このスクは[実装石虐待補完庫(塩保)]の[[スクあぷろだup0181-1267]に保管されていたものです。太平洋戦争末期、窮地に立たされた皇国軍は劣勢を覆すべく特殊攻撃兵器の開発を開始した。 「ソレ」は一種の生物兵器だった。 敵地に送り込まれた「ソレ」は旺盛な繁殖力と食欲を以って敵国の食料を暗い尽くし、 ボディブローのように、国力を落とす事を目的とした。 また、「ソレ」は高い生残率を誇り、中枢部を破壊されなければ行動不能に陥ることなく、 多少の損傷なら短時間で再生可能だった。 さらに、高い知能を有し、人間に準じた行動を摂らせることも可能である。 「ソレ」は使用目的で幾つかのバリエーションが存在した。 基本型、暗号名「碧」。 指揮命令型、暗号名「金」。 攻撃型、暗号名「蒼」。 偵察型、暗号名「燈」。 特殊型、暗号名「紅」。 研究は順調に進み、「ソレ」は完成した。後は実戦投入を待つばかりだった。 しかし、「ソレ」が実際に使用されることは無かった。「ソレ」は、歴史の闇に消えた。 ・・・ハズだった。 その研究施設はH県にあった。 照輪20年 8月 6 日。それは起きた。敵の新型兵器がそこに落とされたのだ。 恐らくは「ソレ」の存在を恐れてのことであろうと思われる。 なぜなら、同様の研究施設の存在するN県にも同種の兵器が用いられ、破壊され尽くされたからだ。 これにより、大多数の研究員が死亡し、研究資料も焼失した。 僅かに残った生存者も、敵の新型兵器の後遺症により1人、また1人と死亡し、辛うじて生き残った者も 緘口令により固く口を閉ざした。 しかし、運命の女神の気紛れか、人類に与え給もうた試練か・・・。 何匹かの「ソレ」が生き残り、施設から逃走を図ったのだ。 大半の人間が死亡し、その後の混乱もあり、「ソレ」は、まんまと逃亡に成功した。 「ソレ」は早速、予め与えられた命令に従い、食料を食い尽くすべく行動に入った。 しかし、そこは焼け野原。食料なんかはあるはずも無く、ただあるものは焼死した人間の亡骸。 熱さを避けようと川に飛び込み溺死した人間の遺体・・・。 「ソレ」は・・・喰った。 かって人間だったモノを・・・。 そして、取り込んだ。 遺伝子を狂わせる物質を・・・。 一世は、予定された仕様に基づいた性能を維持していた。 しかし、二世は違った。 知能が劣化したのである。 言葉は理解できず、発音も意味不明な音を発するだけになった。 知能の劣化に伴い、集団行動がとれなくなり、基本的な自己保存に徹するような行動を取りはじめた。 外見にも著しい変化が現われた。 指が失われ、細やかな作業が出来なくなった。 四肢が短かくなり、行動に制限が加わった。 顔面の造型が単純化し、口吻が英字のAのようになった。 それ以降、このタイプが多くを占めるようになった。 他のバリエーションタイプの「ソレ」は多少の劣化は見られるものの、基本的な性能の保持には成功したようだ。 だが、タイプ間の意志の疎通に齟齬が生じたらしく、また、当初とは外見も性質も変化したものもあり、同士討ちのような ケースもしばしば起こったようだ。 やがて、その旺盛な繁殖力を発揮し始めた「ソレ」は世界中に広まりだした。 とある国を砂漠に変え、山を荒らし、農地を荒らし、備蓄された食料を喰らい尽くし飢餓に陥った国もあったそうだ。 また、女子供を襲って殺すなどといった事件がそれこそ、掃いて捨てるほど起こり各国政府も事態を重く見て「ソレ」の 駆除を開始した。太平洋戦争末期、窮地に立たされた皇国軍は劣勢を覆すべく特殊攻撃兵器の開発を開始した。 「ソレ」は一種の生物兵器だった。 敵地に送り込まれた「ソレ」は旺盛な繁殖力と食欲を以って敵国の食料を暗い尽くし、 ボディブローのように、国力を落とす事を目的とした。 また、「ソレ」は高い生残率を誇り、中枢部を破壊されなければ行動不能に陥ることなく、 多少の損傷なら短時間で再生可能だった。 さらに、高い知能を有し、人間に準じた行動を摂らせることも可能である。 「ソレ」は使用目的で幾つかのバリエーションが存在した。 基本型、暗号名「碧」。 指揮命令型、暗号名「金」。 攻撃型、暗号名「蒼」。 偵察型、暗号名「燈」。 特殊型、暗号名「紅」。 研究は順調に進み、「ソレ」は完成した。後は実戦投入を待つばかりだった。 しかし、「ソレ」が実際に使用されることは無かった。「ソレ」は、歴史の闇に消えた。 ・・・ハズだった。 その研究施設はH県にあった。 照輪20年 8月 6 日。それは起きた。敵の新型兵器がそこに落とされたのだ。 恐らくは「ソレ」の存在を恐れてのことであろうと思われる。 なぜなら、同様の研究施設の存在するN県にも同種の兵器が用いられ、破壊され尽くされたからだ。 これにより、大多数の研究員が死亡し、研究資料も焼失した。 僅かに残った生存者も、敵の新型兵器の後遺症により1人、また1人と死亡し、辛うじて生き残った者も 緘口令により固く口を閉ざした。 しかし、運命の女神の気紛れか、人類に与え給もうた試練か・・・。 何匹かの「ソレ」が生き残り、施設から逃走を図ったのだ。 大半の人間が死亡し、その後の混乱もあり、「ソレ」は、まんまと逃亡に成功した。 「ソレ」は早速、予め与えられた命令に従い、食料を食い尽くすべく行動に入った。 しかし、そこは焼け野原。食料なんかはあるはずも無く、ただあるものは焼死した人間の亡骸。 熱さを避けようと川に飛び込み溺死した人間の遺体・・・。 「ソレ」は・・・喰った。 かって人間だったモノを・・・。 そして、取り込んだ。 遺伝子を狂わせる物質を・・・。 一世は、予定された仕様に基づいた性能を維持していた。 しかし、二世は違った。 知能が劣化したのである。 言葉は理解できず、発音も意味不明な音を発するだけになった。 知能の劣化に伴い、集団行動がとれなくなり、基本的な自己保存に徹するような行動を取りはじめた。 外見にも著しい変化が現われた。 指が失われ、細やかな作業が出来なくなった。 四肢が短かくなり、行動に制限が加わった。 顔面の造型が単純化し、口吻が英字のAのようになった。 それ以降、このタイプが多くを占めるようになった。 他のバリエーションタイプの「ソレ」は多少の劣化は見られるものの、基本的な性能の保持には成功したようだ。 だが、タイプ間の意志の疎通に齟齬が生じたらしく、また、当初とは外見も性質も変化したものもあり、同士討ちのような ケースもしばしば起こったようだ。 やがて、その旺盛な繁殖力を発揮し始めた「ソレ」は世界中に広まりだした。 とある国を砂漠に変え、山を荒らし、農地を荒らし、備蓄された食料を喰らい尽くし飢餓に陥った国もあったそうだ。 また、女子供を襲って殺すなどといった事件がそれこそ、掃いて捨てるほど起こり各国政府も事態を重く見て「ソレ」の 駆除を開始した。
2021/10:塩保消滅によりスクが見れなくなりましたので当保管庫の保存したキャッシュを表示します
