実装石保護センター4 同族の無惨な死にざまを目の当たりにしてこの保護センターが安全なところでないと悟ったモモ。 けれどその後に用意されたお風呂にすっかり虜になってしまい、少し心和らぐ。 「ミミちゃんの体、スベスベテチ♪」 「モモちゃんの体、柔らかくて気持ちいいテチュン♪」 「煩いテチュ!オマエタチが擦り合うせいでお湯に汚れが浮いてるテチ!」 「ねむねむテチ・・・静かにしてほしいテチ・・・」 4匹の仔実装はそれぞれお風呂を楽しんだ。 お風呂から出てたあと、4種類の衣類のセットが用意されていた。 「これは・・・きっとまたなにか仕掛けがあるにちがいないテチ」 ミミは4つの衣類を怪しんだ。 「これもなにかあるんテチ?」 モモはミミに尋ねる。 「怪しいテチ。きっとなにかあるテチ」 太ったお腹を擦りながら4つの衣類の様子を見る。 ピンク色の可愛い服セット、紫色の可愛い服セット、緑の服セット、そしてパンツ一枚。 「どうしたんテチ?着替えないテチ?」 いつも怒っている仔実装が急かして催促する。 「4つお服の種類があるんテチ。なんかあるんテチ?」 「たぶんこれもなにか仕組まれてるんテチ・・・」 より一層考え込むミミ。いつも怒っている仔実装は少し呆れた顔を見せてた。 「お服にイタズラして何がどうなるっていうんテチ?毒でも塗ってあるんテチ?」 「わからないテチ。でもなんかあると思うんテチ・・・・・」 眠そうだった仔実装が2匹を間を割って入る。 「この紫のお服もらうテチ。ワタチは眠いからおやすみテチ」 そういうと着替えもそこそこに紫の服を引き取って寝てしまった仔実装。 どうやらなんとも無い様子ですやすやと寝息を立てている。 「何にもないテチ!この嘘つき!!」 いつも怒っている仔実装はさらに怒り出してした。 「テエエエン!でも残っているお服に何かされてるかもしれないテチ」 ミミはそういうとパンツ一枚を手に取った。 「こ、これが一番危なくなさそうテチ」 太ったミミはパンツ一枚履いて下がっていく。 怒っている仔実装はモモの方をみるとクイクイっと催促する。 「お服のセットが二つ残ってるテチ。アンタに選ばせてやるテチ」 そういうとモモの背中をドンっと押した。 ピンク色のお服と緑のいつもの服。 怪しいのはピンクの色のお服。フリルがついてすごく可愛い、着てみたいと思う。 だからこそ何かされているのではという気がしてくる。 「選ばないんテチ?」 せっかちな仔実装、選ばないモモに痺れを切らす。 「いつものお服を選べば問題ないテチ。アタチは頭いいテチ」 モモを押しのけて緑の服を着替える仔実装。そして、なんとも無い様子。 「なんともないんテチ?着替えても大丈夫なんテチ」 モモは恐る恐るピンクの服に袖を通す。 変化は数時間後に顕れた。