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犬猫のケースが置いてある辺りから少し外れた所に、各種の実装たちの売り場があった。 凛々しい実蒼石や、高雅な実装紅、愛らしい実装雛…。 みな、広く清潔なケースの中で、大人しく眠ったり遊んだりしている。 そんな実装コーナーの片隅に、何十匹もの仔実装が詰め込まれたケースが一つ、ぽつんと置かれていた。 ケースの床は、目の細かい網になっており、仔実装たちが漏らした糞尿は、床の下にある新聞紙を敷いた皿に落ちる仕組みで、一応の清潔は保たれている。 しかし、ケースの大きさに比べ、中に入れられた仔実装の数は明らかに多過ぎで、みなほとんど身動きが取れない状態であった。 中の湿度も相当高いのであろう、テチュテチュとかしましく騒ぐ仔実装たちの吐く息がケースのガラスを内側から白く曇らせていた。 「テェ?」 ヤァは、いぶかしみながらそのケースに近づき、中にいる一匹の仔実装 に話しかけた。 「何でオマエたちはそんな所にいるテチ?」 話しかけられた仔実装は、薄汚れた格好のヤァを、ケースの中からじろじろと眺めながら、蔑むような口調で答えた。 「ワタチたちは、このケースの中で、自分の可愛さをニンゲンに見せ付けているテチ。ニンゲンは、ケースの中から、気に入った仔実装を選んで、飼い実装にしてくれるテチ。飼い実装になれば、暖かい部屋で、毎日楽しく遊んで、美味しいゴハンをもらったり、イイコイイコしてもらえるテチよ♪」 「テェェ?ホントテチか?」 初めて知った「飼い実装になる方法」に、目を輝かせる ヤァ。ヤァも、飼い実装の恵まれた生活については、野良生活の中で散々見せ付けられてきた。人間に連れられて、一家が暮らしていた公園へ散歩にやって来る飼い実装たちの姿は、みな丸々と肥えており、その生活がいかに恵まれているかを示していた。 また、一時は飼い実装であった母親の話の中に出てくる、人間の家の中の 快適さや、人間に与えられる食べ物の美味しさも、小さなヤァに強い印象を残していた。 どうすれば飼い実装になれるのか、その方法については、これまで全く知らなかっ たし、考えたこともなかったが、このケースの中で、良い人間に出会う機会を待てば良かったのか。このチャンスを逃す手はない。 「ワタチもケースの中に入れてほしいテチ!ワタチも飼い実装になって、イイコイイコしてほしいテチュ!」 ケースの中の仔実装に頼み込むヤァ。 「ダメテチュ!イイコイイコしてもらうには、キレイでお利口でお上品じゃないと無理テチュ!汚くておバカで臭いオマエには、シアワセになる資格はないテチュ!」 仔実装の答えは、にべもない。 「テッ!ひどいテチュ…。ワタチだって、可愛くてお利口でお上品デチュ!ワタチもそのケースの中に入れるテチュ!」 今このケースの中に入れてもらえなければ、たとえ春まで生き延びても また野良の惨めな生活が待っているだけだ。 何としても、このチャンスをものにしなければならない。 偶然にも、その時はケースのふたが外されており、天井は開け放たれていた。外された格子状のふたは、ケースに斜めに立てかけられており、はしごのように登ることができる。 それに気づいたヤァは、ふたをテケテケと駆け上がると、仔実装たちが隙間なく詰め込まれたケースの中に、意を決して、ぴょんと飛び込んだ。 突然割り込んできた、臭く汚いヤァに、動揺するケースの中の仔実装たち。 無遠慮なヤァの行動に、みなのブーイングが飛ぶ。ケースの中に仔実装が一匹増えれば、その分、自分たちが人間に選ばれる確立が減ることを、みな感覚的に理解していた。 そうでなくとも、既に寝るにも横になるスペースがないほどの混雑なのだ。 「テェェ…」 殺気立ったみなの気迫に戸惑うヤァ。 ケースの中は一触即発の雰囲気だ。 しかし、タイミング良く、立ち並ぶ棚の陰から、一人の人間が現れた。 すると、みな、ヤァのことなど忘れたように、一斉にそちらを向き、可愛らしく小首を傾げて、 「「「「テチュ~ン、テチュ~ン♪」」」」 と、媚びるような鳴き声を上げ始めた。 「テッ?ミンナ何してるテチ?」 突然のみなの態度の変化に驚くヤァ。すると、最初に喋った仔実装が、ヤァの背中を後ろから突っついて急かした。 「ホラ、オマエも早く可愛いポーズでアピールするテチ!ワタチたちを買ってくれるニンゲンかもしれないテチ!」 それを聞いて、ヤァも慌てて人間に向けて媚びポーズをとる。 みな必死であった。 このケースの中は、あまりに居心地が悪い。早く良い人間に買ってほしい…。 しかし、ケースに近づいて来たのは、このペットショップのアルバイト店員であった。 もっとも、ヤァにも他の仔実装たちにも、客と店員の区別などつかない。 店員がケースの前まで近づき、店のマークが入ったエプロンがはっきりと見えるようになっても、 みなテチテチと鳴いて、なおアピールを続ける。 店員は、仔実装たちに一瞥することもなく、事務的に丸状のえさをみなの頭の上にばら撒くと立てかけてあったふたをケースの天井に載せ直した。そして、背を向けて立ち去ろうとする。 その様子にがっかりした仔実装たちは、一様にポーズを取るのを止め 諦めたような、ふて腐れたような顔で、お互いの頭の上に載ったえさを手に取り、ボソボソとかじり始めた。 しかし、店員は、ケースに背を向けたまま立ち止まると、突然、再びこちらに向き直りわざとらしくケースの中の仔実装たちを一匹一匹眺め始めた。 油断していた仔実装たちは、びっくりしたように、かじりかけのえさを放り出し、慌てて媚びポーズと甘え鳴きを再開した。 「「「「テチューン、テチューン♪」」」」 店員と視線が合うたびに、仔実装たちはいっそう大きな声で 甘え声を出し、周りの仔実装を押しのけるようにしてアピールをする。 そんな仔実装たちの様子を、にやにや笑いながら一通り眺めたアルバイト店員は、 「お前ら、毎日エサをやりに来るオレと、お客との区別もつかねぇのか。 お前らみてぇなバカじゃ、仮に売れても、三日ともたずに捨てられるだけだろーな。」 と独りごち、からからと笑って、傾いた値札を立て直し、歩き去って行った。 値札には、丸っこいカラフルな書体で書かれた 「1匹100円!2匹お買い上げの方には、もれなくもう1匹差し上げます!」 との文字が、景気良さげに踊っていた。 そんな店員の独り言の意味するところは知るよしも無いが、ケースの中の仔実装たちは、結局今回も誰も選ばれなかったことを悟り、黙々と食事を再開した。 他の仔実装たちより前からケースの中で暮らしてきた、やや大きめの仔実装たちだけが、最後まで名残惜しそうにケースの向こうを見つめていた。 皆をまねて、味の無いえさをカリカリとかじるヤァに、先程の仔実装が話しかけてきた。 「オマエはものを知らないおバカテチ、ここにいるミンナは、厳しい訓練を経てき た、選ばれた実装石テチ。」 「テェェ?どういうことテチ?」 「ワタチたちは、ミンナ遠くの工場で生まれたテチ。そしてすぐにママから引き離されて姉妹たちと一緒に、厳しい試練にかけられたテチ。 試練に耐えられなかったコは、容赦なく殺されたテチ。そして、飼い実装になる資格のあるコだけが選別されて、このデパートに連れて来られたテチ。」 「テェェ・・・。オマエ、ママと離れ離れで暮らしてきたテチか・・・かわいそうテチ。」 「ママとはそれっきり会えなかったテチ。姉妹もミンナ、訓練の途中で死んだテチ。ワタチは一人ぽっちテチ・・・。」 昔のことを思い出したのか、涙声になる仔実装。 「だから、ワタチには、ママや姉妹の分もシアワセになる義務があるテチ!」 涙で潤んだ、しかし決意を秘めた眼差しを、ケースの外へ向ける仔実装。 ヤァは、自分の目に溜まったもらい涙をそっと拭いて、仔実装の背中を慰めるように撫でながら、貧しくとも母親や姉妹に囲まれた愛情豊かな自らの生活を振り返っていた。 **************************************************************************** そこへ、再びペットショップのエプロンを着た人間がやって来た。 今度は女性だ。彼女は、実蒼石や実装紅を、一匹一匹ケースから出してリンガル越しに話しかけたり、お腹に聴診器を当てたりしている。 彼女は、このペットショップ専属の獣医だった。 獣医は、かばんの中から注射器を取り出し、上半身裸となった実装紅の腕に針を近づけた。 悲鳴を上げ、激しく泣きじゃくる実装紅。ヤァは、その様子をケースの中で怯えながら見ていた。 「テァァ!あのニンゲン誰テチ!?あの紅い子、酷いことされてるテチ!かわいそうテチ・・・!」 震えるヤァの背中を、今度は仔実装が撫でながらなだめた。 「大丈夫テチ!あのニンゲンは、ワタチたちの仮のご主人サマテチ。 おバカなやつらはご主人サマの顔も覚えてないテチが、オマエはちゃんと覚えておくテチよ。 ご主人サマに痛いことされるのは、あの辺りの連中だけテチ。ワタチたちはトクベツテチ。」 事実、このペットショップでは、実装石には感染症の予防注射を施していなかった。 一匹20万~30万円もする、高級品である実蒼石や実装紅ならともかく やたら数も多い、安物の売れ残り実装石に、いちいち予防注射を施していては採算割れもいいところである。実装石に対しては、頭から消毒剤を噴霧するか、消毒液に漬けて洗う程度が常套であった。 獣医が、仔実装たちのケースの前にやって来た。緊張で硬くなっているヤァを除いて仔実装たちは、再び一斉にテチュテチュと媚び始める。多くの仔実装たちは、やはり獣医の顔も記憶していなかった。 「はーい、おバカちゃんたち♪今日も元気だねー♪」 獣医は、軽口を叩きながらリンガルのスイッチを0Nに入れる。 その途端に液晶画面に溢れ返る翻訳文字を読 みもせず、獣医はケースの中の仔実装たちに語りかけた。 「じゃあいつものように、特別な仔実装ちゃんたちは、今日も特別な消毒液に入ってキレイにしましょうね~♪ちょっと沁みるかもしれないけれど特別なんだから、我慢しなきゃダメだぞ~♪」 獣医は、手にゴム手袋をはめて、ケースの中の仔実装たちを次々につまみ上げる と、アルミ製のタライに満たした消毒液に、服も脱がさないまま漬けてゆく。 「あら君たち、何だか今日は臭いね。念入りに洗っとかないと、お客さんに嫌われちゃうぞ~♪」 スポンジで、いつもより入念に仔実装たちを洗ってゆく獣医。 一匹洗い終わるたびに、カルテに何やら記入してゆく。 そんな作業を流れるように続けていた獣医だが、ヤァを手にして消毒液に漬けようとしたとき、ハタと手を止めた。 「テチュン?」 どうしたの?と小首をかしげるヤァ。そんなヤァの目をじっと見つめる獣医。 「始めて見る顔だね…。お前、どこから来たんだい?」 そう尋ねられて、ヤァは初めて、この「仮のご主人サマ」に、自己紹介が済んでいなかったことを思い出し、慌てて質問に答えた。 「ワタチはヤァっていうんテチ。昨日の夜この建物に来て、ついさっきこのケースの中に混ぜてもらったテチュ。ワタチが飼い実装になるまでの短い間テチが、よろしくお願いするテチ♪」 襟首をつまみ上げられたまま、ペコリ、と獣医に頭を下げてご挨拶するヤァ。 その言葉を、リンガル越しに確認した獣医は、「う~ん…。」と天井を見上げて唸った。 そして、洗い終わった仔実装たちとヤァをケースの中に戻すと、ことの次第を 店長に報告するため、奥の事務室へと歩いていった。 ************************************************************************** 実装種をペットとして飼うことが流行し始めた数年前から、実装石を取り扱う業者に対し特に厳しい衛生管理を求める法律が施行されていた。 生来不衛生な環境で生活・繁殖する傾向がある実装石は、ペットとして人間の生活環境に入り込んだ場合伝染病の媒介などの問題を引き起こす恐れがあったからだ。 その法律の中には、ペット用の実装石の育成環境に関して野良の実装石との交配や接触を禁止する条項が盛り込まれていた。悪質なペット業者が、捕獲した野良実装をペット用と称して販売したり、多産な野良実装をペット用実装と交配させたりすることを禁圧する趣旨の条項である。 ペット業者は、野良と接触したペット用実装や、野良とペット用実装の交配で生まれた仔実装を直ちに廃棄するよう義務付けられていた。 しばらくすると、獣医とアルバイト店員が連れ立ってケースの前まで戻ってきた。 妙な雰囲気に不安な気持ちになる仔実装たち。 アルバイト店員は、そんな仔実装たちが詰まったケースをひょいと持ち上げると、獣医に向かって叫んだ。 「ンじゃ先生、こいつらみんな捨てちまうよ!」 「頼むわね、ちょっともったいないけど…。」 応じる獣医。 しかし、彼女は迂闊にも、リンガルの電源を入れっぱなしであった。 「「「「テ・・・?」」」」 アルバイト店員と獣医のやり取りを聞き、仔実装たちは、みな戸惑っ たように小首を傾げたが、次の瞬間その意味するところを悟り、ケースの中で恐慌状態に陥った。 「「「「テチャァァアァァ!どうしてテチ!納得いかないテチ!わけを説明するテチ!」」」」 仔実装たちはみな飼い実装になることだけを夢見て、地獄のような日々を過してきたのだ。 泣き出すもの、怒り出すもの、暴れるもの、呆然とするもの、反応は様々だが、とにかくケースの中は大騒ぎとなった。 しかし、アルバイト店員は、意にかける様子もなく、鼻歌を歌いながら 事務室に隣接した作業室へケースを運び込んだ。 このペットショップでは、成長しすぎて買い手が付かなくなった実装石たちを潰して野菜くずなどと混ぜ、実装骨粉として新たに入荷した仔実装たちのえさにしていた。 先程ヤァたちの頭上にばら撒かれたえさも、実装骨粉に水を混ぜて丸め、乾燥させたものである。 実装骨粉は、作業場に設置した骨粉製造機で、自動的に作ることができる。 廃棄実装石を製造機に投入すると、製造機の口に組み込まれた2本のローラーが、その骨肉を挽き潰す。 ミンチになった廃棄実装石たちの骨肉は、網にかけられてそぼろ状になり、そのまま乾燥されて骨粉なるのだ。 もっとも、今回廃棄されることとなったこの仔実装たちは、他の実装石のえさにされることはない。 実装石の新規入荷予定がないからだ。潰された仔実装たちは、産業生ごみとして廃棄されるに過ぎない。 実装石をペットとして飼う風潮は、既に過去のものとなっていた。 現に大量に仔実装たちが売れ残り、相当に値を下げても、まったく掃けない。 それでなくとも、えさはたくさん食べる、排泄物は多い やたら数が多く管理にも手間がかかる実装石を、これ以上扱う利点は店にはなかった。 今残っていた仔実装たちの処分は、遅かれ早かれ避けられなかったのだ。 骨粉製造機の口から覗くローラーには、先日処分された実装石の服の切れ端や髪の毛が貼り付き体液がぬらぬらとてかって、蛍光灯の光を反射していた。 初めて見た骨粉製造機がかもし出す禍々しい雰囲気に気圧され、仔実装たちは本能的にケースから逃れようと足掻く。 みな、ケースをよじ登ろうとしたり、ガラスをぺちぺちと叩いたりしているが、所詮は無駄である。 突然の状況の変化と、恐慌状態の周囲の雰囲気に、ヤァはわけが分からず、ブルブル震えていた。 「テチャァァァ…。ワタチたちこれからどうなるテチ…?」 先ほどの仔実装の腕にしがみついて尋ねるヤァ。 しかし、この仔実装は、自分たちが見捨てられた原因がヤァにあることを察知していた。 仔実装は、ヤァの手を振りほどくと、怒りで額に醜い皺が寄った顔をヤァに近づけて、一気にまくし立てた。 「オマエのせいテチ!オマエがケースに紛れ込んできたせいで、ワタチたちみんないらないコになっちゃったテチ!生まれてからのワタチの努力も水の泡テチ!ぶっ殺してやるテチ!」 怒りに気が狂わんばかりの形相で、ヤァに飛び掛ってくる仔実装。 驚いてしゃがみ込み、頭を抱えて丸くなるヤァ。 しかし、仔実装の振り上げた腕が、ヤァの頭を叩く前に、その仔実装の頭巾はアルバイト店員の指先につままれ、持ち上げられていた。 「暴れるやつから楽園行きだ~!」 じたばたと手足を振って暴れる仔実装。 しかし、抵抗も空しく、その仔実装は、既にローラーが回り始めた骨粉製造機の口に、容赦なく放り込まれた。 「テチャァァァァァァ!」 足先が、膝が、ももが、腰が、あっという間にローラーの間に飲み込まれ、ブチョブチョと音を立てて潰されてゆく。 しかし、腹まで潰された時、ピタリとローラーの回転が止んでしまった。 「あれ?おっかしいな?」 骨粉製造機の突然の稼動停止に困惑するアルバイト店員。 機械に貼り付けられたマニュアルのシールを読んで、原因を探る。 一方の仔実装は、腹までローラーに引き込まれたまま、ぴくぴくと痙攣していた。 しかし、まだ意識はあるらしく、ぺちぺちと我が身を挟むローラーを小さな手で叩く。 アルバイト店員は、取り合えず詰まった仔実装を抜き取るため、ボタンを押してローラーを逆回転させた。 ローラーの間から抜き取られた仔実装の下半身は、原形を留めないまでに砕かれ、赤緑の血で覆われていた。 「テ・・・テ・・・。」 血涙を流しながら、時々ビクン、と体を震わせる仔実装。 一方のアルバイト店員は、ようやく故障の原因を突き止めていた。 先日潰した実装石の髪の毛が、ローラーの根元に絡まっていたのだ。 ローラーを外して、ピンセットでその髪の毛を取り除くと、機械は再び元気良く稼動し始めた。
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