タイトル:【食】 冬の味覚
ファイル:冬の味覚.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1289 レス数:2
初投稿日時:2023/02/07-22:33:49修正日時:2023/02/07-22:33:49
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俺の前には糞抜きされ、アルミホイルで簀巻き状態にされた仔実装が数匹いた。
「寒くないテチ!」
「これで冬も越せそうテチィ」
「ニンゲンサンありがとうテチ」
口々に感謝の言葉を述べる仔実装達。暖かさの前には手が使えず窮屈になっている事など些事なのだろう。
「そうかそうか、これからもっとあったかくしてやるからなー」
そういって俺はコンロに火を点けた。奴らがいるのは出店で焼きそばを作るのに使うような巨大鉄板の上だ。
「地面があったかいテチィ~」
「冬がもう終わったテチ!?」
「幸せテチ~」
流石に火をつけたばかりでは状況が把握できていないのか急に暖かくなり始めた事に喜んでばかりだ。
だがそんな様子も数分で終わる。すぐに仔実装達はわずかな時間でも体から鉄板を放そうと飛び跳ね始めた。
「熱いテチィ!」
「火傷するテチィ!」
「早くこの黒い板から逃げるテチィ!」
口々に暑さを訴えながら懸命に鉄板から逃げ出そうとジャンプを続ける。
必死の形相で血涙を流しながら飛び跳ねる姿は非常に滑稽だ。
「おいコラ逃げるな」
外へ逃げようとする仔実装を菜箸ではじいて中央へと戻していく。そのうちの一匹が顔面から鉄板にダイブした。
「デジャァァァァァァァ!!」
一瞬に顔をローストされ絶叫する。
「ワタシの髪がぁぁぁぁ!」
今度は後頭部を強打すると同時に髪の毛がチリチリに焦げた奴が悲鳴を上げる。
鉄板の上、数分前までウキウキとしていたというのに今ではもう完全な地獄絵図だ。
そんな中一匹がこちらに向かって跳ねてきた。
また脱走しようとしてるのか。そう思った俺が菜箸で弾こうとした時仔実装が口を開いた。
「ニ、ニンゲンサン!どうしてワタシ達をいじめるテチ!何か失礼な事をしたなら謝るテチィ!だから許してほしいテチィ!」
どうやら賢い個体なのか俺が許さなければ出られない事を早期に察したらしい。
しかし人間様に要求するとは生意気な奴だ。
「なら土下座だ」
「テェ!?」
「本当に悪いと思っているならどんな状況、どんな場所でも土下座が出来る。たとえそれが肉焦がし、骨焼く鉄板の上でも!」
どこかの闇金業者の会長のような台詞を吐きながら圧迫する。
その内容は到底飲めるものではない。
「む、無理テチッ!そんな事したら体中が火傷しちゃうテチィ!」
予想通りに拒絶してきた。
だがこちらとしてはそれで許してやる理由は一つもない。
「見ろ!結局出来ないんじゃねーか!制裁!」
宣言と同時に菜箸で仔実装の後頭部を小突き前のめりに倒し鉄板へと押し付ける。
仔実装は鉄板に頭からダイブする形となり絶叫した。
「テジャァァァァァァァ!」
顔を焼かれるだけでなくアルミホイルにまで熱が伝わり全身が灼熱にさらされる。
逃げ出そうと必死になっているようだが上半身をアルミホイルで丸められている上に菜箸で後頭部を抑えているので蛆のように悶えることしか出来ない。
暫くしてから俺は頭を押さえるのをやめ胴体を左右から挟み固定した。
「テベッテベェェェェ!」
ようやく頭が自由になり何とか呼吸をしようと仰け反って口を大きく開ける。
だがそれも予定通りだ。
「よし今だっ!」
菜箸で固定したまま一気にバーべキュー用の金属串を口から総排泄口まで貫通させる。勿論これも熱々だ。
「テジャ…………!…………!」
一瞬で喉を焼かれ声も出せなくなった仔実装を無視して次の仔実装へと取り掛かる。
「テッテベェ!…………!」
「やめるテジィィィィ…………!」
次々腸を貫通され、金属串の重さで身動き取れなくなる仔実装たち。
そのまま何も抵抗できないまま次々に息絶え、暫くして火が通ったらアルミホイルと服を破り捨ててかじりつく。
冬は脂塗れの実装も適度に脂が抜けており食べやすく、中の骨も軟骨のようで面白い。
「うーむやっぱり出来立てが一番だ」
そう言えばギリギリ殺さず割れていない偽石は最高の美味だという。一度は俺もそれを味わってみたいものだ。

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1 Re: Name:匿名石 2023/02/08-20:00:26 No:00006764[申告]
仔実装の鉄板焼!?髪の毛が有るということは食用じゃないのかな…
2 Re: Name:匿名石 2023/02/18-01:44:55 No:00006835[申告]
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