「ママァァ!捨てないでテチィ!ごめんなさいテチィィ!」 「うるさいデス。お前はもうワタシの仔実じゃないデス」 禿裸が成体を追いかける。 どうやら仔実装は公園に訪れた人間に餌を無心した結果禿裸にされてしまったらしい。 親は我儘な仔実装にそれまで人間に近づいてはならないと厳しく躾けていたようだがその教えを破ったことが決定打となったようだった。 過去の累積したルール違反に禿裸という足枷がついた事で遂に見捨てる決断に至ったというわけだ。 「許せん…勝手な毒親は許せん!」 そこに義憤に駆られて俺が登場。 「そこの仔実装!」 「テチャァァァ!」 突如目の前に現れた俺にビビリ散らかし盛大に糞を漏らす仔実装。 無理もない。今しがた人間に禿裸にされたばかりなのだ。 「おいお前!お前は悔しくないか!お前を捨てた親に復讐したくはないか!?」 「テ…テチャァァ!したいテチッ!悔しいテチッ!仔供が遊びたいのは当たり前テチィッ!なのにママはいっつもいっつもおウチの中にいろと我儘テチッ!今日だって美味しい物が食べたかっただけテチ!ワタチは何も悪くないテチィィィ!」 俺に煽られ仔実装も怒りの炎を燃やす。 その気合に思わず俺も笑みが零れる。 「そうだそれで良い!俺についてこい!」 そう言って仔実装を掴むと俺は全速力で親実装を追いかけた。 「ふんっ!」 「デジャァァァ!?」 突如後ろから組み伏せられ悲鳴を上げる親実装。 しかしどんなに暴れようが所詮は実装石。大の男の体重をかけた片手を跳ね除けられるはずもない。 藻掻く成体を無視して俺は仔実装を持った手を親の後ろ髪の付け根へと近づけた。 「毒親は制裁する!おい仔実装!お前は親の髪を掴めっ!」 「テ、テェ…?」 「掴めぇぇぇ!」 「テッテチャァァァ!」 突然俺に命令され慌てて親の後ろ髪を掴む仔実装。 その調子だ復讐はお前の手で成さねば意味がないのだ。 「これがお前の仔の苦しみだぁ!」 「テチャァァァ!?」 仔実装が髪を掴んだのを確認した後一気に仔実装諸共腕を引く。 ブチブチと髪の毛が頭皮から分離し、突然の事態にビビったままの仔実装の両手には親実装の後ろ髪がしっかりと掴まれていた。 「デ…デギャァァァァァァ!」 突然髪を失い恐慌状態の親実装。だがまだ制裁は始まったばかりだ、 「仔実装!今度は頭巾だ!服だっ!パンツだぁぁぁぁ!」 「テヒッテヒィィィィ!!」 仔実装も血涙を流しながらそれぞれを掴んでは親から引きちぎっていく。 そうして遂に親実装は立派な禿裸となった。 「デヒ…デヒ…デヒィィィン………」 突然禿裸にされ血涙を流しながら地面へ蹲る親実装。 まったく。唯一頼れる存在に見捨てられた仔実装の恐怖や苦しみはこの程度ではないというのに情けない奴だ。 「テチ…テェ…ニンゲンサン……もういいテチ…ママを許してほしいテチ……」 その姿に情が移ったのか仔実装が懇願する。 だが俺は見逃してはいない。お前の怒りがまだ収まっていないことを。 「遠慮するな。腕の皮膚が裂けて痛いんだろう?俺が無理に掴ませてしまったせいだ。その事は謝罪しよう」 「テ…?」 見れば仔実装の両腕は無理に親の物を掴ませてしまい真っ赤に腫れたり血が滲んでいる。 これでは復讐を終わりにしたいというのも納得だ。 俺は仔実装の持ち方を変えた。頭と上半身を掴み、小指側から仔実装の下半身がはみ出すような恰好だ。 「だがな…復讐はこれからだぁ!仔実装ダブルキーック!」 「テチャァァァ!」 「デフォブァァァァァ!!?」 仔実装の両足が親実装の腹にめり込む。 勿論これもスタートラインに立ったばかりだ。 「仔実装ヘッドキーック!仔実装アームキーック!仔実装レッグキーック!仔実装クロッチクラーッシュ!」 仔実装の足で親の顔面を、腕を、足を、股を粉砕する。 これが仔実装怒りのキックだ。毒親め思い知ったか! 「どうだ毒親反省したか。もう自分の仔を捨てないと誓うかっ!?」 「デ……デヒィィ…」 地面に倒れ伏した親に質問するが呻くばかりで答えにならない。 俺の教育的指導と仔実装の怒りがまだ伝わらないかっ! 「駄目か。ならお前には仔の怒りと愛を教えてやる」 そう言って再び仔実装の持ち方を変える。最初と同じ上半身が親指側から出る状態だ。 どちらにしろ仔実装の下半身はズタボロでもうキックには耐えられない。 「ニ……ニンゲンサン…もうやめテ」 「仔実装ヘッドバットキーッス!」 「テチャァァァァベッ!」 「デブヒャアァァァァ!」 仔実装を振りかぶり勢いよくキスさせる。 ヘッドバットの痛みと濃厚なキスによる愛情。双方を与え仲直り。完璧だ。 見れば親も仔も顔面を激しく損傷し目は潰れ歯が何本も折れている。髪も服もなくまさしくそっくりな親子だ。 「ゴ…ごべんなサいデズニンゲンサン……もう、仔を捨デないデズ……ずっと一緒にイるデズ…」 「マ………ママァァ………」 地面に並べた親仔が血涙を流して和解する。 そうだ。話し合えば分かってくれる。悪いのは話し合いすらしようとしない毒親なのだ。 「ずっと一緒にいるんだ。よし、手伝ってやろう」 そういって俺は親の口を開けさせる。 だが思ったよりも開かない。頬の骨を砕いてもっと開くようにしてやろう。これも愛故だ。 「デギャァァァッァァァァ!」 何処にそんな大量が残っていたのか不思議なほどの悲鳴。だが口が大きく開いたのは好都合だ。 「これでお前達は…永遠に仲良し親仔だっ!」 宣言と同時に親の口へ仔実装を捻じ込む。 仔実装も頭蓋が割れていたのかさしたる抵抗もなく親の口へと入っていった。 突然仔実装を入れたせいか親実装の腹は一瞬で妊娠中のように膨らんだ。 「デヒ…デヒ…デェェェ……」 「美しい家族の絆に、乾杯…!」 身動きの取れなくなった親実装にそう言って俺は意気揚々と家路についたのだった………。
1 Re: Name:匿名石 2025/01/04-05:46:58 No:00009457[申告] |
間引きを放逐で済ますとギャクタ…いやセイギニンゲンに目を付けられるからね
反省だね |
2 Re: Name:匿名石 2025/01/06-19:34:40 No:00009458[申告] |
こう言う勢いある人間さん好き |