タイトル:【虐観察】 本能と理性の狭間で
ファイル:本能と理性の狭間で.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1837 レス数:11
初投稿日時:2023/08/05-06:43:42修正日時:2023/08/05-06:43:42
←戻る↓レスへ飛ぶ

*一部性的な描写があります。苦手な方は注意してください。

-------------------------------------------------------------------------------
「本能と理性の狭間で」

「今日もご主人様のお帰りを待つテチー」
テチコと名付けられた仔実装はケージの中で大人しく飼い主の男、明俊の帰り
を待っていた。
ケージの中は広いとはいえないがトイレ、水、餌箱、ボールや実装石のぬいぐ
るみなど各種揃っており退屈ではあるが恵まれている環境ではあった。
明俊が帰ってくるとケージから出して家の中を自由に歩き回れる。テチコは男
のそばにちょこんと座り過ごす。本当はすぐにでもかまってほしいが躾をされ
ているため自分からは言い出さない。そうして日によっては明俊の気まぐれで
お風呂に入れてくれたり、ボールなどで遊んでくれる。至福の瞬間だった。男
が仕事で疲れている時は構ってくれない時もあったが、夜は毎日明俊の布団で
一緒に寝ることができたため生活に不満があるどころか、毎日満ち足りていた。
テチコも「いいご主人様に出会えてよかったテチ」と飼い主に感謝をしていた。

-------------------------------------------------------------------------------
ペットショップ時代はブリーダーの厳しい躾の連続だった。排泄や入浴洗身な
ど生活の基本的なものから人に合わせた挨拶、歩き方、掃除の仕方など飼い実
装として必要な所作を教わる。
教わったことを失敗して許されるのは一回までだ。二回間違えると実装叩きで
骨が折れるほど容赦なく殴打された。三回目は溺死寸前まで水に沈められ死を
感じさせる。そして四回目は完全な死だ。
「こいつはゴミだ、お前らよく見とけよ」
「テエエエエエッもう失敗しないテチィ、許しテチ!」
ブリーダーは4回失敗した仔実装を拘束し足側から麺棒で少しずつ潰していく。
「テエエエック!ジアアアアア!オネチャ!助けテチ!オネエチャ!」
周りで見ている仔実装達も震えが止まらない。姉妹も何もしてやることができ
ない。そのままゆっくりと麺棒で仔実装の腹部まで潰していくと行き場のない
血や肉、臓物が顔面の穴という穴から吹き出していく。
「ゴボッゴボッ…」と血を吹き目が飛び出る。口から臓物が出てくる。そして
麺棒が胸部に差し掛かる頃に「ブパァッ!」と頭が破裂したように血が飛び散
り、絶命する。
偽石コーティングをしてストレスには強い仔実装でも物理的な拷問の前には無
力である。
こうして出来の悪い仲間はなぶり殺しにされ、仔実装たちは自分はそうなるま
いと必死に頑張る。しかし個体差はあり、人間の求める要求に届かない者…努
力だけではどうにもならない者もいる。
テチコは概ね優秀で教わったことを二回失敗したことはなかったが、他のテチ
コと血の繋がった姉妹は一匹残らず失敗を繰り返し、目の前で各種拷問を受け
死んでいった。
「あんなに頑張ってたオネチャやイモチャが…酷いテチ…許せないテチ…」
恐怖の中に怒りの感情もあった。しかしそれ以上に生き残ることに必死だった。
結局テチコは他の実装石5匹と共に無事基準を合格しペットショップに卸され
ることになる。その時のブリーダーの言葉が心に残っている。
「これでようやくお前らは飼い実装になれるかどうかのスタートラインに立っ
たわけだ。売れ残っても処分されるし飼われても虐待派だったりしたら終わり
だがな。万が一ちゃんとした飼い主に当たったら…絶対に自分の幸せだけを考
えろ。前にも言ったが仔を持つなんて考えるんじゃないぞ。飼い主が許可して
もだ。仔が原因で幸せが崩壊することになる。幸福になるために何をするべき
か、何をしてはいけないか。よく考えろ。」
悪魔のようなブリーダーが自分たちの幸せについて語っているのが意外だった。
しかしそれ以上に反発したい気持ちがあった。なにせテチコが思い描いてた理
想の将来は、飼い実装となり自分の仔に囲まれて過ごすことだったからだ。
「それでも…ニンゲンさんの中にはワタチに仔ができることで喜ぶご主人様も
いるかもしれないテチ」
勿論ブリーダーの教え通り仔を作りたいなんて自分から言うことはない。ワタ
チは糞蟲じゃない。でも、もしかしたら…あわよくば…その考えが捨てられな
かった。

-------------------------------------------------------------------------------
そしてテチコはショップに並び程なくして現在の飼い主の明俊に飼われた。
明俊は就職して家と会社の往復に辟易していた。少しでも生活に潤いを、と
ペットショップに行った際にデカめの広告が目についた。「飼いやすい、おり
こう、よくなつく…マジか」とテチコを衝動買いした。
明俊からしてみればハムスターを飼うが如しの感覚だったが、最初のうちはテ
チコが予想以上に賢く言いつけを守るのと、リンガルで意思疎通が図れるため
興味津々だった。
時間があれば明俊はテチコと一緒に過ごしたし、すぐにテチコも明俊に全幅の
信頼を寄せた。布団で一緒に寝る時のぬくもりはお互いにとって幸せであった。
「ご主人様大好きテッチュン♪」
「おお、ありがとな」

しかしリンガルを含め、意思疎通しやすいというのも良し悪しだ。他の動物と
違って何を考えているのかわかってしまう。特にテチコは言葉だけでなく表情
や態度がわかりやすく、「今構ってほしいんだろうな…」「何故か落ち込んで
るけど何か話しかけたほうがいいのかな…」等と明俊も気を使ってしまう。仕
方なく「どうしたんだよ」と話しかけると、待ってましたとばかりにぱあっと
表情が明るくなり「テチューン♪ご主人様さえ良ければお膝の上でテレビが見
たいテチー」などと甘える。
平常時ならそれで問題は無かったが、明俊が仕事で忙しい時や嫌なことがあっ
た時でもテチコは同じような態度でコミュニケーションをじっと視線で求めて
しまう。
実装石に気を使えというのも酷な話だが明俊の求めるペットとしての役割とは
少しずつズレが生じていった。量が多い軟便の糞の処理や下着や家具類につい
てしまう汚れ、臭いもデメリットで「変わった動物を飼うってのは大変なんだ
なぁ」とため息をついた。勿論、かわいいはかわいいのだが。
そしてある程度知力があり意思疎通ができるとなると気恥ずかしくて自慰もお
ちおちできやしない。明俊は「仕事中だから入ってくんなよ」と寝室で自慰を
するのだが、終わった後に寝室から出てくるとテチコがじっと部屋の前で待っ
ているのにも若干の煩わしさを感じた。

-------------------------------------------------------------------------------
テチコが飼い実装になってから暫く経ち、明俊はテチコを飼ったペットショッ
プへ一緒にでかけた。このペットショップはエリア毎で区切られていて生体以
外のコーナーならばペットの同伴が可能だった。
「ほらテチコ、何か欲しいものはあるか?おもちゃでもおやつでも安いやつな
ら買ってやるぞ」
「テエエエ…そんなワガママは言わないテチ」
「お前はいちいち遠回しでめんどくさいな…ほら何でもいいからとりあえず見
て欲しい物言ってみろ」
明俊はテチコを放してやると、テチコは興味津々といった様子で店の中を見て
回った。
見たことのないおやつ、かわいい服、アクセサリー、ぬいぐるみなど…ブリー
ダーの教えどおり禁欲を強いてきたテチコの脳を破壊するような魅力的な品物
ばかりだった。
端から端まで見て回ると、実装石グッズの隣は爬虫類・魚類コーナーだった。
そこの一角には親指実装、蛆実装が水槽のなかでひしめきあっていた。生き餌
として販売されていたのである。テチコはそれに目が釘付けになっていた。
「そっちは違う場所だよ…え、テチコお前、このちっこいの食いたいの?」
「テエッ、違うテチ!そ、その…」
もじもじと水槽の小さい生物をちらちらと眺めるテチコ。実にわかりやすい。
何が言いたいのかは鈍い明俊でも理解できた。
「これ大きい動物用の餌だよ…あとなぁ、お前以外に追加で実装石飼うのは無
理だよ」
「テエエェ…」
密かに思っていた将来への期待、子供、家族。それをきっぱりと否定された。
抑えていた感情が溢れてしまい涙が吹きこぼれる。
「お、おい…そんなにあのちっこい実装が欲しかったのか?」
「違うテチ、なんでもないテチ!あっちの仔実装お絵かきセットが欲しいテ
チ!」
涙が止まらず嘘を言っているのがばればれだ。ちっこい実装が欲しかったのだ
ろうがこれ以上手のかかる実装石を増やすわけにはいかない。やむなく予算
オーバーにはなるがお絵描きセットを含めて数点の各種玩具を購入し帰宅した。

-------------------------------------------------------------------------------
暫く元気が出ない日々が続いたが、テチコは今の生活を楽しもうと努めた。
「ワタチは十分幸せテチ。ご主人様ともっと一緒に幸せになるテチ」
明俊が仕事に行っている間、買ってもらったお絵かきセットで明俊に絵をプレ
ゼントしようと考えた。
指がない実装石用に腕にはめてお絵かきができるクレヨンである。まずは明俊
を拙い絵で丁寧に描いていった。
「時間がかかるテチ…気長にやるテチ」

次の明俊の休みの日、テチコと双葉中央公園まで散歩にでかけた。
近隣では野良実装が蔓延っており、そこかしこに実装石の死体が転がっている
など地獄のような光景が広がる公園もあるのだが、ここはそのようなことが無
いどころか野良実装の家族がビニール袋を持ってゴミや空き缶を回収する様子
もあった。地域新聞にも「実装石に優しい公園」と取り上げられたほどだ。
明俊も通勤途中にこの公園を経由していたため実装石に良いイメージをもって
おりテチコを飼う一つの決め手になったのだった。

ゴミ回収の野良家族は明俊とテチコを見ると家族全員でぺこりと礼をする。
思わず明俊とテチコもぺこりと礼を返す。
少し間があり野良実装家族はゴミ回収に戻っていった。
「まじか…あいつら実装石同伴だとお辞儀までするんだな…」
「野良実装は怖いって聞いてたけど全然そんなことなさそうテチ」
しばらくのんびりし、遠くを見ると散歩に来ていると思われる老人がゴミ回収
をしている野良実装に餌を与えている。
「ああ、ああやって餌もらってるのか。今度から少し持ってきてやるか」
「ちょっとだけでいいテチ、お話もしてみたいテチィ」
「ああ、いいぞ」
明俊は先日のペットショップの1件以来気になっていたテチコの悲しさを野良
の友達が埋めてくれれば、と期待した。

次の日の日中、テチコはケージの中でお絵かきの続きをしていた。
「ご主人様と…ワタチが出来上がりテチ〜一緒テチューン」
どこから覚えたのかわからないが、明俊とテチコの頭の間にハートマークを付
け足した。
「今日はここまでテチ。あとは公園の葉っぱさんをいっぱい描いたら出来上が
りテチ〜」
お絵かきは順調のようだった。

また別の日、再度明俊はテチコと双葉中央公園へでかけた。おやつも持参した。
そういや野良に餌付けしていいのか?とも思ったが、よくよく見ると公園内で
実装石用餌が販売されていた。
「販売されている餌以外の付与を禁止します」とちゃっかりとしている。
なんでもなさそうなコンペイトウに200円だがルールとあらば仕方ない。
ゴミ回収をしている野良実装一家をおいでおいでと招き寄せてコンペイトウを
一匹ずつ渡す。「ありがとうデス」と頭を下げる親実装は片耳がちぎれている。
前見た個体には無かった特徴なので、あの家族とは違うのだろう。
最後の一匹の野良仔実装にもコンペイトウを渡そうとした時、野良仔実装は手
を口に当ててテチューンとおあいそをする。その瞬間一気に親実装の顔が険し
くなる。これが実装石の伝統技、おあいそか…いわゆる死亡フラグってやつだ
よな、と明俊は感心すると共に親実装に「ああ、いや別に構わないよ怒んない
よ」とフォローし話を聞く。
「ゴミ回収なんて偉いね。どうやって覚えたの?」
「公園の管理人のニンゲンさんや野良仲間が教えてくれたデス。道具も全部く
れるデス」
「ワタチよりもちっちゃい仔テチ〜かわいいテチ」
テチコは産まれたばかりだと思われる先程おあいそをした仔の頭を撫でる。
褒められてまんざらでもなさそうにテチューと媚びながら甘える野良仔実装を
見てまたピクリと眉をしかめる親実装。
「でも、危険なこともあるんだろ。悪い人間が来たりさ。怖い動物が来たり
さ」
「たまに仲間がギャクタイハのニンゲンさんに襲われると聞くデス。でも襲わ
れた後の死体や血の跡もキレイに処理するデス。それを繰り返すといずれギャ
クタイハのニンゲンさんは飽きて来なくなるデス。猫さんやカラスさんは…諦
める他ないデス」
ゴミ回収や清掃をして人間の役に立っていれば野良に好意的な目を向ける者も
多くなる。虐待しづらい環境にすると共に、虐待があってもその跡を無かった
ように修繕すれば尚手を出しづらくなる。割れ窓の理論というやつだ。もっと
も他の脅威になる野生生物には関係のない話だが、人間からの大量虐殺がない
分安全度は格段に上がるのだろう。
「そうなのか…やっぱ大変だなぁ。また餌あげるから頑張ってね。ほらテチコ、
行くぞ」
「テッ、テチッ!」
夢中になって野良仔実装を撫でていたテチコも我に返り、慌てて明俊に付いて
いった。
ちなみに媚びをした野良仔実装はその日のうちに親によって処分された。

-------------------------------------------------------------------------------
ある日、明俊は男友達二人を家に招いた。TRPG祭りと洒落込んだのだ。
「おー、結構いい家じゃん」
「ん?何か飼ってるの?かぐわしい香りがする」
「そりゃもう実装石よ」
「ご主人様おかえりなさいテチー、お友達の方もいらっしゃいテチー」

「えー…明俊ちゃん実装石とか飼ってるんだ。やっぱり…虐待?虐待しちゃう
の?」
「しねえよ!ただ飼ってるだけだよ!」
「明俊も彼女居ないからな…そういう目的だろ?実装石と子作りするんだ
ろ?」
「ああ、そういうの本当にあるんだ」
「ねえって言ってんだろ!ほら酒用意するからゲームの準備しとけって」
「よく言うじゃん人間と実装石が子作りすると愛の結晶の黒い髪の仔実装石
がってさあ」
「こんなキモくて臭い生物とそんなことするの?マジで?」
「臭いのはまあうn…いいから始めっぞ」

「テェェ…」
テチコは会話の情報量に頭がついていけずに嗚咽をもらしケージに引っ込んだ。
ご主人様のお友達二人はワタチのことを好意的に見てくれはしないようテチ。
くさい?くさいテチ?くさくないテチ。いやそれよりも。そんなことよりも。
気になることを言っていたテチ…ワタチとご主人様が、子作り…そうなんテ
チ?ご主人様はそういうつもりでワタチを飼ったテチ?だからショップで売っ
ているちっちゃい実装石は飼わないということテチ?もし、もしそうなら…ワ
タチは…この身全部をご主人様に捧げるテチ…

テチコは明俊に絶大な好意を持ってはいたが性欲ではなかった。しかし、仔を
作りたいという欲望にそれを解決する道筋が出来てしまうと全て自分の都合の
ように考えてしまい、止まらなくなる。もしペットショップ時代のブリーダー
が今のテチコの頭の中を覗くことができたなら即、殺処分だったであろう。
本能が、欲望が、それを押し止められない理性が純白だったテチコの魂を少し
ずつ黒く染めていくことになる。

-------------------------------------------------------------------------------
しばらくの間、明俊は仕事などで帰りが遅い日が続いた。
テチコは大人しくゲージ内でお絵かきの続きをしている。
「公園の葉っぱさんも描けたテチ〜、あとは…」
明俊とテチコ、そして背景が描けて当初の予定は完了した。
それにテチコより一回り小さい親指実装?を5匹描き足していった。
「髪が黒いって言ってたテチ」
亜麻色のテチコの髪とは明確に違う黒色を親指実装の髪に塗っていった。人間
一人と実装石6匹の大層な大家族の絵が完成した。
「これが、もうすぐ現実になるテチ…ご主人様…テ、テチィ…ワタチ、ご主人
様に飼われて良かったテチ…こんなにたくさんの仔を作らせてくれるなんて…
テエ、テェ、テェ…」
テチコはパンツを脱いで自慰行為を行った。子作りについての知識などはない
が本能的に明俊と自分との淫靡な交わりを想像し総排泄腔をいじり続けた。グ
チュグチュと糞と愛液が混じり合う音が響く。
夢中になり一時間ほど自慰に励んでいると明俊が帰宅した。
「ただいまー、ってなんだこれ臭いな。テチコうんこ漏らした?」
「テッ…ご主人様、テチッ、おかえりなさいテチ」
「…………なにやってんのお前。うんこ混ぜてんの?」
「これはその、なんでもないテチ!」
「なんでもないわけ無いだろ、何やってんのって聞いてんの」
「ご主人様にプレゼントする絵を描いてたテチッ、見てほしいテチ〜」
汚物にまみれた手で明俊とテチコとその子供の絵を手渡す。
明俊はその絵を見て固まったあと頭の中を整理しようやく理解する。
(これはテチコが自分と子作りをしてできた家族の絵だ)
その後深い深い溜め息をついた。
「はぁーーーーーーーーーーー」
「テ、テッチューン?」
「あの時の会話が原因か…まああいつらも悪いが…しかしバカだな…テチコバ
カだな!」
「テ、テエエエ!?」
「俺がお前と子作りするわけないだろ。というか人間と実装石が子作りするわ
けないだろ。そういう気持ち悪いこと考えられるともうお前飼い続けるの無理
だよ」
「テ、テ、テ…」
「あとちゃんと人間の彼女が最近できたしな」
「……テエエエエエエエエエ!」
テチコの叫びにも似た悲鳴が響き渡る。
「はぁ…本当に勘違いしてたんだな。大体お前がどんな妄想してたのか大体わ
かったわ。正直がっかりだよ…ハズレの実装石引いたみたいだな…いいか、今
回だけは許す。この糞みてえな絵は戒めとしてケージの上に貼っておく。しっ
かり反省すれば許してやる」
「テェ、テェ、テェ…」
血の涙を流し息を切らしながら明俊からのつらい現実の言葉を刺され続ける。
「あと今日から一緒に寝るのも無しな。布団は作ってやるから。」
茫然自失といった感じのテチコをつまみあげるとケージに放り込む。そしてタ
オルで作った布団をセットしケージの蓋を閉める。
テチコはショックのあまりその布団を使うこと無くケージの床で泣きながら一
睡も出来ず過ごした。

-------------------------------------------------------------------------------
テチコは次の日、明俊が仕事に行ってる間ずっと考えていた。
全ての人生(石生)計画は狂った。ここからどうするべきか。どうするも何も、
ご主人様の言うことを聞いて行儀よく過ごすしか無い。仔は諦める他無い。良
い仔にしていればまた一緒の布団で眠れる日もくるだろう。しかし…
「天国のオネチャ、イモチャ…どうしたらワタチは幸せになれるテチ…?」
ブリーダー時代から今に至るまでの記憶を思い出す。そして、頭の中に光が差
し込んだと感じる。
「………!!!!!これテチ……!」

夜に明俊が帰ってくるとテチコは土下座で出迎えた。
「本当に失礼なことをしたテチ、ごめんなさいテチ」
「ちゃんと反省しろよー」
「もう二度と変な考えは起こしませんテチ」
土下座のまま動かないテチコを見ていると明俊も流石にかわいそうだとケージ
の蓋を開けてやった。
「ほら、今日は風呂に入れてやる。寝る時間になったらケージの中に戻すがあ
とは今まで通り自由にしていいぞ」
「ご主人様…ありがとテチュー!」
仲直りができた、本当に良かったとテチコは安心した。

さらに次の日、明俊は一人の女性を連れて家に帰ってきた。
昨日はできるだけ実装石臭さを消すために風呂に入れたのだ。
「おかえりなさいテチ、お友達テチ?」
「前言ってた彼女だよ、実装石居るって言ったら見たいって」
「わあ、かわいい〜 テチコちゃん、よろしくね」
ケージの蓋をあけて明俊の彼女はテチコを撫でた。
テチコは固まっている。明俊からも何の表情も読み取れない。無だった。
「ヨロシクテチ」
しばしの間のあとぎこちなく挨拶を返した。
「あ、そこのスーパーで食材買ってくるね。お鍋にするって言ったよね」
「ああ、一緒に行こう。テチコちょっとそこまで出かけてくるからなー」
二人は出かけていった。
固まっていたテチコもこの隙を逃すまいと動いた。狙いは明俊の寝室だ。ペッ
トボトルのキャップをドアの隙間に挟めておいて完全に閉まらないように細工
をしておいたのだ。
「テチッテチッ」とドアを押すとまっさきにゴミ箱に向かう。体当たりでゴミ
箱を倒すと目的のものが見つかる。明俊の精液付きのティッシュだ。両手いっ
ぱいに抱えるとケージに持ち帰る。これを使って仔を成せば、黒髪の実装石を
産むことができれば、明俊もその仔のかわいさに気が変わるだろう。そしてあ
んなニンゲンの女のことなどすぐに忘れてしまえばいい。
テチコの魂は既に真っ黒に染まっていた。

明俊とその彼女は帰ってきて鍋を食らい、テチコもご相伴に預かったが味など
もうわからなかった。二人は酒を飲み酔っ払う。テチコにとって幸か不幸か、
明俊の彼女が「今日は泊まっていって良い?」と言い出した。二つ返事でOKし
た明俊はその後寝室で彼女とまぐわった。
もし、彼女がそのまま帰っていたら不自然に開いた寝室のドアや転がっている
ゴミ箱からテチコの悪行がばれていたことだろう。
テチコは明俊とその彼女に負けじと精液のついたティッシュで自慰を行い、思
惑通り妊娠した。

-------------------------------------------------------------------------------
次の日からテチコは妊娠したことを隠すために右目に絆創膏を貼っていた。明
俊がなにかあったのか聞くと「ぶつけちゃったテチ、心配いらないテチ」と返
した。
幸せの絶頂の明俊は細かいことは気にせず、そこまで心配していなかった。
一時期より明るく元気になったし、以前はべったりだったテチコが距離を取っ
てくれたことで「あいつも成長したのかな」と呑気に構えていた。
残業や彼女とのデートで家を空ける日が続き、その間にもテチコのお腹の仔は
育っていた。
暫く日が経ち…さすがに腹が出すぎてばれると感じたテチコは強制出産に踏み
切った。お絵かきセットの赤色のクレヨンを水で溶いて両目に塗りたくった。
その痛みで「テチャアアアアアア!!!」と叫びながらも産気づくまで続ける。
所詮水で溶いたクレヨンなどで両目を赤く染めるのは難しかったが、鬼気迫る
表情になり目にクレヨンを突っ込む勢いで塗りたくるとようやく産気がくる。
テチコの股間からずる…ずる…と4匹の蛆実装が産まれた。
「テェ、テェ、テェ…」
テチコは本能的に蛆の膜を舐め取ろうとする。しかし違和感があった。4匹の
蛆のうち2匹は既に死んでいた。残りの2匹のうち1匹は腕が4本もあった。
奇形だ。仔実装が歪な形で妊娠して、かつ強制出産をしたのだからこの結果も
致し方ない。奇形の蛆は放置し残り一匹を懸命に舐め取る。「テフー…テフー
…」と呼吸をしている。生きているのに安心するとタオルに包み、一番気に
なっていた違和感を確認する。…4匹とも黒髪ではないのだ。
よく黒髪実装は相思相愛の人間と実装石から産まれると言われている。それが
本当かどうかは定かでないが、単体生殖であっても栄養状態が良い状態からで
あれば突然変異的に黒髪になることはあるようだった。当然テチコのような状
態からでは産まれるべくもない。
ご主人様との愛の結晶の黒髪実装というお題目が根本から崩れる。
「おかしいテチ…こんなはずじゃないテチ…」
テチコは目の前が真っ暗になりながらも次善策を考えた。まずは蛆実装の死体
と出来損ないの処分だ。こんなものがあったら明俊の怒りを買うのは目に見え
ている。
ゴミ箱に捨てるわけにもいかない。テチコは自分の仔だったものをモニュモ
ニュと食らった。かわいそうだの、うまいだのまずいだのの感覚は無い。やる
しかないのだ。
二匹の死体を食らったあと、奇形の蛆は膜に包まれながらまだ生きていた。
「ママ…フニ、フニ…」と何か喋っているようだが構っていられない。口に突っ込み
咀嚼するだけだ。口の中で蠢いていたようだが一気に嚥下する。
これでできることはやった。あとは残りの明俊との仔…この蛆実装次第だ。

-------------------------------------------------------------------------------
夜になると明俊が帰ってくる。
覚悟を決めきったテチコは元気よくアピールをする。
「ご主人様おかえりなさいテチ!今日は幸せなお話があるテチー」
「おー元気でいいなテチコ。俺も幸せな話があってね」
「この仔テチ!ご主人様との仔テチ!!」
テチコは蛆実装をかがげて明俊に見せる。

「……?」
「……ご主人様との仔テチ」
「……?」
「ご主人様?」
期待していたリアクションがなくテチコは焦る。
「この蛆実装の死体が…俺の仔??」
「テ?」
産まれた時から弱っていた蛆実装はとっくに死んでいた。
「テ、テ、死ん、テチ?」
「まあよくわからんが説明しろ。嘘は許さんぞ」
「テ、テエエエエエ…」
全てが終わった。計画は台無しだ。もう家族を持つ幸せは絶望的だ。
テチコは正直に全てのいきさつを話した。

「ほーなるほどねー いいさいいさ、でもお前が家族を持つのはやっぱり今の
状況じゃ無理なんだよ。何度も説明したよね。もう駄目って言ったよね」
「テチ…」
正直なところ、見た感じ明俊があまり怒ってないようなのでほっとしていた。
「でも家族を持ちたいなら、例えばあの双葉中央公園で暮らすのはどうかな」
「テ?やっぱりワタチ捨てられるテチ?」
「捨てるんじゃない、ちゃんとお金を5万円も払って野良登録をするんだよ。
あの公園では野良登録をしておけば少なくとも別の野良実装から襲われる心配
はない。そこで仔を好きなだけ産めばいい」
「あの公園で、テチ?」
何度も明俊と行っているあの公園、野良の家族が幸せそうに過ごしていた良い
イメージしかない。飼い実装の立場や明俊とはお別れになるが、家族を作ると
いう夢は達成できるだろう。
「わかったテチ、それでお願いしますテチ」
「良かったわーちょうど俺も彼女と同棲する話しになってて身軽になりたかっ
たんだよね」

-------------------------------------------------------------------------------
早速次の日、明俊とテチコは公園に行き野良登録を行った。
明俊は管理事務所に金を払い、テチコは耳にタグを埋め込まれ良さげな場所に
ダンボールハウスを置いた。
「これでヨシ…と。じゃあなテチコ、たまにおやつとかもってくるからよ。野
良実装からは襲われないって言うけど猫とかカラスとか虫とかには気をつけろ
よ」
「今までありがとうテチ、また来てくるのを楽しみにしてるテチ」
「じゃあな!ばいばいテチコ!」
「ありがとうご主人様テチ、また会いに来テチー 大好きテチー」

明俊が去ったあと、テチコはダンボールハウスで静かな状況で考える。今まで
の飼い実装生活と違いものすごい孤独感はあるものの、これから仔を成し家族
を作っていくことに期待感があった。
ひとまず外の様子を見よう。公園の状況を散策しよう。
ダンボールハウスから出て外に出ようとした瞬間、野良実装に囲まれる。
「テ?」
「こいつが新入りデスゥ?」
「は、はじめましテチ、テチコってい…テボォ!!」
野良実装はテチコの腹を思い切り殴る。
後ろに吹き飛ばされて倒れたところに別の野良実装が馬乗りになり顔面を殴打
する。
その実装石は以前、明俊と公園に来た時にお話をしていた耳のちぎれた実装石
だった。
「テエッ!テッ!テッ!ジィィィ!!!テェ…」
殴られ続けてぐったりとしたテチコを抱えあげ、野良実装達は公園のボスのダ
ンボールハウスへ運んでいった。

-------------------------------------------------------------------------------
元々洗濯機が梱包してあったひときわ大きいダンボールハウスがボスの家であ
る。
そこに連れてこられたテチコは服を脱がされ、糞を顔中に塗りたくられていた。
「お、おかしいテチ…野良には襲われないって聞いたテチ…」

これは別にテチコを殺そうとしているわけではない。この公園の野良実装の通
過儀礼である。
上下関係を徹底的に教え込み飼いとしての甘えを捨てさせる行為だった。
そのため髪も無事であり服もそのまま着られる状態であった。
他の成体実装よりひときわ大きく、片目が潰れいかつい表情のボス実装がテチ
コに向かって話しかける。
「お前、飼い主に捨てられたデス?」
「捨てられてないテチ…ここに来れば仔を産める、家族を作れるって…」
「ふーん、確かに飼いだと仔は産めないことは多いデスゥ」
「ここの公園なら、野良の家族さん達が幸せそうにしてるのを見たテチ…」
「幸せはタダじゃないデス、働かなきゃいけないデス、仔を失うこともあるデ
ス、自分で自分の仔を殺さなきゃいけないこともあるデス」

ボス実装は新入りがくるたびにこうして話を聞く。特に飼い実装は飼い主が手
に負えない状態の糞蟲のものが野良登録されて来ることもある。そのような手
合はすぐに処分しないと全体の不利益になる。

この公園のシステムの元を作ったのはボス実装である。元々飼い実装であった
ボスは野良仲間を集め、公園のゴミ拾いを始めた。他の野良は何をやってるデ
スゥと笑っていたが、公園の管理人に目をかけられてからは順調だった。ゴミ
袋を始めとした清掃用具を貸与され、餌も与えられた。餌が与えられるならと
賛同する仲間も増えた。
人間とのコネクションが順調になったあとは治安を乱す糞蟲の排除だ。しかし
これは容易にはいかなかった。該当するような糞蟲は当然反発するし、糞蟲に
も家族がいる。派閥間闘争が起こり、その時にボスは片目を失った。しかし平
和になればなるほど仲間は増え、人間の協力も増えてくる。実装石によって荒
れることが多い公園でこれは珍しいものだと役所の人間も乗っかり、野良登録
システムとしてタグを導入してからはますます豊かな生活を送れるようになっ
た。

閑話休題

テチコはボスの前で怯えきっていた。
「それで?お前は仔実装一匹でどうやって餌を手に入れて生活して仔を殖やし
ていくデス?お前みたいな甘ったれの捨て実装が、デスゥ?」
「そ、それは…テチィ…」
「言い方を変えるデス。泥水をすすってでもこの公園で生きる覚悟はあるデ
ス?………昔の飼い主のことを忘れて死にものぐるいになる気はあるかって聞
いてるんデス!!!!!」
ボス実装はバンッ!!とダンボールハウスの壁を叩いてテチコを威圧した。
結局のところいわゆる圧迫面接ではあるのだが、一定以上の賢さがあれば対応
できるように誘導はしている。ここで覚悟を示せれば晴れて野良実装の仲間入
りだ。

「ご、ご主人様が…ご主人様が迎えにくるテチ」
「ハア?デスゥ?」
テチコは恐怖に耐えきれず嘘をついた。ボスも呆れ顔だった。
思えばテチコの一生は失敗の連続だった。欲望は成就せず、全てが裏目に出る。
自分の都合の良いように物事を考えてしまい間違った方に突っ走ってしまう。
ボス実装とのやりとりはテチコの一生における失敗の集大成のようなものだっ
た。

「すぐにご主人様が迎えにくるテチ!こんな公園二度と来ないテチィ!!!」
「………こいつはある意味求めていた逸材デス。娯楽室を始動するデス」
ボスがテチコの腹を殴る。
「テボッ!テゲエエエエ」
テチコは一発で気を失い、さらにボスがブヂィっと耳のタグを剥ぎ取ると、野
良実装によって別のダンボールハウスへ運ばれた。

-------------------------------------------------------------------------------
娯楽室と呼ばれたダンボールハウスでは今日もテチコの悲鳴が響き渡る。
「テチャアアアアアア、もう産みたくないテチィィィィ!!!」
仔を成したいという希望があったため、禿裸になり拘束されたテチコは週に一
度妊娠させられ出産させられる。
「元飼い実装の子供はうまうまデッスン〜」
耳なしの野良実装は産まれたてのテチコの蛆実装を踊り食いする。
「ママ助けテフー!食べられちゃうテフー!」
「テエエエエエエエエエ!!!蛆ちゃあああああん!!」
野良実装はあえて蛆実装の頭部を口から出したままゆっくり嚥下していく。
絶望の表情で野良実装の口の中に入っていく我が仔をテチコは叫びながら見て
いるしか無かった。
「何泣いてるデス!お前の仔が不幸なのは全部お前のせいデス!」
「テギョオ!!!」
野良実装がテチコの腹部を殴ると総排泄腔から最後の蛆実装が「テッテフー」
と出てくる。
「…お前も食べるデス」
「いや、いやテチィ…ヂイイイイイイイ!!!もごっ」
野良実装はいやいやと首を振るテチコの口に蛆実装を突っ込む。
「もごっ!ぶふぉお!」
「真っ暗テフー、ママー?ママー?」
「喰らえデスッ」
「ヴウウウウウウ」
テチコは顔面に思い切り拳を叩き込まれ蛆を噛み砕いて失神した。
「ふう、すっきりしたデスゥ、窒息されても困るのでそのゴミ蛆を喰うのは勘
弁してやるデス」
野良実装はテチコの口から死んだ蛆実装を引きずり出すとぽいっと地面に捨て
た。

双葉中央公園の野良実装は衣・食・住の全てが野良として高水準で備わってい
る。
あとは娯楽だ。家族を取りまとめ仕事をし、場合によっては自分の仔を殺さな
くてはいけない野良親実装はストレスがたまる。こうして定期的にストレスを
発散することでより秩序が保たれるのだ。
そのストレス発散相手が偽石コーティングを施された愚かな元飼い実装ならば
申し分ない。
テチコは公園の野良たちの備品として末永く使われることだろう。
「ご主人様…テチコはここテチ…ここにいるテチ…痛くて寒いテチ…テエエン、
テエエン、テエエン…もう本当に、本当に赤ちゃんいらないテチィ、ご主人様
と一緒のお布団で暖かくして寝たいテチィ…テエエエエェ…!
ジィィィィ!!!」

-------------------------------------------------------------------------------
一方その頃、彼女との同棲を控えた明俊は引っ越しの準備を終えていた。テチ
コが住んでいたケージもおもちゃも、そしてあの愚かな夢を描いたお絵かきも
全て捨てられた。
二度と双葉中央公園に行くことはなかったし、テチコとの記憶もこれからの幸
せな記憶に塗り替えられ薄れていくことだろう。

終

■感想(またはスクの続き)を投稿する
名前:
コメント:
画像ファイル:
削除キー:スクの続きを追加
スパムチェック:スパム防止のため7600を入力してください
1 Re: Name:匿名石 2023/08/05-18:10:00 No:00007707[申告]
実装石コミュニティの将来の為に戦った結果片目を失い結果仔を産めない身体になったボス実装からすりゃテチコがここに来た理由は相当腹が立っただろうなぁ…
2 Re: Name:匿名石 2023/08/05-19:27:42 No:00007711[申告]
これってちょくちょく様子見に来る愛誤派飼い主だったらどうするんだろ。5万も取ってるんだから問題になりそうな気がするけど。
3 Re: Name:匿名石 2023/08/05-20:40:13 No:00007712[申告]
愛護派というか実装石を多少なりとも理解してて愛想を尽かしてない人間だったら基本野良にはしないと思う。まあ心の痛まない厄介払いなんじゃない?
「他の動物に襲われる可能性」はある意味いい方便
人間にも実装にも裏がある感じがとても面白いスクだと思う。
テチコは多少我慢が出来るってだけで本質的には賢くはなかったって事で
主人の事少し鑑みれたら、ブリーダーやボスの真意を少しでも汲み取る理性があれば色々違ってたね
4 Re: Name:匿名石 2023/08/06-10:46:53 No:00007720[申告]
テンプレ糞蟲よりこういう人間との仔を欲しがって実際に実行する奴の方が嫌悪感がすごいな…
5 Re: Name:匿名石 2023/08/06-15:22:24 No:00007723[申告]
面接で厳しい躾をクリアしてきた優秀さを発揮できなかったばかりに…
人生一寸先は闇だねえ
6 Re: Name:匿名石 2023/08/06-16:23:08 No:00007724[申告]
飼い主にボス実装に野良実装の地雷を確実に踏んだのは正にある意味逸材
7 Re: Name:匿名石 2023/08/06-17:15:07 No:00007725[申告]
読み応えあった
8 Re: Name:匿名石 2023/08/21-19:23:15 No:00007814[申告]
面白かったデス
飼い主と実装石の互いの都合が噛み合わなくなっていくのがたまらないデス
9 Re: Name:匿名石 2023/08/28-20:07:56 No:00007879[申告]
色んな要素があって面白かった
欲を言えばこの糞蟲もっと酷い目にあって欲しかったな
まあ十分酷い結末ではあるんだけどさ
10 Re: Name:匿名石 2023/09/19-09:15:54 No:00007989[申告]
改めて実装の仔に執着するのと幸せ回路の設定は秀逸だなあと思う
良い仔だったのにあっという間に糞道に堕ちてしまうのは美しさすら感じる
それにしてもあれだけご主人様に執着してた割にはあっさり野良になり下がったな!
あと管理事務所が大金取る割に何も管理してなくて笑った
11 Re: Name:匿名石 2024/03/31-02:47:16 No:00008963[申告]
賢すぎると確かに鬱陶しいだろうな…
戻る