人類が宇宙へ旅立った地球で、空に進出した実装石。
一生を空中で過ごす。
名前通り、実装石を膨らませたように丸く、巨大。
行動力はほぼ皆無。空中をふよふよと漂っている。
同属の糞を主食としている。
相手の総排泄口に口を着け、糞をすする。
また光合成によって、養分を自力で作り出している。
身体構造は単純で、糞袋を肥大化させ、中に水素ガスを溜めている。水素ガスは摂取養分を分解・発酵させて作り出したもの。体内に水素ガスが充満しているので、爆発で命を落す危険性は常につきまとう。しかし鳥から身を守るには好都合であり、風船実装達を喰おうとする物好きは少ない。天敵は雷といった気象条件だけに思われるが……。
やはり実装人が風船実装達の前に立ちはだかる。
低空を漂っていると、弓矢で撃ち落されてしまうのだ。
しかも遊び半分で。
また一部の実装人はこの風船実装を捕まえ畑の上空に滞在させ肥料製造機として利用している
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