飼い主はトイレの水を流した。クソの死体も勢いよく流されていく。姉二人はあまりのことに声も出なかった。飼い主は彼女たちの顔をのぞき込んで「クソが流されてる。本当にクソみたい。」「まあ生きてた頃から脳みそがウンコから出来てるんじゃないかと思うほど糞虫だったけど」と更に姉たちの心をえぐり取った。 激しいショックから生き残った実装石たちはもう気力が無く、水槽に戻されても横になることしかできなかった。二匹の服はハードな一日で赤緑の涙でドロドロだ。 その日から二匹の姉妹からストレスの反応が出ているようだ。 バカは以前より怒りっぽくなり、ハゲとの会話中些細なことですぐにヒステリーを起こしてしる。また、夜に眠れないようで夜中に突然騒ぎ出す時がある。そしてその度に飼い主に殴られている。 ハゲは後ろ髪に小さい十円ハゲが出来たと思ったら、次第にそれが広がってきた。名前の通り完全に脱毛するのも時間の問題だ。飼い主は何度もハゲにダンスをさせるが、その度に髪が抜けた部分が水槽に映って落ち込んでいる。 バカが水槽内のドドンパで出た糞を掃除させられている間、ハゲはしきりに心配そうな表情で水槽に映る自分の顔を見る。 案の定「ハゲお前サボってるんじゃねえテチャャ!」とバカがハゲにドロップキックをすると、「でもバカちゃん…髪が変じゃないテチ…?」と眉根を寄せ弱々しく答える。もう姉妹仲も崩壊寸前かと後で録画を見た飼い主もワクワクした。 もう一発殴ろうとした瞬間、突然興奮から覚めたバカが「ハゲちゃんごめんテチ!大丈夫だったテチ?」と慌てながら謝る。ハゲには何回も繰り返されたやり取りだったから「ワタチは平気テチよ。」と慣れた様子だった。 「ハゲちゃんはワタチの大事なハゲちゃんテチ。」とバカはハゲを優しく二回なでる。そしてハゲの手を取って、「バカオネチャがいつも守ってあげるテチ。」とバカの体を一回なでさせる。 飼い主からつけられた酷い名前で呼んでいても、ハゲはバカにとって大切な妹の「次女」に変わりはないことを伝えたかった。そうすることでストレスが身体を蝕んでいる妹を楽にしてあげたかった。 ハゲはバカの目をじっと見つめる。バカの言いたいことが伝わってきた。バカの体をゆっくりと一回なでると二匹は抱き合って泣いた。 飼い主が帰ってくると、「今日はどんな虐待をしようかな」と嬉しそうに水槽に手を入れる。すると突然「テシャャァッ!!」とバカが威嚇した。 バカは「クソニンゲン!もう許さないデシャッ!」と絶叫しながら飼い主の手をポフポフと殴る。「ふふっ。普段いい子ぶっててもそれが本性か。」と飼い主は耳をつまんで引っ張る。バカは右耳をちぎられても「もう我慢の限界テチャ!ワタチ達は幸せになるためにこの家に来たのに、姉妹みんなで沢山痛い痛いされてクソちゃんも死んじゃったテチャァ〜!」声を上げ続ける。ハゲはバカを落ち着かせようとするが、殴り飛ばされる。 「ショップでも飼い主に対して威嚇していけないって教わらなかった?いったいどんな教育してるんだ。」飼い主にショップのお友達も侮辱されたバカは、向かってきた手に向かって投糞した。しかしそれは外れたが飼い主のさらなるサディズムに火をつける。 バカの頭を落ちた糞の上に押さえつける。ショップでよく躾けられた飼い実装には耐えがたい汚れだ。「どうせまたろくでもないこと考えてるんでしょ。撫で方で暗号でもやるってか。」バカは「ムー、ンー」と必死に手足をバタつかせもがく。「そもそも実装石なんてウンコや生ゴミを食べる生き物なのにね。」と飼い主は言いながらバカを床に擦り付ける。 姉と飼い主のもとに走って戻ってきたハゲは飼い主を止めようと手を伸ばすが「あっあの、あっ、あ、ご主人様」としか声が出ない。飼い主は手を離し「もう飽きたからそろそろいいかな。あれをやるか」と二匹にむかって冷たい声で言う。そしてバカを食品用のタッパーに入れロックをかけると買い物に行った。 「バカちゃんだけでも逃げテチ!このまま飼われ続けるより野良になった方がましテチャ!」そうハゲは声の限り叫んだ。バカは蓋を開けようとするが、手が届かない。 バカは勢いをつけ大きなタッパーの壁に体当たりし、タッパーを回転させると痛みで「テジッ」と悲鳴を上げる。ペチペチと全力で蓋を殴り続けるが蓋はびくともしない。同じことを何度繰り返しても少しは蓋は開かなかった。パニックのあまり出血した手で叩きつけた手形が蓋中に着いていた。 しかしそうこうしている間に飼い主が帰ってきてしまった。 「「テェ」」と二匹は何が起こるか気が気でない。貼り付いたような笑みで見下ろしてくるご主人様は後ろ手に何かを隠している。二姉妹が震えているが、飼い主はわざとおどけて「ホームセンターで買って来ちゃった。」とトンカチを見せる。 姉妹は口々に「やめてテチャ!」「死んじゃうテチ!」と何度も吠えるが、無情にも飼い主はタッパーの蓋を外しトンカチでバカの頭を殴った。バカの倒れ込んだところに、もう一撃喰らう。痛みのあまりバカは吐いた。次の一発で頭が凹字形にへこんだ。さらに一発叩きこむと頭蓋骨が割れたようだ。 飼い主は意識のないバカをタッパーの床に寝かせ、全身が浸されるくらいのエナドリを入れまた蓋をする。 ハゲは不安だが、様子を見ていることしか出来ず、血涙を流していた。 次の日、目を覚ましたバカちゃんは様子がおかしくなってたテチ… 体を起こすと「るぱも…はみゅ…らぴょ…めぱそ」と呟いたテチ。ワタチは何が起こってるかわからなくて「バカちゃん…?何…言ってるテチか?」としか言えなかったテチ。 そしてバカちゃんがふらふら歩きだすとトイレにあったウンチをガツガツと食べ始めたテチ。あんなにしっかりしてたバカちゃんがこんなことを、と思うと悲しくなってくるテチ。 そんなワタチ達を椅子に座って、上から見ているご主人様は「お前ら本当バカとハゲだな。あとクソだったな。」と冷たく言い放ったテチ。 完全に髪が抜けてしまったワタチは悔しさを噛み締めたけど、言われたことは本当のことなので「そうテチね。」としか返事出来なかったテチ。そうしたのはご主人様テチとは言えずに…。
1 Re: Name:匿名石 2023/11/01-02:06:33 No:00008190[申告] |
良質なスクで最高です。
欲を言うともっと精神的に虐待してるパート見たかったので、次作も楽しみにしてます! |
2 Re: Name:匿名石 2023/11/01-04:00:53 No:00008191[申告] |
ペットだったら本当は個々で飼って依存心や信頼関係を築くだろうところ
姉妹セットで入手して試すような事をしてきた時点で察するべきだったね そこに気付いて絶望する程の賢さは無かったのかな 設備まで用意したご主人が割とあっさり身体破壊してくる虐待派なのがちょっと勿体無いと思った |
3 Re: Name:匿名石 2023/11/02-06:51:53 No:00008196[申告] |
賢く愛情深かった長女が糞蟲に堕ちるのいいなあ
妹にキレて殴る屑なのに我に返ってる間はまだ良き姉のつもりなのが滑稽 人格崩壊もせず耐えてる妹残して自分は白痴化で苦しみから解法されてるのも姉失格で最高 |
4 Re: Name:匿名石 2023/11/10-01:53:55 No:00008437[申告] |
ここにもめぱそ愛好家が居たデス… |