タイトル:【虐実験馬】 はじめての出産に挑む母実装のお話デス
ファイル:妊娠実装であそぼう!.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:437 レス数:2
初投稿日時:2024/03/23-22:59:44修正日時:2024/03/23-22:59:44
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「うっ、産まれるデス!」
産気づいて股をプルプルと震わせ、こちらにしきりにアピールを繰り返す大きなお腹の実装石。
デェデェと息を荒げて顔は赤くなっている。出産のときが近づいていることを示す。

「ご主人様にはナイショだったけどお腹に仔がいるんデス!」目の色変わった時点でとっくに知ってるよおバカ。
などと思いつつも声には出さず、俺は今日の為に用意していたものを取り出した。

出産間近を示して両目が赤になったうちの飼い実装のグリーン。きょろきょろと辺りを見回す、野良時代のくせで敵が近くにいないかを探すのだ。
ここが室内故に安全だと理解していても続ける辺り、まあまあ賢い個体なのだろう。だからこそこいつを飼っている。
まあ実験とかストレスの解消のためにだが。

さて、ついにグリーンは我が仔との邂逅と母になる不安がないまぜになった(実装にしては比較的)複雑な表情だ。
書き損じた落書きみたいなツラだけど。

「ダメダメ言われてたけどワタシはかわいいから許してほしいデス!」許さないよおバカ。

などと思いつつも声にはやはり出さず、俺はグリーンのアタマを撫でて声をかけてやる。

「考えとくわ」

もちろんグリーンの妊娠が禁止の約束を破ってのものだったが、俺はある実験がしたかったので今ばかりは目を瞑る。

「そろそろ来るデッス!」実装用トイレへ駆け出したグリーンの後ろ髪を掴む。
表情が困惑と焦りに変わる。これから自分は母になるというに…といった具合だろうか。
ばたばたと足を前に進めるから後ろ髪が何本か抜けていくが、それでも気にする素振りがない辺り、なんとしてでも母になりたいらしい。
実装じゃなきゃ感動してた心意気を俺は無表情で受け止めつつ、用意していたものを使いやすい位置へ移動させた。

「デ?離してデス!仔が…デデっ」ついに口を開いて抗議を行おうとしたグリーン。

俺は事前に用意していた緑色の塗料をグリーンの両目に垂らす、すると

「デェ?仔が引っ込んでくデス…なんでデスゥ?」不思議がるグリーン。
ご存じの通りに実装石とは両目が緑色なら妊娠中、両目が赤なら出産間近・出産中、両目が赤と緑なら平常、といった具合で目の色で現在の状態がすぐわかるナマモノだ。
デタラメなのは、外部からその色を染め変えたらその状態にすぐ変化してしまうという特性がある事だ。

俺はそれを使って実験がしたかった故に、グリーンの妊娠を見逃したのだった。

「ゴシュジンサマ、仔がなんでおとなしくなったかわかるデスゥ?」なんでだろうね。細かいメカニズムは知らんよ。

俺は不思議がるグリーンの両目に用意していた赤い塗料を垂らす。

「デデデ!仔が産まれるデス!今度こそデス!?」途端に慌てだすグリーン。腹が激しく動いている辺り、胎内も相当な混乱具合らしい。
それにしても後ろ髪を掴まれ続けているのはそこそこ痛かろうに、ジタバタドタバタうるさい動きだ。

「はいもっかい」俺はまた緑色の塗料を垂らす。

「デ?また引っ込んだデス」「ワンモア」赤色、緑色、赤色、緑色。

「ご、ご主人様!やめてデス!仔がおかしくなっちゃうデス!」

ついに原因に気づいたグリーンが抗議する。
涙目でぷんすかと言った具合で、両手を拡げながら上下に振って、強い怒りのアピールだ。

「うるせえぞ、実験させろ」「イダイデズッ!」軽く頭を引っ叩いて実験続行。

額についた拳の跡から血を流しつつ、腹をさすって心配している辺り母になる覚悟はやはり本物らしい。
歯を食いしばって痛みに耐えて、内股気味にガクガクと足が揺れている。
股がユルむのを必死で必死で抑えて、仔が漏れるのを防いでいる。だらだらと垂れる脂汗にまみれたグリーン。
全身に力を入れてあらゆるリスクに備えている。

「じゃ、実験続けるからな」

これを何度も繰り返した末に産まれる仔はどのような形態となるのか?
俺はそれが知りたかった。

続行する事数十回、赤色緑色赤色緑色赤色緑色赤色緑色赤色。
飽きた所でもう十分だろうと俺は思い、グリーンの後ろ髪を離して開放してやる。

「出産していいぞ」

「デェデェ…やっとデズ…」
紫色の血色が悪い顔になったグリーンと、歪にびくびく動く腹、若干痙攣している手足から見ても相当なストレスがかかったらしい。
これはどんな珍クリーチャーが生まれることか、俺は楽しみになってきた。

たたたっと走って実装用トイレにまたがるグリーン。温水が常に張られている水飲み場ではなく、多少広めなここを出産の場に選んだらしい。
あらぬリスクを減らせるからか?あるいは実装自体がトイレでガキを産みたがる生態でもあるのか。

「フンッフンッフンッデデス!」

踏ん張って仔をヒリ出そうと頑張るグリーン、チラっとこちらに向ける視線。んだよ不細工。

「う、生まれたら……こ、仔をみんな可愛がってほしいデス♡」「やだよ」内心に抑えきれず声が出てしまった。
キモかったからしょうがないじゃないの。

「デェ!きっと生まれたら気が変わる筈デッスン!!あっ!くるデスゥ!」

……

「デハァ…デハァ…みんなゲンキデス、けどな、なんデスゥこれは……」
息をきらせながら、生まれた仔を見て戦慄するグリーン。またぐらを潜って出てきたモノに固まっている。

テチテチレチャレチャ仲良く遊んでいる3匹生まれた仔どもたち。
全員にナメナメが行きとどいたが、出産から落ち着いて目にしたその姿に慄くばかりの母となったグリーンである。

「コジッソウちゃんうまれてきてうれしいテチ!プニプニだいすきテチ~!」
次女の仔実装?いや違う。顔面だけが仔実装、身体が蛆。大蛆はよく聞くが自認が仔実装の蛆はなかなか見ない。
ウネウネと動いては、三女にプニプニされて涎を垂らし喜んでいる。
鼻息をピスピスとさせてただ快感に喘ぐその姿を見るに、知能は蛆寄りらしい。

「ウジチャン、コジッソウチャンをプニプニレフ~」
三女は頭が小さめな親指実装かと思いきや後ろ髪が伸びていない。頭部が蛆の親指なのだ。
次女をプニプニしながらニコニコと笑っている。涎を垂らしておらず、鼻息もそこまでうるさくない。知能は仔実装並みか?

「ワタチが長女チャンテチ!」
唯一正常そうに見えるのは長女の仔実装?はエッヘンと胸を張って母に抱擁を求める。
いや、よく見れば後ろ髪が短い。これはおそらく前髪に生えるはずの毛が後ろから生えているのだ。さらには服もパっツパツである。サイズが親指よりの服なのだ。

「思ったよりまともなのが出てきたな」「み、みんななんかヘンデス!でも生まれて来てくれて嬉しいデッス~!」
グリーンは不安そうな顔で仔を見渡していたが、一転して元気そうな我が子の姿に表情を温和なものへ変える。
無事に生まれた仔は宝、姿がどうだろうと関係はないのだろう。
困難と覚悟を乗り越えて生まれてきた仔と戯れるグリーン。

シアワセそうなのでそろそろオシオキタイムといこうか。妊娠禁止を破ったグリーンをペナルティとして禿裸にしてやらねばならん。

……

「デギャア!やめてデス!取んないでデス!ひどいデス!!」
ブチブチ、少し髪を抜く。ビリビリ、ちょっと服を破く。

「まだまだ半端な状態だからなぁ、ゆっくりやってくぞ」

「ごめんなさいデス!仔を作っちゃったのは謝るデス!でもみんなかわいいんデスゥ!」
「実装石をかわいいと思ったことは一度もないよ」

ブチブチ、前髪が消える。発言と共にショックを受けているグリーン。

「デシャア!前髪サンがないデスゥ!それより……仔、仔はかわいいはずデス!」
「だからかわいいとは思わないけどみんな変な恰好で笑えはするかもしれないね」

ビリビリ、頭巾が真っ二つ。更なるショックに血涙を流すグリーン。

リンガル越しのコミュニケーションの中、段々と服と髪が消えていくたびにグリーンの表情は深く暗くなっていった。
どむっ、俺の手から地面に叩き落とされたグリーンはバウンドし、その場に転がると散らばった髪や服を手繰ってはデーデーと涙を流した。

おや。無視していたが足元も大騒ぎだったらしい。

「もうママをいじめないでテチ!」長女が果敢に俺へと静止を叫ぶ。泣きはらした跡が見える。母がすぐに痛めつけられる光景はショックだったのだろう。
「禿裸になってもママはママなんレフ、ワタチもオネチャたちもそうおもってるレフ!」三女は蹲る母に寄り添って励ましを送る。まあそいつはハゲ増しなんだけどね。

「……」次女はメンタルが一番弱かったらしい、無言のまま母に縋りついて離れない。

「デーデーうっせえゾ」「フェギョッ」「「「ママァ!!」」」

俺は適当にグリーンを蹴り飛ばし、今後の事を考えた。

仔は適当にじっそう屋にでも買い取ってもらうとして。変型実装の誕生プロセスとはまずなんだったのだろう。

仮説だが、妊娠中と出産間近を反復横跳びさせた結果偽石が混乱し出力される成長形態がシャッフルされてああなってしまったとかだろうか。
ふと思う。胎教と応用すれば面白いものが見れるのでは?

よし、ぼちぼちグリーンで再実験といこうか。

「おいグリーン、もっかい妊娠していいぞ、今度は罰則ナシだ」
「デ……デ!?いいんデス!?」

ゲンキンなもんで仔と共に固まって震えていたグリーンがぱあっと明るくなった顔でこっちを見上げている。
実装石は仔が多ければ多いほど幸せという思想が根本にあるためか、もっと仔を作っていいという言葉は大体「シアワセになっていい」という響きを帯びる。

「ワタチ、オネチャになるレフ~!」喜ぶ三女。これからすぐ母と別れる事になるとも知らずに。

「うれしいデス、ゴシュジンサマ、家族がイッパイイッパイでこれから楽しい毎日デス~!」
過酷な毎日を迎えるとも知らずはしゃぐ実装一家。
テチテチデスデス大宴会、ママにプニプニされて喜ぶ次女、長女とダンスを踊る三女。
和気あいあいとお互い抱きしめ合ったりもしながら、輪になってこの先の楽しい生活について語り明かしている。

俺は連中の未来へ思いを馳せ、呟いた。

「不幸あれ」

おわり。

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1 Re: Name:匿名石 2024/03/24-10:13:58 No:00008943[申告]
ガキどもがじっそう屋から売られた先でゴミのように殺されるとこまで見たい〜
2 Re: Name:匿名石 2024/03/25-18:08:46 No:00008949[申告]
三女の見た目がキャプ翼のキャラぐらいの頭身数になってそう
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