とある街にある実装ショップでは現在閉店セールを行っている。 売れ残りを無くすため、実装石達には通常では考えられないくらいの値段がついていた。 「ちわーっす」 「いらっしゃいませー」 顔なじみの虐待派がやってきて店内を物色し始める。 「ずっと通ってたんで閉店しちゃうと寂しくなりますね」 「すみませんね、最近めっきり客が減ってしまって…」 「こればっかりは俺1人が頑張ってどうにか出来る問題じゃないですしね」 「その気持ちだけでありがたいです」 「よーっし!今日は奮発して買いまくるぞー!」 男は虐待グッズの数々を惜しみなく購入していく。 「それにしても安いですね、この仔実装なんか躾済みなんでしょ?」 男が指したのは相当な躾を施されたであろう賢そうな仔実装。 その値段は1000円だった。 「これでも売れないんですよ」 「とっくに愛護ブームは終わっちゃいましたからね、今更こんなのを買う人はほとんど居ないでしょう」 「そうなんですよ、この仔も生まれる時を間違えて哀れですわ」 店長と男が仔実装を見ながらゲラゲラ笑っている。 「テェェェ…」 2人の笑いを受け、仔実装は静かに涙を流す。 「よーし、このままじゃ売れなさそうだしここは更なる値下げを行おう!」 店長は仔実装に掲げられた値札の0を1つマジックで塗り潰す。 1000円から一気に100円へと価値が下がる仔実装。 「テェェェェ!?」 どうやら仔実装はその意味を理解したらしい。 素っ頓狂な声で悲鳴を上げる。 「はっはっは!哀れだな!糞蟲!まあその値段なら買ってくれる人も居るかもな!」 「売れなきゃまた0を1つ消すしかないな、頑張って自分をアピールすることだ!」 2人の声で更に絶望する仔実装。 「こんな奴よりお客さんにはこちらの方がいいと思いますよ?」 「確かに」 店長は店内の真ん中に置かれたケージに男を案内する。 そのケージには20匹ほどの仔実装が詰め込まれていてテチュテチュ五月蝿く喚いている。 媚びる者、パンツを見せ付ける者、股を開き総排泄口を見せながら腰を振る者。 その顔には知性の欠片すら見えない。 典型的な糞蟲で1匹の値段は10円だ。 「いい感じの糞蟲ですね、これは楽しそうだ」 「でしょ?今じゃ賢い奴よりこういった糞蟲のほうが意外と売れるんです」 「でしょうね、んじゃとりあえず5匹ほど買いますわ」 男は金を払い適当に仔実装を選び掴んだ。 「テ?テププ!」 選ばれた仔実装はケージ内を見下ろし残された奴らを嘲笑う。 だが次の瞬間 グシャ 「ヂュベェ!」 男の手によって握り潰された。 「ゴミはこちらへどうぞ」 「ほい」 店長が持ってきたゴミ箱に仔実装の成れの果てを捨てる男。 「やっぱりこの感触がたまんないですわ」 「気に入ってもらえて何よりです」 この一連の出来事を見ていた躾済みの仔実装達は震えている。 この光景は今日に限った事ではなく毎日目撃していた。 そう、この糞蟲仔実装達は躾済みの仔達へのみせしめ的な存在として置かれていた。 店長からは「粗相をすればすぐあの糞蟲みたいにしてやる」と脅されているのだ。 「んじゃ次はどいつを潰すかなぁ?」 男の言葉を聞いても糞蟲達は男に媚び続けた。 さっきの潰された仔を見ているはずだが 「アイツはブサイクだから殺された、可愛いワタチは大丈夫テチュ」と思い込んでいるのだ。 「テッチューン♪」 男に選ばれた仔実装はさっきと同じリアクションだ。 「さすが糞蟲、そんな君に相応しい姿にしてあげよう」 男は醜い媚を続ける仔実装の髪と服を奪い禿裸にする。 「テェェェ!?テッチャーーーー!」 かけがえのない財産を奪われ絶叫を上げる仔実装。 それを見て一斉に嘲笑うケージ内の糞蟲達。 「ほれ」 「ヂ!」 男はケージ内に禿裸仔実装を落とす。 その衝撃で両足は潰れピクピク蠢くだけのナマモノと化す。 そんなナマモノを取り囲み苛烈なリンチを加える糞蟲達。 「いい光景ですね」 「心が洗われるようです」 それをニヤニヤしながら見つめる2人。 「おっと、そろそろ死にそうだな、トドメは俺が指すとしよう」 リンチで両手と両耳も失い禿達磨と化したナマモノを掴む。 「テ…ェェェ…チュ…ゥゥゥ…ン♪」 「何勘違いしてるんだ?お前は今から俺に殺されると言うのに」 「テェ!?」 グシャ 助かった、そう思ったナマモノであったが男の言葉に顔を引きつらせ次の瞬間握り潰された。 「やっぱり糞蟲が最後に見せる表情は最高ですわ」 男はその後も同様に3匹の糞蟲を潰し、しばらく店長と会話をしたあと帰っていった。 その後も虐待派が訪れ激安の躾済み仔実装やグッズは売れていった。 だが100円に値下げされたあの仔実装はまだ売れなかった。 「うーん、一応コイツはうちで最も賢く躾がされてるんだが…このままじゃ俺が処分する事になるかな」 「テェ!?」 「売れないって事はお前は糞蟲と同じ…いや、それ以下だって事だ」 「テ!テチュ!テッチュー!」 違う!ワタチはあんな奴らとは違う!と必死に叫ぶ仔実装。 「今日で閉店なんだぞ?今日中に売れなければお前は死ぬしかない」 「テ!テチテチー!」 「売れ残ってるのはお前だけだ、他は全て売り尽くした、この意味は分かるな?」 「テ…」 「生き残りたければ売れる努力をする事だ、賢いお前なら簡単だろ?」 「テッチュ!」 「あの〜、お取り込み中すみません〜」 店長と仔実装の会話を遮り客がやってきた。 優しそうな女の子だ、制服を着ているので多分高校生だろう。 「これはすみません、いらっしゃいませ」 「まだ売り物は残ってます?」 「コイツしか居ませんが…」 「テッチューン♪」 仔実装はここぞとばかりに首を傾げ手を口元に当て、最高の媚を見せ付ける。 「(賢いお前の最後の手段がそれかよ…)」 仔実装の行動に呆れる店長。 「可愛い仔ですね、それ買います」 「ありがとうごさいます!これで完売出来ました!」 「テ?テッチューン♪」 いきなり売れた事に仔実装は喜んだ。 やっぱり自分は可愛いんだと。 最初から媚を売ればよかったと。 「えっと、ホントに10円でいいんですか?」 「ええ、コイツの値段は10円で間違いありません」 「テ?テェェェェェェェェェェェェェ!?」 知らない間に更に自分の価値が下がっていた事に驚く仔実装。 確か最初の値段は10万だったはず。 それが今じゃ10円、糞蟲と同じ値段だ。 売れたとはいえさすがにこれは仔実装のプライドに傷が付く。 「何か驚いてるみたいですけど?」 「ああ、気にしないでください」 「はい…」 女の子は金を支払い仔実装を受け取った。 女の子の手に抱かれた仔実装は嬉しそうにしている。 「それにしても今時に実装石を飼おうなんて変わったお嬢さんだね」 「飼うといっても虐待目的ですけどね」 「テ?」 女の子の言葉に仔実装の表情が固まる。 「あ、やっぱりそうですか」 「ええ、こんな醜い糞生物を愛でるなんてする筈ないですよ」 「確かに」 「テ…」 やがて体が震え始める仔実装。 「まずは生まれてきた事を心の底から後悔するような激しい虐待をして…」 「テテ…」 「虐待に体が耐えられなくなったら髪と服を奪い禿裸のみすぼらしさを認識させて…」 「テ…テヒ…」 「そして最後は公園に捨てる!」 「ヒィ!」 「後は野良達に喰われてこの仔の人生はお終い!」 「…」 「どうです?この仔には素敵な人生だと思いません?」 「そうですね…」 「それじゃ帰りますね」 「ありがとうございました」 「テヒィ!テチテチテッチューーーーー!」 女の子の手にしっかり捕まれた仔実装は必死に店長へ手を伸ばし何かを叫んでいる。 何を叫んでいるかはリンガルを見なくても一目瞭然だ。 だが店長は笑顔で手を振って女の子と仔実装を送り出す。 「どのみちお前は死ぬ運命だったんだ、今か後かの違いだよ」 店長はそう呟くとガランとした店内の掃除を始めた。 その夜 「この街ともお別れか…」 店長は1人、夜空を眺めながら歩いていた。 店を閉めた後は実家へ帰り家業を継ぐようである。 「おっと、思わず公園へ来ちまったか、最後に実装石でも虐めてみるかな」 店長はそう思って公園内を歩いていたが… 「…ん?」 公園の真ん中にある時計台の下に禿裸の仔実装が倒れていた。 しかも見覚えのある顔だ。 数時間前まで一緒だったような気がする。 「こりゃひでーな」 近寄るとその凄惨な姿がはっきり分かる。 全身に無数の傷、そして火傷の跡。 強制出産したのか足元には蛆実装。 しかも全て干からびている。 辛うじて生きていると思われる蛆実装は仔実装に抱かれているがその目は完全に死んでいる。 どうやら蛆実装も相当な地獄を味わったようだ。 「テ…」 やがて仔実装は店長に気づいた。 しかし起き上がる力すら残っていない。 「よう、数時間ぶりだな」 「テ…ェェ…」 数時間前に女の子に買われていったあの仔実装の成れの果て、それが目の前の無様な物体の正体だ。 「どうやら相当幸せな一時を過ごしたようだな、羨ましいよ」 「テ…テチィ…テチィ…」 違うと血涙を流しながら首を横に振る仔実装、その表情には絶望しかない。 「テチ…テチ…テチ…」 「何言ってるか分からんよ、リンガル持ってないしな」 「テ…」 「それに俺は実家へ帰るんだ、お前とも今日でお別れだな」 「…!」 「じゃあな、幸せな余生を過ごすがいい」 「テッ…テッ…テッ…」 店長は仔実装に背を向けて公園を後にする。 仔実装の素敵な姿を見れただけで満足し虐待する気も失せたようである。 仔実装は最後まで手を伸ばし何かを求めていたがやがて無駄だと理解すると首を垂らし静かに泣いた。 だがその直後 「お腹減ったデスゥ…夜食に何か食べたいデスゥ…」 空腹に目を覚ました野良実装がデスデス言いながら公園内を歩く。 「デ?あんなところに禿裸のガキと蛆が居るデス、ワタシは運がいいデスゥ♪」 野良実装は次の瞬間仔実装へ向けて駆けた! 「テェェェェ!?蛆ちゃん!蛆ちゃんがーーーーーー!」 「美味しい蛆デスゥ♪次はお前デスゥ♪」 「嫌テチィ!死にたくないテチィ!ワタチは幸せになりたいテチィ!」 「デププ、肉が何をほざいてるデスゥ?」 「ヂィィィィ!ワタチのあんよがーーー!おててがーーーーー!」 「この仔実装は今まで喰った中で最高の味デスゥ!」 「ワタチの人生は一体何だったテチィ!こんな…こんなーーーーーーー!」 「はいはい、哀れ哀れ、それもすぐに終わりになるデスよ」 「ヂィィィィィィ!」 その夜、また1匹の仔実装がこの世から開放され自由の世界へと旅立った。 これも実装石の幸せな人生の1つである。
