これ、はたしてスレに書くべきかはわからないんですが、さっきちょっと楽しかったんでご報告。
　
　東京五輪やってたじゃん、で、ほら、あのどこかの国の人が褒めてくれてたのみてすげえチョコモナカジャンボ食いたくなって、コンビニまでぶらぶら歩いていったんですよ。夜だからそこまで暑くないし。良い散歩がてら。

　そしたら、あ、俺の住んでるとこは田舎の一軒家なんで、すげえ小さいけどいちおう土地（ってほど立派じゃないが）の空き地があるんですけど、そこからあの「テチィ・・・」って声が聞こえた。しかも複数

　うわ、実装だ、嫌だなって思って、託児とかされたら困るんでちょっと警戒して様子みたんだけど、あのダンボールハウス的なのが見当たらないわけ。でも、まさかこれは・・・って思ってちょっと頑張って探したら、ありました、地面から空気穴のストローがでてた。あれですよ、地下に掘るタイプの巣ですよ。聞いたことしかなかったからビックリしちゃって。しかもそれが仮にも自分の家にあるなんてさ。最悪だよ。

　でも、聞いてた限りでは巣ってかなりデカイものだって話だったのに、なんか小さいんだよねストローも全部で三本も地面からでてたんだけど、その3つで三角形つくると、どのくらいって言えばいいかな、アマゾンでちっちゃいの買ったときのダンボールくらいのボリューム感っていうか。

　しかし嗅覚を意識してみると、やっぱりあの実装臭いにおいがするわけだし、耳すますとやっぱ「テチィ」「テチャア・・・テチィ・・・」みたいな、なんていうか、寝息とか遊んでる声みたいなのがするんだ。でも、デスデス言ってないんだよね・・・で、俺なりに想像した。これって仔実装の巣なんじゃないか、と。親から逃げたかなんかして、たぶん相当賢いタイプの仔実装なんだろうけど、そいつらで固まって、目立たないように土掘るタイプの巣作ったんじゃないかって。糞ちりぃ弱さの仔実装が集団生活してなんとか生きてるのかな、って。

　・・・昔、つってもほんの10年くらい前だけど、犬がいたんですよ俺の家。で、このへん、あいつのお気に入りだったんだよね。雑種だけどすごい可愛くて、賢くてさ。長生きして寿命で死んでくれたんだけど、死んじゃったときは人生で最大ってくらい泣いたよね。あいつがいた時は、実装石なんて当然瞬殺ですよ。家と庭、まもってくれてたなあ、って。

　で、なんか腹たってきてさ。

　じゃっかん早足にコンビニ行きましてですね、マッチとジッポライターに入れる燃料買いました。
　んで、そらもうお分かりですよね。
　もし危ないことになるといけないから、バケツにたっぷりの水をいちおう用意しまして。
　・・・そういえば、夜に野外で直地で焚き火って、よく考えたら田舎で持ち家じゃないとNGだよな、ちょっと贅沢ぅ、とか思いながら、まずジッポ燃料を気前よくひと缶、ざばーっと件のストローの三角形にかけました。

　じゅばじゅば染み込んでく。やっぱこの下スカスカにされてんだな、と。ちと声がしてきたので、いちおうリンガル起動しておきました。


　テチィ？（雨デスう？）　
　テチィ。テチテチィ、テッチャア（大丈夫ですう、強くなってきたらオネエチャが蓋をしてくるデスよ）　
　テチャァァ・・・テッチュウン・・・（オネエチャ・・・いい匂いがするですう・・・この雨のお水・・・）
　レフレフゥ～レッ、レッ、レッ、ふぅー（きもちいいれふーん　プニプニいっちゃうれふーん）　　
　

　・・・なーんだ、アルコールだっ！　とか分かるヤツはいないのか・・・当たりまえか、実装石だもんな・・・って思って、マッチしゅぼって、ポイ。

　
　ライター用だからね。ボンっ！　なんてことはない。ぽっ（八尺様風）って感じに、こじんまりとキレイで柔らかい色合いの、穏やかな炎がでた。まあ、実装には地獄の炎なんだけど。


　メラメラが2秒くらいして・・・すっげえ騒がしくなった（つっても近所迷惑とかにはならない仔音量ですけど）。



チャ！！　デヂィィィィ！！　


火デチ！　燃えるデチ！　ぜんぶ燃えちゃうテチィイイいいいイイ！！！


テェーン・・・火傷しちゃうテチィ・・・助けるてチィ、オネチャー！！！


テェェエッ！　デチゃッ！？　テディィィァァ！？　せっかく作った巣が燃えてるテチィ！　何が起こったデチぃ！？　


テベッ！　テベッ！　蛆ちゃんが真っ赤になっちゃったテチィ！　美味しそうテチィ！　熱いてチィ、痛いテチィ、全部おまえのせいてちぃいチベっ　




「チョコモナカジャンボ、久しぶりなせいかマジ美味いなコレ・・・」

　やっぱモナカとアイスの間にしっかりチョコを挟んでるせいでパリパリが持続するのが凄い、ってツイッターで見かけたけど、それよりなにより普通にバニラとチョコが美味いですよコレ、とか思いつつ、火だるまで這い出て逃げようとする仔実装をカウントしつつ、これも予めバケツとともに用意しといたトング火箸でベチっと潰していく。一匹めは蛆実装を齧りながら這い出てきた。うん、さすがに不快。即コロ。


　アタチの髪がぁあああああ！　燃えちゃうテチィぉいおお！！！！　アタチの髪！　美しいアタチの髪ぃべぼっ！
　

　テヒっ、てヒッ、どうして火事になるんテチィ、アタチの考えた巣はカンペキだったテチィ・・・、べッ
　

　熱いテチっ！　熱いてチィ・・・熱いてチィ・・・テチャアぁぁぁぁぁ痛い痛い痛いテチっぃいいいいい いぶぺっ


　ニンゲンさん、ニンゲンさんテチィ・・・お水をよこすテチィ・・・甘い匂いがす べっ。

　
　レブっ


　テびっ

　
　ぢぃ


　イゴイゴイゴイゴ・・・くしゃっ。


　焼いてるせいか、いわゆる焦げ臭さはあるけど、実装クソのあの独特なにおいはそんなにしない。なるほど、燃やして駆除ってのは利点があるんすねえ。

　にしても、けっこういたんだなあ・・・じっさい8匹もいたんですよ仔実装が。蛆も2つくらいあったのかな。さすがに消し炭は数えらんないし。いや、すっげえ迷惑だよマジで・・・とか思いつつ火が自然に消えるまで見守っていたんですが、焼けたかな？　って感じでクシャクシャクシャッと焼けカスを集めていたら、一匹まだ生きてました。虫の息だけど、姉妹の死体と体液で消火＆カバーして熱から身を守ったのかもですね。卑劣だなあ、偶然だろうけど。服は焼け焦げて髪もドリフ状態。ほぼハゲ裸だし

　
　よっ。

　
　と俺が声掛けしますとひくっと震えましたが、そのままうずくまっている・・・どうやら死んだふりみたいですねコレは・・・。なので、焼けた火箸トングで耳をぎゅーっとしますと


　テチャヒャアアああ！！　嫌テチャアアアアアアアアアアア！



　根性が足りませんね（メイショウドトウが来なくて辛いです）。
　課金これ以上したくないんだけどなあ、なんて想うと指に力がはいり、耳が焼き潰れてちぎれました。やっぱチリぃねぁ仔実装。



やめてデス！　死んでしまうデスママぁ！　怖いテチ、怖いテチャアーーーーーーーー！　ママァああああ！！！


「死んだふりすんな。無駄だからな？　で、質問」


　ハぁッハぁッハぁッ・・・てヒィ・・・ひぃ・・・


　仔実装の息は荒い。

　チョコモナカジャンボはもうとっくに食べ終わったが、その包み紙を顔に近づけてやると、甘いバニラアイスの残り香のせいか舌を伸ばしてエグエグしてきた。


「キモい」


　消えかけの灰の上に押し付けた。これ、下手な炎より熱い。　



テヂィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィヂャアアーーィィィィィママヂィィイイィ！！！




「お前、なんでさっきママって叫んだの？」


　て、テヒィ・・・レ、レぇエエエエ・・・え、え・・・ママ、ママはアタチ達を食べるテチィ・・・ママが怖い怖いするから妹チャたちと逃げたテチ・・・公園には他にも沢山ママから食べられそうだったお友達がイたテチ・・・みんなで頑張ろうって公園を出たテチ・・・すごくすごく大変だったテチ、いっぱいお友達しんだてち、いっぱいうらぎったテチ、轢かれたテチ、踏まれたテチ、道路は熱い熱いテチ、カラスもネコも怖いテチ・・・虫は美味しくないテチィ、どうしてアタチ達だけこんなに酷い目に合うテチ・・・アマアマがいっぱい食べたいテチぃ・・・ニンゲンさんお願いテチィ・・・死んじゃうテチィ、アマアマの冷たいのが食べてみたいテチィ・・・


「いや、そうじゃなくて。俺の最推しがスーパークリークママだと知っててそのクソ声で汚したのかってことで」


　・・・テぇ？

　
　マッチを3本まとめて火をつけて、ひゅぼおっと仔実装の足から点火。

　
　テチャ・・・っ！？　デヒぁャッ・・・！！！　デヒャアアアアアアアアアアアアア！　　嫌デス嫌デスぇえええアアア！　あちゅくて死ぬのは嫌デテチャアア！　ヂィヤャアアアア！　テチィ！　死んじゃテチャアアア！　ギヤアアアアァァ！　あんよ！　あんよが燃えたテチィ！　服が燃えちゃうてひぃ！　助けてテチャァブ！　マ、ママ、ママー！　助けてテチャアアアッ！　オメメがないない！　オメメがナイナイれちぃいいぁあああ！　ままマママ妹も友達も全部食べていいデス焼いていいテチだからアタチを助けて幸せ幸せに選ばれたアタチは最ジャアアアブチャァッ！　ヒュアブきぇああ

　

　すっげえしぶとい。じつは偽石をバケツの冷たい水にぶち込んどいたからタフだってハッキリ分かんだね・・・。


　パキンの音は聞こえなかった。でもいちおう石は確認したが砕けてたようだ。駆除だしね。
　

　水を撒いて、ちょっと土をならして、片付けて帰ってきましたさっき。ちょっといい汗かいちゃったのがなんか悔しい。

　
　今日から無料で一日一回ガシャが引けるんですよねウマ娘。ハーフアニバーサリおめでとう！　メイショウドトウ、きて・・・お願い・・・。