実装石が、なんらかの理由で頭髪および実装服を喪失した状態を指す言葉。
虐待派による虐待行為、あるいは同族によるリンチがこの状態に陥る主因である。
頭髪および実装服は実装石にとって基本的かつ最大の財産であり、それを守れなかった
実装石は、裸禿に至った理由に関係なく存在そのものを否定されたに等しい。
当然として同族からは激しい差別を受けることになり、この状態になった個体は奴隷化
あるいは食料としての仔実装を産むための家畜等にされるか、ストレス解消のために
リンチで殺されるなどの末路をたどる事が多い。
同族間における基本的実装権を剥奪された状態とも言える。
頭髪は、本来再生不能なヤケドによる欠損であっても頭皮ごと切除すれば復活する
可能性はあり、衣服は同族から強奪すれば元の状態に復活可能なように思えるが、
実装石の身体能力ではどちらも単独では困難であり
(特に後頭部はどうやっても手が届かない)
現実には復活できる可能性はゼロに等しい。
この状態になった個体は、ほぼ例外なく生きる気力を失って心神喪失状態に陥り
追加で何かをされなくても偽石を自壊させて死に至る場合もある。
逆に、自分が裸禿状態になった事を認識するやショック反応を起こし口及び総排出孔
から糞便をまき散らして急激に絶命する例も見られる。
特に仔実装の場合はショック型反応で死ぬ個体が多いようだ。
幸運にも追加してリンチ等傷害行為を受ける事がなくても、保温効果を生み出す衣服類
を失えば実装石の生命維持能力は大幅な低下をきたす。
特に冬季においては急激な体温の喪失をまねき、短時間で死亡または仮死に至る。
直面する状況の過酷さを考えると、裸禿＝ゆるやかな死刑執行と言えるだろう。
人間によって行われる実装石の裸禿化は、ほぼ虐待目的である。
例外的に裸禿状態の実装石を偏愛する愛護派の存在も確認されているが、あくまで
例外である。
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