タイトル:【虐】 山実装を食べに行こう!の巻
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作者:フンババ2 総投稿数:5 総ダウンロード数:2031 レス数:7
初投稿日時:2019/06/07-22:56:34修正日時:2019/06/07-22:56:34
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突然だが俺の名前は志門満(しもんみつる)
しがない地方のサラリーマンだ。
今日は花の金曜日。
なのに夜の街にも繰り出さず仕事を終えてまっすぐ自宅に帰ってきた俺である。
ビールを開け虹裏を巡回しつつ、エッチな画像を収集しているのだ。

金曜日なのに特に外に出る予定など無い。
当然彼女もいない。

きょうはもうおなにーでもしてねませう。

そう思っていた矢先、俺の携帯から着信音が鳴った。

発信先を確認すると、旧友のあきとしであった。
あきとしは大学時代の虐待サークルで出会った悪友だ。

「おっす志門!俺だよ!あきとしだよ。まあとりあえず虹裏の画面を閉じてパンツを上げて俺の話を聞け?な?」

「うるせー」

「突然だけど志門ってさ、実装石とか食ったことあるか?」

「実装石って...あの実装石だよな...?」
「虐待なら星の数ほどあるんだがな...」
「んー...1回だけ食ったことはあるな...スーパーで特売で売ってた食用のやつ。」
「あんまうまくねーよあれ。なんかパサパサしててそんなにうまあじも無いし。」

俺がそう答えると電話口のむこうから呆れたようなため息が帰ってきた。

「ふー...やれやれ...どうやら本物の山実装というものを味わったことがないようですな。」
「3日後私の家に来て下さい...本当に美味い山実装というものを食わせてあげますよ。」

「3日後俺出勤なんだけど。」

「だよな。じゃあ明日な。家で準備しとくから6時過ぎぐらいに来てくれよな!」
「休日はどうせオナニーぐらいしか予定入ってないだろお前?」
「そんじゃ!」

プッ...ツー...ツー...

切りやがった...俺の予定とか考慮する気ないのかよあいつ...
まあ...行きますけどね。
タダ飯食わせてくれるのなら行きますよ。ええ行きますとも。
山実装かー...


うん...
まあとりあえずおなにーでもしませう。


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翌日。愛車のボロいスズキのアルトを運転してあきとしの家に向かう俺である。
あきとしは山奥の集落の役所で公務員をしている。
誰も行きたがらない山奥の寒村に独身の独り身ということで配属されたらしい。
まー妻帯者はこんな辺鄙なところに異動させられても困るよなぁ。
高速から降り1時間程車を運転し、ぐねぐねと曲がる山道を昇っていく。
あきとしの借家に着くと、飼い実蒼のアオイちゃんが出迎えてくれた。

「お久しぶりボクゥ。志門さん。」
「ようこそいらっしゃいましたボクゥ」

ペコリとお辞儀をしてくれた。

「おー!久しぶりアオイちゃん!」
「相変わらず糞蟲狩りに精を出してるかい?」

アオイちゃんはあきとしが大学時代から飼っている飼い実蒼石である。
大学の虐待サークルの活動の一環で地域の実装駆除活動にボランティアで精力的に参加していた過去を持つ。
アオイちゃんにバラバラ死体にされた糞蟲どもをトングでビニール袋に回収して回るのは、あきとしと俺の仕事だったのだ。
かつては実装石を見つけ次第10個以上のパーツに分解していたやんちゃ時代のアオイちゃん。
しかしあきとしや俺にバラバラ死体の片付けの手間をかけさせていた自身の過去に思うところがあったらしい。
最近は最小の斬撃で実装石を絶命させる業を磨いているそうな

「おかげさまでマスターともども変わりないボクゥ」
「志門さんもお変わりないボクゥ?」

「ああ、変わりないよ。」
「独り身なのも変わりないんだけどね...はは...」
「ああそうだこれ、アオイちゃんへのお土産。ちゃおちゅーるだよ。来る途中スーパーで買ってきたんだ。」

「ありがとうございますボクゥ」
「お心遣い痛み入りますボクゥ」
「マスターがお待ちしていますボクゥ。奥にどうぞボクゥ」

奥に通されるとあきとしが縁側の前でBBQのセットを構えている途中だった。

「よう、あきとし」

「しもんまん!しもんまんじゃないか!?」

あきとしに声を掛けると大学時代のサークル内でのあだ名で俺を呼びやがった。
 
「そのあだ名で呼ぶのはやめろ?」
「んで、今日は山実装を食わせてくれるって?」
「山実装は松茸に並んで庶民にはそうそう手が出ない高級食材だからな。はるばるやってきたぞ。」
「ほいこれ、手土産。」

俺はあきとしにプレミアムモルツロング缶6本入りの箱を渡してやった。

「おー気が利くな志門よ」
「まあ見てくれよ俺が捕まえた山実装を」

あきとしが縁側の方を親指で指し示した。
その先には鉄製のケージが置いてあり、その中には2匹の仔実装がお互い抱き合いながらガタガタと震えている。

「チャアアアアアアアアアアアァァァァッッッッ!!?!?」
「悪魔が2匹に増えたテチュウウウウウゥゥゥウウウゥゥウッ!???!?」
「ママァ!!ママッ!!こわいテチュゥゥゥゥッ!!!助けてテチュウウウウウッ!!!!!」

「ハハハッ♪お前らのママは目の前でバラバラになっただろ?覚えてねえのかよ?」

心の底から楽しそうなあきとし。相変わらずだな友よ。

俺がケージを覗き込むと姉妹の片割れが威嚇をしてきた。

「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「悪魔め!近づくなテチュウウウウウゥゥゥウウウゥゥウ!!!!!!!」
「次女ちゃんには手を出させないテチュゥゥゥゥウウウウウウウウウッッッ!!!!」

血涙と鼻水で顔面をぐずぐずにして、ガタガタ震えながら威嚇を行う仔実装。こっちが姉っぽいな。
妹は姉の後ろで丸まって全てを拒絶するように小さく震えている。

「ママァ...ママァ...大きいおねちゃぁ...二人とも殺されたテチュゥ....皮を剥がれて...お腹のなかみ引きずり出されてたテチャァ....」
「テヒィ...ワタチたちも殺されるテチャァ....いやテチュ...いやテチュ....」

「ほら、志門。これいるか?」

あきとしが厚手の革手袋を俺に投げてよこしてきた。

「山実装は公園の野良に比べて全体的に筋力や噛む力が強いからな。使えよ。」

「おお、あんがと。」

革手袋をはめておとなしい妹の方を掴んで持ち上げる。

「テヒャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!??!!!?!!!??」
「いやテチュゥゥゥゥウウウウウウウウウウウ!!!!!殺されるテチュッゥゥゥゥッッッ!!!!」
「おねちゃぁぁあぁああああああッッッ!!!!!!!!!!」

「じ...次女ちゃあああああああああんッッッ!!!!!??!??!!!?」

革手袋をはめた右手の中で、掴まれた妹はあらん限りの力でバタバタともがく。

おおっ!!?こりゃすげえ!
確かに公園の野良仔とは全然活きが違うな。

脂肪でブニブニな触感の公園棲まいの野良仔と比べて、イゴイゴともがく妹蟲は手の中で確かな力強さを感じさせる。
野良と比べて体に弾力があるな。山の生活で鍛えられた筋肉なのか?

「ヂィィィィィィイイイイイイイイイイィィィィィィイイイイイイイイイ!!!!!!!!」

完全に恐慌状態に陥った妹蟲が両目を飛び出さんばかりに見開き、革手袋に噛み付いてきた。
手袋越しに圧迫感を感じる。咬合力もなかなかのもんだ。

妹蟲に鼻を近づけてスンスンと匂いを嗅いでみる。

ほとんど臭いがしないな...
バカ丸出しな公園の野良実装に特有なワキガ臭とアンモニア臭がブレンドされたかの如き不快な実装臭がしない。
食ってるもんがちがうからか...DNAレベルで公園の連中と遠縁になったのか...
悪臭を撒き散らすDNAは山の環境に自然淘汰されたのかもしれないな。
ふーん...なるほどね。確かに公園のゴミ共とは生き物としての基礎的なスペックからしてまるで違うんだな。

俺はケージに妹を開放してやった。
放された妹蟲は姉蟲に一直線で駆け寄り抱きつく。

「次女ちゃあああああんッッッ!!!よかったテチュゥゥウ!殺されなかったテチュゥ!!」

「もういやテチュ...いやテチュ...お山に帰りたいテチュウ...」

「山実装は猟友会の先輩方と猟に出て何度か狩ってはきてたんだよな。」
「けど俺が単独猟で捕まえたのはこいつらが初めてなんだわ」
「記念すべき初の獲物をお前にも振る舞ってやろうと考えた次第なのよ。」
「結構大漁だったんだぜ?アオイが頑張ったおかげで成体と仔合わせて20匹以上捕まえたんだからな」

「ほーそりゃすげえ」

「ホントは知人のレストラン経営者に高値で売り払うつもりだったんだけどな」
「やけにテチュテチュ喚いてるこいつらをリンガルで問いただしたところ、こいつらの家族の成体が2匹いたのよ」
「家族を離れ離れにするのは不憫だろ?」
「だから家族揃って美味しく頂いてあげようと思ったわけよ」
「是非とも娘さんたちの前で保護者たちのお味をレビューしてあげなきゃなって...(使命感)」
「どうよ?俺の優しさ?ジーザスが涙流して咽び泣くレベルの隣人愛じゃね?」

「そうだね × 1」

相変わらず悪魔みたいなやつだな。
大学時代からこいつは賢くて愛情ある母娘をいたぶるのが好きなやつだったよ。

縁側に革手袋を置くと、あきとしが問いかけてきた。

「ところで志門、ビール持ってきてるけど帰りどうすんの?」

「泊まってくわ。ここから代行で帰ったら高く付くからな。」

「おいおい...俺の予定とか考慮する気ないのかよお前...?」

「ありませぬ」

俺は決断的に返事をしてやった。


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「ところであきとしこれ見てくれよ。来る途中買ってきたんだが」

俺が車の中から取ってきたアイスボックスから取り出したのはスーパーで売ってる一般的な食用仔実装。
俺が前買って食ったやつだ。
禿裸の状態で真空パックされて売っているやつだ。
封を破ると5秒で蘇生して動き出した。

「テッチューンッ☆」
「ニンゲンさんこんにちはテチューン☆」
「おいしくてかわいいワタチを是非食べてみてほしいテチューン!」

食用仔実装は出産前の胎教の歌で人間に食されるのを至上の喜びと洗脳されてこの世に生まれてくる。
ちなみにお値段一匹298円で販売されている。

「食べ比べてみるのも一興かなって思ってさ」

「ふーん...いいんじゃないかな」
「山実装のケージに入れとくといいよ」

俺はケージに食用仔実装を持っていき山姉妹の前に入れてやった。
食用仔実装は俺を見上げ媚びてくる。

「おあいそテチューン☆」

突如現れたアホ丸出しの禿裸に姉妹はいたく困惑している。

「おねちゃ...あの仔なんなんテチュ...?」
「わかんないテチュ...群れのお友達とは違うみたいテチュ...」

「チューン☆」

長女が恐る恐る食用仔実装に話しかける

「こ、こんにちはテチュ...」

「こんにちはテチューン☆」

「あなたはいったどうしてここに連れてこられたテチュ...?」
「どこの山から来たテチュ?」

「ワタチはニンゲンさんにおいしく食べてもらうためにやってきたテチューン☆」

「テェェ...?」

困惑を深める長女。

「こいつ白痴テチュ...頭おかしいテチュ...」

ケージの隅で体育座りしている次女がうつむきながら呟く。

「テッチューン☆」

あきとしや俺の方を向いておあいそを繰り返す食用仔実装。

「そのポーズはなにかのおまじないテチュ...?」

長女が食用仔実装に問いかける。

「これはおあいそのポーズテチューン☆」
「ニンゲンさんにワタチのかわいさをアッピールして食べてもらえるように選んでもらうテチューン☆」

「テェェ...」
「わからないテチュ...文化が違うテチュゥ....」

長女は理解するのを諦めたようだ。

次女はかぶりを振って地面を眺める。
どうやら自分たちの状況を好転させるためにはなんの役にも立たないと判断したようだ。

仲良くしろよな?
これから一緒に食べられる同志なんだからさ?


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「よっし準備完了!!」

空が暗がりだした頃、あきとしが宴の準備を終わらせた。
大皿に野菜と肉を盛り合わせて持ってきた。

「ほー...これが山実装の?」

「いや、これはイノシシの肉だよ。ちなみにこっちにあるのがイノシシの金玉。」

「金玉って食えんのかよ...」

「いやいやイノシシの金玉って美味いんだぜ。まああとで食ってみろよ」
「おーい!アオイ!飯食べるぞー!」

あきとしが呼びかけるとアオイちゃんが皿に実装フードを盛り付けて運んできた。
皿の端にちゃおちゅーるを2袋乗せてある。
俺の前に来てペコリと会釈をすると縁側のふちに腰掛けた。

あきとしは手際よくBBQコンロに炭を投入していく。着火剤に火をつけた。

「とりあえずかんぱーい!」
「かんぱーい」
「いただきますボクゥ」

俺が持ってきたモルツの缶を開け乾杯をする。

「うま...」
「ビールうめ...」

はるばるやってきた山の上で秋の夜長にビールが染み渡るぜ...


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「金玉うめぇ!金玉うめぇ!」
「イノシシの肉も思ってたより獣臭く無いって行くか...美味いよこれ」

「だろ?イノシシふつーに美味いよな?」
「ジビエの味は捕獲の後処理が大事なんだよ」
「ネックショットかヘッドショットで即死させて直ぐに放血させて内臓抜いて...肉の温度下げる」
「これで肉の品質全然違うから」
「もちろん山実装もだぞ」

500mlロング缶を1本飲み干したあきとしが2本めを開けながら語りだす。

「このイノシシお前が捕まえたの?」

「いや、猟には参加したけど仕留めたのは猟友会のおっちゃんだよ」
「イノシシはマジでやべーよあれ確実に猛獣だからあれ」
「下手したら殺される説まであるから」

「ふーん...そうなんだ...」

「ところでお前山実装をレストランに売るって行ってたけど、それって副業になんねえ?」
「いいのかよ公務員が?」

「かーちゃんの名義で領収書切ってるから大丈夫だよ」

「へー...」

「そうだ!ちょっと見てくれよこれ!」

そう言うとあきとしはドスドスと家の中に引っ込んでいった。
2分後猟銃を手にして帰ってきた。

「デデーン!」
「モノホンの猟銃だぜ!見てくれよ!」
「Browning社のA-boltっていう猟銃でな!中古で買った。」
「中古だけど安心と信頼の国産銃だから!んで、ボルトアクション方式なんだわ」

そう言うとあきとしはカシャカシャとボルトを後退させた。

「ビューティフォ...」

マクミラン大尉のようなセリフを吐くあきとし。

「か、かっちょええ...俺にも触らせてくれ」

「だめ。お前免許持ってないだろ。」

「マスター...お酒が入っている時に銃を触るのは...」

アオイちゃんがアホの飼い主を諌める。だよね。

「わかったわかった。わるかったよアオイ。片付けてくるわ」

ボルト部分を銃から取り外して片付けにいくあきとし。
全く...どっちが飼い主なんだか....

戻ってきたあきとしは神妙な顔をして縁側に座り込んだ。

「さて...そろそろメインイベントを始めたいと思います。」
「貴重な山の幸である山実装を頂こうではありませんか。」

そう言って再び立ち上がると台所に向かい、机に置かれた大皿を2つ持ってきた。

「テッテレー!これが山実装でーす!」

ぱちぱちぱち

アオイちゃんが実装種特有の無表情で手を叩く。

それぞれの皿の上にはきれいに切り分けられた肉と、皮を剥がれた実装石の頭部がのってある。グロい。

「マ、ママァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!?!!???!!?????」
「おねちゃぁぁあぁぁぁああああああああああああああ!!!!?!??!!!!?????」

こんな生首状態になっても家族の絆かなんかで肉親だとわかるのだろうか。
仔実装姉妹が声をあげる。
アホの食用仔実装だけが羨望の眼差しで眼をキラキラと輝かせ生首を眺めている。

「えーと...どっちがママだったっけ...?」
「確かこっちだったな...」

「「ママァァアァァアアアアアアアアアッッ!!!!」」

あきとしは母実装の生首を姉妹の前に持っていく。
母実装の下顎を手でつかみパクパクと上下させる。
あきとしが親実装の声ふりで喋りだす

「こ・ん・に・ち・は」
「む・す・め・た・ち」
「お・ひ・さ・し」
「...邪魔だなこの舌ベロ...よし...と....」
「お・ひ・さ・し・ぶ・り・で・す...ね(はぁと)...と」

母の死体を弄ばれ、悔し涙を流しながらその残酷な光景を眺めるしか出来ない姉妹たち。

茶番を終えたあきとしは狂ったように高笑いしだした。

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッ!!!!!!!!!!!!!!」

あきとしは姉妹たちと食用仔実装が入っているケージを手で掴み、前後左右にめちゃくちゃに揺すりだした。

「「「テチャァァァァァァァアァァァァァァ!!!??!!?????」」」

「ハハハハハハハハッッッ!!!!!!!!!!!!!」

姉妹は戦慄する。
群れの長老が声を顰めて語っていたニンゲンの恐怖は本当だった。
どんな山の猛獣よりも恐ろしい。
山の主の黒い大きなガウガウもこのニンゲンほどは恐ろしくはない。
ニンゲンは...山に棲む捕食者たちとは全く異質の恐怖を内在していた。
姉妹たちの、野生動物だけがもつ第6感が視覚を通してあるものを捉えていた。
狂気の笑みを浮かべ、母親の生首を持つ人間の背後にどす黒い邪悪なオーラが蠢きドクロの輪郭を形作るのを。
野生の世界にはこんなものは存在しない...
姉妹は未だかつて無い恐怖と相対していた。
そう、人間の底すらない悪意と...!!

5分後ーーー
BBQコンロの中で赤く燃える炭火が金網に乗せられた山実装たちの成れの果てをその熱でねぶっている。
ジュウジュウと食欲をそそる音が絶え間なく夜の闇に鳴り響く。

「ほれほれ、焼きすぎて焦がすんじゃないぞ」

「あいよ」

適度なところで肉を裏返していく、

「アオイちゃんも食べるかい?」

「ありがとうございますボクゥ」
「お気持ちはうれしいボクが、飼い実蒼として、マスターたちと同じものを口にすることはできませんボクゥ」
「お気持ちだけ頂いておきますボクゥ」

右手を上げて首を横に振り、俺の申し出を固辞するアオイちゃん。
よく躾けられてるよなぁ。

「焼け具合はもう良いかな?」

俺が問いかけるとあきとしは親指を立ててGOサインを返してきた。

「さて...頂きますかね...」

俺は箸でつまんだ肉を口の中に入れ、咀嚼する。

パク...モグ....モグ




「...」
「...」
「...」




「こ...これは....」






「な...なんちゅうもんを食わせてくれたんや...なんちゅうもんを...」

あきとしがニヤニヤしながら俺を眺めている

「シンプルな調理ながら野趣は一切無い...ジビエらしからぬ純然としたうまあじが肉に詰まっとる...」
「全てがギリギリのバランスや...これ以上脂がのっていたら下卑た味になる。」
「これ以上脂が少なかったら華のない肉質になる...」
「このぷりっぷりの肉を噛みしめた時に弾けるうまあじはどうや...これに比類する食材はそうそう
見当たらん...」
「しっかりした歯ごたえながら一口で噛み切れる適度な柔らかさも兼ね備えとる...噛めば噛むほど肉汁が溢れてきとる...」
「しかもこれは...ただ美味いだけやない...食材から山実装の想いが伝わってくるやないか...」

一流のシェフが調理した料理は、一口食べると食材の姿がありありと浮かんでくるという。
なんかそんな感じのことがバキに描いてあった(うろ覚え)。
そう、この肉を通して山実装が山の中で体験した悲哀、絶望、恐怖それらの渾然とした感情が脳裏に浮かんでくるのだ。

身を賭してでも娘を守護(まも)るという固い決意。それが叶わぬ現実...絶望...

「なんちゅうことや...山実装の最期が手に取るように伝わってくるやないか...」

味覚を通じて山実装の生涯が流れ込んでくる...
これはもうただの食事ではない...これは...

「まさに...食べる虐待や....これは虐待派泣かせの一品や...」

「これに比べるとスーパーで売っている食用実装石はカスや...」

感動のあまり自然と頬に涙が流れる。

あきとしが俺の背中をバンバンと叩く。

「だろー?お前ならわかってくれると思ってたよ」
「ほらどんどん食えよ。ビールも飲め!な?」
「野菜もしっかり食うんだぞ?」

「同じ実装石なのにここまでの差が出るとは...」
「一体どういうことなんだね?説明してくれたまえ!山岡くん!!」

俺は問わずにはいられない。
あきとしはビール缶を傾けながらぽつりぽつりと語りだす。

「虐待によるストレスで偽石に抵抗反応が起こり、実装石が肉に旨味成分を蓄積するという話は知っていますね?」
「山実装は...生涯を通じて常に虐待のストレスにさらされているんです。」
「捕食者、飢え、冬の寒さ、夏の暑さ、光ひとつ無い夜の闇の恐怖、不慮の滑落死、水害、台風etc...」
「山の環境は365日24時間360°の角度から山実装たちを責め苛んでいるのです...」
「こうした過程を経た山実装の肉にはありえない量のうまあじ成分が析出しているのですよ。」
「工場のラインで流れ作業的に生産された食用実装石はコストダウンのため虐待のプロセスなど経ないまま店頭に並べられているんです...」
「生産ラインすら中国に持っていくという現代日本の行き過ぎた効率主義がもたらした悲劇なんです...」
「悲しいことです...でも日本人も悪いんですよ...」


「人間の知恵で大自然という超一流の虐待師に勝ろうなんて...浅はかな考えじゃあありませんか...?」


夜の帳が降りる中、真っ赤に赤熱する炭火の上に肉から垂れ落ちた脂がパチリパチリと俺達の前ではぜた。


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ケージの中の長女は突っ伏してさめざめと泣いている。

「ママァ...ママァ...」

凶悪な捕食者に母が食べられている。
あったかくて...大きくて...やさしかった偉大なママ...
目の前で屠殺されたにも関わらず、実はどこかで母が生きているのではないかという淡い幻想。
母はもうこの世にいないという確固たる現実を突きつけられた長女の胸中はいかばかりか。
次女も体育座りの姿勢でうつむきながらケージの隅に座り込み、両肩を細く震わせている。

食用仔実装一匹だけがアホ面で脳天気なセリフをひり出している。

「テチューン☆あのおばちゃんとっても美味しそうテチューン☆」
「ニンゲンさんに喜んでもらってるテチューン☆」
「ワタチとっても羨ましいテチューン☆」

ブチィ!

次女の中で何かがキレた
背後から電光石火の勢いで食用仔実装に飛びかかり、全体重を載せた右フックを食用仔実装のキドニーに叩き込む。

ボスゥ!

「チュボォアアアアアアアアアッッッ!!!!?!???!!???」

次女は吹っ飛んだ食用仔実装に馬乗りになりそのまま無慈悲なパウント連打を顔面に見舞う。

ボスッ

「チュボッ!」

バスッ

「チュバッ!」

ズンッ

「チュベェェッ!!」

「シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!」
「いい加減にしろテチュゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!」
「あの悪魔たちに食べられているのはワタチたちのママとおねちゃなんテチュゥゥゥゥゥゥッ!!!!」
「その口を閉じて黙れテチュゥゥゥゥゥウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!!!!」

「やめるテチュやめりゅテチュ!ワタチたちおともだちテチューン!」

食用仔実装が右手を頬に当てて媚びを行う。

「ヂャアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!」

次女の雄叫び。

ズムッドッボスッバスッズッ...
ビチュッバチュッブチュッズチュ...

打撃音に湿った音が混ざりだす。食用仔実装は完全に気絶したようだ。
君たち、楽しい食卓の時間に喧嘩はよくないよー。

見かねた長女が次女を引き離そうとする。

「次女ちゃん...もうよすテチュ...その仔気絶してるテチュ....」

「テハァー...テハァー...ハァ...ハァ...ウッ...グスッ...ウゥゥ...」

長女は何も言わず次女の肩を抱き寄せる。
長女は今やこの残酷な世界にたった2匹だけとなった家族の家長として、覚悟を決める。

「ママと大きいおねちゃは死んじゃったテチュ...」
「けど、今度はワタチがお前のことを守るテチュゥ...」
「絶対、絶対次女ちゃんを悪魔たちから守るテチュゥ...」

実に感動的だな。
そこの食用仔実装程度の知能しか無い愛護派どもが見たら脱糞して卒倒するんじゃないか。
俺たち虐待派には嬲る愉しみが増すだけなのだが。

「だが、その可能性は実現しない。」

姉妹の前に立つあきとし。

「じゃあメインディッシュの出番だよ♪」
「どっちから先に食べられたいか相談して決めてね(はぁと)」

「テヒャアアア...ワタチは食べられてもいいから...次女ちゃは見逃してほしいテチュゥ...」

長女はおそらく無駄であろう交渉をあきとしに持ちかける。
その瞬間、ものすごい勢いで姉妹たちが入るケージの前にあきとしの顔面が移動する。

「...ねぇ?...その要求通ると思う....?ねぇ...?」

「テ...?テヒィィィ....」

突如視界の前にドアップで現れたあきとしの顔面に尻もちをつく長女。

「どうやら長女ちゃんから食べられたくてたまらないらしいね。」
「じゃあお姉ちゃんから一足先にママたちの元に行こうか?」
「俺たちの胃袋の中にね」

あきとしは長女の実装服のフード部分に竹串を通して持ち上げる。

「テチャァァアァァァァアアアアアア!!!!!」
「お、おねえちゃーーーーーーーーーーーーーーーんッ!!!!」

長女はあきとしの手によって真っ赤に燃える炭火の上にかざされる。
容赦ない熱が長女をねぶり、気管に侵入した熱風が長女をむせかえさせる。
あきとしは長女の実装服に火が燃え移らない程度の高さで長女を上下させている。

「チャアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」
「テホォッ!?!テホォォーーーーーーーッッッ!!??!?」
「あちゅいッ!!あちゅいいいいいいいいいいいッッッ!!!!!!」

空中で無為にもがく長女ちゃん。

「ほのおの〜におい〜し〜み〜ついてぇ〜♪」
「むせるぅ〜♪」

「やめるテチュゥゥゥゥウウウッッッ!!!!!!」
「それ以上おねえちゃんをいじめるなテチュゥゥゥゥウウウーーーーー!!!!!!!」
「お前を殺ちてやるテチュゥゥーーーーーーー!!!!!」

次女ちゃんがケージをバンバンと叩きながら長女ちゃんにエールを送る。

あきとしは5分ほど熱でいたぶった後、縁側の上に長女を開放してやった。

「どうだ?長女ちゃん?地獄を見れば心がかわくだろう?」

ぐったりしたようすの長女がつぶやくように声をあげる。

「テェ...ママ...」

「ママはとっても美味しかったよ♪」
「長女ちゃんも美味しくなろうねぇ♪」

実装服を剥ぎ取られる長女。あきとしは長女の後ろ髪と前髪を1束にして右手で握りしめる。
途端に長女が暴れだす。

「やめてぇ!!やめてぇ!!!!!」
「ママがくれたワタチのかみとふく!とっちゃ嫌なんテチュゥゥゥゥウーーーーッッッ!!!!!!」

「だーめ(はぁと)」

ブチィッブチブチィッ

「チャァァァッァァァァアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
「ア!!アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「かみぃぃぃぃぃぃいいいーーーーーーー!!!ワタチの!!!かみぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

次女は下唇を噛みしめ血を流しながらワナワナと震え地獄の饗宴を眺めている。


だれか...だれかワタチに力をくださいテチュゥ...
あの悪魔たちと...青いやつをやっつけて...
おねえちゃんを助け出す力を
ワタチはどうなってもいいから...あの悪魔たちを殺す力をあたえてくださいテチュゥ...
おねがいテチュ....山の神さま....


だが当然誰も応えるものなどはいない。
強き者が弱き者を喰らう野生の世界にそんな都合の良いフィクションの設定などは存在しないのだ。

あきとしはすべてを失った長女の首筋を左手でつまみ、ケージ越しに次女の前に持っていってやる。
右手にもったペティナイフで長女の総排泄孔からみぞおち付近まで切り上げると内臓がどばらっとこぼれ落ちた。

「おねちゃ...おねちゃ...」

次女ははらはらと血涙を流す。
それはあきとしへの憎悪故か、それとも無力な自身への憤りか。

あきとしは長女のワタをペティナイフで切り離すと竹串を長女の背骨と皮の上に通した。

「おい志門、そこに積んである藁を炭火にくべといてくんね?」

「ほいきた!」

俺は金網をずらし、藁を赤熱する炭火に投入する。

パチッ...パチチッ...ボッ...ボッ....ゴォォ....

すごい勢いで炎が燃え盛る。

「それじゃ、長女ちゃん?妹ちゃんと今生の別れになるけど、なにか言い残しておきたいことはあるかい?」

竹串に貫かれた長女を次女の目の前に持っていってやるあきとし。

「テェ...次女ちゃん...怖がらなくていいテチゥ...」
「ワタチたち...ママの言うことを聞いてずっといい仔にしてたテチュ...」
「だから...死んじゃってもママが言ってた山の神様のおうちできっとまた会えるテチュ...」
「ママと大きなおねちゃたちもきっとそこにいるテチィ」
「だから...大丈夫テチュゥ...泣いちゃだめテチュゥ...」

死の間際においても笑顔を浮かべ妹を励ます長女。
まるでゴルゴタの丘で磔刑に処された聖人のようではないか。

「おねちゃ....」

あきとしが長女を燃え盛る炎に投入する。

「火炎属性付与(エンチャントファイア) 」

「ジュビィィィィイィィィイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

あっという間に炎に巻かれる長女

「そういって自分の体に火を放った長女殿の姿は面白かった」
「わしは心底しびれたよ!!」
「...まあそのあと当然焼死したわけだが...」

こいつさっきからほんと楽しそうだよな...
アオイちゃんは姉妹の末路にはとんと興味が無いのか、俺が買ってあげたちゃおちゅーるをちうちうと吸っている。


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「どうよ...?山仔実装のお味は...?」

あきとしが問いかける。

「う...」

「う...?」

「うまいやややーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「うますぎてふりかけがほしいやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

「ぷりっぷりのウインナーのような食感から噛めば溢れ出す肉汁!」
「骨も軟骨のような硬さで適度なアクセントとなってたまりまセブン!」
「これはおビールが進みますわ!!」

「だんだん語彙力が崩壊してきたなお前」

あきとしは長女のように服と髪を剥ぎ取られ背中に竹串を通された次女を片手で持っている。
次女はその顔に憎悪と怒りを宿らせている。

「さて次女ちゃん。名残惜しいがもうそろそろ家族に合流しないとな。」
「一応聞いておくけどなにか言い残すことはあるかい?」

「...復讐してやるテチュ...」
「お前ら絶対復讐してやるテチュゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
「ワタチはママとおねちゃが言ってた山の神様の家には行かないテチューーーーーーーーー!!!!!!!」
「生まれ変わって!いつか家族の仇をうつテチュゥ!!!!!」
「牙と爪を生やして!お前たちの喉笛を食い破ってやるテチュゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウ!!!!!」
「青蟲もバラバラにしてやるテチュゥッ!!!青蟲ぃ!!群れのみんなの恨みを知れテチュゥッ!!!!!」
「お前らッ!!」
「震えて眠れテチュゥゥゥゥゥウゥゥゥゥウウウウウウウウウウウッッッーーーーーーーーー!!!!!!」

「はいはいワロスワロスーw」

あきとしは炭火の上の金網に次女の顔面を押し付けた。

ジュウウッ

「ヂュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!」
「あちゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!!」

「それじゃあ、イントゥファイアの時間だよ♪」

あきとしが次女を燃え盛る炎のなかに焚べる。

長女と同じくあっという間に炎に巻かれる。
真っ赤な炎の中ですごい勢いで手足をバタバタさせている次女。


殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!
殺してやるテチュ!

絶対!!絶対に!殺してやるテチュゥゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!
ニンゲンは皆殺しテチュゥゥゥゥッゥウウウウウウーーーーーーーーーーーーー!!!!!
ぜんぶ殺してやるテチュゥ!!赤ん坊も殺すテチュゥッ!!!!!!!

あつい!
あつい!
あつい!!
いやだ!
いやだ!!
いやだぁ!!

こrおしtえやるテチュ!!
kおろsいてやるテチュ!!
ころsいてy...テ..チュ...!
こ...ろ...
...こ...

...ぉ....て

...
...

テ...?
ここ...は...?

マ...マ...?
そこ...にいるのは...ママテチュ...?
大きいおねちゃも...
ママ...ママーーーーーーー!!!!

ママァ...ママの体あったかいテチュ....こわかったテチュゥ....
とっても...とってもこわい夢をみたんテチュゥ...
テ...後ろ...?後ろがなんテチュ...?

お...おねちゃ...

おねちゃ...わかんないテチュ...なんでか涙が止まらないんテチュゥ...
ちがうテチュ...ワタチ仔どもじゃないんテチュ...

テェ...あれが山の神様のお家テチュ...?
すごくおっきいテチュ...?

ママ...おねがいがあるテチュ...ワタチの手を離さないでテチュ...

約束テチュゥ...


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「いやー...うまかった...」

「うまかった...」

縁側の上に酒の肴としておいてある柿ピー枝豆をつまむ俺たち。
山実装食の余韻を堪能する。
秋の夜風がアルコールで火照った体に気持ちいい。
アオイちゃんは俺たちの後ろでカチャカチャと皿を片付けている。

「ところでお前、こんなど田舎の山の上の生活って楽しいのか?」

「んー...まあ山の上って言ってもネットは繋がるし、当然電気があればゲームもできるし....」
「頼めばAmaz○nも来るし」
「そこまで退屈じゃねえよ...」

「ふーん...そうか...」

なんだかんだでここの生活を満喫してるんだな...

「そういやお前、隻狼クリアした?」

あきとしが俺に聞いてくる。

「いやまだ....仕事忙しくて積んでる...」

「よーし!今からゲームイベントをはじめまーす!!名付けて!」
「今夜は隻狼をクリアするまで眠れまテン!!」

「ウェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイッwwww」

「お前ビール持ってきてくれ。俺柿ピーと枝豆もってくから。」

俺たちが皿と酒を持っていこうとしたその瞬間。

「テハァッ!!!!」
「テェェ?なんテチュ!?なんテチュ!??」
「みんないないテチュ?」
「みんなニンゲンさんに食べてもらったテチューン?」
「ワタチも食べてほしいテチューン☆」

食用仔実装が息を吹き返した。

「忘れてたわこいつ...」

「どうする...食うの...?」

「いや...いらね...」「だよな」

俺は食用仔実装に話しかける。

「おい、お前クソマズだしもういらないからどこへでも行っていいぞ」

「テ!?そんなはずないテチューン☆」
「一口だけでも食べてほしいテチューン☆」

「いや、前も食ったから知ってるよ。まずかったわ」

「テ...そんなはず...そんなはず...ワタチはニンゲンさんに食べてもらうのがしあわせ....」

パキン!

「おいおいおい」
「死んだわあいつ」

「まいっか...俺が片付けるわ」

あきとしが食用仔実装をつまみ、家の庭の隅に持っていって捨てた。
そのままあきとしはズボンのチャックをおろし小便をはじめる。
小便が食用仔実装の上にジョボジョボジョボとかかる。

ペッ!
ビチャッ!

あきとしが吐いた痰が食用仔実装の頭にかかった。
無意味な生涯だったな。食用仔実装よ...

「うーさぶさぶ...」

俺たちはPS4を起動するために部屋に入っていった。

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1 Re: Name:匿名石 2019/06/08-21:40:02 No:00006002[申告]
まさかの山実装続きが来て感動している
しもんきんでもれもんマンでもない主人公の名前に笑いました
唐突に始まる美味しんぼ展開も面白かったです

あと二女、あっさり山の神様のお家行ってんじゃねー
地獄でも窯で調理されれば良いのにねー
2 Re: Name:匿名石 2019/06/08-22:33:52 No:00006003[申告]
食用仔蟲の無意味な石生に乾杯
3 Re: Name:匿名石 2019/06/09-22:04:03 No:00006004[申告]
食材らしいぜ!
気分はもうグルマン
4 Re: Name:匿名石 2019/06/09-22:53:26 No:00006006[申告]
山実装スクを読むたびに一度食べてみたくなるな
5 Re: Name:匿名石 2019/06/11-20:10:07 No:00006009[申告]
あきとしいい感じに頭のネジが外れてるな
6 Re: Name:匿名石 2019/06/12-01:37:51 No:00006010[申告]
山実装の死だけで酒がすすむわい がはは
抗えぬ運命とは、かくも愉悦を感じさせる
7 Re: Name:匿名石 2023/07/26-07:36:19 No:00007625[申告]
面白かったです。アオイちゃんが無様に死ぬとこも見たい
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