ワタシはとある公園に住みついている野良実装デス。 ワタシたちは常にグループで行動していて、リーダーが居るんデスゥ。 最近はやたらと忙しくて疲れるデス・・・。 それはともかくそのリーダーがさっき、 『オマエの日ごろの働きに対してホウビをやるデス、 日が落ちたらワタシの家に来るデス、たらふく食わしてやるデスゥ』 って言ってたデスゥ、だからワタシはこれからリーダーの家にお邪魔するんデス。 リーダーの家は水飲み場の横の草むらにあるんデス。 羨ましいデスゥ、夏場は特に羨ましいデス。 この時期は水が飲めないで死ぬ実装石も少なくないんデス、 毎年夏場は10匹ぐらいが干からびて死んでるデスゥ。 でも水の流れる音が常にしてちょっと五月蝿いんデスゥ。 さて、リーダーの家に着いたデス。 相変わらずデカい家デスゥ、ワタシの家が8個ぐらい入るデス・・・。 ちなみに壁にはダンボールをゼイタクにも5枚も使っているんデス。 だから雨風に晒されてもどうってことないんデス。 「リーダー、ワタシデスゥ、入っていいデスゥ?」 暫くして 『待ってたデス、早く入るデス』 許可が取れたのでダンボールの入り口を持ち上げて中に入るデスゥ (ボカッ) デ、デェ・・・・・・・・・・・。 ---------------------------------------------------- デェ・・・水の流れる音がするんで、ここはリーダーの家の中みたいデスゥ。 入ろうとした時に後ろから誰かに思い切り頭を殴られて気を失ってたみたいデスゥ。 夜と言う事もあって家の中は良く見えないデスゥ。 壁に貼り付けにされているみたいデス。 手足が硬く固定されているのか、全く動かせないデスゥ・・・。 『デププ。良く来たデス、では早速たらふく食わしてやるデスゥ・・・』 突然目の前に現れてそう言うと、リーダーはワタシの口の中に何かを押し込んだデス。 「デ、デェェ?!・・・モゴモゴ」 『実装石の肉デスゥ、一杯あるから今日は全部食べていいデスゥ』 確かにこれは実装石の肉の味デスゥ、何時もはリーダーが殆ど食べちゃうんで、 下っ端のワタシたちはちょっとしか食べられない高級品なんデスゥ。 オイシイデスゥ〜、リーダーは太っ腹デスゥ。 『まだあるデス』『もっと食うデス!』『大盤振る舞いデスゥ!!』 暗闇の中ワタシは延々と実装石の肉を食べさせられたデス。 オイシイけど流石にお腹一杯なんデス、でもリーダーは延々と口の中に押し込んでくるんデスゥ・・・。 「モゴ・・・リ、リーダーもう食べられないデスゥ・・・」 『何を言うデスゥ、これはホウビデスゥ』 「デェ、でももう食べれないデスゥ・・・」 『何を言うデス!全部食べるデスゥ!!』 「もういいデスゥ、ホウビはもういいデスゥ・・・」 『ダメデス!食べるデスゥ!!』 そう言うとまた口の中に肉を押し込んできたんデスゥ。 「デェ・・・デェ・・・なんかおかしいデスゥ、そもそもなんでワタシにだけホウビなんデスゥ?」 「特別良く働いていた訳ではないと思うデスゥ・・・」 『そもそも、ホウビなんかじゃないデス』 「デェ?どういう事デスゥ?」 『オマエはまだ気付いてないデスゥ?全く頭はキレるクセにこういう事には鈍い奴デスゥ』 「デェ?リーダー何を言ってるデスゥ?」 『ワタシがさっきからオマエに食わせているのは』 『オマエの手足デスゥ』 デェェェェェェェェェ!?ワタシの手足は動かせないんじゃなかったんデスゥ、無かったんデスゥ!! 「デ、デェッ!?どういう事デスゥ、なんでリーダーはこんな事をワタシにするデスゥ!?」 『いいデスゥ、最後に教えてやるデスゥ』 『この公園は近く無くなるんデスゥ』 『グループの引越しが終るまでなかなか食料は確保できないデスゥ』 『だからオマエに非常食になって貰うという訳デスゥ』 「聞いてないデスゥ!な、なんでワタシなんデスゥ、それになんでワタシにワタシの手足を食べさせたんデスゥゥ!!」 『オマエはグループの中でも取り分け賢いデス』 『グループの中で生活する分には過剰の知能なんデスゥ』 『そう・・・ワタシの地位を脅かす物デスゥ、だからオマエを選んだデスゥ』 ワタシはリーダーの地位を奪おうなんて微塵も考えた事は無かったデスゥ・・・。 リーダーに裏切られたデス・・・。 『それとなんでオマエに手足を食べさせたかデスが』 『まだ分からないデスゥ?』 そう言い終わるとリーダーはワタシの頭を両手で掴んでこう言ったデスゥ。 『オマエの死体を保存袋にするんデスゥ』 『それに持ち運びにも便利デス』 『それじゃあサヨナラデス、今までご苦労様デスゥ』 「デェ・・・や、やめるデ・・・・・・」 ブチッ・・・
