デス・・・。」 彼女は一年前川原の土手に捨てられていた。 ただ単に飼い主が子実装じゃないからもう飽きた、 などという身勝手な理由で捨てられたのだ。 ダンボールの中で彼女は飢えと寂しさで泣いていた。 実装「デスンデスン、ううう・・、ご主人様・・・・。」 彼女はひたすらに考えていたいた。 暖かい家に帰りたい。 何故ワタシは捨てられたの? 粗相はしてないはず、調教師の教えを守っていたはず。 それなのに彼女は捨てられてしまったのだ。 そこに一人の少年が通りすがった 少年はまず吐き気をよもおす臭いに気がついた。 そこには一つの段ボール箱があり拾ってくださいと書いてあった。 少年「なんだ?この箱、猫か何か入ってるのか?」 少年がダンボールを開けると、 一匹の衰弱した実装石が涙を流しながら横たわっていた。 そしてその横には微量の糞があった。 少年「うげぇ、実装石かよ、」 少年は学校で教わっていた実装石は汚い物だと、 だが少年は汚物の臭いのする箱から実装を取り出すと声をかけた。 少年「お前まだ生きてるか?」 実装石は久々の人の声に嬉しさのあまり涙を流し、 声を発した。 実装「デスゥ・・・」 弱弱しく鳴くと実装は少年の顔を見上げた。 少し嫌そうな、でも興味深深な顔で少年は実装石を見てこう言った。 少年「お前、うち来るか?」 それから少年は親に反対されつつも、 「自分で世話をする」と言う条件付で実装を飼い始めハッピーと名付けた。 そして一年後の話に戻る 少年「おいおい、血涙流すなよ服が汚れちまう」 ハッピー「デス、これは失礼したデス」 ハッピーは両手で涙を拭くと飼い主から離れた。 少年「じゃぁ、今夜はお祝いだ実装フードも普通より高いの買ってやったんだぜ。」 ハッピー「デス!嬉しいデス!ありがとデスご主人様!」 ハッピーは小躍りしながら喜ぶ。 その日はたぶん少年にとっても、ハッピーにとっても、 とても楽しい一日だっただろう、だがまだ知らない、 次の日に起こる惨劇を。 次の日。。。 少年「ただいまー!」 何時もの様に元気よく帰宅の挨拶をする少年 だが気付いていなかった何時もと部屋の様子が違うのを・・・。 少年「なんだ・・・。これ・・・」 部屋の中は荒らされ実装石が数匹部屋の中で糞をしていた 少年が何か言う前に実装石が口をひらいた 実装「デス!デデスデス!!」 少年はポケットからボイスリンガルをとりだすとスイッチを入れた 実装「やっと帰ってきたデスか!!バカニンゲン!!」 実装「ワタシが飼われにやってきたと言うのに遅すぎデス!!」 実装「お前を奴隷にしてやるデス、光栄に思うデス!!」 口々に身勝手なことを話す実装達に向かって少年は言った。 少年「お前たちどこから入ってきた!」 実装「デス!ワタシタチのためにドアを開けとかないから仕方なく」 「透明な壁を石で割って入ってきてやったデス!!」 透明な壁とは窓ガラスのことだろう、 そして少年は気がついた部屋の隅に転がっている肉の塊に・・・。 少年「あ、あ、・・・ハッピー!?」 そこには買ったばかりの黒い実装服をビリビリに破かれ、 髪を抜かれ、禿裸にされボコボコに殴打された少年の飼い実装が居た。 実装「早くステーキとコンペイトウとスシを出すデスクソニンゲン!!」 実装石が足元でデギャデギャと喚く、 少年「お前らぁああ!!!ハッピーに何をしたぁああ!!!!!」 雄たけびを上げ足元の実装たちを蹴り飛ばす。 実装「デギャァ!!!」 実装「デグェ!!」 実装「デエエエエ!!!」 蹴り飛ばされた実装たちは壁に当たり倒れる、 だが生命力の強い実装石である、すぐに起き上がり一匹が窓の方に逃げ出そうとする。 少年「逃がすか!!!!」 逃げ出そうとした一匹をまた蹴り飛ばし殴りつげボコボコニなるまで顔面を殴打する 実装「デギャ!デヒィ!デエエエエエエエエ!?」 少年「この野郎!!この糞ったれがああああああ!!!!!」 少年は怒鳴り声を上げ実装を殴り続けた。 その間に、 実装「デププ、あのバカが殴られてる間に逃げるデッスーン」 実装「あのバカニンゲン今度あったら糞を食わせてやるデス」 二匹の実装は逃げ出した。 少年がそのことに気付き後を追い、 道の途中ですぐに二匹とも捕まえ家に引きずり戻す。 少年「逃がすかよ!!」 実装「デギャッ!!」 実装「ワタシは悪くな・・デゲエエ!!!」 二匹を散々動けなくなるまで蹴り飛ばし、 最初に殴打した、ある程度回復した実装に詰め寄る、 少年「てめぇら、何でハッピーを殺した!!!」 するとあきれる言葉が実装の口から聞かされる 実装「飼い実装だからデス!!ワタシタチが生ゴミをあさってるときに 悠々と暖かい飯を食うなんて許せないデ・・デギャアア」 少年はそこまで言った実装のオッドアイの目玉を片方くり貫いた 少年「そんな、そんなくだらない理由で・・・」 少年は泣いたそして泣きながら笑い始め台所に向かった。 包丁を手にすると実装石に突き刺す 実装「デギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 勢い良く突き出した包丁は畳にまで突き刺さった少年は実装の腹を切り裂くと 偽石を取り出した 実装「デエエエエス!!それを返すデス!!」 実装は途端に慌てふためいた、自分の命の結晶である偽石を取り出されれば当然だろう。 少年は偽石を口に入れると ガリ!! 実装「デデデデギャギャギャギャアアアアアアアアアア・・・・」 一気に噛み砕いた そしておびえる残りの二匹に向かってこう言った。 少年「次はお前らの番だ、楽には殺さない、ハッピーの分まで苦しめ」 ・ ・ ・ 話は冒頭の公園に戻る、 愛護派は唖然としていた、 自分が愛らしく弱弱しいと思っていた実装が、 他人の家に侵入し飼い実装を殺すなど、 到底理解できなかった。 男は青年に向かって反論しようとして気がついた、 青年が泣きながら笑っていることに・・・・・・・・。
