【再誕経路】

あるエロ漫画のワンシーンだったかな
子供をヒリ出して絶頂する妊婦のシーンが忘れられないんだ、実際には痛くてしょうがないんだろうけどねえ

粘液でズルウリと子供がポンっと勢いよく子供がねえ
おまんこからプリプリ出てくる姿に釘付けになったんだ

快感と共に子供を産む神秘を両立してて、女神を、聖母をそこに見たんだ。

でも僕は男だし、おまんこもないんだ
だけどさあ、気づいたんだよ、僕には尻がある、
実装石の解剖図だとね、子宮は胃腸にあたるんだって、じゃあ僕は子宮があるってこと
ね？仔実装ちゃあん、親指ちゃん3匹はもう僕の中だよ
君もおいで

「ご、ゴチュインチャマが何言ってるかわからないテチ」

君も家族だってことだよ。ほら、ヒクヒクしてて気持ちいよ、あったかいぞぉ、禿裸で野良でずっと寒い思いをしてきただろ、ここなら安心だよぉ、

生まれ直さない？生まれ変わりたくない？僕のお尻はね、今実装石の子宮なんだぞお

「イヤテチ……！そんなとこ入りたくないテッチュアアアア！！！！」

お尻を向けた姿勢の人に追いかけられるのって初めてなんだ
それもいっかなあ

「こわいテチ！こわいテチ！お尻のバケモノテチ！来ないでテッチ！！！」

ほら、怪物おしりゴチュインチャマ～
タラタラ肛門からね、タらしちゃうんだぁ、ヨダレ、ヨダレ

「お汁クサイテチャ！やめテチ！テチャ！？」

もう壁際じゃないか
ほら、お尻の中から親指ちゃんも呼んでるよお、ピクピク、ヒクヒク、中で動いてるもん

「イヤテチイヤテチイヤテチイヤ！！！テッ！？テギャアアアアアアアア！！！！」

は～い
ごっくん。

いぞいぞ、うごうご。もにもに、子供達が子宮で元気そう。

僕の子供達、元気に生まれてきてねえ

実装石が柔らかいのは、お尻に入れるために違いないじゃないか
いずれ60センチクラスのおっきい子も産んであげたいなあ……。


…………

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…………

お腹の中で蠢いている。僕の中の命。仕事の期間中、僕の栄養管理は液体で行っているから、固形便にまみれるなんてことは無いはずさ
酸素供給も一日に何度かしてあげているし、直腸に実装石用の栄養剤を注入しているから子宮で彼女たちが飢える心配だってない。

それに鍛えた子宮のテクニックで、僕の子宮の中の圧は蛆ちゃん一匹潰さないくらいまで調整できちゃうんだ。

躾依頼があった親指ちゃん三匹がお仕事の仔だから、子宮の奥深くで安全に過ごしてもらっている。
最後に子宮にお迎えした仔実装ちゃんは僕のお楽しみ。公園で拾ってきた妙に柔らかくてムニョムニョした変な禿裸の仔。

依頼をチェックすると、次から次へと舞い込んでいる。まったく、産む側の気持ちも考えてほしいな、なんて苦笑もしてしまったり。
聖母の子宮は休みなしだ。でも、大事な仕事だ。

僕が数日かけて産みなおせば実装石はみんないい仔になる。

産みなおした仔たちはどういうわけか人間の後姿を怖がるようになるから、必ず人間の正面に入ろうと動く。
だから飼い主が目を離した隙に悲しい事故が、ってコトも減らせるし、なにより常に目が届く範囲にいるようになるのはあらゆる面で管理にありがたいだろう。

僕から生まれ直した仔たちはみんな元の飼い主さんたちに従順になる。悪い事しない、わがまま言わない、おりこうさんにする。
そう誓うんだって、ニンゲンサンに逆らうのはダメだって理解してくれるんだって。

あ、またお腹の中で動いた。四匹みんなで仲良くね。

出来ればもっと動いてお腹の中を拡げておいて、次の依頼は5匹の母娘で大家族だっていうからね。

強もそろそろ胎教の時間だ、振動式リンガルを下腹に吸着させて、僕は愛をこめて調べを紡ぐんだ。

『みんなでいい仔になるんだよ～、わがまま言わない実装ちゃん、ご主人様が待ってるよ、いいこいいこになっといで』
『暴れてウンチを投げるなら、ママのお腹でやり直し、お腹の中で、やり直し、あったかお腹でいいこにね』
『わがまま癇癪泣きじゃくり、ご主人様にいたずらも　ママのお腹でやり直し　デッデロゲー　デッデロゲー』

『いいこになって生まれておいで。デッデロゲー、デッデロゲー、お腹でいっぱいお勉強　悪い子だめだとお勉強　デッデロゲー　デッデロゲー』


……
……

子宮（腸内）

「くらいレチせまいレチこわいレチくさいレチ」「オネチャ…オネチャ……ケンカしないレチ……イモチャといてほしいレチ…」
「オネチャはここレチ……イモチャ……どこレチ……」「テチャアアアアッ……」



「ヌルヌルするレチくさいレチくさいレチくさいレチ」「ゴチュインチャマたすけてレチなかよくするレチわがままいわないレチ」


「うんでほしいレチ」「はやくうんでレチ」「いいこになるレチ」「だしテチゴチュインチャマ」


『みんなでいい仔になるんだよ～、わがまま言わない実装ちゃん、ご主人様が待ってるよ、いいこいいこになっといで』


「レチャ！？またママのウタレチャアアアアアア！？」
「もうわかったレチわかったレチわかったレチ」

『暴れてウンチを投げるなら、ママのお腹でやり直し、お腹の中で、やり直し、あったかお腹でいいこにね』


「ニンゲンサンのいうとおりレチだからもうおウタやめてレチ」


『わがまま癇癪泣きじゃくり、ご主人様にいたずらも　ママのお腹でやり直し　デッデロゲー　デッデロゲー』


「テチャア！テチャア！！」


『いいこになって生まれておいで。デッデロゲー、デッデロゲー、お腹でいっぱいお勉強　悪い子だめだとお勉強　デッデロゲー　デッデロゲー』


「ステーキいらないレチコンペイトウいらないレチドレスもいらないレチいいこになるレチ、だから出してレチャア！」

「おウタもうイヤイヤレチィィィッ！！！」


…………

3日後


「一週間前にお預けした芋毛ですが、ウチの子の躾が完了したとのことで……」「あ、芋毛様ですね！お待ちしておりました！店長～！」


「んんっ♡お待たせいたしました芋毛さま、こちらがお預かりしておりました親指ちゃん三姉妹です！んっ♡」


「ゴ、ゴチュインチャマレチ！会いたかったレチ！会いたかったレチ！」
「これからオネチャにもイモチャにもイジワルしないレチ！」「ほんとにゴチュインチャマレチ！」

「おお……これが本当にあの子たちだなんて信じられません」

「んっ♡しっかりと愛情込めてお勉強に励んでっ♡んっ♡もらいましたので」

「ありがとうございます双葉さん、本当に感謝してもしきれません！」

「いえいえ、んっ♡僕はただ、お宅の実装ちゃんたちに愛を込めて接してあげただけですから！んっ♡」

「そうですか……？あの、具合が優れないんですか？」
「少々『抱え物』が多くなっていましてね、んっ♡それでは確かに親指ちゃん三姉妹、お引き取りいただけましたのでっ♡んっ♡僕はお仕事に戻らせていただきますね」

「あっはい」

…………

「狭いデス！？息ができないデス！！ここはくさいデス！！高貴なワタシのいるべき場所じゃないデス！でも出られないデス！？動けないデギャアアアアッ！！」
「柔らかくてあったかくてくさいテチ！髪の毛がネチャネチャまみれテチ！」
「テチャアアアアッ！おフクがくさくなるテチィィィィ！！」
「ママ、オネチャ、イモチャ、蛆チャン、どこテチ！？」
「全身プニプニされてきもちいレフ　でもすっごくくさいレフ　いきがくるちいレフ！！」


「流石に三時間程度じゃまだまだ暴れるなあ……しっかりこれから胎教、しなきゃね、んっ♡」


僕は最短経路

いい子になるための路
そして、再誕を経る路

僕の仕事はね、快感と共に聖母になることなんだ。


……

出産派というのに実装を尻に入れて放りだして終わりではあまりにも寂しい、実装を本当の意味で産むことををしてこそ出産派と言えるのではないだろうか　——『実装を産む』著者　双葉　土岐葦　談

【終わり】