短編に加筆修正したものです ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1、【馬】柿実装 ワタシが地面に落ちて潰れた柿の実を食べようとしていると、背後から一匹の実装石が現れたデス。 そいつは柿の様な色の実装服を着た変わった実装石で、ワタシに楊枝を渡して言ったデス。 『ワタシの尻をほじるデス』 とんでもねぇ変態だと思ったデスが、さすがに恐怖を感じて言われた通りにしたデス。 すると今度はこう言ってきたデス。 『尻をほじった棒を舐めるデス』 ワタシが「ウンコ食うほど食べ物に困ってないデス」と言うと、いいから舐めろと凄んできたデス。 仕方なく舐めると、それはとってもアマアマだったデスゥ…! 言うなれば柿の甘さを濃縮したかのような…素晴らしいアマアマだったデスゥ! きっと柿をたくさん食べて出したアマアマウンコに違いないデス! でも「もっとアマアマウンコよこすデスゥ!」と顔を上げると、そいつはいなくなっていたデス。 ワタシも真似して潰れた柿をいっぱい食べてウンコしてみたデスが、普通のウンコ味だったデス。 あれはいったい何だったデス…? ある秋の出来事でしたデス…。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2、【虐】実装霊 「この借家、めっちゃ安いすね。何かあるんですか」 「えぇ、実はここだけの話なんですが…虐待派が住んでいた家だそうで、実装石の霊が出るんですよ」 「実装石の霊…実装霊ですか。怖いんですかねそれ」 「いえ、取り憑かれるなどの命の危険はないそうです。ただ、どんなにうっとうしくても霊ですから、 ぶちのめして追い払うとかができないんです。触れないですからね…」 「あー、なるほど」 結局、俺はその物件を借りた。 何故なら俺は…霊に物理攻撃ができる特異体質だからだ! その日の夜から、夜な夜な現れる実装霊を俺は虐待し続けた。 『デスゥ~ン♪』 ある日、現れたのはこちらに媚びる糞蟲の霊。 「おらっ!」 『デギュッ…デェェェン!』 顔面に一発お見舞いすると、仰向けに転がって泣きながらこちらをチラチラ見てきたので、 その腹に足を乗せて… 『デギュウウ…ヂヂッ!』 踏み潰してやると消えてしまった。 『テッチュン♪テッチュン♪テッチュン♪』 ある日、現れたのは踊り狂う禿裸の霊。 耳を引っ張ってぶら下げてやると、手足をイゴイゴさせて暴れた。 『チュワアアアアッ!』 俺はそのままデコピンを連打してやった。 『ヂィッ、ヂィッ!』 10発ほどデコピンを当ててやると、そいつは消えてしまった。 『……』『……』『……』 ある日は手足の無いダルマ霊の群れ。 こいつらは蹴飛ばしても無反応でつまらなかったので、並べてボウリングをやっていたら そのうちボロボロになっていき消えてしまった。 一週間ほど経ったが、どいつもこいつも適当にボコボコにすれば消えてしまう。 つまり後始末の面倒がなくて良い。 「こりゃあいい物件を借りたわ」 先日現れた糞を投げてくる実装霊は(俺が糞に触れちゃうので)困ったが、 念の為に用意しておいた大分の水を使えばすぐに洗い流せた。 これはしばらくは楽しめるぞ! そう思ったのも束の間、半月ほどすると実装霊どもはパタリと現れなくなった。 …どうやら全て駆除してしまったらしい。 何てこった、除霊完了ってか。 地主から約束のお礼を貰ったら、また虐待派が住んでた物件を探さないとな…。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3、【馬】マラごっこ 実装石はマラ実装を恐れるらしい。 そこで思いついたこの遊び。 うちで飼っているミドリに裸の実装石の写真を見せる。 『デププ…はだかんぼデス。お服はどうしたんデスゥ?』 写真と現物の区別がつかないのか、ミドリは写真を見て笑っている。 ところで、この裸実装の写真は股間に切れ目が入っている。 俺はそこから勃起させた自分のちんこを突き出した! 「マラ実装デスゥ! ヤらせろデスゥ!」 『デビャアアアアアア!』 ミドリは腰を抜かしパンコンして泣き叫んだ。 だが俺の方も、何もオカズがないのに勃起を維持するのは難しくすぐに萎えた。 それを見たミドリはニヤニヤ笑い始めた。 『デプッ、ゴシュジンサマのちんこだったデス? マラ実装より貧相デスゥ…』 あんな性欲の権化と比べられても困るが…。 『まぁいいデス。ゴシュジンサマがそんなにヤりたいならヤらせてやr————』 「やらねぇよ!」 俺はミドリにデコピンをくらわし、倒れたミドリを水槽に放り込んだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4、【愛】干し柿 実家に帰ったら土産に渋柿をくれた…干し柿にしようと思い、俺が台所に行って戻ってくると、 ミドリが玄関に置いた柿の横でひっくり返っていた…どうやら渋柿をかじったらしい。 近づいて軽く顔を叩いてみると、気絶していただけだったらしくすぐに目を覚ました。 『口の中が変デズゥ…ペッ、ペッ!これは毒の実デズゥゥ!』 「バカ、これは渋柿って言ってな、渋を抜かないと食べられないんだよ」 『ペッペッ!何でこんなもの食べるデズゥ?もっと美味しい果物はあるデスゥ!』 「干すと甘いんだよ…完成したら食わせてやるから」 『本当にアマアマになるデスゥ…?』 ミドリは疑いの目で渋柿を見た。 俺が渋柿に紐を括りつけている間も、渋柿を軒下に吊るしている間も、ずっと柿を睨んでいた。 干し始めた後も、軒下にぶら下がった柿を毎日の様に睨みつけている。 しばらくして、出来上がった干し柿をミドリに渡す。 『本当に美味しいんデス…?』 ミドリは疑惑の目のまま、干し柿に恐る恐るといった様子でかじりつく。 『あ…アマアマデズァァァァァァァ!』 雄叫びを上げるミドリ。 以後、ミドリは干し柿が大好物になった おかげで俺は柿を貰いに何度も実家に帰るハメになったが、まあ良しとしよう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5、【生態】ごちそう 『テチュ、テチュ』 『テチッ!』 『テェェーン!』 姉妹は今日も右乳の赤い母乳を飲みたがってケンカするデス。 左乳から出る緑の母乳より美味しいから仕方ないデスが、 緑の母乳を飲んだ方が良い仔に育つとワタシは本能で知っているデス。 「オマエたち、ケンカしないで順番に飲むデス」 『ママのおっぱいが両方赤くないのが悪いテチ!』 『そうテチ、糞ママが悪いテチ!』 『テェェーン!』 長女も次女もこれでは糞蟲デス…三女は泣いてばかりの弱蟲…今年の仔は失敗デスゥ。 「わかったデス。今からママがオマエたちを楽園へ連れていってやるデス」 『赤いおっぱい飲み放題テチ?』 『スシもステーキもあるテチ?』 『アマアマ食べたいテチィ…』 ワタシは期待に目を輝かせる仔たちを抱きしめると、腕に力を込めたデス…。 『糞ママ苦しいテチィ!』 『高貴なワタチが潰れるテチ!』 『テチィィ…』 さようなら我が仔たち…次は良い仔に産まれるデス。 ————ゴキボキベキッ 「さ、今夜はごちそうデスゥ♪」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 6、【虐】条件反射 としあき君の研究「実装石の条件反射」 実装石に鐘の音を聞かせてから金平糖を与えました。 実装石はよだれを流して金平糖をおいしそうに食べました。 これを何度か繰り返すと、鐘を鳴らすだけでよだれを垂らして、 『早くアマアマよこすデシャア!』と叫ぶようになりました。 次に、別の実装石の偽石を取り出し(難しいのでお父さんにやってもらいました)、 鐘を鳴らした後で偽石を傷つけて悶絶させることを繰り返しました。 すると、鐘を鳴らしただけで『デギャアアアーッ!』と泣き叫ぶようになりましたが、 実際に痛みが来ないと分かると痛がる振りだけしてチラチラとこちらの様子をうかがい始めました。 そこでフェイントをかけて偽石を引っ掻いてやると、ショックでウンチを漏らしていました。 その後は鐘を鳴らすだけで。泣き叫びながらウンチを漏らすようになりました。 最後に、たくさんの実装石を動けないように固定し、取り出した偽石を目の前に並べて置きました。 鐘を鳴らすたびに偽石をハンマーで1つ割って、固定した実装石を端から順番に処分していきました。 実装石たちは『やめるデスゥ!』とか『大事なオイシなんデズゥゥ!』とか叫んでいましたが、 5回目に鐘を鳴らした時に、僕がハンマーを振り下ろすより早く置いてあった偽石が勝手に割れました。 偽石の持ち主の実装石を見てみると、舌をだらんと垂らして死んでいました。 どうやら鐘を鳴らすと偽石が割れる、という条件反射で偽石を自壊させてしまったようでした。 面白かったので残りの実装石の数だけ順番に鐘を鳴らしましたが、 全部の実装石が偽石を自壊させて死んでいました。 以上のことから、実装石にも条件反射はあることがわかりました。 …先生の評価 実装石にも条件反射があるんですね。 それも自分の死まで反射で行ってしまうとは面白いです! とても良い実験でしたね!花丸です! 終