「うん。ちゃんと死滅してるな。」 私は男から採取した血液の分析結果を見て、一人頷きながら通路を歩く これで安心して始められる これからのことを考え、心持ち早まる鼓動を感じながら拘束室へと足を踏み入れる 「デギャァッ!」 扉が開くや否や浴びせられる汚い怒声 「おや。ようやく起きましたか。気分はいかがです?」 拘束室では部屋の真ん中に設置された拘束台に一匹の裸の実装石が寝かされている この実装石こそ三時間ほど前まで人間だった、あの男の成れの果てだ あの後、鏡で変わりゆく自分の姿を見せられた男は、赤と緑に変色しつつあった白目を剥いて今まで気絶していた 私はその間に立ててあった拘束台を備え付けられたモーターで床と平行になるまで傾け、血液を採取 そしてベッド状の拘束台に男を寝かせたまま、大急ぎで血液の分析を部下に指示 私はこの部屋に戻り、男の体が完全に実装石に変わったのを見届け、両腕は胴体に密着するように 両足は足の裏同士をぴったり合わせ、強力接着剤で塗り固めてやった まあ、どっちにしろこの拘束台はベッド状態でも高さが私の腰の辺りまであるので、実装石の体で降りることは出来ないのだが念の為だ 他にも色々と準備を済ませたところで、部下からの連絡があり血液の分析データをもらってきたのが、今現在というわけだ 「デグァァ!デジャアァーオォ!」 「んー。何言ってるのかわかりませんねぇ。とりあえずはコレ、つけましょうか。」 そう言って私は部屋に用意しておいた幾つかの道具の中からバッヂ型のリンガルを取り出した そしてわざと旦那実装(便宜上こう呼ぶことにした)の目の前で針先をちらつかせる ギョロリとした目を見開き、カタカタ震えながら針を見る旦那 「でも服が無いんですよね。いいや、ここに付けちゃえ。」 普通は頭巾の耳付近や前掛けにでも付けるのだが、何分この旦那は裸なので左耳に直接ピンを刺して付けてやった 「デ!?デギュアァーーッッ!!」 悲鳴を上げ激痛に頭をブンブンと振る旦那に構わず私は話しかける 「はい、これで話が出来ますよ。どうです気分は?」 「イ、イタイデズゥッ!?なんてことしやがるデスッ!」 私が持った受信用パッドの液晶画面に翻訳文が映し出される 「うん、ちゃんと翻訳出来てますね。」 「オ、オマエ!ワタシに何しやがったデスッ!!」 この段に及んで自分が何をされたのかわかってないとは… 実装石に変わって知能が下がったのか、それとも元からこの程度なのか そういえば態度も初めの頃に戻っているような… そうかしまったな、元の知能指数とかも測っておけばよかった まあいい、説明するのは嫌いじゃない 「気を失う前にしていた話を覚えてますか?」 「デ?デェェ…、確かウィルスがどうとか…。」 「まだわからないですか?そのウィルスを貴方の体内に注入したんですよ。」 実装ウィルス… 人間を実装石へと変貌させてしまうこの悪魔はかつての大流行の後、人類の総力を挙げて根絶された しかしそれは表向きの話で、実際には幾つかの研究機関や軍組織などで密かにその研究が進められていたのだ この装科学会もその一つ 私はここでウィルスを研究調査し、新たな特性を持った幾つかの新型を生み出した この旦那に感染させたのはそのうちの一つだ 絶望的な告白に旦那は仰向けで寝っ転がったまま少しの間、私を呆けた目で見つめたかと思うといきなり激しく暴れ始めた とは言っても体の自由は利かないので、傍から見ると蛆チャンが身悶えしてるようである 「デジャァァッッ!!何てこと!何てことしやがるんデスッ!!」 「まあまあ、そう騒がずに。ここにはお友達も一杯いますから、ね?」 にこやかに話す私に旦那は顔を紅潮させ、より激しくグネグネと体をくねらせる 「ふざけるなデス!!元に戻せデスッ!ハッ…?ま、まさかワタシの嫁さんにも…!?」 自分の言葉に今度は顔を青くする旦那 実装石になったせいなのか、そのいちいち大げさなリアクションが滑稽に見える 「ええ、当然。それと元にはもう戻りません。」 二つの返答のどちらに反応すべきかわからないのか、旦那はただ黙って体を震わせている そして突然、顔だけをこちらに向けると私の白衣に唾を吐きかけた 「ペッ!ペッペッ!」 「…なにしてるんです?」 「デプッデププププッ!コレでオマエもウィルスで実装石になるデスッ!ざまぁみろデス!!」 …まったく呆れるやら哀しいやら 鬼の首でも取ったかのように笑う旦那に私は冷たい目を向ける 「私はこう見えても実装ウィルスを専門に研究してましてね…。そんな私が何の対処もしてないわけ無いでしょう?」 「…デェ?」 「ワクチンは既に受けていますし、何より貴方の中のウィルスはもう死滅しています。」 「デデェッ!?」 「まぁ、以前にも実験したことがあったので、あまり心配はしてませんでしたが。 念の為に貴方が気絶している間に血液検査をしたんですが計算通りにウィルスは死滅していましたよ。」 このウィルスは言わば暗殺用ウィルス 宿主に入り込むと決められた数だけ増殖し、その後は勝手に死滅する その為、人一人を実装石に変える力しか無く、他人に感染しても実害が無いように調整してあるのだ 短時間で効果が現れるのでイクリプスも存在しないに等しい あまりにも短絡的な復讐が徒労に終わったのを知り、旦那は悔しそうに歯軋りする 「ははは。さて、それじゃあこれからに向けて最初の作業を始めましょうか。」 そう言いながら私はマウスに似た機械を手に取り、旦那のたるんだ腹に当てた スイッチを入れると、ピッピッと一定のリズムで機械が音を発し始める 「デ?な、なんデス?それは…。」 「偽石探知機ですよ…。おっと、やはり胸にありましたか。」 探知機を旦那の胸、人間だった頃ならちょうど心臓があった辺りに近付けると音のリズムが急激に早くなった 探知機のスイッチを切り、次に大型のカッターナイフを取り出す チキチキとカッターの刃を出し入れし、長さを調節する私に旦那が強張った顔で尋ねてくる 「そ、それをどうす——」 ドス 「こうします。」 質問を最後まで聞かず私はナイフを旦那の腹の真ん中に突き立てる 自分の腹から生えたナイフを見た旦那は一瞬の沈黙の後、絶叫を上げ唯一自由に動く頭を無茶苦茶に振り回す 「デギュァアアアアアアーーーーッッ!!?」 「もう少し気絶してれば、痛みも感じなかったかも知れないですけどねー。ほら、じっとしてて下さい。すぐ終わりますから。」 手術前の患者に接する医師のように私はにこやかに旦那に言葉を掛け、ナイフを胸の方に動かしていく ショックでブリブリと総排泄孔から糞をひり出す旦那 だが実装石を扱う者にとって実装の排泄など日常茶飯事 私は気にせず作業を進める 「デッ!?ギィ!…ィィア、アア、アォオォォ!!」 油汗を垂れ流しながら苦しみ悶える旦那に構わずナイフは一直線に腹を引き裂いていく やがて刃先にコツリと硬い物が当たった感触が 胸骨だ エビ煎ほどの強度しかない実装石の骨をナイフで切るのは容易いが、胸にある偽石を傷付けては元も子もない 私は旦那の腹からナイフを抜き、医療用の肘まであるゴム手袋を装着した手で直接胸の中を探ることにした ナイフで裂かれた腹に無造作に手を突っ込んで、内臓があることなどお構い無しに偽石の在り処を探る 「や…め…デ…!…ぃ…だプァッッ!!」 ようやく偽石を掴むことが出来たところで、旦那は口から盛大に血を吐き出した そしてブルブルと体を震わせた後、重力に従いベッドに貼り付けられるかのように全身がだらりとなる どうやら痛みのあまり仮死状態に入ったようだ 私は旦那の腹から手を抜き、ゴム手袋をつけたままの指で偽石に付いた血を拭い、その鈍い輝きを眺める 「さて…。」 まだまだやる事はたくさんある とりあえずはこの偽石を洗って、装科学会特製の栄養液に漬けておこう それから—— グゥ これからのことを思案する私に、腹の虫が空腹を訴えてくる そういえば旦那達をこの研究所に運び入れてから、何も口にしていなかった 偽石を栄養液に漬けても、この旦那はまた三時間ほどは死んだままだろう そうだ、ドリームにも食事を与えなくては 口から舌をだらりと垂らし虚空を見つめたまま動かない旦那をそのままにして、私は少し遅くなった昼食をとりに部屋を出た 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「御主人様〜。ワタシに見せたいモノってなんデスゥ?」 昼食をドリームと食べた後、私はしばらく一緒に遊んでやり旦那の再生する時間を見計らって別の拘束室へとあるモノを取りに行った その際に少々手間取る破目になったが、その場は部下達に処理を任せ、私は今ドリームを連れ旦那のいる拘束室の扉の前に立っている 「この部屋にあるんだ。さぁ、入って。」 そう言ってカードキーを通し、扉を開ける 「ここはさっきのクソニンゲンが…。デェ?」 「デデッ?!もう帰ってきたデス!」 ドリームの視線の先にいたのは扉の近くで床を這いずる一匹の裸の実装石 どうやら旦那は思っていたよりも早く再生が終わっていたらしい が、何故かその両足は肉が裂けるほどの骨折を負っているようだ 拘束台の下の床には血溜まりが出来ており、その血が這いずった跡になって旦那のいる所まで伸びている なるほど、逃げようとして拘束台から落ちたのか 「なんデス、このクソムシは?あのクソニンゲンはどこ行ったデスゥ?」 私たちを見上げて怯える旦那をたいして気にも留めずにドリームは部屋の中をきょろきょろと見回した 「ははは。目の前に転がってるのが君の元御主人様だよ。」 「デェ…?」 ドリームは突っ立ったまま、旦那をまじまじと見つめる そして首を傾げながら私の方に振り向いた 「御主人様はヘンなこと言うデス。コレはただのクソムシデスゥ。」 「ダ、誰が糞蟲デスゥッ!ワタシデスッ!オマエの優しい御主人様デス、『テチコ』!!」 テチコと呼ばれた瞬間にドリームの表情が一変する 「デジャァァーー!!コイツ、ワタシをテチコって言ったデスッ!!」 相当嫌だったんだろうな しかし自ら墓穴を掘るとは… 「クソムシめ!ワタシの名前はドリームデスッ!!ド・リ・ィ・ム!!」 怒りで興奮したドリームが身動きできない旦那に殴りかかる だが一方的とはいえ成体実装同士、ペチペチポフポフと大したダメージは与えることは出来ない 「デッ!デヒィ!や、やめるデス!テチコ、やめるデス!」 「また言ったデスッ!このっこのっ!!」 ますますヒートアップするドリーム 涙を流し懇願する旦那 見てて面白いがこれをエンドレスで続けられても困るし、噛り付いたりしても困る 私は暴れるドリームを抱き上げ、リンチを中断させた 「はいそこまで。お楽しみはまだあるから、ね?」 「ゼェ…ゼェ…。御主人様の言うとおりデス。どうやったか知らないデスけど、コイツはあのクソニンゲンデスッ!」 理屈はともかく理解はしてくれたようだ 暴れた所為で肩で息をするドリームだが気は落ち着いたようなので降ろしてやる 「でもいい気味デスゥ。オマエには裸のクソムシがよくお似合いデッスン。デプププ。」 怯えたままの旦那を見下ろし、下品な笑いを浴びせかけるドリーム 「ドリーム。そいつを部屋の真ん中まで連れてきてもらえるかな。」 「はいデス。さぁ、こっちに来るデス!」 私は部屋の隅に用意しておいたパイプ椅子を持って先に拘束台に向かって歩き出す ドリームは乱暴に旦那の後ろ髪を掴み、言いつけ通りに私の後についてくる 「デヒィィ…。」 椅子に腰を下ろした私の前に、最早抵抗する気も失せた様子の旦那が引き摺られてきた 「床が汚れてしまったようですが、まあいいでしょう。それよりも…。」 私は白衣のポケットから小型の液晶DVDプレーヤーを取り出して、うつ伏せで床に顔を押し付けたまま泣く旦那の前に置いた 先程、取りに行ったモノというのがこのプレーヤーに入っている映像記録用のDVDディスクだ 「これには貴方の奥さんの様子を録画したものが入っています。」 はっと顔を上げる旦那 「…見たいですか?」 顎を床にぶつけそうな勢いで何度も頷く旦那 私はにっこりと微笑んで、折りたたまれたプレーヤーを開き再生ボタンを押す 僅かなノイズが画面に走った後、左上の隅のRcの文字と共に記録された映像が映し出される 場所はここと同じ作りの拘束室 ベッド状態の拘束台が真ん中に来るよう、少し見下ろした角度で映像は固定されている 監視カメラの映像をコピーしても良かったのだが、せっかくなので三脚を使ってデジタルビデオカメラで鮮明な画を撮る事にした 画面に映る拘束台の上にはグズグズと泣く実装石が一匹 この実装石こそ、この旦那の妻の変わり果てた姿 「!!…デェェ。」 その姿を見て旦那が思わず目を逸らし嗚咽を上げる 「ほら、ちゃんと見てくださいよ。貴方が見たいといったんだ。」 「御主人様が見ろと言ってるデスッ。目ぇ瞑るなデス!」 ドリームは旦那の頭を掴み無理矢理に画面の方へと目を向けさせる 命令したわけでもないのに、なかなか人に取り入るのが巧いヤツだ 涙や鼻水でグショグショに濡れた旦那の目に映る画面の中では妻が泣き続けている 数十秒後ようやく妻が顔を上げたかと思うと、画面の奥方向を見てガタガタと震えだした そして妻の見ている方向から、二匹の禿裸のマラ実装を連れた私が画面内に入ってくる 怯える妻は私達から距離を取ろうと、拘束台の端へと後ずさりしカタカタ震えている 私は妻の居る方とは逆の位置に二匹のマラを乗せてやった マラ達は妻を指して、古めかしい携帯用リンガルを持った私に何か話しかけている <デズデズゥ?> <ええ、彼女がそうです。食べる以外なら何をしても構いません。> <デェプゥゥ〜ン♪> <デヒャヒャヒャー♪> 「!?」 画面内の会話に旦那の顔が一変した 実装石に変貌した旦那にはリンガル無しでもマラ達の話の内容がわかるのだ 下品な笑みを浮かべながら妻の方に顔を向けるマラ達 妻は言葉を発することも出来ず、ただ首を横にブンブンと振っている マラ達は妻が逃げないように、二手に別れじりじりと距離を縮めると一斉に飛び掛った <デギャア!デジャァァーー!!> 喉が裂けんばかりに妻は悲鳴を上げるが、あっという間に逞しく隆起したマラで口を塞がれてしまった 実装石の体に不釣合いに大きなマラは妻の胃袋手前まで侵入し、呼吸すらまともにさせてはもらえない そしてもう一匹のマラが妻の尻を掴み、ご自慢のマラを総排泄孔へと埋めていく <それじゃ、また後で出来ますから。ごゆっくり。> そう言いながら拘束台の上で交わる三匹に手を振って私は画面の外へ消えていった <…ッ!ゥ…ォゥッ!!> <デッデッデッデッ…♪> <デズァッ!デジャアッ!!> 頭を掴まれ、尻を叩かれ成す術もなく蹂躙される妻 旦那は額に筋を浮かせ、噛み締める唇からは血が流れ出ている やがて怒りも限界に達し、画面に向かって吠え始めた 「やめろデスゥ!!そいつは関係ないデス!」 だがその声が画面の向こうのマラ達に聞こえるはずもない 二匹のマラは一心不乱に行為に耽り、腰の動きはますます力強くなっていく そして二匹同時に腰を突き入れたとき、恍惚とした顔でマラ達は絶頂を迎えた マラから吐き出された大量の精液は妻の口から総排泄孔までを余すところなく犯し、受け止めきれない分が口と総排泄孔や鼻から溢れ出る 「デジャアアアッッッ!!!コイツラッ!!殺してやる!殺してやるデジャァッ!!!」 旦那の恫喝が部屋に虚しく響く 画面の中ではそれぞれ犯す穴を交代したマラが早くも第二ラウンドを開始している 休む間も無く繰り返される陵辱劇に妻はもう抗うこともなく、虚ろな目で体を揺らされ続ける ただの記録映像にどれだけ叫ぼうと意味がないと悟ったのか旦那は肩を震わせながら黙ってしまった その横では興奮したドリームが下着を脱ぎ、自慰を始めている 「デェッエェ〜。デスゥデスゥ〜ン♪」 丸い手で股間を乱暴に撫で回し、グチャグチャと音を立て喘ぐドリーム 不細工な顔を赤らめ悦楽に浸るその姿に私は思わず苦笑いを漏らす これで軽快なBGMでもあれば、特異な趣味の連中に見世物としてウケるだろう ふと気が付けば画面の中ではすでに第三ラウンド開始 旦那は泣きながらそれを見続けている 「…ん?」 何かおかしい 旦那の目はさっきまでと同じに画面を見ているが、なにやら腰をもぞもぞと動かしている よく見ればうつ伏せになった旦那の腹と床の間に何かある 旦那はそれを隠そうとしているようだ 気になった私は旦那のくねくね動いている尻を足で押してやった 「デッ!?」 大した抵抗も出来ずごろりと転がり仰向けになる旦那 私は旦那が隠していた物を見て驚いた 「ほほぉー。」 目の前に現れたのは紛れもない、マラ実装特有の巨大な『マラ』だった 先程まで無かったはずのマラが旦那の股間から生えている 「これは…珍しい…。貴方、隠れマラ実装に変わっていたのですね…。」 隠れマラ実装とは普段は通常の実装石と変わりは無いが、性的な興奮によってマラ実装へと変貌するという変り種 この研究所でも滅多にお目にかかれない実装石の希少種だ 「デェェ…。見るなデスゥ…。」 しかし自分の妻が犯されるのを見てマラを生やすとは そういう趣味でもあったのだろうか いやいやもしかしたら実装石に変わったせいで… 私が思案に耽っていると、軽い絶頂に達し一息ついていたドリームが旦那のいきり立ったマラに気が付いた 「オ、オマエ…?…デプ、デププ。なかなかいいモノ持ってるじゃないデスゥ…?」 涎を垂らしうっとりとした表情で旦那のマラを擦り始めるドリーム 自身の快楽を貪欲に求める実装石の性か、突如与えられた刺激に旦那はビクビクとマラを震わせる 「や、やめる…デス。ワタシは興奮して…なんか…デヒッ!?」 何とか刺激から逃れようと腰を右へ左へ動かす旦那のマラをドリームは両手で強く握り締める 「デププ!特別にワタシの中で出すのを許可してやるデスッ。ほぉ〜ら、怖くないデスゥ♪」 ドリームは旦那の上に跨るとマラに手を沿え、自身の総排泄孔へ埋没させていく 旦那の抵抗虚しくマラは簡単に根元までドリームの中に飲み込まれてしまった 「デプッ!デプッ!いいデスッ!オマエも腰を動かすデスゥッ!」 「デヒィッ!嫌デス!コレは何かの間違いデスゥ!!」 理性は保てていても体の方は制御が利かないらしい 旦那の体は治りかけている足を使い、上下に腰を振り始める 本来ならば貴重な実験対象に勝手に性交などさせたりはしないのだが、マラが生えたのなら話が別だ 元人間の実装石が通常の実装石を孕ませるとどうなるのか? 噂に聞く黒髪実装が産まれたりするのだろうか? そうだ、今度は他の実装シリーズでも試してみよう いいぞ、久しぶりにわくわくしてきた 私が一人これからの事に心躍らせている間に、画面の中では白濁塗れの妻が延々とマラ達に犯され続け 目の前の旦那達は三回目の絶頂を迎えたドリームが飽きずに腰を振り続けている 「デェェ〜ン…。デェェ〜ン…。」 実装石に犯され絶望に咽び泣きながら画面を見続ける旦那の顔を、私は新しい玩具を買ってもらった子供のような笑顔で見つめた 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 DVDの再生を開始してから早二時間 画面の中ではさすがに疲れたのかマラ達は一匹ずつ交代しながら妻を犯している 妻はもうほとんど身動きせず、その濁った目は虚ろに視線を泳がせる 一方、ドリームは先程まで元気に旦那の上で嬌声を上げていたが、満足したのか精液塗れの床の上で寝息を立てている 無尽蔵の性欲を誇る実装石に大量の精を吸われた旦那は、二時間前まで丸々としていた体が見る影も無いほどに痩せこけ 息をするのも辛そうに、口から舌を出しぐったりとしている 隆々と聳え立っていたマラも小さく萎んで体内へと収まったようだ だがその目は変わらず犯され続ける妻を映す画面を見つめていた <デズデズゥ。> <デププ!デデス!> ラストスパートに入ったのか、もうろくな反応を見せなくなった妻をマラ達が再び二匹で犯そうとした時だった <デッ!デ…ェ…スゥ…。> 髪を掴まれ引き摺り起こされた妻が、一度声を上げたかと思うとぜんまいが切れたように倒れてしまった 「…デ…デェ?様子が…おかしい…デス。」 ビー玉のようなオッドアイが暗く沈んだ色へと変わり、ピクリとも動かない妻を見て旦那は動揺を隠せない 私は画面を覗き込み、一つ頷いて旦那に告げてやる 「ああ、体力が尽きたかショックが強かったのか…。死んでしまわれたようですね。」 「デ、ェ!?そ、そん…な…。」 私の言葉に旦那が落胆する間も無く。マラ達が何か相談し始めた <デェェ…。デズゥン?> <デスッ!デデァ。> マラ達の会話に旦那は血色の悪い顔を更に青くして、私に掠れた声で助けを請いだした 「お願い…デスゥ…。ア、アイツ…らを止めて…く…だ…さい…デス。」 流す涙も枯れ果てた乾いた目で懇願する旦那に、私は大げさな手振りを加え、困った顔をして答えてやった 「残念ですがねぇ…。私が行った時にはもう遅かったのですよ。…ほら。」 ブチッ グチャリ ニッチャニッチャ 私が指差した画面には、息絶えた妻の体を引き千切りじっくりと味わうマラ達の姿が映っていた 最初に言った私の言葉などマラ達は当の昔に忘れ去っていたようだ 「デァ…ァ…。」 最後の力を振り絞り、DVDプレーヤーに近付こうとする旦那 少しシチュエーションが違えば感動的な場面なのかも知れないが 残念ながら手足の自由を奪われている旦那のその姿は芋虫が這っている様にしか見えない ズリズリと旦那が床を這う間にも、妻の体はマラ達の口の中にどんどん消えていく そして旦那がようやくDVDプレーヤーに辿り着いた時には、最後に残った妻の右耳をマラの一匹がその口へ放り込んでいた <デップゥ〜ン♪> <デェッップ!デフゥー。> マラ達の盛大に吐いたゲップの音が、最期の時を告げる鐘の音 旦那はDVDプレーヤーに顔を突っ伏したまま、力尽きた 「…本当は完全には死んでないんですけどね。」 妻の偽石はこの旦那と同じく先に取り出してある こうなることも予見して、体の一部も切り取って保管しておいたので三日もすれば生き返るだろう <ああ!しまった!> <なんてこった…。お前がゲームなんてやってるから…。> DVDプレーヤーから人が騒ぐ声が聞こえてくる 監視を頼んでおいた部下が異変に気付いて拘束室へやってきた場面だ <お前がもう一回って言うから…。ああー、どうしよう。> <どうしようって、こんなの主任に見つかったら…。> <…私に見つかったら、なんです?> これ以上は見る必要も無い 今頃あのマラ達は言いつけを破った罰として、装科学会自慢の超遅効性ゲロリでのた打ち回っているだろう 後で吐いた物もちゃんと調べておかなくては 私は足で旦那をプレーヤーの上からどかし、再生を止め静かにプレーヤーを閉じた そして旦那の髪を掴み上げ拘束台に寝かせ、座っていたパイプ椅子を片付ける 名残惜しいが今日はここまでにしておこう 明日からこの旦那には様々な実験に付き合って貰うんだから この程度で楽にはさせやしないさ なに、そのうちに妻にも性交実験の相手として再会させてやる その時お互いに気付くかどうかは保証できないが 「デェ…。御主人様、おウチに帰るデスゥ?」 一人ほくそえむ私に眠りから醒めたドリームが目を擦りながら尋ねてくる 精液と汗でぐっしょりと濡れた実装服が肌に張り付く感触が気持ち悪いのか 服を手で引っ張り眉間にシワを寄せている 「早く帰ってお風呂に入りたいデス。」 「そうだね。私も少し疲れたから家に帰ってお湯に浸かりたい気分だよ。」 この部屋の掃除は、へまをやらかした部下達に罰としてやらせておこう 汚れた床をそのままに私はドリームを連れて精液臭い拘束室を出た 「さて、ドリーム。君が暮らす所なんだが…。」 「デッス〜ン♪皆まで言わなくてもいいデスゥ。御主人様の新しいおウチにワタシの部屋が用意してあるのはわかってるデスゥー。」 ドリームの身勝手な妄想話など全く聞きもせず、私は今出て来た部屋の隣にある扉の前で立ち止まる 「ここが君の住む部屋だ。」 「デェ?」 私の顔と扉を交互に見てきょとんとした顔をするドリーム この部屋は数時間前までドリームが私に言われて待機していた部屋である 「ここはさっきワタシがいた部屋デス?御主人様、なに言ってるデス?」 戸惑うドリームに構わず私はカードキーをスリットに通し扉を開ける 「なにをしているんだい?早く入るんだ。」 「い、イヤデス…!御主人様はワタシを飼ってくれると言ったデスッ。死んだあのクソイヌの代わりに飼ってくれるはずデスゥッ!!」 じりじりと後退りするドリーム 無論、私はそんな約束をした覚えはないし、コタロウはちゃんと生きている 勝手に殺すな 私から距離を取ろうとするドリームの頭をリンガルごと乱暴に掴み上げ、部屋の中に放り込んでやった 「デッ!?」 ドリームは空気の抜けたサッカーボールのように、ボテボテと床を転がり奥の壁にぶち当たる その下着に緑の染みが広がり、こんもりと膨れ上がった 綺麗に輝いていたリンガルも衝撃で飾りが外れ、ただのカチューシャ型になってしまった 「デ…ヒ…。なんでこんなことするデス…?ヒドイ…デスゥ…。う、腕が折れたデスゥ。イタイデスゥ…。」 折れた右腕を左手で押さえ、鼻と口から血を垂れ流すドリーム 本人は気付いてないようだが、旦那との二時間に及ぶ性交でその右目は左目と同じ緑色に変化していた 「喜んでください。本来なら君はもう用済みなのですが、妊娠したようなので生かしておいてあげます。」 「デ…デェェ?」 思わず左手で自分の右目に触れようとするドリーム 「触らない方がいいですよ。血が入ったら、この場で仔を産むことになる。」 私の言葉に慌ててドリームは目から手を遠ざける 妊娠した以上はこいつも大事な実験対象だ 旦那と同じように色々と役に立ってもらおう 「ワタシは…、ワタシは御主人様と一緒に帰るデス…。明るい未来がワタシを待ってるんデスゥ…。」 「残念ですが、そんなものはありません。どんな妄想をしていたかは知りませんが、短い夢はもう終わりです、『テチコ』。」 「デェッ?ワ、ワタシはドリームデスッ。テチコじゃないデスゥッ!」 怒りも露わに立ち上がろうとするテチコ だが投げ飛ばされたダメージがあるのだろう、その膝が笑っている 「言ったでしょう?夢はもう終わりだって。代わりといってはなんですが、明日からは別の夢を見せてあげますよ…。 永い永い悪夢という夢を…。」 フラフラとした足取りで何とかこちらへ来ようとするテチコに笑いかけ、私は拘束室の扉を閉じた 「さぁって…と。」 座りっぱなしで凝り固まった体を背伸びしてほぐし、私はエレベーターに向かって通路を歩き始める あの火事で家は全焼してしまったが、装科学会の方ですぐに社宅を手配してくれた 今は家族と共にそこに移り住み、以前と変わらぬ生活を送っている 変わらぬ家族、変わらぬ幸せ… だからこそ だからこそ、それを奪おうとした罪は重い 私と家族が幸せである限りは、旦那達には絶望を味わってもらおう そしてその度、私は感じるのだ 自分が幸せであると 「今日の夕飯はなんだろうなぁ♪」 さあ帰ろう 家族の待つ家に ============================== 描人
