タイトル:【虐馬】 じゆうけんきゅう
ファイル:じゆうけんきゅう.txt
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初投稿日時:2023/10/15-00:40:45修正日時:2023/10/15-00:40:45
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自由けんきゅう「実そう石のかいぼう」
ふたばとしあき

ぼくは、夏休みの自由けんきゅうで実そう石のかいぼうをしました。
かいぼうする実そう石は公えんでつかまえました。
つかまえるのにバットをもって前から近づいたらウンコを投げられにげられたので、
後ろからそっと近づいて思いきりバットで叩いたら、ウンコをもらして動かなくなりました。
動かなくなった実そう石を家に引きずって帰ったら、ママに
「そんなきたないもの家に入れないで!!」
と本気でおこられました。
家の中でやきゅうをして、まどガラスを割ってしまった時よりおこられました。
とてもこわかったです。
仕方がないので、庭でかいぼうすることにしました。
まず、トンカチとくぎと木の板をよういしました。
木の板に実そう石をあおむけにして、手足をくぎで打って動かなくさせるためです。
手にくぎを打ったら、実そう石がウンコをもらしながら大声を上げてさけびだしました。
どうやら、死んだふりをしていたようです。
ぼくは、実そう石の声にびっくりしてしまい、思わず頭をトンカチで叩いてしまいました。
実そう石はしばらくごろごろと転がり、痛そうにしていました。
それからは、トンカチを見るだけでおびえ始め、ぼくの言うことをすなおに聞くようになりました。
残ったくぎを打ちつけている間も実そう石は痛みにたえてがんばっていました。
実そう石はえらいと思いました。

はりつけたになった実そう石は、おびえながらぼくを見ると
「デスゥ~ン♪デスゥ~ン♪」
とぶきみな声で、こしをくねくねとさせながらぼくにむかって気味の悪いウインクをしました。
ぼくは、気もちが悪いなあと思いながら顔をしかめると、実そう石はぼくがわらったと思ったのか
「デッスゥ~~ン♪♪デッスゥ~~ン♪♪」
とさっきよりもさらに気もち悪い声で泣き、こしをくねくねさせてきたので、
ぼくは実そう石が少し怖くなりトンカチで思いっきり頭をたたいてしまいました。
実そう石が静かになったので、さっそくかいぼうしようと思ったのですが、服がじゃまでした。
ぼくは、自分のつくえからはさみを持ってきて実そう石の服を切りはじめました。
服を切られた実そう石はとつぜん
「デェェェェェン!デェェェェェン!」
と大声で泣き叫びました。
ぼくは、服くらいべつにいいじゃんと思いました。
実そう石は、泣きながら時どきこちらをチラリと見てきます。
たぶん、うそ泣きです。
ぼくは、実そう石のうったえをむしして服を切り続けました。
服を切った後はかみの毛を切ります。
かみの毛はかいぼうのじゃまにならないと思いましたが、なんとなくじゃまだったので切りました。
ジョキリと音を立ててかみの毛を切ると、実そう石はまるでこの世の終わりかのような顔をしました。
そして、体をくぎで打ち付けられてるのに、大声で泣きさけんであばれはじめました。
「デジャアアアアアアアアァァ!」
さっき服を切った時よりもすごい声で泣いたので、おどろいてしまいました。
ぼくは、実そうが石があまりにうるさいので、いっしょにつかまえておいた子どもの実そう石を
目の前に出してハサミを首に当てました。
それを見た大人の実そう石は、ピタリと泣きやみ、静かになりました。
あまりやりたくありませんでしたが、これも自由けんきゅうのためです。
「あまりうるさいするとわかるよね?」
実そう石はぶるぶると体をふるわせガチガチと歯をならしながらがまんしていました。
「テェェェェン!テェェェェン!」
大人の方は静かになりましたが、つかまえておいた仔実そうが、
ウンコをもらして泣いていたので、トンカチでたたいて虫かごに入れたら静かになりました。
それを見ていた大人の実そう石も静かになったような気がしました。

ふでばこの中からカッターを取り出し、実そう石の体を切っていきました。
首の下から人で言うヘソのあたりまで切ると、体の中から内ぞうがあらわれました。
それを見た実そう石は、口から血の泡を吹いてきぜつしてしまいました。
ぼくは、生き物ずかんと見くらべながら内ぞうをたしかめていったのですが、
実そう石の内ぞうの数は、他の動物と比べてとても数が少なかったです。
「い」ととても短い「ちょう」と心ぞうと変な石ころしかありませんでした。
石ころは「ぎ石」と言って、こわすと実そう石は死んでしまうそうです。
少しためしてみたかったけど、実そう石がかわいそうなのでやめました。
「い」を切ってみると、中には、まくで包まれた実そう石の赤ちゃんがいました。
赤ちゃんは「レフレフ」「レチレチ」と小さな声で泣きながら動いていました。
実そう石が起きて、ぼくの持っている赤ちゃんを見ると大きな声でさけびはじめました。
ぼくは、カッターを赤ちゃんに近づけると、実そう石はすぐに大人しくなりました。

赤ちゃんを虫かごに入れると、さいごにほうごうをします。
糸とはりで切っていったおなかをつないでいきました。
ほうごう中、実そう石は「ギイイィィィ!」とすごい声を出しながらがまんしていました。
実そう石はえらいと思いました。
おなかをほうごうしたら、パパがのんでいるえいようざいを半分おなかにかけて、
のこりは実そう石にのませてしゅうりょうです。
こうすることで、きずが早くなおるそうです。
ぼくは、実そう石のくぎをぬいて、切ってしまった服の代わりにボロボロのもうふをあげました。
虫かごの仔実そうと生まれた赤ちゃんを実そう石にかえしたあと、
ポケットに入っていたおかしをかいぼうさせてくれたお礼としてわたしました。
さいごに、実そう石をつかまえたこうえんにつれて行ってにがしてあげました。

家に帰ると、庭がきたなくなっているとママがカンカンになってぼくをおこりました。
とてもこわかったです。
かいぼう中の実そう石が、ブリブリとウンコをもらし続けていたので、多分そのせいだと思います。
庭をきれいにそうじしていると、かいぼう中に見つけた変な石ころを見つけました。
そういえば、実そう石のおなかに入れわすれたことに気がつきました。
でも、変な石がなくても実そう石はだいじょうぶだったので、ぼくはきねんにもらっておくことにしました。
石をズボンのポケットに入れてにわのそうじをさいかいしました。
まだ少し変なにおいがしますが大体きれいになったので、そうじをおわりました。
そのあと、へやで遊んでころんでしまったとき、おしりのポケットからパキンと音がしました。
あわててポケットの石を見ると、せっかく実そう石からもらった石が二つにわれていました。
とても悲しかったです。
今度はわらないように気を付けようと思いました。
おわり。


先生からのひょうか
としあき君は将来有ぼうですね!
にじゅうまるです!

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1 Re: Name:匿名石 2023/10/15-01:53:19 No:00008114[申告]
これ好き
実装石の行動に対して毎回最適な対応してるから実際将来有望なんだよなぁ
親が死んだ後は仔も全滅したんだろうな…
2 Re: Name:匿名石 2023/10/15-03:07:22 No:00008115[申告]
このとしあき君には◎どころか花丸をあげたいw
3 Re: Name:匿名石 2023/11/11-02:08:42 No:00008444[申告]
うんちの前処理以外かんぺき!今度は子どももけんきゅうしてみようね
4 Re: Name:匿名石 2023/11/23-21:46:40 No:00008488[申告]
ぼくはとてもおもしろいとおもいました!
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