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用語[間引き]
都市等人間の生活域で自生する野良実装に見られる行動

テリトリーの住み分けが厳密な山実装や、原則として衣食住を保証されている飼い実装と異なり、都市に住み着いた野良実装は本来の意味での(実装石を主食の一部として生活している)天敵の不在や山野に比較して過ごしやすい環境から人口過密の状態となっており、又自然状態で確保できる食料(生ゴミ等人間の食べ残し)は限られている。同時に自然の天敵が不在である代わりに、無目的な過剰殺戮を行う虐待派の存在や、食糧難から同属食いが常態化した他の個体に襲われる危険性を常に抱えている。

そのような特殊環境下で、種族維持の為に生じた行為が「協調性が無く家族に負担や危険を齎す個体」、即ち糞蟲性の高い仔を殺して口減らしを測り、時にその仔の死体をも食料として利用するという行動である。これを「間引き」と言う。

しかしながら、この行為の常態化は往々にして残った仔の親・同属に対する強い不信感を植え付けたり、同属を食料としか見なさなくなる糞蟲スパイラルの引き金ともなりやすい諸刃の剣とも言える。

こうした実装石の生態は人間の「失敗国家」における人口爆発や治安悪化状態の行動との類似性が認められ、極めて興味深い。
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