実装石は地球で人間の次に文明を形成出来る存在である。
産まれてから直ぐに言語を共有でき、知識も人間に比べれば迅速に親のモノを共有化出来る。
優れたリーダーを頂点に頂ければ高度な組織を築き大集団を編成する事も確認されている。
人間の道具を見よう見まねで使う事も出来るし、残骸などで簡易道具を拵えたりする。
公園に集落を形成し、実装石の社会を形成出来る。
なのに、何故か実装石は独自の文明を築く事が出来ない。
彼女らがこの世界に存在し始めてからかなりの時間が経つものの、実装石は全く進歩しない。
カオス変態による別種は生まれるものの、それは他種族等に依存する事を前提とした寄生種ばかり。
実装石という種が進化しないのは、種の根底にある『自分以外に対する飽くなきまでの依存癖』が有る為だろうか？
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