タイトル:【虐】 虐待大幅増。続きです
ファイル:突発虐待派:土曜日.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:5885 レス数:2
初投稿日時:2007/06/18-14:59:58修正日時:2007/06/18-14:59:58
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−土曜日の早朝−

男はやや寝不足の頭で外を眺める。今日は雨が降っている。
仔実装はまだ眠っている。

− − − − − − − − − − − − − − − − −

昨夜は輪ゴムショットが堪えたのか、しばらく避けるような雰囲気だった。
しかし約束どおり風呂に入れて男がやさしく洗ってやった事で打ち解けたようだ。
ボディソープで洗い、シャンプー掛けをしてタライのフロ桶で温まらせるとうっとりしていた。
服を着せてから、買ってきた首輪をつけてやる。リードを繋げられるタイプだ。
装飾も付いたこの首輪、仔実装は大変気に入ったようだ。

「テーテーテチー♪テーテーテチュー♪」

歌だろうか?リンガルを切ったので分からないが、機嫌は良さそうである。
水槽の中に新品のタオルを敷いて寝床を作ってやり、仔実装を入れてやる。

「おやすみ」

一階リビングに置いた水槽に声を掛け、男は二階の寝室へ入った。
パソコンを起動し、ネットを駆使して実装石の情報を集めてゆく。
虐待派が集う掲示板なども、幾つか見つけることが出来た。
書籍では得られなかった、細かい情報も手に入る。いつしか引き込まれていた。
ふと気づくと2:00を過ぎている。
明日は野良を捜索せねばならない。早々に床に付くことにした。

− − − − − − − − − − − − − − − − −

雨か、雨宿りをしているかもな。
そんなことを考えながら、手早く朝食を取る。仕事が休みの日には珍しく早い朝食だ。
匂いにつられたのか、仔実装も目を覚ましていた。リンガルを作動させる。

「おはよーございますテチ。いい匂いテチ。ごはんよこすテチ」

200円の値段の限界か、一部糞蟲的発言があるが、朝の挨拶ができるのはよろしい。
実装フードと朝食のトーストの切れ端、コンペイトウを一つ皿に入れて出してやる。
どれから食べるかと見ていると、やはりコンペイトウに噛り付いた。
一応、デザートのつもりだったのだが。しょうがあるまい。
笑いながらコーヒーを飲み終えると、車庫に向かった。

「テチャァーテチテチ、テチュゥー」「レチューレチュー」

かかっている。見事なまでに。
昨夜仕掛けた捕獲機の中に仔実装が一匹。
それを見守るように、親指実装?が一匹、捕獲機の網に張り付いている。
こうも単純に引っかかるとは。男は拍子抜けした。
男の姿を認めると、親指らしき小さな実装が逃げ出す。
必死に走っているのだろうが遅い。秒速10センチが良い所だろう。
潰さないように注意しつつ、ひょいと摘み上げた。

「テシャァァァ!」

籠の中の仔実装はお怒りのようだが、気にせず親指を観察する。姉妹だろうか。

「レ、レ、レ、レ・・・」

涙を流しつつ、可愛らしい手足をじたばたさせている。
こんな短足では歩くのも苦労するだろう。
仔実装に比べるとさらに頭部の割合が大きく、トップヘビーだ。身長5センチくらいか?
とりあえず、手ごろなダンボール箱に親指を入れておく。
さて、こんどはお姉ちゃんだ。
捕獲機を持ち上げると、一層叫びが大きくなる。
住宅密集地ではないので近所迷惑の心配は少ないが、やはり気になる。
捕獲機ごと揺さぶりを掛けてシェイクしてみた。

「テシャ、テギョ、テ、テ、テッ、ゲギャッ・・・」

おかしな声を出しつつ、叫びが止まる。と同時に嫌な臭いが漂い始めた。
仔実装は気絶しているが、脱糞もしてしまったようだ。
まぎれもなく、家の周辺で感じた臭いがこれだ。犯人は実装石に間違いない。
ぐったりした仔実装を取り出すと、妹の待つダンボールに入れる。
親指はさっきのことをもう忘れたのか、男に媚のポーズを見せていたが、姉の姿を見ると駆け寄った。
すがり付いて泣き始める。
しかしこいつらは汚い。昨日買った仔実装に比べれば服はまだら模様、ほつれ擦り切れもそこら中にある。
白いはずの前掛けはダークグレーと化し、正に雑巾色。
姉の大きさは200円仔実装より少し小さい。12センチと言った所か。
ダンボールは大きめだから逃げ出す心配は無いだろう。
玄関のコンクリート上に放置し、車庫内をさらに調べることにする。

結局車庫内では、それ以上の実装石を見つけられなかった。
木製の棚の下部、荷物に囲まれた辺りをねぐらにしていたようで、乾いた糞や生ごみが落ちていた。
しかし、壁を見ていると仔実装では絶対に届かない位置に、触ったような跡が残っている。
親が居るのか?いずれにしろ、まだまだ対策が必要だろう。
隠れ家になりそうな荷物は片付け、今度は庭の探索に移ることにした。

雨はしとしとと降り続いている。
家の庭のある側、敷地の外には空き地が広がり、その向うに林がある。
男はその背景を計算に入れて庭を造っていた。これを借景と言う。
さほど広い庭ではないが、最近は木の成長も安定してだいぶイメージが出来上がりつつあった。
この日は朝靄もかかり、本来なら高原のような雰囲気漂うすがすがしい朝となるべきなのだが・・・

庭には糞臭がたっぷりと漂っていた。

雨で庭に散乱する糞が溶け出したのだろう。
傘を差した男は顔をしかめつつ探索を開始した。
まずは2箇所に仕掛けた捕獲機を見るがこれは空。中に入れたエサも雨で濡れ崩れている。
雨宿り出来そうなポイントを掻き分け、調べていく。
それにしてもちょっと茂りすぎだ。雨が降っていなければ刈り込んでしまう所なのだが。
葉っぱが密に生えた低木を掻き分けたとき、実装石が飛び出した!これも仔実装だろう。
男は追いかけようとしたが、この状態では庭木を踏みつけることになる。
躊躇しているうちに、実装石は向かいの空き地の茂みに消えてしまった。
いまさら追いかけても雨に濡れるだけだ。
しかも段々と雨脚が強くなってきている。
男は庭の探索をあきらめて、先ほどの実装姉妹の様子を見に戻った。


姉妹は盛大に騒いでいる。
男はうかつにも、実装の基本行動の一つを忘れていた。「糞投げ」である。
少なくとも、ダンボールのふたを閉じておくべきだったのだ。
玄関ドアの近くにダンボールを置いていたのだが、そこから投擲された糞が飛び散っていた。
さほど遠くまで飛んではいなかったが、ドア、コンクリ床にべっとりこびり付いている。
男の姿を見て、こちらに投げるポーズを取った。
あわててダンボールのふたを閉め、上に靴を載せて開かないように押さえる。
ベチョッと鈍い音、続いて仔実装の叫びが上がる。跳ね返った糞を自ら食らったらしい。
「まずはこいつらに風呂だな」

とりあえずリビングに向かい、コーヒーを飲んで一息つく。
200円仔実装は、玄関から聞こえる同族の声が気になるようだ。

「さっきからおバカな声がするテチュ。あれは何テチ?」

「ああ、ウンコまみれのお仲間だよ」

「テエェ、ウンコは嫌いテチュ。仲間じゃないテチュゥ」

こいつは結構衛生観念もしっかりしているようだ。さすがに野良とは違う。
リンガルは野良姉妹の声も拾って変換している。

「ムキィー!くそまみれゆるさんテチュ。いますぐたいぐーかいぜんと、ごーかなめしをようきゅうするテチィ」
「おねーチャンのいうとおりにするレチュ。さもないとウンチぱわーがさくれつレチィ!」

なぜかこいつらの会話はひらがなとカタカナしか出ない。リンガルにも育ちの違いが判るのだろうか。
ウンチぱわーさくれつ、とやらでどうなるのか興味もあったが、洗わねば臭いだけで家が汚染されてしまう。
こいつらは単純に処分すれば後腐れが無くて良いのだろうが、すでに男は昏い喜びの味を覚えていた。
ダンボールを抱えて風呂場に向かう。栓をはめた風呂桶に2匹を転がし、蓋を閉めて洗う準備をする。


男は玄関にこびり付いた糞を落としながら、色々と考えていた。
まず洗剤だ。糞、垢、ホコリ、泥、油脂・・・あれだけの汚れっぷりに対応する物を用意しなくては。
車庫に向かうと、キャビネットから油脂の分解清浄剤・・・ディグリーザーを取り出した。
続いて酸性のクリーナー、スプレー式のブレーキクリーナーも取り出す。
自ら車の整備もするこの男、こういったアイテムも自宅に豊富にあった。
救急箱からは消毒用にアルコールとオキシドール。万一途中で怪我をした時の感染防止の意味もある。
なにしろ野良実装だ。どんな病原菌を持っているか知れた物じゃない。
それから洗面所に並ぶ洗剤からカ○キラー、バスマジック○ン、ドメ○トなど強力そうな物を選ぶ。
それからレインスーツを着込み、台所用ゴム手袋をはめてゴーグルと活性炭入りマスクを掛ける。
気分はバイオハザードに立ち向かう化学処理部隊である。

さて、風呂場。
先ほど親指実装が発言していた「ウンチぱわー」とやらが炸裂中らしく、プラ製の風呂蓋に何かあたっている音がする。
どう考えても自ら糞まみれになるのだが。アホとしか言いようが無い。
蓋を開ける前に、とりあえず実装を鎮圧しなけば被害が広がる。
男は給湯器の温度を50℃に設定した。
この温度なら死ぬことは無いだろうが、だいぶ活動が鈍るはずだ。
風呂の水位を低めに設定し、給湯ボタンを押す。
この風呂釜は追い焚き用の穴から直接湯が出るタイプだ。蓋を外さずとも湯を入れられる。
ゴボゴボと音がして、湯が供給され始めた。

「レチィレチィ・・・レチューン♪」
「テチュテチュテチィ♪」

まだ湯が出始めで温度が上がりきっていない。今は適温なのだろう。ご機嫌な様子だ。

「テ・・・?」
「レヒ・・・」

設定温度に近づいてきたか?

「テヒャー!!」
「レチチチ!レチチチイ!」

効いてる効いてる。ちなみにリンガルは防水機能が無いのでリビングに置きっぱなしだ。
バチャバチャと水音が騒がしい。風呂の中は大混乱のようだ。給湯停止ボタンを押し、蓋を開けてみる。

「?!%#&&$#!!」
大量の湯気と共に、異様な臭気が湧き上がってきた。活性炭入りとはいえ、簡易マスクはあまり役に立っていない。
実装石の体臭と糞臭が入り混じった蒸気が立ち込める。
男はかろうじて吐き気を飲み込むと、曇ったゴーグルを拭いて状況を確認する。
湯は暗緑色のスープと化し、水位は10センチほど。冷やされた分もあるから、温度はかなり熱めの温泉程度だろう。
仔実装は真っ赤な顔でいまだに走り回っている。
親指は、、、水面に仰向けで浮いている。生きてはいるようだ。
温度設定を38度に下げ、上からシャワーを振りかけてやる。
同時に風呂の栓を抜き、汚水を流す。
ぬるいシャワーに気づいたのか、仔実装が水流の下に駆け寄ってきてしゃがみ込んだ。
親指は排水の流れで流されている。僅かだが声を出している。
仔実装が親指を抱えて流されないようにした。この2匹、仲は良いようだ。

汚水がほぼ流れ終わったので、再び栓をしてシャワーでお湯をため続ける。
化学部隊もどきの男の姿を見て、仔実装はテシャーテシャーと威嚇の声を上げ続けている。
水流を強め、容赦なく湯を浴びせ続けた。
仔実装がかろうじて呼吸できる程度の水深でシャワーを止める。
仔実装は妹を額に乗せて、おぼれないようにしようと必死だ。
それを眺めながら、洗面器に洗剤を作り始めた。
ディグリーザーを3倍に希釈。中華料理店の換気扇を楽に洗浄できるレベルだ。
ここに適当にボディソープとシャンプーを混ぜ、バスマジック○ンも入れる。
マイブレンドの洗浄液が出来上がった。ちなみにほぼ中性に仕上がっているはずである。
幾分元気が出てきた親指実装を摘み上げ、洗面器に投げ込む。
豊富に泡立った液に沈み、すぐに姿が見えなくなった。
泡が微妙に揺れ、その下にいるのであろう親指の存在を知らせる。

それにしてもお姉ちゃんがうるさい。さかんに叫び続けている。
少し黙っていてもらおう。消毒用70%アルコールを取り出す。
500ml入りのビンだが、目分量で150mlほど仔実装の口に流し込む。

「テヒッ・・・ヒッキュ・・・」
「テェ〜テロケ〜テ〜〜テェェロテロ〜」

酔っ払った。あまりにも効果が早いのでびっくりしたほどだ。
追加で100mlほど浴びせ、放置する。
親指は洗剤プールで散々泳いだようだ。引き上げて様子を見る。
少し洗剤を飲み込んだのだろう、口から泡が出ている。涙も止まらないようだ。
外観はきれいになった。服の染みや肌の汚れは落ちている。マイブレンドが効いたようだ。
シャワーで流してやり、服を脱がせてゆく。頭巾、靴、下着と剥ぎ取る。抵抗する力はないようだった。
小さいだけに脱がせるのに苦労したが、やっと丸裸に出来た。
洗浄の仕上げに、こいつにもアルコールを使うことにする。
洗い場に立たせ、無造作に頭からアルコールを浴びせた。

「レチャアアアアァッ」

またもや目にしみたのだろう、涙を大量に流しながら洗い場を転がりまわる。
これでこいつはきれいになった。ダンボールにタオルを敷いたものに放り込み、放置する。

次に浴槽でご機嫌になっている仔実装を洗わねば。
相変わらずテ〜テロ歌っているが平気なのか?
見ると、またもや脱糞した上に嘔吐までしている。パンツも脱げて水面に漂っているではないか。
ちょっと嫌気が差してきた。また排水せねばならない。栓を抜いた。
水が流れ、仔実装も水面に浮いて流れる。頭の方から排水溝に向かって行き・・・後頭部が排水溝にはまった!
水が下がったのでかろうじて呼吸は出来るようだが、頭部は鼻と口を除いて水の中。
今の仔実装の力では、水圧に対抗して頭を外すことが出来ないようだ。
手足をばたつかせてもがくが、無駄な努力にすぎない。特にあんな短い手足では。
総排泄口を丸出しでもがいている仔実装を見て、男はブレーキクリーナーを持ち出した。

ブレーキクリーナー−脱脂洗浄剤−主成分は有機溶剤である。
男はこれを庭木にたかる毛虫に掛けてみたことがある。結果、毛虫は即死だった。
液剤が掛かったとほぼ同時に活動が停止してポトリと落ちる。
コガネムシやハチなど、外骨格を持つ昆虫も、ほとんどが即死に近い状態だった。
残留物が全く無いので、殺虫剤代わりとして使うことも度々あった。
これを実装石に使ったらどうなるのか?興味が募って車庫から持ってきたのだった。

延長ノズルを取り付け、仔実装に近づく。
水面下に沈んだ目玉から、こっちの姿は見えているのだろうか?
どこに目線が行っているかいまいち分からない、ガラス玉のような目玉を思い出しながらさらに近づく。
手足のばたつきがさらに激しくなる。ちゃんとこちらの姿は見えているようだ。
左手を伸ばして仔実装の腹を押さえつける。
本の解説によれば、胸から尻に掛けてはほとんど排泄器官で占められているともいう。「糞蟲」の別名の一因だ。
同時に左手の人差し指と親指で仔実装の足を押さえつけて動きを封じた。

「テ・・・テチ・・・テ・・・」

恐怖のためか?アルコールの影響か?かすれるような鳴き声しか聞こえない。
男は息を一つ吐き、おもむろに延長ノズルを総排泄口に差し込み始めた。
5センチほど差し込んだだろうか。噴射ボタンを押そうとした瞬間。

「テッチュ〜〜〜ン」

男は面食らった。
仔実装最強の本能「媚び」が発動したのだ。
高濃度アルコールと恐怖が呼び覚ましたのであろうか。
しかしこの本能は、いまや生存と対極の効果を生むことが多いのだ。
この場合も、ほぼ最悪の効果を生んでしまった。

「・・・こんのぉやろう!!!」

理由も分からず激高した男はノズルを奥まで一気に突っ込む。
延長ノズルの先端は仔実装の脳髄まで達した。

「テピャ!!」

この時点で絶命確定であったが、男は力任せに噴射ボタンを押し込んだ。
ブレーキクリーナーは洗浄用途のため、噴射圧力がかなり高い。
頭蓋骨内に突入した薬剤は、逃げ場を探して暴れまわる。一瞬にして小さな脳みそはシェイクされた。
続いて頭蓋骨を破り、眼球を吹き飛ばし、耳と鼻の穴から噴出する。
それでも逃げ切れない圧力が口から逃げ、まるで喋っているかのような音を発生させた。

「テエエエェェチュ〜〜〜、ブリュエエエエ〜チュ〜〜〜」

途中、延長ノズルが外れたが、男は冷静に噴射口を総排泄口に当てなおし、噴射を再開した。
今度は腹腔内に薬剤が突入する。腹が風船のように膨れ、破裂するかと思われたがその前に口から内臓と糞が飛び出した。
スプレー缶が空になった時、仔実装の内容物は全て外に吹き飛んでいた。

男は唖然としていた。
ここまでやるつもりは無かった。しかしあの媚の声を聞いた途端に暴走してしまったのだ。
浴室は肉と糞が飛び散って悲惨な状況だ。
ユニットバスだから掃除は何とかなるだろうが、気が重い。
時計を見ると11:00過ぎ、とりあえずシャワーで洗い流すことから始めた。


14:15
男は遅い昼食を取っていた。
浴室は2時間ほど奮闘し、排水溝にも洗浄剤を流しまくって浄化し終えた。
虐待の後は微塵も無い、物理的には。
親指実装は200円仔実装に世話を命じてある。とりあえずは問題ない。
レインスーツとゴーグルとマスクで接したためか、男が虐待したと認識していないようだ。
−変な人間が虐めたが、この家の主人が助けてくれた−そう考えているようだ。

正直、虐待心が一気に冷めたような感触も感じている。
この2匹と、まだいるであろう野良実装への対処をどうすべきか、考えが浮かばない。
もう雨はほとんど止み、夕方には晴れると天気予報が流れた。
気晴らしに出掛けるか、そう考えていると携帯が鳴る。
呼び出しは会社からだった。宿直者に身内の不幸があり、今夜と明日、宿直を頼むという内容だった。

「やれやれ、また庭の手入れが出来ないな」

水槽に明日までのフードを入れ、トイレを綺麗にすると明日まで帰って来れない旨を200円仔実装に伝える。
宿直の支度を済ませて車庫に向かう。もうここに実装石の隠れられそうな隙間は無い。
入り口から吹き込んだ雨が、車体に綺麗な水滴を作っている。男は洗車もまめにする方だ。

キーをシリンダーに差し込む。
キーをひねってスターターを回した。






「デズギャァ〜、、、ガボオッ」

「テ、テチャァァァァ!!」



エンジンルームから異様な叫びと異音が聞こえ、思わずエンジンを切った。一瞬送れて現れた前方に駆けてゆく一匹の仔実装。
そこに2件隣の家族の車とおぼしき、ミニバンが右から通りかかるのが見えた。

「テビャッ」

2トンクラスのミニバンだ。ゴミを踏んだ程度の認識しかないだろう。そのまま走り去る。
家族そろってお出かけのようだ。

「とりあえず、仕事が2つ減ったわけだ、厄介な仕事も増えたが」

男の脳裏に、馴染みの自動車整備工場の風景が浮かんでいた。




* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


突発虐待派の続きです。
正直、かなり消化不良を起こしております。
モチベーションが下がらないうちに何とか書き終えました。




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1 Re: Name:匿名石 2018/10/20-06:59:13 No:00005643[申告]
これも続き読みたいな
読んでてカイジの利根川で脳内再生されたよ、描写的に別人なのはわかってるのに
実と装見たばっかりなのに妙に手際がいいあたり、プライベートに生真面目で努力家なトネガワの利根川を連想してしまった
2 Re: Name:匿名石 2020/01/25-15:49:02 No:00006174[申告]
実装石を知り、即負の魅力にハマって行動していく姿はかつての自分を思い出すようだ
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