実装石の消化器官は一般に糞袋と称される胃が大部分を占め
あとは胃と総排泄孔へ繋がる極めて短い腸のみの簡素な構造となっている。
その消化能力は摂取した食物を短時間で徹底的に消化分解してしまう強力なものである。
対して腸はその短さもあって養分の吸収というよりは単なる排泄物の通り道程度の役割しか果たしていない。
ゆえに胃で養分の吸収を行っているのではと思われるが詳細は不明である。
摂取した食物は独特の臭気を伴う緑色のゲル状になるが、おそらくは消化液と共に胆汁にあたるものも同時に分泌される為だと思われる。
また胃は子宮も兼ねており胎児は消化液から身を護ると共に酸素や栄養の
供給と老廃物の排泄のやりとりを行う粘膜に包まれて育つ
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