タイトル:【虐】 ひたすらの虐待
ファイル:ひたすらの虐待.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:14027 レス数:3
初投稿日時:2006/09/14-07:07:54修正日時:2006/09/14-07:07:54
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ここは暗い部屋・・・・何も無いコンクリートの地面。
そこに生後1日目から虐待を受け続けた実装石がいた・・・・。

親の顔など知らない・・・まともな食事もした事が無い。
ただあるのは男の虐待だけ。

既に服は無く、右の髪は引き千切れていた。
体中殴られ、蹴られ、叩かれ、また殴られ・・・・・。

暗い部屋に座る実装石。

偽石は既に自分の体には無い・・・・。

既に取られ偽石崩壊を防ぐ為だけの薬品に漬けられている。
身体再生能力を遅らせる薬を打たれて・・・。
その為この実装石は再生が普通の実装石の1/20程度だ。

そんな実装石の物語。


「デェーン♪」「デッデロゲー♪」

この実装石は妊娠していた。この暗い部屋で一歩も外に出たことが無い
実装石がなぜ妊娠したのかは解らない・・・。
生きる希望を神様がくれたのか、はたまた悪魔の悪戯か?。
どっちにせよ孕んでしまったのは事実・・・・。
ソレを実装石は受け入れ・・・・そして喜んだ・・。

かつて自分が親にしてもらったように喜びの歌を歌う。

親となる実装石は傷だらけのお腹を手で優しくなでる。
楽しい事など知らない、美味しい物も知らない親実装はただただ優しく撫でる他無かった・・・・。

トンッ・・・・トンッ・・・・トンッ・・・・・

すると階段を下りる音が聞こえる。ゆっくりとした足音。

「デェッ!!」「デェェェ」

実装石はその足音を聞くと震えだした・・・・。
大事なお腹を抱えて動かない脚を必死で動かそうとしている。

ガチャ!

扉が開き男が入ってくる。男がこの部屋にくる理由は2つ。
1虐待 2餌付け(虐待)

そう、男が来れば確実に痛い目に遭うのだ。

「こっちへ来い!!」

男は実装石に命令する。
だが実装石は中々こっちへ近づこうとはしない。
前までは諦めて命令に服従していたが仔が体に宿ってからは
仔の事を第一に考え命令に逆らう用になっていた。

バゴンッ!! 「早く来い!!ブッ殺すぞ!!」

男は持ってきていたタライを地面に叩きつけて激怒。

「デェェ」 「デスゥー・・・」

実装石はその恫喝に怯え少しずつ近づいてくる。
脚が何回も潰され折られた関係からやっと歩いている。

「ソレの上に乗れ!!」「早くしろボケッ!!」

さっき地面に投げつけたタライに乗れと命令する。
タライはひっくり返り、台のようになっていた。

「デェー・・・・」「デースゥ・・・・」

実装石は手でお腹をかばいながらそのタライの上に乗った。
まるでお立ち台に乗っているようである。

「踊れ」「早く踊れ」「うぉーどぉれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

バンッ!!バンッ!!

男は実装石にそのお立ち台の上で踊るよう強要する。
男は手に血塗られた木刀を持つと地面を叩く。

「デェェェェン」「デスゥーーーー」

実装石は木刀を見ると恐怖した。幼い頃より痛い目に遭ってきた
長い物体。ブリョ!!! 糞を漏らした瞬間!!


ポゴンッ!!  「デェ・・・・・・・・・」

強烈な一撃が実装石の脇腹に直撃する。痛み苦しさでその場に、
うずくまりそうになる実装石・・・。

バゴンッ!! ポゴンッ!!

うずくまりそうになった実装石の肩とまた脇腹に強烈な洗礼・・・。

「デギャ・・・・」「テゲボゥ・・・・・」

ひっくり返り肩はUの字に凹み、お腹を殴打された事によって
血反吐を吐く実装石。

ゲボッ!!ゲホッ!! 「デェ・・・・」「デェテー・・・・・」

「早く立って踊れ」「踊れぇぇ!!」


実装石は反抗する暇も無くまたお立ち台の上に戻る。
反抗をしなかったのではなく出来なかったのだ。

「デーデース♪デーデース♪」

「デッスン♪デーデースゥ♪」

お立ち台に戻り必死で踊る実装石。踊るのは今日初めてじゃない。


バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

また強烈な洗礼を受ける実装石。お腹にまた一撃入る。

「デギャァァァ!!」「デェェデェェデェェ!!」

お腹に洗礼を食らわせた時のみ実装石は本気で怒っている。
お腹にいる仔実装達に万一何か合っては困るからだ。

だがそんなこちらを威嚇する様な姿がこの男が最も嫌いなもの。

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

男は加減などしない。全身全霊全力で実装石を殴打する。

体中から血を噴出し痙攣する実装石。
今回も男は実装石の両足の膝から下を粉砕した。

「デェェェェェェェ」「デェェェェェェェェン」

実装石は血を吐き涙を流してヤメテと訴える。
すると男は殴打を止め一言。

「踊れ!」

実装石は粉砕された膝から下を引きずって膝立ち状態でお立ち台の上に立つ。

「デェェ・・・・・・デェス♪」「・・・・・・スゥ・・・・デース♪」

全身の痛み骨折の為、思うように声が出ず踊りを踊れない。


バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

「ソレが踊りかぁぁ!!」「踊れ!!踊れ!!踊れぇぇぇぇ!!!」

男は実装石を叩き続ける。

「デェ・・・・・・」「・・・・・・・デス」

両肩が砕かれ・・・アバラが砕け・・その砕けたアバラが内臓に突き刺さる。
アゴも砕かれ・・・・・両手も砕かれ・・・・・腰の骨の一部を潰した。

それでも・・・・それでも何とかお腹だけは守り抜いた実装石。
実装石はお腹の中で動く仔実装を感じ極限の状態の中に安らぎを見る。

「早く踊れよ・・・」「その腹叩き潰して中のガキ殺すぞ!!」
 
ポゴンッ!!  「デギャ!!」

男は実装石の左脇腹に今までにない強烈な一撃を贈る。

総排泄口と口から血を噴出す実装石。

実装石はここで気を失った・・・・・。

「・・・・・」

何日・・・何時間・・・何分たったかは解らない・・・・。
実装石は目を覚ました。男の姿は何処にもない。
安心する実装石。

!??

実装石のお腹の中で仔実装がまた動いた。もう間もなく生まれてくる命。
実装石は誓う・・・絶対に仔実装を守ると・・・。


トンッ・・・・トンッ・・・・トンッ・・・・・


階段の音。男が来たのだ。

ガチャ!!


「踊れよ!!」

いつもの様に男は踊れと言う。

実装石は仔の為に全力で踊る。薬の影響でほとんど身体は再生しておらず
激痛が全身に走る。


「デェェェースン♪」「デスンスーン♪」


バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

また暴行される実装石・・・・・。

踊りが上手いとか関係ない。ただ男の気分で暴行している。


「デェズ・・・・・」「デェェ・・・・・・・・・・・」

もう立ち上がる事も困難な状態になる実装石・・・・・・。

「立てよ」「早く踊れ」

「デェェェェ」「デスン・・・・」

男の命令を聞いた実装石は全身がグダグダとなり、とても動ける状態ではなくなった。
そして実装石は願った・・・・お腹の仔を守りたい・・・・・。

ここでまた男はいなくなった。一人になる実装石。
すると「デッデロゲー♪」「デッデロゲー♪」とまた子守唄を歌い始める。

全身の痛みに耐えた・・・仔の為に・・・・。

ガチャ!!

男が戻ってきた。その手には出刃包丁と木刀が・・・。

「早く踊らないと腹のガキ殺すよ」「踊りなよ!仔が大事なら」

実装は踊るために体を動かそうとするが動かない。
手足の骨は完全に砕かれ細胞はその形を保てずに水風船のようになっている。

「デェ・・・・デェェ」「デースン・・・・・」

早く踊らないと・・・・。でも体が動かない・・・・。

ポゴンッ!!

強烈な木刀の一撃が右乳にヒットする。乳首は千切れ潰れる・・・。
同時にアバラがまた折れた・・。そのアバラは肺に突き刺さる。

「デェェボェッ!!」「ゲボブェッ!!」

口から血を噴出す実装石。苦しい。苦しい。
片肺が損傷した事により息がしずらくなって苦しむ。

「まだー?」「早く踊ったら?」「死んじゃうよガキ」「いーんだガキ殺しても?」

実装石は子供の命が危ない事を察しその全てを賭けて立ち上がる・・・。
水脹れとなった両足は動かすたびに ヌチャッ ヌチャッ と音を立てる。

「デェー・・・・・」「デデェ・・・・・」

仔の命の為に立ち上がり踊りを再開する実装石・・・・。

水脹れ状の砕けた両手を動かしてダンスを踊る。がしかし!!


バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

「デジャァァァァアアアアア!!」


両手は強烈な殴打によって潰れた。潰れると同時に中から砕けた骨や潰れた液状の肉、血液がドロドロと
流れ出す。

だが実装石は倒れない!!両手が使えなくても踊りは出来る!!

「デェ・・・・・ス」

必死で踊り続ける実装石。

ズバシュッ!!


その一撃を食らった瞬間実装石は倒れた。痛くないのに何故!!

「デェ?・・・・」

実装石は限界を超えている為痛みに気が付かない。両足が切断された事に・・・・・。

動けない!!動かない!!全身が動かない!!


「早く〜」「踊りなょ〜」「あと10秒で立ち上がらなかったらガキ死刑」


その言葉を聞いた実装石は焦る。動かなくては。動かなければ!!。

「10・・・9・・・・8」「7・・・・6・・・・5・・・・4」

男がカウントしていく。

「デェェェ・・・・・」「デェ・・・ズゥー」

泣くことしか出来ない実装石。


「1・・・・0」


「時間過ぎたねぇー」「じゃガキには死んでもらうよ」


「デェギヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアア!!」

実装石はもがいた。精一杯もがき、動こうとする。

そんな実装石を尻目に男はお腹の妊娠線の上を包丁の刃で、ツーツーと上から下に向かってなぞる・・・・・
うっすらと切れ込みが入り出血するお腹。

「ガキ死んじゃうね〜」「何匹ガキいるか楽しみだねぇ」

すると男は実装石のお腹を出刃包丁で引き裂いた。ズバシュッ!!

「デジャギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアア!!」

パックリと開いたお腹・・・・・。

切れ味の良い包丁だった為か出血が少ない。スパッと切れている。

「どれどれ」「俺が数えてやろう〜♪」

男は素手で開いたお腹に腕を突っ込むと仔実装を取り出した。
まだ目覚めの時が来ていない仔実装達。

「デギェ・・・・」「デェ」

実装石はそれでも抵抗の声を上げている・・・・。
始めて見た自分の子供達・・・・緑の粘膜と血に塗れた仔実装。
本能で親実装は仔を取り返そうと威嚇するが男には通用しない。
むしろ男は楽しんでいるようだ。

「1〜」グシャ!!「2〜」グシャリッ!!「3〜」グシュッ!!

男は仔実装を腹から摘出するとその場で数を数えながら地面に叩き付け
さらに足で潰していく。
仔実装達は目覚めていないので潰されても静かだ・・・・。
結局何も解らないまま死んでく仔実装達・・・・。

「6〜」グシャンッ!!

仔実装は潰された。親の目の前で・・・・・・。せっかく授かった命なのに・・・・・。

「デギヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

ショック・・・・・。

「6匹もいたねぇー」「全部死んじゃったアハハッ!!」「んっ!!」

まだ一匹残っていた。子宮兼胃袋の中の総排泄口寄りに1匹残っている。
生まれる直前だったのか仔の体は半分総排泄口にスッポリと入っていた。

まだ仔実装がいることに気づいた男はニヤニヤする・・・。

「異物の取り残しの無い様に!!」「ラス1どうするかなぁゲヘヘッ!!」

だが眠る仔実装の最後の一匹も男に取られ・・・・・。

「デギヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアア!!」

親となった実装石は男に対し今まで見た事のないほどの威嚇をした。
最後の1匹だけはどうしても!!どうしても守りたい!!
だが抵抗できない実装石にはどうする事も出来なかった。

「うっせーなー」だが男は動じていない。

「テェ・・・」「テッテレ〜」

仔実装が目覚めた!!仔実装は男の手の上で産声を上げる。

「おぉ!!ガキ起きたよ!!」「どうすっかなー」

目覚めた仔実装は初めて見た男を親だと思いテチテチ始める。

「デースゥ」「デース」

クソヘドの塊となった親実装は仔実装の声を聞き喜ぶ。
初めての子供・・・そして幸せな明日への妄想をする。
早く粘膜を、母乳を、なでたい・・・抱っこして、なでて上げたい。
たっぷり愛情を注いで育てたい!!

「デェス・・・・・・」「デスゥー・・・・・」

親実装は仔実装に優しく話しかける。
強制的とは言え生まれてくれてアリガトウと・・・・・。
そして私がママなのだと。

砕かれたアゴ、潰れた片目・・・・痛み・・・全身の痛みの中それでも仔実装の為に語り続ける。

だが仔実装はそんなヘドの塊に声をかけられ恐怖する。

「テェェ!!」

男の手に隠れようとする仔実装。クソヘドの塊が親だとは気づかない。
だがしばらくすると。


「テプププゥ〜」「テチー」

仔実装は笑っていた。目の前に転がる醜く傷だらけの生物を・・・・・親実装の事を。
笑う・・・嘲笑う・・・・見下す・・・・それが実装石の本性。

「デェェ・・・・・」「デス・・・・・スゥ・・・・・」

それでも親実装は仔実装に優しい眼差しで見つめ、優しく語り続けた。
たとえ嘲笑われても・・・・見下されても・・・・・。


「これは、これで今晩のオカズになりそうだなー!!」「たっぷりと痛めつけてやる」
「生後1日目からな!!」「クークククククッ!!」

そして男は仔実装を持ったまま部屋からいなくなる。

「テッチューン!!」「テチテチテチ♪」

男に甘える仔実装。そして暗い部屋に親実装だけとなる。
親の近くには踏み潰され原型を留めていない仔実装の死体・・・・。

「デェェ・・・」

親実装はひたすらに涙を流す。ボロボロの体。開封されたままの腹。
動けない・・・・。ただ地面に転がっている実装石。ふと右を向くと仔実装の死体が・・。

その仔実装の死体を口で何とか拾うと舐める。粘膜を取る為に・・・。

「デースゥ・・・・」「ゲボッ!・・・・スゥ・・・・」

片肺が潰されている為、時折口から血を噴出しながら仔実装の死体を綺麗にする。

ソレを口で横に置くと歌を歌い始めた。

「デェ・・・・・ロゲー・・・」「デロロ・・・・・ゲー・・・・」

左半身だけの仔実装の死体はただただ冷たくなっていた。

男に持っていかれた仔はどうなったのか??返して・・・・ワタチの仔を返して・・・・。
親実装は願った。願い続けた・・・・・。


数日後・・・。

何日たったかは解らない。気づくと四角い入れ物に入れられている。
男によって水槽に入れられた実装石。餌付けは無く空腹感が襲う。そして少し眠り全身の
痛みで起きる・・・・・。これを数回繰り返した。
ただ一つの希望・・・・。それはあの仔実装の事。生きていて欲しい。会いたい・・・会いたい・・。

トンッ・・・・トンッ・・・・トンッ・・・・・

階段の音。男が来た。

「デス・・・・」「デェェェ・・・・」

親実装は期待した・・・・。もしかしたら仔実装と会えるんじゃないかと・・・。

「ほらっ」「お前のガキ返してやるよ」「その腹の中に!!」

男が手に何かを持っている。仔か!仔なのか・・・・・。

プ〜ン プ〜ン プ〜ン

そこには死んで腐乱した仔実装が紙皿の上にいる・・・。
腐乱汁を出し何十・・・何百と言うハエの蛆虫が集っていた。

「デェェ・・ェン」「デズー」

親実装は少し再生したアゴで久しぶりに声を出した。
悲しみ・・・絶望。

「そんなにガキが大事なら」「ほらよっ!!」

男は腐乱した仔実装を親の開封されたお腹に放り込んだ。

ベチャッ!!

仔実装の死体はお腹の中に落ちたのと同時にグシャリと潰れて腐乱汁とハエ蛆が
お腹の中に広がる。

既に親実装の体の一部は生きながら腐乱が始まっていたので格好のハエ蛆の餌・・・・。

「ガキは返してやったから」「幸せにな」

そう言うと男は水槽のふたを閉じ部屋からいなくなった。
窒息しないように500円玉程度の空気穴が開いている。もちろん今後の事も考えて穴には網がしてある。

「デェェェエ」「デギャャャャャャャ」

親実装は体内でうごめくハエ蛆に恐怖する。何かが・・・・何かがお腹の中にいる!!

ヌタ〜 ヌタ〜 と腹の中を移動するハエ蛆・・・・。

気持ち悪い・・・・ヤダ・・・・・ヤダよぅ・・・・・・。

「デギヤ゛ア゛ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

ハエ蛆が一部露出した神経の上を這う度に実装は ビクンッ ビクンッ と動く。

まさに生き地獄・・・・。死にたい・・・・。死にたい・・・・。でも死ねない・・・・・・。


意識を失い夢をみる実装石・・・・だが外界を知らぬ実装石はいつも薄暗い部屋の夢しか見ない。
いつも怖い夢・・・痛い夢・・・・あの男の夢・・・・。

そして・・・・・・・。

ハエ蛆に体の一部を食べられ何日がたったであろうか・・・。

生きていた・・・。実装石は生きていた。ここで予想外の事が起きたのである。

ハエ蛆は腐乱した部分のみを食べた。なんとそのおかげで傷口の再生が思ったより早く回復したのだ。
腐乱した所をそのままにしておけば正常な皮膚や臓器も連鎖的に腐乱して行く。
それをハエ蛆が防いだのだ。
だがしかしこれもデタラメな体構造をしている実装石にしか出来ない事だ。

潰された手足には細く伸びたモノが生えている。再生抑止剤の効果も薄れ再生が上手くいっているようだ。

「デスゥー」 砕かれたアゴも再生して声をまともに出せるようになった。

「デェェェェェェン」親実装は仔を失った事を思い出し泣いた。

ハエ蛆達は水槽の中のいたる所に繭を作る。もうハエ蛆は一匹もいない。

静かな水槽の中で何とか座る実装石。

腹の中に放り込まれた仔実装の死体はハエ蛆に食べられ、さらに再生した親実装の胃袋によって
完全に消化され無くなっていた。

「デスー」

何も無い静かな時を過ごす実装石・・・・。実装石は思う・・いつか安心して暮らせる所へ行きたいと・・。


トンッ・・・・トンッ・・・・トンッ・・・・・

あの音は・・・・・。

ガチャッ!!

「久しぶり」「随分回復してるねぇ〜」

男だ。男は水槽にいる実装石を無理やり摘み出すとまた部屋の中央に置く。

命の恩人ハエ蛆達との別れ。

「デギャァァァァァァァァァァァァァァァアア!!」

実装石は思いっきり威嚇した。激怒した。

実装石の手足は再生途中なので実装蛆のように短くピコピコと動いている。

「元気だねぇ」「じゃあ・・・・・踊ってもらおうか!!」

「デェッ!!」

バゴンッ!!

木刀の一撃が顔面に入る。「デビァッ!!」

滝の用に流れる鼻血。ダラダラ〜。

「早く踊れ!!」「は・や・く」

男は実装石の近くを木刀で叩く。バシッ!!

実装石はヒョロヒョロの足で立つ。プルプルと震えながら立った。
今にも折れそうな貧弱な足・・・・・。

「デーデース♪デーデース♪」

「デッスン♪デーデースゥ♪」

実装石は一生懸命踊った。ご主人様に気に入ってもらう為に・・・。
実装石はこう思った・・・きっとワタチの踊りが下手だからご主人様は痛い事するんだ。
ワタチの踊りが下手だから仔を殺したんだ・・・・。
上手く踊ればいいんだ!!そうすれば痛い事はしないはず。きっと・・・・・。


ポキッ!!

ヒョロヒョロの足は実装の体重に耐えられず折れそのまま倒れた・・・。

「誰が止めて良いって言ったぁ!?」「罰を与えるかぁ」

「デェェ!」「デッスー」「デェェェスー」

実装は痛みをこらえて必死に立とうとするが立てない・・・・・。

「じぁっ」

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

殴打!! 殴打!! 殴打!!


「デェズゥギァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアア!!」

また手足は砕け潰れる、アバラは折れ、耳は千切れ、総排泄口からは内臓の一部が出ている。
顔面は無残に凹み一部が潰れ首の骨は砕けている。今回、男は容赦せず殴打が続く。


痛い。物凄く痛い。感覚が無くなって行く。痛いはずなのに痛くない・・・・。いや痛い。
痛くなったり、楽になったりの波がくる。

ポゴンッ!! ボバコンッ!!

その一撃、二撃で腹の皮が裂け内臓がコンクリートの床に全て出る。

グチャッ! グチャッ!! ブチャッ!!!

男はその内臓を踏み潰しながら実装石を殴打し続ける。



「イーヤッホォーイ〜!!」「これぞリアル"ひでぶ"だぁー」

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!

意識が・・・・。意識が遠くなる実装石・・・・・。やっと楽になれる・・・。楽に・・・。

バゴンッ!! ポゴンッ!! ボバコンッ!!
男の殴打は1時間にも及んだ。

「・・・・・・・・・・・」

光が遠くに見える・・・・・・。ここは一体!? この世界は前のように怖くはない。あの男も出てこない。
仔実装達と皆で平和に暮らしている・・・・これは夢なのか!?いや・・・夢じゃない・・・・きっと・・・。
見た事の無い世界が広がる・・・。あぁ・・なんて平和な世界なんだ・・・仔実装と一緒で幸せだ・・・・。
気づけば体も元通り・・・服も着ている・・・。

遠くに光の世界が見える・・・。そしてその光の中に仔実装達と一緒に行く。
この光の中には一体どんな平和な世界があるのか・・・・・。

この光の中には・・・・・・・・・・。

パチクリ・・・・・・。目を開けた実装石・・・・・・。
ここが仔実装と一緒に暮らせる平和な世界なのか・・・・・。
光の中に入った実装石は眩しくてよく前が見えない。

だんだん見えてきた・・・・・。見えて・・・・。見えてきた。


「!!!!!!!!!!!?????????????????」


そこは光溢れる希望の世界では無かった。
見た事のある風景。そして仔はいなくなっていた。

イタイ何故か体中が痛い・・・・・。

実装石は数日間妄想に近い夢を見ただけだった・・・・。
気配が・・・誰かがいる。ふとその気配がする方を見ると"あの男"・・・・・。

「デェ・・・・デギァ・・・・ズゥー・・・・・・」


地獄の日々は終わらない・・・・永遠に・・・・。


「久しぶり〜」 「じゃーアレだよ・・・・アレ・・・そう・・」




      「踊れよっ!!」




おわり

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駄文読んでいただきありがとうございました。二作目です。やはりオチが弱いです。
私の1作目はSC-0368の【虐】:蛆と女と男です良かったらそちらも読んで下さい。

読んで下さった皆様、本当にありがとう御座いました。
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1 Re: Name:匿名石 2016/10/03-07:30:55 No:00002568[申告]
まさに王道。
実装虐待の醍醐味がびっしり詰まった一本ですね。
2 Re: Name:匿名石 2016/10/10-00:23:14 No:00002572[申告]
単純のワンパだけど糞蟲相手に趣向凝らしてやる必要もないしいっか
そう思える虐待
3 Re: Name:匿名石 2023/02/15-16:19:54 No:00006806[申告]
すばらしい作品デス
心のバールが滾るデスゥ!!
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