タイトル:【虐】 とある実装石親子の話④
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作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:578 レス数:2
初投稿日時:2023/01/28-00:59:55修正日時:2023/01/28-00:59:55
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デェェ…遅くなってしまったデズゥ…

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床に転がり、泣きながら暴れまわる子供達。

テンには何がなんだか分からなかった。

確かに子供達と別れてしまった、だけどなんでここまで怒っているのか…。


「テン」

「デ…ス?」

「後ろを見てみなさい」


テンが後ろを向く。

ずっと点いていただろうTV。

そこには幸せそうに暮らす”飼い”の親子実装石が映っている。

仔実装達は寒いこの部屋で、夢に見た飼い実装の生活を味わえず、ずっと出れもしないケースの中で見させられていたのだった。




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幸せそうに暮らす二匹の仔実装。

自由に遊び、夢にまで見たようなステーキや寿司を頬張り、暖かそうなお風呂に入ってふかふかのベッドで寝る。


■テッチューーン♪♪


幸せそうに口の周りを、食べカスだらけにして鳴くTVの向こうの2匹

その光景を見てテンは思わず固まる。


テェェェェェン!テェェェエエン!
テジィィィィ!テェテチューーーン!!


後ろでは大泣きし、転げまわる娘達。

テンが後ろを振り向き、ケースに寄る。


「長女ちゃん、3女ちゃん大丈夫デスゥ、ママが来たデス」


困り果てたテンが姉妹に掛けた言葉が余計に逆上をさせる。


「ワタチもあんな”飼い実装”になりたかったテチィィ!
 なんで!なんでテチュゥーーー!!」

「ワタチもテチ!なんでママだけ美味しいゴハン食べて綺麗なオベベ着てるテチィーー!」


テンがハッとする。

そう、娘達は昨日のこのケースの掃除からまだ服を返されてもいない裸のまま。

テンが慌てて服を脱ごうとするが。


「駄目だよ、テン
 君はここの手伝いをするのに”買った”んだ、裸の実装石なんて以ての外だよ」


後ろで男の冷たい声がした。

脱ごうとする手を止め、ゆっくり後ろを向くテン。


「なんでこんな事するんデス…この子達は何も悪さして無いデス!
 悪い子、糞蟲にならない様に、きちんとあそこで躾られたデズゥ!」


体を震わせ泣きながら男に訴える。


「そこまでだよ」

「デ…ズ…?」


優しそうに語る男の語りが、冷たく聞こえる。


「あそこってのはショップかな
 まぁ、本当はきちんと胎教から始めないと、躾けられるものも躾られないからね
 君は生まれが特殊だったし仕方ないか」

「デ…?デス…?」


テンは元々子供が出来たのはショップの不注意、子供のいたずらのせいだった。

本当はきちんとショップの管理で胎教をしなければ、最初から礼儀の正しい子は生まれず間引きする確率も上がってしまう。

その為テンの子は6匹いたが糞蟲だったものは間引きされ、長女と3女しか残っていなかった。


「さて、そろそろその子達にもご飯をあげようか
 その前に…っと」


男がそういうと、泣き喚く仔実装達に何かをする。

ケースに戻されると、後ろ髪を輪ゴムで縛られ2匹が繋がる形になっている。


「ほら、今日のご飯だ」


そういうと男はケースの右端と左端にフードを置く。


「テ、テェ!ご飯テチ!」

「ご飯いっぱいテチ!やったテチ!」


2匹の仔実装が喜び、お互いがお互いの目の先にあるフードへと走ろうとする。

だが…。


「テチ? テヂュ!」

「テェェ!? テベ!」


輪ゴムで縛られたその髪が邪魔し、お互いが向かおうとすると引っ張られ頭を打ち付ける。


「デェ!長女!3女!」

「オネエチャ!何するテチ! ご飯の邪魔しないで欲しいテチ!」

「何言うテチ! イモウトチャこそオネエチャの邪魔するなテチュ!」


ケースの外で心配するテンを他所に、何度も何度も同じ事繰り返し頭を打ち付ける。


「テェェェェ!バカオネエチャ!何度同じ事するテチュ!」

「バカはお前テチ! ご飯食べさせるテチィ!」

「二人とも止めるデス! 同じところに行けば仲良く食べれるデス!」


テンが必死に長女と3女に教えるが、聞く耳持たず喧嘩を始めてしまう。


「ははは、やっぱり昨日のTVとお腹空いてるのが効いてるね
 全然テンの事聞きもしないよ」

「ゴシュジンサマ!なんで、なんでこんな事するデス…あの子達が可哀そうデス…!」

「まぁ、僕が遊ぶために買ったんだしね、そうじゃなきゃ君のお願いは聞かないよ
 第一君にも責任はある、あのフードを君が持ってきたフード上げなければもう少し落ち着いてたんじゃないか?」


そう言われて、テンは驚く。

…確かに昨日持ってきたフードのせいで余計にお腹を空かせてるのかもしれない…が…。

考え悩むテンに男が続ける。


「さぁあの子達が遊んでる間に、君は仕事だ
 今日は掃除してもらおうか」

「先にあの子達を止めて欲しいデス!普通にご飯あげて欲しいデス!」

「君が仕事しないと、あの子達をどうするかわからないよ?」


そう言われてテンが固まる。

後ろを見ると喧嘩は止めたが、まだ引っ張り合い頭を打ち続けている2匹。


「オネエチャ!邪魔しないでほしいテチ!ご飯食べれないテチィ!」

「イモウトチャこそ邪魔するなテジュ! お腹ペコペコなんテチュ!」


何度も何度も行っては戻って頭を打ち付ける仔実装達を見て笑う男。

それを止めさせて欲しいと男にデスデスと懇願するテン。


「さぁ、早く仕事をしようか
 時間かかるとあの2匹、死んじゃうかも知れないよ?」

「デス!?」


死ぬ…!? なんでそんな事に……

同じ事を続ける2匹を見つめ、意を決する。


「…分かったデス、だから殺さないで欲しいデス…
 あの子達は私の宝なんデス………」


俯きながら男に呟く。

男がテンに視線を移す。


「じゃあ僕はあの2匹を見るのに忙しいから頼むよ
 テンが入っていい部屋は入れるように少し開けておいたからね」


そう言われ、テンは争い始める2匹を心配そうに見つめながらも部屋を出ていく。



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デッス…! デッス……!

男に言われた通り開いていた部屋を掃除する。

とはいえ、実装石の体で掃除出来る所は限られている。

床、届く範囲の壁、テーブル、椅子等。

用意してある用具で掃き掃除、拭き掃除を行っていく。


「こんなに大きなお部屋のお掃除は大変デス…」


ショップで自分の部屋、つまりケースの掃除をする事は教わった。

基本的に汚くしやすい実装石だ、家主に嫌われないよう身の回りの事はするように当然教育される。

ただケースの中はまだしも人間の部屋は初めてである。

これが出来るテンはかなり賢い部類に入るだろう、汗だくになりながらも一生懸命に掃除をする。

何をされているか分からない子供達の為、しかしサボれば男にまた何をされるかも分からない。

そんな事を心配しながら、掃除を進めていく。


「デスゥ…やっと終わったデス…」


時間はお昼を少し過ぎた辺りか。

早く子供に会いたい一心で片付けも急ぎ、その足であの部屋と向かう。

駆け足で部屋と向かい、テンが部屋と入ると…。


テェェェン!テェェェン! オネエチャハ バカテヂュゥ!

オバカハ イモウトチャテチィィ! テェェェン! テェェン!


背中を向けあい、顔が少し腫れ髪の絡まっている仔実装達がいた。


「デ!デェス!お前達どうしたデス!!」


テンがケースへと駆け寄る。

ケースに顔をくっつけ、仔実装達を心配し話しかける。


「ママ!イモウトチャがワタチにご飯食べさせないテチ!」

「違うテチィ! オネエチャがワタチのいう事聞いてくれないからテチュウ!」


二匹が二匹で、言い争い大泣きしている。

よく見ると子供達の大事な髪が輪ゴムで絡みあっている。

その為背中を向けあっているのだった。

オロオロとし、二匹を宥めようとケース越しに話しかけるテン。

その後ろから男が話しかける。


「テン、それより掃除は終わったかい」


テンが後ろを向くと、まるで面白いショーでも見たかのように笑っている男がいた。

振り向き男を見る、優しいご主人様と思っていたのに…


「デゥ…デスゥ…デェェェ…デズゥ…もう止めて欲しいデスゥ…
 長女ちゃんと3女ちゃんが可哀そう過ぎるデス…」

男の足元に駆け寄り、ズボンを掴み泣いて止めるように訴える。

しかし男は、何も変わらず笑顔で


「掃除は終わったのかな、と聞いてるんだテン」

「デ…」


声は優しい…優しそうに聞こえるのに何故こんなに冷たく響くのか。

背中に冷や汗をかき、思わず泣くのを止めてしまう。


「お、終わった…デズ… ヒック」

「よし、偉い子だ きっちり仕事は出来るようだけどチェックさせてもらうよ
 とその前に…だ」


男は泣きじゃくる仔実装達を持ち上げる。

それを見てテンがハッとし


「ご、ゴシュジンサマ!止めてデス!」


思わず止めに入るテン。


「心配しなくていいよ、まだ髪をとるつもりじゃないからね…」


机の上に仔実装達を乗せて、輪ゴムをハサミで切り取る。

髪を抜かないよう、器用に輪ゴムを抜き取っていく。


「テェェ…あ、ありがとうテチ!」

「ニンゲンサンいい人テチ…?」


絡まった髪が上手く解ける、思わず酷い仕打ちを受けた仔実装達がそう男につぶやくが


「勘違いしないでくれよ、まだまだ遊びはこれからだからね」


ニコリと笑う男に仔実装達も恐怖を感じたのか、自由になった体で抱き合う。

そして抱き合う仔実装達をそのまま、またケースに入れた。

ケースの中で抱き合っていた仔実装も、空腹も限界だったかそのままになっていたフードに手に取り貪る。


「面白かったからね、しばらく休憩時間だ
 さぁ、テン掃除のチェックに行こうか」

「わ、分かりましたデス」


男が振り向き部屋を出ようとする。

テンは涙を浮かべながらフードを貪る娘たちを見て少し安心をする。

そして昨日男に咎められたが、また隠し持っていたフードを数個ケースに投げ入れ男の元に走った。



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お昼を食べた後にテンがした仕事は外にいる番犬扱いの実装親子のエサやりである。

ご飯を渡され小屋に行くと毛布に包まり、手当を受けたリーを心配そうに抱きながら寝ているミー。

そしてそこに寄り添うように寝ているドー。

朝から経験した事無いような事で、疲れて寝ているのだろう。

テンはそっとご飯を置いて、家へと戻る。

禿裸だが、仲睦まじい姿を見てより一層長女と3女の心配が募る。

……どうして長女と3女だけがあんな目に…。

そんな事を考え、トボトボ家の中へと戻る。




午後、その長女と3女はお歌とダンスを披露していた。



テッチュー、テチテッチー♪

テテッチュー、テッテロテーチ♪

テチュー♪テチューン♪



ショップで教わり、よく踊っていたお歌とダンス。
ショップに来ていたお客も可愛いと見てくれていた、2匹の自慢のお歌とダンス。


机の上で披露する、男はそれを座りPCを動かしながらまたに目をやる。

そしてそれを横目で見ながら、部屋の掃除をするテン。


テッチュン♪


くるっと回り、ご自慢のお歌とダンスの最後の決めのお愛想ポーズ。

きっとショップに来たお客なら褒めてくれただろう。

しかし男は横目で見て褒める事も無く……。


「テェ、テェ…テチュ……」

「テヘ…テチ…チュ…」


2匹は息を荒くし、疲れていた。

ご自慢のお歌とダンスをもう何度踊っただろうか……。

疲れて座り込み、汗だくであった。


「どうしたんだ?まだ僕は休んでいいとは言ってないぞ」

「テチュ…テヘ…ゴ、ゴシュジンチャマ…ワタチたち踊りっぱなしで つ、疲れたテチ…」

「ちょ、ちょっと休ませてほしいテ…」


バンッ!


男が机を、拳で叩く。

振動で机が揺れ、仔実装達が一瞬飛び上がる。

その大きな音に実装石親子は思わず驚く。



        お ど れ



いつもの笑顔ではない、無表情で仔実装達に言う。


ブリ、ブリュ…ブピ…ブリリリ…


2匹は固まり思わず漏らしてしまう。

慌てて立ち上がり、また歌い踊り出す。


テッチュー、テチテッチー……


「テン」

「は、はいデス」

「あとでテーブルの上の糞も片付けておいてくれ」


そう一言伝えると、男はまたPCに向かう。


「は、はいデス…」


その恐怖と迫力で、それ以上何も言えず掃除を続けるテンだった。



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あれからどれだけ踊っただろうか。

やっと解放され、ケースに戻った仔実装達。

その息は荒く、長女はそのまま倒れこみ3女は水槽を背に座り込む。

ずっと踊り続けていたからか、足はもう赤を通り過ぎ、紫がかっている。

テンがケースに駆け寄り、娘達に声をかける。


「長女ちゃん、3女ちゃん だ、大丈夫だったデス!? 」


目に涙を溜め、ケースに顔をつけながら話しかけるが


「テェ…テヒィ…テェェ…だ、大丈夫…なわけないテチ…」

「マ…マ… なんで…テフゥ…助けて、テェ…くれなかったテチィ…」


その言葉に固まるテン。

助けなかった訳ではない、最初はずっと踊らされる娘達を見て男に頼んだが

今度ばかりはテンも腹を蹴られる、そして


(いい加減邪魔をするなら、今ここで、この子達を殺すぞ)


味わった事も無い痛み、そして子供達を殺されるかもしれない状況でテンはもう従うしかなかった。


「た、助けたかったデスゥ…ごめんデスゥ…」

「う、ウソテチ…! ママ朝も今も…助けてくれなかったテチ…」

「そ、そうテチィ… なんでテチィ… どうしてワタチタチだけ…」


2匹はテンが顔をつけている方に向かって、ケースに擦り寄り小さく泣き始める。

テンは何も言えなかった、そして娘達をまじまじと見る。

ショップの間引きもされず、いい子で賢く育ってくれた娘達。

しかし今や髪はまだあるとは言え、裸のまま糞の処理もされず、体も汚れ見る影も無くなりつつある。

そんな姿を見て、テンも涙がボロボロ零れ出す。


「ごめんデス…ごめんなさいデズゥ…私が連れてきて欲しいと頼んだからデズウ…」


娘達も思わず固まった。

ママがこんなに大泣きしてるのを見た事が無かったから。

それでもケースの向こう側で、実際に”飼い”のようになっているママに対し不満は抑えられなかった。

娘達も泣きながら


「マ、ママはいいテヂィ… 綺麗なオベベ着て美味しいご飯食べれてるテチュウゥ・・・・」

「そうテチ… ワタチタチはママみたいに名前ももらってないテヂュ…」

テェェェェェエ!! テェェェエエエン!! テヂュゥゥゥゥゥ!!!!


そういうと下を向いて大泣きし始める仔実装達。

その姿を見つめるテン

…どうして泣いてる子供達を前に抱きしめてあげれないのか。

どうしてショップにいた時のように頭を撫でてあげれないのか。

どうして家族3人で一緒にいれないのか。

そんな考えが頭の中を駆け巡る。

その様子を男は静かにイスに座り、こちらを見ていた。



「…そ、そうデス…」


テンがそういうと泣いている2匹が上を向き、テンを見つめる。

そして泣くのを我慢し、テンが優しく微笑んで仔実装達に語りかける。


「長女3女 …泣くのを止めるデズ…ヒック ママがお前達に…ヒック…いいもの上げるデス…」

「いいもの…ヒック…テヂュ…?」

「ママ…何…テチュ…?」

「お前達にワタシが名前をあげるデス…」


仔実装達が驚き顔を見合わせる。

実装石達にとって、名前は大事なものである。

名前をもらって一人前の”飼い”。

これで野良でも、ショップの売り物でも無い、唯一無二の存在になれるもの。

テンが続ける。


「そう…デスゥ… ママの”テン” これを分けてママがつけてあげるデスゥ…」


テンが長女を見る


「長女は、ママの”テ”を上げるデス… ”テミ”ちゃんデス…」


テンが3女の方を見る。


「3女は、ママの”ン”を上げるデス… ”ミン”チャンデス…」


涙を流しながら、仔実装達に優しく微笑むテン。

まさかと言う顔、ニンゲンサンでは無く、ママからもらえた大事な”名前”。


「ワタチ…”テミ”テチ…”テミ”テチィ! ママありがとうテチュ!」

「”ミン”……”ミン”テチュン! お名前やったテチュ…!ありがとうテチ!ママ!」


3匹はケース越しに体を擦り付け、また泣きあい始めた。

その姿はまるで親子が抱き合っているようにも見えた。 



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「テン、あの”ミ”はまさか外にいる”ミー”のミかい?」

男が寝室で寝る前のテンに聞く。

テンが男の顔を見て


「はいデス、お隣だった…”ミー”ちゃんの名前頂いたデス」


お隣同士だった家族。

とても仲良くやっていて、色々相談やお喋りもしていた。

テンもミーの家族の育て方を見て尊敬もしていた。

だから咄嗟に出てきた事だったが、名前を頂いたのであった。


「そうか…まぁそこは呼びやすいし別にいいよ 好きにしなさい」

「ありがとうございますデス、ゴシュジンサマ」

「じゃあおやすみ、明日はまた忙しいからね」

「おやすみなさいデス」


そう言ってドアを閉めた。


「… … …行ったデス… …?」


布団から顔を出し、聞き耳を立てる。

男の足音が消えると、テンは布団の中で何かをモゾモゾ始める。


「デス…絶対に…デス… …テミ…ミン…」




--続く--

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1 Re: Name:匿名石 2023/01/28-03:21:14 No:00006731[申告]
待ってたデス
飼い主の企みにテンの企みがどうなるか
続き期待してるデッスン
2 Re: Name:匿名石 2023/01/28-03:42:27 No:00006732[申告]
親子の絆崩壊寸前デスどうなるか楽しみデス
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