タイトル:ティファニー1
ファイル:ティファニー1.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2958 レス数:0
初投稿日時:2007/06/23-03:48:43修正日時:2007/06/23-03:48:43
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                  「ティファニー1」


午後の緩やかな時間を楽しむかのように、その女はテーブルに向かって憂いの瞳を向けていた。
毎日の日課になっているアフタヌーンティー、秋子は何かに気が付くとティファニーを呼んだ。

『ティファニー!』

呼ばれると奥の部屋から静かにそして優雅に、ティファニーと呼ばれた者が歩いてきた。
ティファニーとは、この家の当主である秋子の飼い実装石だ。

ひらひらの沢山付いたドレスを纏い、薄目を開けてティファニーはやって来た。
秋子の前まで来るとスカートの裾を持って、少し膝を曲げ挨拶をする。

「お母様ティファニーデス、御用はなんでしょうかデス」

秋子は足の先から嘗め回すようにティファニーを観察すると、『よろしくてよ』と、呟いた。
『よろしくてよ』の意味は、マナーや格好、動作に到るまで秋子がチェックを入れた意味だった。

『ティファニー、あなたも年頃になったのね』

すぐにティファニーの顔が赤くなる。
秋子は今朝ベッドのシーツが、ティファニーの愛液で濡れていた事を言っている。
勿論ティファニーもそれは分かっていた、そしてその行為が恥ずかしい事だと言う事も。

「恥ずかしいデスお母様・・・はしたないティファニーを叱って下さいデス」

両手を顔に当てるとティファニーは、下を向いて乙女のように恥らった。
事実ティファニーは未だに人間で言う所、正真正銘の乙女だった。

実装石にとって発情と言う現象は、野生動物と一緒である時期に来ると必ず現れる。
それは幾ら上品で高価な実装石ティファニーでも同じだった。

『恥ずかしがる事はありません、ティファニーも大人になったという事よ』
『ママに任せておきなさい、あなたの悩みを解決してあげる』

含みある笑みを浮かべる秋子の手には、
人間用のSEXハウツーなる、チープで怪しげな本が握られていた。




                  △ 




42才になった秋子も実は未だに処女だった、別にブスではない、きつい顔だが美人だと言える。
秋子自身の性格が災いして、未だまともに男と付き合った事が無かった。

秋子は一人娘として生まれた時から、名家である熊野小路家で厳しく教育を受けた。
超が付くほど完璧なお嬢様に育て上げられた結果、
あらゆる事に優秀な秋子に釣り合う男が現れなかっただけだ。

親によって遊びも禁じられ、付き合う友達までチェックされて、行き帰りは運転手つきの自家用車。
秋子は生まれてから熊野小路家の当主に付くまで、青春を謳歌する事も無く一切の自由を奪われた。

そして2年前父親が亡くなると、秋子は熊野小路家の当主へとなった。
親から自由になったが、秋子は当主としての仕事に明け暮れた。
女という事で親戚や未だにご意見番である祖父から、厳しく叱責される事もあった。
だが、がんじがらめからの開放は秋子に喜びを与えてくれた。

そして忙しさと寂しさから、ペットを飼いたいと思うようになって行く。
実装石のティファニーとの縁は偶然だった。
秋子がティファニー渋谷店へショッピングに行った時、そこにペット用コーナーまであった。
珍しいと思い見て回ると、美しい実装石が客に媚びる事も無くポーズを付けていた。

実装石用の宝石や服で着飾った実装モデル、それがティファニーだった。
秋子は一目で気に入ってしまうと、非売品であるティファニーを半ば強引に、
実装石では考えられない値段で購入した。


飼い始めてから秋子はティファニーを溺愛した。
暫く経つと自分の事をお母様と呼ばせ、ティファニーの母親を気取った。

ティファニーも名家の熊野小路家が、高級な自分には相応しいと考えていた。
そして秋子の完璧なお嬢様振りが自分より遥かに上だと感じ、心から秋子を母として尊敬するようになる。


              △




『伊藤!』パンパン!!

秋子が手を二回叩くと違う部屋から、執事らしき老人が現れた。

『お呼びでしょうか秋子様』

伊藤と呼ばれた老人は、マニュアルに決められた様なコースで秋子の前まで来ると、
これもマニュアルで決められたかのような、挨拶をした。

『ティファニーの練習用に、身元の堅くて良い男を捜して頂戴』
『この本と同じ事をティファニーに、させてあげるの』

手渡された本を見て執事の動きが止まった。
手渡された本はSEXハウツーと銘打ってある、それの相手が身元の堅い男・・・

執事は本と秋子とティファニーを何度も見てうろたえた。

『あ・・あの秋子様、この本は人間用です、
 ティファニー様は実装石なので・・その・・何と言うか』

人間用・・その言葉を聞くと秋子の顔が厳しくなった。

『まぁ伊藤!!あなたティファニーを、
 そこらの小汚い実装石と一緒だと思ってるんじゃ無いでしょうね』

烈火の如く秋子が怒りだすと、執事の顔が見る見ると変わった。
執事はティファニーの事となると、いつも冷静なはずの秋子が変わってしまう事を知っている。
本来なら秋子に合わせなければ行けないと思いつつも、今回は意見を言わなければと思った。

『お言葉ですが秋子様、ティファニー様は実装石です、
 ティファニー様もお相手は実装石の方が宜しいかと・・』

怒りを静めると秋子はティファニーに聞いて見た。

『ティファニー、あなたの相手は実装石で構わないの?』

ティファニーは少し考えると、はっきりとした声で答えた。

「お母様はティファニーを、あんな醜い生き物とまぐわせるつもりデス?」
「ティファニーは嫌デス!マラ付きなんかとティファニーは釣り合わないデス」


秋子はどうだと言う顔で執事を見ると。

『これで決まりよ、ティファニーの相手は人間の男です』
『さぁ伊藤、まずはワタシの眼鏡に叶わなければいけません』
『幾ら掛かっても良いから、ティファニーに素晴らしい男性を見つけてあげて頂戴』




               △



次の日から秋子は教師役となって、ティファニーとセックスの勉強に明け暮れた。
秋子自身も処女なのだ、今までもセックス=汚れた行為と教えられて来た。
本を読めば読むほど秋子自身が、まだ味わった事の無い甘美な世界を夢見る様になる。
今日もお互い机を向かい合い、SEXハウツー本を教科書にセックスの事を教えていた


『良いですかティファニー、全ての殿方はフェ・・フェ・・フェラチオが大好きなんです』

秋子の体がフェラチオと言っただけで反応すると、股間がじゅんと濡れだした。
もう何度読み返したろう、なのに飽きる事無く読む度にときめいた。

「お母様、フェラチオってどういう意味デス」

本をめくると意味が図解入りで書いてある、秋子はティファニーにも同じページをめくるように言った。

『良いですかフェラチオとは、殿方のペニスを口でしゃぶる事です』

秋子は胸のポケットからメモを取り出すと
(フェラチオとはペニスをしゃぶる事)と、書いてメモをした。

『さぁ、ティファニーも同じ様にメモしなさい』

ティファニーは言われるまま、学習帳にメモをする。
実装石でも特殊な教育を受けたティファニーは、ひらがなでなら字を書く事が出来た。

「ふぇらちおは、くちでしゃぶるデス」

秋子はティファニーにこう付け加えた。

『そこは大事な所だから、蛍光ペンで線を引いて置きなさい』

「はい、お母様・・ふぇらちお・・っと、引いたデス」


『さぁ次のページです、次はえーとブッカケね・・』


秋子とティファニーの勉強は、秋子が暇な時なら何時間でも続いた。
当の本人達も嫌がる所か、ますます興味が沸いて来てしまい、
勉強が終わるとぐったりとして、軽く達してしまっていた。

そして秋子もティファニーも毎日セックスを夢見る様になると、
セックス行為なる物が素晴らしい物だと考えるようになった。

秋子は毎日寝る時に自分の股間を触って、オナニーをする様になる。
オナニーなんて今まで不潔な行為だと教えられて来た。
性器は結婚相手以外には、見たり触らせては行けない場所。
ましてやオナニーで性器をいじくる淫らな行為など持ってのほかだった。

熊野小路家の女性は結婚するまで処女でなければいけない。
この教えは昔から連綿と堅く守られてきた、秋子がそれを破る訳にはいかないのだ。
オナニーが高じて処女膜が破れないとも限らない。
秋子は性器表面を触る以上の事は出来ず、悶々とした毎日が続いた。
毎日勉強しているあの本は、秋子には刺激が強すぎた。

『あぁ、もどかしい・・いっそ処女なんて無くなれば・・・』

つい口にも出してしまう秋子だった。


ティファニーも同じだった、人間の様に抑制の難しい実装石の事。
毎日シーツに総排泄口を擦り付けては、まだ見た事の無い相手となる男性を夢見た。

「デェェン・・男が欲しいデス、ペニスをしゃぶりたいデス」

勉強会はティファニーにとって、益々発情を促す事となる。

「早くティファニーの処女を奪ってデスゥ・・アァァ」




             △




執事の持って来るお相手候補は、秋子の眼鏡には叶わなかった。
実装石とセックスをする人間が元々いないのに、秋子の願望はかなり高いものだった。

まずは容姿で殆どが落とされ、かろうじて通った者も学歴や家柄で落とされてしまう。
執事にすれば、そんな事に何の意味があるのか分からない。
たかが実装石の相手に審査がなぜ必要なのか、それも人間様がである。

幾ら美しいと言っても所詮は実装石、人間の目からすればそこらの実装石と変わらない。
裸にして集団に放り込めば、どれがティファニーなのか区別も付かないだろう。



執事はガックリと肩を落とすと、最後の一枚を手渡した。
この男の経歴を考えれば、まず通らないと執事は考えていた。
しかし皮肉にも秋子は、この男に白羽の矢を立てた。

男の名前は金満鉄雄、金満財閥の一人息子だ。
だが財閥と言っても昔の事で、今は解体されて名前だけが残った。

最後に残った金満デパートも旧態依然の体質が災いして、赤字が膨れ上がりもはや風前の灯火だった。
そしてその金満デパートのまん前に店を構えたラフォーレ熊野は、秋子が経営する総合百貨店だ。

ラフォーレ熊野は三年前に駅、映画館、劇場、多数のブランド店を内包した大型施設で、
テレビでもかなりの時間を割いて放送した、鳴り物入りの巨大アミューズメントパークになっている。

回りのデパートは次々と撤退して、最後に残ったのが金満デパートだった。
いわば秋子にとってライバル関係にある男の登場に、秋子はニヤリと笑みをこぼした。

経歴は落ちぶれたとは言え貴族だ、学歴は大学院まで行ったエリートでもある。
容姿も秋子好みの痩せて影のある良い男だった。

秋子は見合い写真を閉じると、執事に命令した。


『この男に決めたわ、まずは金満デパートを窮地に立たせましょう』
『ラフォーレ熊野全ての商品や施設を一ヶ月は、半額セールにしなさい』
『金満デパートが潰れかけた所へ、金利無しの融資を金満財閥に持ちかけて、がんじがらめにするのよ』
『良い事、逆らえない状況を作って、この男を差し出すように仕向けるの』


執事はゴクリと唾を飲み込むと、秋子の恐ろしいまでの戦略を知る。
標的にされた金満デパートは、完全に潰されてしまうだろう。
融資は持ちかけても、金満デパートそのものは変わらない。
潰されるのは目に見えていた、秋子に一度目を付けられて残った会社は無い。

青春を全く知らず帝王学を叩き込まれた女。
当主としての秋子はそれほどまでに優秀なのだ。



半月も過ぎた頃、金満デパートの経営者が熊野小路家に泣きついて来た。
秋子は応接室に通すと、鉄雄の父親である金満会長と面会した。
金満会長は応接室に秋子が入るや否や土下座をした。

『お願いです、あの狂ったセールをやめて頂きたい』
『当デパートを狙い撃っている事は分かっています』
『沢山の従業員やその家族が、このままでは路頭に迷ってしまいます』

頭を擦り付ける金満会長を見て、秋子は軽蔑の目を向ける。
土下座をしてる暇があれば、何らかの方策を立てれば良いのに。
潰そうとしている私に土下座をしてもやめる訳が無いと、なぜ分からないのだろうと考えていた。

秋子は哀しそうな目をすると、金満会長の前に跪いた。

『止して下さいそんな格好を・・・息子さんに見られたら恥ずかしいでしょう』

手を差し出すと金満会長は、秋子の手を握った。
禿げ上がって太った腹に、秋子は顔には出さないが嫌悪感を示した。

『お願いです、私に残ったのは金満デパートだけなんです』
『潰さないで下さい、潰さないで下さい、潰さないで下さい』

秋子は憐れむ様な目を向けると、やさしく話し始めた。

『金満会長、私は金満デパートをラフォーレ熊野の系列会社にと思っています』

金満会長は顔を上げると、目を見開いた。

『そ、それは金満デパートを私から奪い取るという事ですか』

『いえいえ・・名前はそのままで経営をサポートと言うか、指導させて頂こうかと』
『失礼ですが、金満デパートのやり方では今のニーズには答えられません』
『私が手を下すまでも無く、遅かれ早かれ消滅してしまうでしょう』

金満会長は俯くと、両手を握り締めた。

『た、確かにそうですが、息子の鉄雄が来年からは跡を継ぎます、
 親の私が言うのもなんですが鉄雄は私なんかよりずっと頭が良い、
 息子に任せれば経営も変わると思っています』

秋子は立ち上がると執事に目配せをした。

『勘違いしないで下さい、指導するからには金満デパートをそのままにするつもりはありません』
『ライバル店は一つ位無いと、競争も生まれません、
 金満デパートが無くなる事は、ラフォーレ熊野にとっても決してプラスにはならないのです』
『当方では無期限の無償融資を考えています、ただそれには条件がありますの』

金満会長は顔を上げると『融資?条件?』と、呟いた。

『後の事は執事の伊藤から聞いて下さいな』

『伊藤!!金満会長にお話を!』






      


                 △






秋子は家に戻るとティファニーを呼んだ。

『ティファニー、良い話よすぐにいらっしゃい』

現れたティファニーはいつもと違っていた。
顔がほてって赤くなっている、なんだか息も荒い。

『どうしたのティファニー、風邪でも引いたのかしら』

秋子が心配すると、ティファニーがいつもの挨拶をした。

「お、お母様ティファニーデス、アンッ・・御用はなんでしょうか・・デス」

秋子の前まで来るとスカートの裾を持って、少し膝を曲げ挨拶をするが、
膝がガクガクと安定しない、見ると透明な液体が足を伝わって床を濡らしていた。

『はしたないわティファニー、あなたは熊野小路家のティファニーなのよ』

秋子はティファニーが完全に発情している事が分かってしまう。
それは秋子も同じく発情しているからだ。
だが人間である秋子はそんな事を微塵も感じさせない。

ティファニーがいきなり秋子に抱きついて来た。

「お母様・・早く勉強をするデス・・ティファニー我慢できないデス」
「いつまで待てばいいデス、あそこが熱いデス」

秋子もティファニーの様子を見ておかしな気持ちになってしまう。
どうやらティファニーの発情が秋子に伝染している様だ。

『決まったわよティファニー、ほら御覧なさい』

秋子はティファニーに写真を見せると、ティファニーは食い入る様にその写真を見つめた。

『気に入ったかしら?』

ティファニーは秋子を見上げると何度も頷いた。


「ファァァ・・かっこいいデスゥ」
「こんな素敵な男とティファニーが・・・」


ティファニーはへたり込むと、両手で股間を押さえつけた。
写真を見てティファニーは思わずいってしまったのだ。











続く








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