タイトル:【塩】 普通の飼い主
ファイル:普通の飼い主.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1388 レス数:1
初投稿日時:2005/06/17-00:00:00修正日時:2005/06/17-00:00:00
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普通の飼い主 05/06/17(Fri),00:28:02 from uploader 「デッスゥ〜♪」 仕事が終わってアパートへ帰った俺に飼っている実装石が飛びついてくる。 もっとも、こいつは主人を出迎えようなんて殊勝な心がけを持っているのではなく 家に帰ってくる俺は何かしらの食べ物を持っていると憶えただけである。 手に持った弁当屋のビニール袋を取られないように気を付けつつ、鞄に押し込んでおいた 頭巾を投げてよこす。頭巾に気付いた実装石はビニール袋から一旦注意を外して 頭巾を被ることにしたようだ。 一人で出かけるときには、こいつが勝手に外に出ていかないようにこうして頭巾を預かっているのだ。 実装石が頭巾を被ろうとしているうちに俺は部屋へ移動する。 と、途中で冷蔵庫の前に何かの液体がこぼれているのに気付いた。 冷蔵庫の中身を確認すると、紙パック入りのジュースが空になっている。 最近は随分と頻度が減ったが、それでも時々は実装石が勝手に冷蔵庫を開けて中身を漁る事がある。 冷蔵庫に食べられるものを長期間入れないようにしているために被害は少ないが、大抵は飲み物を こういった風に空にされる。 こちらを追いかけてきた実装石を引っつかみ、取り出しておいた紙パックを見せる。 実装石は「デスゥ?」と首を傾げてシラを切るが、俺がいつものお仕置き道具を手にとって 実装石を掴んだまま流しに向かうと途端に震えだした。 流し台に実装石を放り出し、口をこじ開けて手に持ったペンチで舌を押さえて引っ張る。 泣き叫ぼうとして声にならない呻きを上げる実装石を無視して流しの下から包丁を取り出し、 引っ張られた舌を付け根の辺りから切り落とし、血を吐き出しながらのたうちまわる実装石の口を ガムテープで塞いだ。こうしておかないと血で周囲を汚しながら叫びを上げるので うっとおしくて仕方ないのだ。 しばらく待って実装石が落ち着いてきたら、絞った雑巾を渡して冷蔵庫の前へ連れていく。 こぼれたジュースを指差すと、すぐに実装石は雑巾でそれをふき取りはじめた。 床を汚したときは自分でそれをきれいにするのがいつもの決まりである。 雑巾がけを続ける実装石を置いて部屋に戻り、冷めてしまった弁当を食べはじめる。 しばらくすると、雑巾がけを終えたらしい実装石が部屋に戻り、物欲しそうにこちらを 見ているがもちろん無視。実装石の方も俺が食事を終えた後は自分が食事にありつけると 知っているのでそれ以上のことはしない。やがて俺が弁当を食べ終えると、もう一つの 弁当を取り出して実装石に与えてやる。実装石には大抵俺と同じ食べ物を与えているが、 必ず俺が食べ終えた後に、床に置いて与えるようにしている。こういった事で力関係を示して 置くのはしつけの上で大事だからだ。 ガムテープを外してやった実装石は弁当に手を付け始めるがいつもと違ってつまらなそうに もそもそと食べている。切られた舌は2、3日で再生するが、その間は当然食べ物の味が 分からなくなるため実装石には効果的なお仕置きだ。 しばらく実装石を見ていると、突然さもうまそうなリアクションを取りながら 舌の無い口でレウレウと嘲笑でもするように鳴きだした。 何かと思って周りを見てみると、カーテンをかけ忘れた窓の向こうから一匹の野良実装が こちらを物欲しげに見つめている。そばにいくつかの石が転がっているところを見るに この部屋に侵入しようとしたのだろう、だがこういう時のために窓は強化ガラスに変えてある。 俺はとりあえず野良に見せ付けるように飯を食ううちの実装石から半分ほど中身が残る 弁当を取り上げる。抗議の声を上げながら足元に絡みつく実装石を掴み上げ、 ねずみ男のごとく往復ビンタを食らわしてやる。頬が赤く腫れ上がる頃にはすっかりおとなしく なっていたため、ついでに服を剥ぎ取って放り出した。 野良の実装石を馬鹿にする癖が付くとろくなことにならないので、早いうちに矯正する必要がある。 その様子を外で見ていた野良はおかしげに笑っている。腹が立ったので台所の鍵付きの戸棚から しつけ用に成分調整された液体実装コロリを持ってきて弁当の残りに振りかけ、外の野良に くれてやる。ガツガツと嬉しそうに弁当を貪る野良を尻目に俺は窓を閉め、カーテンをかけた。 死なれると色々面倒なので量は加減してあるが、それでもあの野良はたっぷり苦しむ事になるだろう。 一方うちの実装石はうずくまって嗚咽を漏らしてたが、テレビを付けるとすぐに起き上がって テレビの見える位置に移動した。 写っているものの意味が分かっているのかは知らないが、こいつはテレビを見ることが 食べることの次くらいに好きらしい。 立ち直りの早さに呆れながら、PCの電源を入れた。 ——それから数時間、気が付くと寝なければまずい時間帯だ。 PCの電源を落とし、テレビを消す。きょとんとしている実装石を抱えてシャワールームへと移動。 シャンプーで髪を洗われている実装石は気持ちよさそうな様子でレウレウ鳴きながら無邪気に はしゃいでいる。いつもこんな風に邪気のない行動を取ってくれればいいのだが、と考えるが もし実装石がそういったもっとマシな生き物ならきっとこいつを飼う事は無かっただろうと思い直す。 そんな事を考えているうちに俺も実装石も体を洗い終えた。 シャワーから上がった実装石にタオルを渡してやる。あらかた水気をふき取った後で こちらを見つめるが今日はいつものように服を返さない。もう少し反省させる必要はあるだろうし、 服もそろそろ汚くなっているので洗濯しなければならない。という訳で既に服は洗濯機の中だ。 実装石は不満げな様子だったがすぐに部屋へと向かう。 俺が部屋に行き、小さな毛布を渡すと頭から被り、床に寝転がる。 そして電気を消すとすぐに寝息を立てはじめた。どうもこいつは夕食を摂った後で 周りが暗くなるとすぐに眠りに入るらしい。 その寝つきの良さをうらやましく思いながら、俺もベッドに入った。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 注釈. 及び後記. 05/06/17(金)01:00:00 *1:アップローダーにあがっていた作品を追加しました。 *2:仮題をつけている場合もあります。その際は作者からの題名ご報告よろしくお願いします。 *3:改行や誤字脱字の修正を加えた作品もあります。勝手ながらご了承下さい。 *4:作品の記載もれやご報告などがありましたら保管庫の掲示板によろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 戻る 普通の飼い主 05/06/17(Fri),00:28:02 from uploader 「デッスゥ〜♪」 仕事が終わってアパートへ帰った俺に飼っている実装石が飛びついてくる。 もっとも、こいつは主人を出迎えようなんて殊勝な心がけを持っているのではなく 家に帰ってくる俺は何かしらの食べ物を持っていると憶えただけである。 手に持った弁当屋のビニール袋を取られないように気を付けつつ、鞄に押し込んでおいた 頭巾を投げてよこす。頭巾に気付いた実装石はビニール袋から一旦注意を外して 頭巾を被ることにしたようだ。 一人で出かけるときには、こいつが勝手に外に出ていかないようにこうして頭巾を預かっているのだ。 実装石が頭巾を被ろうとしているうちに俺は部屋へ移動する。 と、途中で冷蔵庫の前に何かの液体がこぼれているのに気付いた。 冷蔵庫の中身を確認すると、紙パック入りのジュースが空になっている。 最近は随分と頻度が減ったが、それでも時々は実装石が勝手に冷蔵庫を開けて中身を漁る事がある。 冷蔵庫に食べられるものを長期間入れないようにしているために被害は少ないが、大抵は飲み物を こういった風に空にされる。 こちらを追いかけてきた実装石を引っつかみ、取り出しておいた紙パックを見せる。 実装石は「デスゥ?」と首を傾げてシラを切るが、俺がいつものお仕置き道具を手にとって 実装石を掴んだまま流しに向かうと途端に震えだした。 流し台に実装石を放り出し、口をこじ開けて手に持ったペンチで舌を押さえて引っ張る。 泣き叫ぼうとして声にならない呻きを上げる実装石を無視して流しの下から包丁を取り出し、 引っ張られた舌を付け根の辺りから切り落とし、血を吐き出しながらのたうちまわる実装石の口を ガムテープで塞いだ。こうしておかないと血で周囲を汚しながら叫びを上げるので うっとおしくて仕方ないのだ。 しばらく待って実装石が落ち着いてきたら、絞った雑巾を渡して冷蔵庫の前へ連れていく。 こぼれたジュースを指差すと、すぐに実装石は雑巾でそれをふき取りはじめた。 床を汚したときは自分でそれをきれいにするのがいつもの決まりである。 雑巾がけを続ける実装石を置いて部屋に戻り、冷めてしまった弁当を食べはじめる。 しばらくすると、雑巾がけを終えたらしい実装石が部屋に戻り、物欲しそうにこちらを 見ているがもちろん無視。実装石の方も俺が食事を終えた後は自分が食事にありつけると 知っているのでそれ以上のことはしない。やがて俺が弁当を食べ終えると、もう一つの 弁当を取り出して実装石に与えてやる。実装石には大抵俺と同じ食べ物を与えているが、 必ず俺が食べ終えた後に、床に置いて与えるようにしている。こういった事で力関係を示して 置くのはしつけの上で大事だからだ。 ガムテープを外してやった実装石は弁当に手を付け始めるがいつもと違ってつまらなそうに もそもそと食べている。切られた舌は2、3日で再生するが、その間は当然食べ物の味が 分からなくなるため実装石には効果的なお仕置きだ。 しばらく実装石を見ていると、突然さもうまそうなリアクションを取りながら 舌の無い口でレウレウと嘲笑でもするように鳴きだした。 何かと思って周りを見てみると、カーテンをかけ忘れた窓の向こうから一匹の野良実装が こちらを物欲しげに見つめている。そばにいくつかの石が転がっているところを見るに この部屋に侵入しようとしたのだろう、だがこういう時のために窓は強化ガラスに変えてある。 俺はとりあえず野良に見せ付けるように飯を食ううちの実装石から半分ほど中身が残る 弁当を取り上げる。抗議の声を上げながら足元に絡みつく実装石を掴み上げ、 ねずみ男のごとく往復ビンタを食らわしてやる。頬が赤く腫れ上がる頃にはすっかりおとなしく なっていたため、ついでに服を剥ぎ取って放り出した。 野良の実装石を馬鹿にする癖が付くとろくなことにならないので、早いうちに矯正する必要がある。 その様子を外で見ていた野良はおかしげに笑っている。腹が立ったので台所の鍵付きの戸棚から しつけ用に成分調整された液体実装コロリを持ってきて弁当の残りに振りかけ、外の野良に くれてやる。ガツガツと嬉しそうに弁当を貪る野良を尻目に俺は窓を閉め、カーテンをかけた。 死なれると色々面倒なので量は加減してあるが、それでもあの野良はたっぷり苦しむ事になるだろう。 一方うちの実装石はうずくまって嗚咽を漏らしてたが、テレビを付けるとすぐに起き上がって テレビの見える位置に移動した。 写っているものの意味が分かっているのかは知らないが、こいつはテレビを見ることが 食べることの次くらいに好きらしい。 立ち直りの早さに呆れながら、PCの電源を入れた。 ——それから数時間、気が付くと寝なければまずい時間帯だ。 PCの電源を落とし、テレビを消す。きょとんとしている実装石を抱えてシャワールームへと移動。 シャンプーで髪を洗われている実装石は気持ちよさそうな様子でレウレウ鳴きながら無邪気に はしゃいでいる。いつもこんな風に邪気のない行動を取ってくれればいいのだが、と考えるが もし実装石がそういったもっとマシな生き物ならきっとこいつを飼う事は無かっただろうと思い直す。 そんな事を考えているうちに俺も実装石も体を洗い終えた。 シャワーから上がった実装石にタオルを渡してやる。あらかた水気をふき取った後で こちらを見つめるが今日はいつものように服を返さない。もう少し反省させる必要はあるだろうし、 服もそろそろ汚くなっているので洗濯しなければならない。という訳で既に服は洗濯機の中だ。 実装石は不満げな様子だったがすぐに部屋へと向かう。 俺が部屋に行き、小さな毛布を渡すと頭から被り、床に寝転がる。 そして電気を消すとすぐに寝息を立てはじめた。どうもこいつは夕食を摂った後で 周りが暗くなるとすぐに眠りに入るらしい。 その寝つきの良さをうらやましく思いながら、俺もベッドに入った。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 注釈. 及び後記. 05/06/17(金)01:00:00 *1:アップローダーにあがっていた作品を追加しました。 *2:仮題をつけている場合もあります。その際は作者からの題名ご報告よろしくお願いします。 *3:改行や誤字脱字の修正を加えた作品もあります。勝手ながらご了承下さい。 *4:作品の記載もれやご報告などがありましたら保管庫の掲示板によろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 戻る

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1 Re: Name:匿名石 2021/04/27-02:12:27 No:00006331[申告]
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