(参考:http://nijibox.ohflip.com/jissou/old/jsgt/jisl/jisl191.html ) |
都市部に住むものは人間の出した生ゴミなどを食べるので実装臭がきついが、山実装は山菜など自然のものしか食べないので食用に適している。 外敵や危険も多いので、山間部で成体の実装石を見かければそれはかなり知能の高い個体である。 現在では食用実装は養殖が主流となりつつあるが、冬に備えてデップリと太った天然の山実装は食用実装の中でも最高級品であり、これでなければ駄目というグルメも多い。 |
たいていの山実装は、居候という立場をわきまえており、家主にエサを要求することはない。 中には家賃代わりに山の幸を持ってくる殊勝な者もいるが、愛護派や知識のない人間の家に厄介になった場合、厚遇されすぎて糞蟲化したり、野生に帰れなくなる事もある。 |
生活環境が大いに関わっている。 山野で活動するためには、ある程度の身体能力を 必要とするし、常に危険にさらされているという 恐怖とストレスが身を程よく引き締めるためである。 この辺りが養殖実装では出せない味の秘密である。 また、さらなる身体的な虐待を加えることで、旨みを増すため 山実装を捕獲する場合生け捕りにする事が多い。 |
山の生態系を壊す事無く高いフェンスなどで囲まれた野山の飼育場に放し飼いにされ、人間の手を加えることなくありのままの山実装を育てるなど、その飼育には様々な手法がとられ、中には無農薬な天然ものの作物などを育てさせる飼育場などもある。 ──実装石の未来も暗いが、山実装の未来も暗い。 |
(移転後のアドレスはこちらhttp://www.nijibox6.com/jissou/old/jsgt/jisl/jisl191.html) と異なり、糞蟲化した飼い実装が捨てられても「ヨソモノ」として排除されるので、山実装が糞蟲化する恐れはないと思われる。 たが、そういう地域では縄張り意識を利用して用済みになった出産石をおとりに用いる「友狩り」という猟が行われるので辛い運命が待ち受けていることにかわりはない。 (白保「季節の風物詩『山実装の友狩り』」、「季節の風物詩『山実装の友狩り』 続編」参照) |