タイトル:【馬】 大きな声で元気よく声が出せるいい子のスクデス
ファイル:高らかに叫べ!.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:414 レス数:2
初投稿日時:2024/03/07-04:36:38修正日時:2024/03/07-04:36:38
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(チラッ)

水槽内、実装用便器にまたがった親指実装がこちらを見た。微笑みを返してやる。


「う、ウンチがでるレチャアアアアアア!」

実装石がウンコするときに叫ぶのがバカっぽくて好きなので、うちの飼いにも絶叫を義務付けさせている。
しかしそこら中に放り散らすようなホンモノのバカはアレなので徹底的に教育を施した。

…

「レチャアア!痛いレチ!なんで静かにウンチしちゃダメなんレチ!?」

…

「レチ!?「ちゃんとウンチ出るレチ~!」って言ったレチィィィィ!?もっとおっきく叫べレチ?わけわかんないレチ!!」


…

叫び+脱糞=飼い実装。この黄金比を徹底的に、徹底的に叩き込んでいった。

この前まではおとなしい躾済み親指実装だったので静かに排便していたのだが、
脱糞の解放感と絶叫の疾走感が相乗して産み出す快感を覚えてから俺の大好きな絶叫ウンコ野郎になった。
そうそう。実ってのははこうでなくっちゃなあ

(ご、ゴチュインチャマが喜ぶから次はもっとおっきく叫ぶレチ、でもやっぱりはずかちいレチ……)

脱糞を毎度見られる屈辱に顔を赤らめつつ、飼い実装らしく主人の言いつけを守ろうと脱糞後その場でプルプルする姿。
実装石の知能なので心の声のつもりなんだろうが小声で全部噴き出てるからねそれ。

リンガルにこいつの内心はすべてが筒抜けなのだ。

飽きない。おもしろい。末永く叫び続けろ。

……
……

「ァ~ウンチィ~レチィ~ウンチィ~!ウンチ?ウンチ!!!!ウンチレッチャアアアアッ!!!」

にへらにへらとしながら水便がポパプパと尻から屁とともに垂れる親指実装。くさい。

数日前の脱糞時、叫びに力を入れ過ぎたせいで脳の血管がちぎれて更に脳が歪に再生した結果こうなった
つねに脱糞時の快感に酔ってへらへらしているだけの蛆以下実装になり果てたのだ。

「ウン、ウレチ、ウンレチ?ンチッ!?ウ、ウンチィィィ!」

臭くて汚いが突然思い出したように絶叫を行うのがたのしい。次はいつくる?とドキドキさせてくれるし、予想遊びも一興だ。
要するにこれもこれで十分面白い。これからも水槽を密閉して飼い続けようと思う。

でもさすがにこのペースで水便漏らし続けるとこいつうんこで溺れて死ぬな。対策しなきゃ。

……
……

水槽内水便大量堆積窒息不可避問題はいかんともしがたいので解決策とすべくクソ食い蛆を用意したい。

性格が悪いと親指をバカにし出したりして嫌な気分になりそうなのでイイ子なのがほしい。
でも蛆ごときをまともに選別して売っているショップなんてのは少ない。どうすべきか?

そういえば近所の公園に住んでる野良家族がいる、どれも一斉駆除から特例で保護されたやつらで公園のマスコットだ。
たしか蛆がいる家族もいたし、ちょうどよさそうなのでそれをウチで使ってやることにする。

……

公園、蛆を見せびらかしてた家族は花壇の隙間のハウスだったかな?おっ、いたいた。

「おー実装、徴収、徴収ね。これ使うから。感謝しろ?」

「レピャッ!?蛆チャン離してほしいレフ~ッ!」

「デデッ?ダメデス、う、蛆チャンは家族なんデスゥ、とってっちゃダメデ、デデギギャアッ!?」
「ママッ!」「ママをけっていじめちゃヤー!なんレチ!」



なんかうるさくなりそう。人間に助けを求め出すと厄介だから交渉しよう。

……

「イタイデスイタイデスゥ!ニンゲンサンやめてデスゥ!」「テチャアッデヂャッ!はがおれひゃてひゃ、デビャッ!!」「イダイレ、ヂ」

「やめてレフ!ママもオネチャたちもちんじゃうレフ!やめるレフ!ママ!もういいレフ!」

……

「ハァ~、ウジチャをよろしくたのむデス~、ハァ、ニンゲンサンに言いつけたりはしないデス、しないデス……」「ごうまんテチ」「りふじんレチ」

家族全員の顔面がボコボコになるまで粘り強く交渉した結果譲ってくれた。

「ママをそんな目で見るなデスおまえたち……あげたくなかったけどしかたないデス、殺されるとこだったデス」「そうテチ…」「でもレチ…」

なんかこっちみてぼそぼそ言っててウケる。

「蛆、お別れの挨拶とかしないのか」「レ、レフ」

「ママ…オネチャ~…飼い蛆チャンがんばるレフ~ン…」

このショボくれた声にひどい落ち込みよう。飼いになれるのにこんな顔になる実装石はそうそういないだろう。

「達者で暮らすデス」「テチィ」「レチィ」

まあ顔面ボコボコの家族を見たらそうもなるか。

……
……

「ほら蛆、ここがお前の家だ、たのしく暮らせよ」

「く、くさいレフ!?ウンチよりひどいレフ!?いったいなんなんレフ!?」「ウンチ~レチ…ウンチレチ…!ウンチ…!」
糞まみれの水槽に蛆を放り込むと、流石に溜まりに溜まった水便の臭いやカビなどがキツイのか顔を顰めている。
特に格安の栄養剤とタンパク質キューブだけを口の中に放り込まれて過ごしている親指の糞はケミカルスメル。

それが密閉によって熟成されてバイオ工場の事故とかで香ってそうな明らかに長時間吸気すると有害っぽい臭いだ。
蛆も流石に何かもうヤバそうな雰囲気を察しているようだ。

「ウンチ~」親指が蛆に近づいていくと、徐に顔面へ脱糞。

「レピャッ!?蛆チャンはトイレじゃないレフ!」蛆抗議。
「ウンチ!……ウンチ…レチィ~ッ!」なおも脱糞する親指により講義は却下される。

「お、オヤユビチャはその……あ、あたらしいオネチャなんレフ?そうレフ!オネチャならプニフーでなかよ……」

必死のコンタクトを試みる蛆。既にもう涙目である。

「……ウンチレチ!?ウンチィィィッ!!」親指、突如の脱糞絶叫がここで発動。信じられない顔の蛆がおもしろい。

「レ…レフ…ウンチ?」

ウンチ連呼だけを繰り返す親指の姿にすっかり完全な対話不可を悟ってビビったようだ。さっきから蛆なのにかしこくてカワイイ。
目配せしてこっちに助け求めても無駄だから。無視。

「う、蛆ちゃんあっちでウンチ食べてるレフ…」
ピコピコ這って必死で親指から離れていく蛆。

水槽中糞まみれだから頑張って食べるんだぞ~

……
……

「レッ!?ここどこレチ!?ワタチなにしてたレチ!?」

数週間して脳みそがなんかいい感じに治ったらしい親指。よかったよかった。

だがそれどころではないようだ。不潔、臭い、汚い、あらゆる不快感に震えていて面白い。

糞まみれの自分とかつての自室に、目の前に蠢く己の三倍はあろうかというソレは蛆実装。なんと21センチ。
栄養がタップリ残った水便は吸収しやすかったらしいこともあり、もはや蛆よりツチノコ実装とでも言った方がいい体型になっている。
ストレスから糸すら吐けなかったので繭は作れず、これまたストレスがもたらした異常過食によってため込んだ過剰な栄養によって蛆のまま肥大することしかできなかったらしい。

「レフ~?オネチャ、いいオネチャになったレフ!?」

そんな蛆はと言えば親指のオネチャ(仮)が正気になったのが嬉しいらしく目を輝かせ鼻息をピスピスさせる。
糞便を啜っては糞便を啜り更に糞便を啜る生活の中で摩耗した精神は孤独だったらしい。会話できる相手になった親指がよっぽど嬉しいのだろう。


「わ、ワタチにイモチャなんかいないレチ…」

親指が後ずさるたびに蛆は悲しそうににじり寄っていく。

「なんでそんなこと言うレフ?蛆チャ、イモチャレフ!これからは一緒に遊びたいレフ~!」
「レ、レチャア!こわいレチャア!ゴチュインチャマたすけレチャア!」ここは無視。水槽のフタを落とし、側面から観察することにする。

「レチャッ…!?」唖然としている。迫りくる蛆に気づいてすぐに走り出す。
水槽は凡そ奥行き90のそこそこ広いもの。存分に走り回ってほしい。


「待ってレフ~」「おっきい蛆チャンレチ、こわいレチ」

奇妙な追いかけっこ。

「レ?レチ?あっ、きたレチ!ウジチャ!ちょっとまつレチ!」「なんレフ~?」

突如神妙な顔になった親指。
蛆もただならぬ様子にちょっと静止。

これは来るか!?

「ウンチが、ウンチが出るんレチャア!」トイレへの到達を目指し、先ほどと同等以上の猛ダッシュ。

来た!俺は水槽をポンポンと指先で叩いて監視を知らせる。親指は気づいて、こくりと頷いた。

「う、ウンチが!出るレチャ」
プスゥ~、プチャッ
「レッ!?ウ、ウンチ出たレチィィィィッ……?」

小さな屁と共に極小うんこが申し訳程度にプッと出ただけ。そして打ち止め。


満を持しての久々絶叫準備態勢からの不発である。そりゃさっきまで水便常時垂れ放題生活だったんだから中身があるはずないのである。
それでも一応ローテンションながら叫びはした辺り、うんこへの理解が伺える。小さくともうんこ。それでこそだ。

「オネチャ今のなんレフ?ウジチャ、ドン引きレフ」センテンスを傍観していたウジチャが顔を青くしてちょっとだけうんこを漏らす。
そうか、そう言えばこいつは叫びについては知らないんだったな。

「レチャ?ウンチするときは叫ぶんレチ、レレッ!なんでウンチ出してるのに叫ばないレチ!?」

「レフ?ふつうは叫ばないレフ」

「叫ぶレチ、高らかに叫ぶんレチ、いまからでも叫ぶレチ、はやく叫ぶレチ」

絶叫が義務であると迫る親指。段々と蛆が劣勢になって来る。追いかけっこの順番が逆転した瞬間だった。

「待つレッチャアアアア!さけぶんレチィ!叫ばないとだめなんレチィイィィ!!!!」

「レフ~!こわいレフ!おかしいレフ~!!!」

ウンコをだらだらと尻から流して逃走する蛆実装。やがて捕まってトイレトレーニングが始まる事だろう。
二匹に目が離せない、脱糞時に叫ぶ大蛆は絶対におもしろい、それが俺の躾けた親指の仕込んだものというなら胸も熱くなるだろう。

がんばれ親指、大蛆を掴まえろ!

俺は二匹の追いかけっこをいつまでも眺め続けた。

おわり

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1 Re: Name:匿名石 2024/03/07-11:15:09 No:00008865[申告]
やさしい世界でよかった
末永くシアワセになってほしいが成体が絶叫すると近所迷惑に…?
2 Re: Name:匿名石 2024/03/07-22:04:41 No:00008867[申告]
適度な痴態が見たくて飼うパターンもあるんだね
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