タイトル:【虐】 石食いスライムの恐怖
ファイル:石食いスライムの恐怖.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:3893 レス数:0
初投稿日時:2007/07/13-21:55:04修正日時:2007/07/13-21:55:04
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石食いスライムの恐怖


 コンビニに昼飯を買いに出たついでにレンタルビデオ屋に寄ってきた。
 夏にはホラーが定番。この店でもその手のビデオの週末割引サービスをしていた。
 というわけで『ザ・ブロブ 人食いアメーバの恐怖』をレンタルしてくる。
 こいつは子供のころよく放映されていたB級SFパニックホラーだ。
 宇宙からアメリカの田舎町に落ちてきた小さなアメーバが動物や人間を喰って大きくなり町中に溢れだすが
冷気に弱くスケートリンクで凍らされてジ・エンドというストーリーだった、かな?と…思う。
 とにかくはじめて見たときには、怖くて風呂場でシャンプーするのが怖くてしかたなかった。目をつむって
いる間にアメーバが蛇口から出てくるんじゃないか、そういうトラウマ映画としてその筋では有名でもある。

 さて飯でも食いながらビデオを見るとしよう。

 ん?……… … … 託 児 だ … ま た  や ら れ た


 「テチュウーーン テチュテチューン」
 「レフー モフモフレフーン」

 昼飯のカラアゲ弁当の代わりに仔実装が入っていた。
 おまけに蛆実装も一緒だ。
 満面の笑みでカラアゲに齧りついている仔実装と、歯がないのでつけ合わせのポテトサラダをモシャモシャ
パクついている蛆実装がいる。
 もちろんコンビニ袋の中はクソだらけ。
 こ の や ろ う。

 「テチー テチテチ テチューン テチューン」
 「レフー プニフー プニフー」

 俺が見ているのに気づくとさっそく自分をアピールしてきやがる。
 喰いかけのカラアゲをこっちに差し出して媚びてくる仔実装とひっくり返ってプニプニポーズをする蛆実装。
 口元にベタベタくっついた喰いカスと油でゴキブリのようにテカテカした頬が汚らしい。  
 だがこいつは「アタチのカワイらちさにおバカなニンゲンはメロメロテチュ」だとか思い込んでんだろうな。
 ク ソ や ろ う… … 食えるかボ ケ ッ!
 まず蛆蟲をプチッとたたき潰してやろうかと思ったが、ここはグッとこらえる。
 楽には死なさん。今日は休日だ、昼飯分キサマらの命でたっぷりと楽しませてもらおうじゃないか。

 こんなこともあろうかと(前にもあったが)買っておいたプラ水槽を出してくる。
 何度か託児された末、やり場の無い怒りに任せて買った大き目のプラ水槽だ。
 成体実装石が充分入る。蓋に電話帳でも乗せて置けば簡易牢獄のできあがり。
 仔実装ならそもそも上まで手が届きもしない。

 こんなに早くこれが役に立つ日が来てしまうとはなぁ… さーて、こいつらどうしてくれよう。

 「チププ テチィー テチィィィィ テチュテチューー!」
 「レフーン プニプニー」

 プラ水槽に入れられて仔実装も蛆実装も大喜びしてやがる。
 蛆はともかく仔蟲のヤツはもうずいぶんふてぶてしい態度だ。
 リンガルを起動しなくてもロクでもないことをほざいているのは理解できてしまう。
 こんなことに慣れたくなかったが慣れたからな……
 水槽に入れられる = ニンゲンに飼われる = 贅沢できる、の実装脳内無際限等式論法(一般的にはシアワセ
回路と呼ばれる)で導き出される発想などおおかた「アタチは飼い実装テチ♪ 飼わせてやるんだから歓迎しろ、
コンペイトウ出せスシよこせステーキ貢げ」だろ。
 ああ、たっぷり歓迎してやるよ。ただし俺様の流儀でね。
 このお客様には『ザ・ブロブ 人食いアメーバの恐怖』のフルコースを味わってもらうことにするか。
 
 せっかくだから全部しっかり視聴していただこう。
 割り箸を組み合わせてX字型の磔台を造る。
 割っていない割り箸の中央をコの字にカットする。
 二つ組み合わせて木工用瞬間接着剤で補強すればX字型の磔台になる。
 仔実装をセットして輪ゴムで手足を縛り上げておく。
 後ろ髪を磔台にきつく結び付けて首を動かせないように固定する。

 「ヂャー! テチ゛ャーー!」 

 蛆実装は瞬間接着剤で背中から後ろ頭まで割り箸に直接貼り付ける。

 「レェェー? レフーレフー」

 さらに両者とも目を閉じられないように瞬間接着剤でまぶたを固定。
 テレビの方へ顔がむくようにプラ水槽の壁面にたてかけたら『ザ・ブロブ 人食いアメーバの恐怖』を無理
やり視聴させてやる。
 はじまり はじまりぃ〜

 「テ? テェェッ?」
 「レレッー? レプーーゥ?」


 次は歓迎会メインディッシュの用意だ。遅れた昼飯ついでにひとっ走りドラッグストアまで行って材料を買
ってこよう。

 【用意するもの】

  A 洗濯糊(ポリビニルアルコール系) 
  B 水(食紅を溶かしておく)
  C ホウ砂(ホウ酸ナトリウム) (※ゴキブリホウ酸ダンゴに使うホウ酸とは微妙に異なるので注意)

 【作業手順】
  A: 洗濯糊を紙コップに半分程入れる

  B: 水を紙コップに半分入れて濃い目に食紅を溶かす

  C: ホウ砂を紙コップの10分の1ほど入れたら水を七分目程入れる。
     ホウ砂がこれ以上溶けなくなるまでかき混ぜて飽和溶液を作る。

  AとBをボールに入れて糊がムラ無く薄まるようによく混ぜておく。
  Cをボールに少しずつ入れて様子を見ながらかき混ぜる。おおよそホウ砂の飽和溶液が紙コップ半分くら
 いで調度良い固さになる。
  ホウ砂はゴキブリホウ酸ダンゴに使うホウ酸とほぼ同じものなので毒性がある。手についた液はよく洗い
 流しておく。


 これはかなり昔に流行したスライムというオモチャだ。ドラクエのスライムとは違う。
 うまく作れば糊のようにドロドロヌルヌルなのに手にくっついてもすぐ剥がせる粘体ができあがる。
 小学生の時に理科の先生がレクリエーションの時間に作り方を教えてくれた。
 かき混ぜたばかりの自家製スライムは気泡が混ざって白っぽくなっている。
 まだ手に粘つきやすいので、しばらく寝かせて状態を安定させる。


 残りの時間は仔実装と一緒に『ザ・ブロブ 人食いアメーバの恐怖』を視聴する。

 「テ… テ テチ テチ テ… テェェ テェェェン テチャー テチャー」
 「 …………… 」

 ちょうど巨大化した人食いアメーバがボーリング場いっぱいにあふれ出すパニックシーンだ。
 今見るとちゃちい人食いアメーバに仔実装は泣きながらガタガタ震えている。
 なんだか突っ込みどころ満載で笑っちゃうが、昔はこれが怖かった。
 ダンボールハウスにテレビなどあるわけない野良の仔にはなおさらだろう。

 ん? 蛆のやつはえらく元気が無いな。目を開いたまま気絶してるのか?
 あらら… もうパキンしてやがった。ちっ


 最後は凍らされたアメーバが南極に持っていかれて、神父さんがブロブの入ったビーカーを持って「神の国
はもうすぐ…」どうたらこうたらでおしまい。なんか昔見たのとエンディングが違うような気もするが、子供
の頃の記憶なんてこんなもんだろう。
 それより招かれざるお客さんに謹製メインディッシュを喰らわせてやらんとな。


 さーてと、往年の名作は面白かったか仔蟲君?感想は?

 「テチャー テェェェーーン テェェーーン」

 よっぽど怖かったようだな。
 ところで君、これを何だと思うかね?

 仔実装の目の前でスライムの入ったガラスコップを傾けてやる。
 最初はプリンのようにプルプルしているが自重で崩れ始めるとズルズルした感じで垂れはじめる。
 粘体の中に小さな気泡が程よく混ざってキショいのでモノホンの怪奇生物っぽく見える。

 「テ?! テェェェェーーッ?!」

 ほーら、これがさっきのアメーバだよー
 君のために俺が南極までいって捕ってきたんだよー

 「チャァーーーッ!」

 仔実装がイヤイヤと首を振ろうとするが頭は自分の髪で磔台にしっかり固定されている。
 閉じられない目から今は赤緑の液体がダクダク流れてくる。

 「チャーー! チ゛ャーー! テチュテチャチャーー!」

 逃げ出そうと足掻くものの手足は輪ゴムでしっかりくくられているので動けない。
 騒がしい悲鳴の内容はいちいちリンガルを起動しなくてもわかる。
 どうせ「助けてー ママー」だろ。

 コップからネロォーンと垂れてきたスライムを仔実装の頭の上でユラユラと揺すってやる。
 そーらそぉーぅら♪ アメーバちゃんが君のお肉を食べたぁーい♪ って言ってるよー

 「チ゛ャキ゛ャァーーーッ!!」

 ヌチャァーとしたスライムをゆっくりゆっくり仔実装の頭に垂らしていく。

 「テェーーッ! テェッ! テ テチッ テ… テ テ… … ・・ ・ !!!!」パキッ

 食紅色の粘液が仔実装の鼻と口をふさいだ瞬間、仔実装の全身がビクリと震えるとまったく動かなくなった。
 窒息する前にどうやら偽石が自壊したようだ。
 心づくしの歓迎はお気に召してくれたようだな。俺も嬉しいよ。


 あ〜あ、自家製スライムまで作って託児をからかっていたら日が暮れてしまった。
 まぁ、ビデオを見るよりいい暇つぶしができた。

 そういや今度は親がまだ押しかけて来ないな。
 スライムの材料はいくらでもある。
 材料費千円でバケツ一杯分くらいはできるだろ。
 こいつらの死骸はとっておく。次の特殊効果に使ってやろう。 
 髪の毛まで溶かすパイプスルーに仔と蛆の死骸を浸しておく。
 スライムの中にグズグズになった我が仔の残骸が見えた時の反応が楽しみだ。
 はーやくコイコイ親実装。遠慮せず仔も連れて来ておくれ。
 夏のホラーをたっぷり堪能させてやる。

 

−− 終わり −−

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