虐待初心者で虐待用に実装石も飼ってみようかと思い、僕は実装石ショップ「実装館」でグッズを買った。 これから僕はやっと「虐待師」としてあの醜い実装石を虐待する事が出来るんだと思うと興奮する。 だがしかし、友人の飼っていた飼い実装「さかなちゃん」は物凄い賢い実装石でそう言った実装石も欲しくなってしまった。 あと蛆実装なるものもプニプニしたいかも。先程店で探したんだけど在庫切れだった。 実装石に対する挑戦が始まった、明日から頑張ろう。その前に買った荷物が予想以上に大きいのでタクシーを呼ばなければ。 僕は車どころか運転免許を持っていないのでこう言った大きい荷物は宅配とかして貰わないと出来ないしなぁ・・・ お会計が済んでレジからはチーン!と高い音が店内に響いた。 「いってぇ・・・ホントそれやめてくれ・・・人間を撃っちゃあいけませんよ・・・」 「アーシャ、やりすぎだ。いくら人間のクズでももうやめてあげなさい」 「ごめんごめん」 さかなちゃんの飼い主は「実装館」の店長の娘さん、アーシャ(偽名)さんにエアガンのスーパーブラックホークで撃たれて悶えていた。 僕もエアガンを買ったのでこの銃で実装石を早く試し撃ちしてみたいなぁ。 「すいません、今からタクシー呼んで荷物を家に運んでもらいますのでタクシー来るまで待たせてもらっていいですか?」 「ああ大丈夫だよ、家が10キロ範囲内だったら今日中に家まで届けてあげるから。そうじゃなくてもお得意さんなら運ぶけどね」 「お父さん、今日4時からのバイト君風邪で休むってさっき連絡来たから今日店に二人しかいないよ?」 「困ったな・・・別の荷物も今日中に運ばないといけないし・・・今日休みのバイト君に聞いて・・・お、そうだ!お前宅配の仕事しろ」 「ええー俺ッスか!?早く家に帰ってさかなにメイド服着せたいんスけど」 「勿論タダ働きじゃないぞ、店のツケから引いてやるから久しぶりに宅配してこい」 「それならいいっスけど・・・今からっスか?」 「うん。6時までに運ぶ荷物とかもあるし頼んだぞ。あと絶対に車の中で煙草吸うなよ!」 「へぇい」 タクシーを呼んで荷物を運ぼうと思ったんだけどどうやらサービスで運んでくれるらしい、これは嬉しい誤算だった。 一度家に帰ってからまたスーツとスマホを買いに行くのも面倒だし、いやぁ助かったなぁ。休日を有効に使える。 土曜日と日曜日しか休みがないから僕は休みの日は有意義に過ごしたいから今日の朝帰りの時、休日を無駄にしたくないと考えていた。 それにしても友人はここでバイトをしていたので店長さんとアーシャさんと働いていたのか、なるほどなぁ。 「じゃー今日中にコイツが家まで運ぶから住所書いてくれる?」 「あ、はい・・・ここにお願いします。あと僕大体夕方まで買い物に行きますので荷物は遅くても大丈夫です」 「いいなぁー買い物。まぁ金無いから俺は家でさかなとゆっくりしたい・・・」 「へぇー何買いに行くの?」 「スーツとかですね、あと携帯電話が古いのでスマホにしようかと思いまして」 「ああー一緒に買い物行きたいなぁ!私も新しいスマホ見たいし」 「アーシャはバイト君の埋め合わせをして貰わないと別館に誰もいなくなるからダメ!あと今勤務中!」 「むーお父さん、手当はちゃんと出るの?私も遊びたいんだけど」 「ぬぅ、分かったちゃんと出すから働いてくれ・・・」 「バイト君あと1人位増やせばいいのにさぁー平日私学校だし雇えば?」 「募集しているんだけどなかなか人が来ないからねぇ・・・ぎりぎりなんだよ」 「家まで届けてもらって申し訳ないですがよろしくおね 「イラッシャイマセテチ!」 「あ、お客さん!アーシャ銃しまえ!じゃあ夕方に運ぶから!いらっしゃいませ〜あ、予約した商品ですか?はいはい・・・」 「おっと!いらっしゃいませー!じゃあ私も別館に戻るね!今日はいろいろとありがとー!」 「仕事すっか・・・また後で会おうぜ、友よ・・・メイド服ありがとうな。後で家に行くからよ」 「うん、じゃあまた」 僕は実装館から出て電車に乗り紳士服の店に行った、ちょっとお金を使いすぎたので予算大丈夫かなぁ一応20万円下したけど。 明後日から仕事なのでスーツを買わないと、オーダーメイドのスーツ着て行っても良いんだけど勿体なくてなかなか着れないなぁ。 何とか手頃なスーツがあったので僕はそれを買った。実装館の刺激が強すぎたのか紳士服の店はつまらないなぁ・・・何か。 「ああ・・・実装石を虐待したいなぁ」 よし、次はスマホを見に行こう。僕は自分の携帯電話の契約会社と同じ店に行った。 値段は幾らぐらいするんだろうなぁ、携帯電話の店はメンテナンスとかでしか行ったことが無いのであまり知識もない。 僕は買い物とかあんまりしないし、スーパーとか輸入雑貨店位しか行かない。毎日仕事して、家に帰って、とそんな繰り返しだ。 3日前はそんな感じで生きていたんだけど・・・最近充実しているなぁと感じた。まぁほとんど実装石が絡んでいる事ばっかりだけどね。 「スマホ高いですね。僕の携帯電話当時三万円とかだったのに」 「お支払方法二年間の分割で支払できますよ!月々の通信料と合わせて支払できます」 「あ、そうなんですか。でも払えますので本体の料金支払います」 スマホは意外とあっさり買うことが出来た。よくわからなかったのでとりあえず店員のオススメのものを買った。 「実装石リンガルアプリ」なるものがあると友人と酒を飲んでいた時に聞いてスマホ買おうかなぁと思ってしまった。 丁度携帯電話も限界が来ていたので実装石の縁で買うことになったな、本当につくづくここ最近は実装石が絡んでいるなと思った。 アプリの入手方法を教えてもらったので「実装石リンガル」をダウンロードしてみた。これで実装石と会話が出来るようになった。 リンガルを実装館で買ったけどスマホでもリンガルの機能が搭載されているなら何処でも実装石と話が出来るしね。 店を出て僕は電車に乗り帰ることにした、時計を見ると夕方前か。友人が荷物を届けてくれるから早く帰らないと。 ああ、疲れた。家に到着して僕は早速風呂場に行きあの実装石と会話しようと思ったが実装石の足跡の掃除を忘れていたのですぐ掃除をした。 僕はゴム手袋をして雑巾で拭いた。何も敷いていない所だけ歩いているのが幸いだ・・・ん?泥だらけの足跡に何か血が混ざっているな・・・汚いなぁ よし、掃除は終わった!スマホを片手にアプリを起動して風呂場の扉を開けた。 「うっ、また糞の臭いが・・・」 朝より実装石の糞の臭いがきつくなってきた、あれから相当糞を出したのか・・・ 「背中が熱いデス・・・デ!?バカニンゲンデス!ここから出すデス!」 「おお、ちゃんと使える。やぁ、実装石。僕に何か用かい?」 「デェ!さっきは熱かったデス!!何をしやがるデス!?奴隷のくせに生意気デス!!早く私の服を返すデス!!」 「何で僕が奴隷になったんだい?奴隷になったつもりなんてないんだけどなぁ」 「デププ!!同族の糞の臭いがしたデス!それは奴隷の証デス!」 「それが何で奴隷なんだ?」 「同族に糞を付けられているからお前は間違いなく奴隷デス!!お前は奴隷デスッ!!」 あーなるほど、さかなちゃんの糞の臭いとかが体に染み付いていたから引き寄せてしまったのか。 電車もないしタクシー呼ぼうかと思ったけど服にあの激臭が染みついているから乗車拒否されると思ってずっと歩いてたんだった。 体力には自信はあったけどさかなちゃんを叩いた時の興奮とかでひたすら歩いていたんだよなぁ・・・自分でもよく歩けたなぁと思う。 「ところでどこからついて来たの?」 「そんなの知るかデス!歩き疲れてヘトヘトになったデス!奴隷が家に入ったから私も入ったデス!!」 「やっぱりお前か、あの足跡」 「食べ物探そうと思ったらバカニンゲンがオフロに入っていたから近づいて私も入ろうと思ったデス!」 「それで台所に」 「奴隷がお湯をかけてきたデス!私は体をあら「ああ、これか」熱湯シャワァァー 「デギャアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「うん、元気そうだ。これなら大丈夫そうだな」 「熱い!あついアツイデスゥー!!頭が熱いデスゥ!!」 実装石の回復力は凄いと聞いていたけど火傷も大体治っているし、熱い風呂に沈めても熱湯をかけても死なないか。 最初に僕の家に来たマラ実装石は熱湯で簡単に死んだけど熱湯だけってのはちょっと物足りないよなぁ・・・よし、殴ってみるか。 力加減がよく分からないが虐待をしたいから僕はこの世界に入ったんだ。とりあえず腕をまくって自分の腕で殴ってみよう。 「ふんっ」ドゴォッ! 「デブォッ!?」ぶりぶりぶり 「なあ、今の痛かった?もうちょっと弱くした方がいいか?」 「デブッ・・・デハッ・・・痛いに決まってるデスバカニンゲン!」 「まだまだ元気そうじゃない・・・かっ!」ドゴッ! 「デバッ!!痛い・・・デスゥッ!!」ぶりぶりぶり 「どうした?もう終わりか?まだまだこれからいろいろ教えてくれよ」 「デェ・・・デヒイィィィィィィッ」ぷりぷりぷり ピンポーン 腹をそこそこの力で殴ってみた、殴ったら同時に糞がまた出てきたけどもう気にすることはもう止めた。 それにしても実装を殴るのは何と楽しい事か!今日溜まっていたモヤモヤが解放された気分だった、道具もいいけど自分の手もいいなぁ! 今まで道具や熱湯に頼ってきたけどこれはいい!さかなちゃんをものさしで尻を叩いた時は正直物足りなかった、もっともっと叩きたかった! ああ!これだよこれ・・・僕のやりたかった事!!エアガンも買ってバンバン撃てるし!!いいねぇ!こんな刺激が欲しかったんだ! ああ、こんなに興奮したのは久しぶりだ!!僕は初めての快感に恍惚となってしまった。 「糞ばっか漏らしてお前は本当に糞蟲だな!はっはっは!!」 「デス・・・ゥバカニンゲン・・・やめ・・・るデスゥッおかしいデス・・・!」 「いやいやいや!まだまだこれからだよ、何でか分かる?楽しいんだよ!これが!」ドコッ! 「デギィィィッ!デヒュウッ」 「そういえば実装石には骨があったよなぁ、ほら!」ボキッ 「デジャァァアアアアアァ!!痛いデジャァァァァァァァァ!!!」 「片腕だとバランスが悪いからなぁこっちの方も、ほら!」ボキッ 「ャァァァァ!!アアアアァァ!!ギイイッ!!ヒギイイイー!!デブハッ!」 「どうせ治るんだろ?なぁ?ははは」 「も、もうやめデシャァァァァァァァァァァァァァ!!」 僕は初めて実装石の骨を折ってみた、物凄い脆くて力加減が分からず思いっきり指に力を入れようとしたらあっとりと折れた。 何て脆い生き物なんだ!割り箸を折る方が難しいんじゃないか?でも元に戻るんだったら両足も折ってみようかなぁ! ピンポーン ピンポーン ピンポーン ん?あっ、インターホンが鳴っていたか。しまった、夢中になって殴っていた。荷物が来たんだろうか? いや、今目の前の糞蟲をまだ殴り足りない、両腕が折れて頭がちょっと陥没してて、火傷してて、悶えて歯をむき出しにしている糞蟲にまだ・・・ ああ。じっくりと楽しみたいところなんだけど友人を迎え入れなければ。ま、まずは腕をまくり直して風呂場を閉めて手袋をはずして・・・ 落ち着け!自分!人生で今まで感じたこともないこの達成感は何だ!?違う!自分にも虐待が出来た、って事だろう?自分。 でも目の前にいるこのボロボロになっている糞蟲は僕が手を上げて今糞を漏らして悶えている実装石を見るとまた殴りたくて殴りたくてしょうがない。 ああ、うんまずはやるべきことを考えなければ・・・ 「はーい!今行きまーす!」 とりあえず玄関に行って迎えなければ、ああ僕は何て事をしたんだ・・・普通に生活していただけなのに。虐待とはどんなものかを考えたのが悪かったかなぁ? 僕も父親に虐待を受けて育ったようなものだし、僕に虐待をしていた時はどんな気持ちだったかただ「知りたかった」だけなんだ。 ほぼ毎晩うなされるし、僕は何も悪いことをしていなかった!あっ、ちょっと待って!いや、そうか!・・・ああ・・・そうだこれは違うんだ! 僕は単純に最初は「実装石」と話をしたかっただけなんだ、マラ実装に熱湯をかけて殺した前日町で家族連れの実装石を街中で見た時だ。 仲のいい家族かと思ったら急に子供を殺し始めて人間に媚びてきたのを見たんだ、その理由が知りたかったんだ。 その光景を見て普通の生活をしていた僕は「実装石」に対して怒りを感じた、この生き物は一体なんなんだ!?と激しい怒りがこみ上げた! そしたら媚びられていた男の人は実装石を思いっきり蹴り上げて実装石はそのまま動かなくなったのを見て、僕は笑ったんだ。 「はぁ、はぁ・・・僕には刺激が強すぎるなぁ」 大体落ち着いて来たな、こんなに取り乱してしまうとは僕らしくないなぁ。よしスマホをしまって、玄関を開けよう。 「おっ、いたか!毎度!実装館から来ましたー」 「ああいらっしゃい、待ってたよ」 「あいつも来てるぜ、行きたいって言うから連れてきたんだわ」 「こんばんはー!仕事終わったらついてきちゃった!今日はいろいろありがとね」 「アーシャさん、先ほどはありがとうございます。いえいえ、こちらこそどうもありがとうございました」 友人だけかと思ったらアーシャさんまで来るとは思わなかった、友人だけだったら男同士で色々話したいことがあったんだけど言いづらくなったなぁ。 仕方ない、とりあえず風呂場の事は伏せておこう。いや、アーシャさんも虐待には理解してくれるとは思うんだけど・・・うーん悩ましいなぁ。 「何かお兄さんさっきと雰囲気違うね?嬉しそうな顔して何かいいことあったの?」 「あ、いえやっと荷物届いたから楽しみだなぁと思いまして」 「この荷物どうする?一応ケースとか組み立て必要だからメイド服の礼もあるし俺組み立てるけど?」 「じゃあお願いします。居間の方で組み立ててもらっていいですか?」 「おじゃましまーす。ねえ、さっき焼けたポスト見たんだけどどどうしたの?」 「ああ、マラ実装が入っていたから燃やしたんですよ」 「ふーん、大胆だねぇ」 会話をしつつとりあえず二人とも居間に招き入れて作業をしてもらう、アーシャさんは僕の家が珍しいのか黒電話や古い家具などを見ていた。 まぁ築50年以上の古い家だし僕が小さい時からあまり何も変わっていないからなぁ・・・家具とかは興味がないしね。 友人は段ボールをカッターで開けてパーツを取り出し組み立ててくれた、僕でも組み立てられそうだけど作業してくれるのは有難い。 それにしても早く二人を帰らせて先程の虐待の続きをしたいなぁ・・・偽石も取って長い間虐待したいなぁ・・・ デスー 「あれ?何か今実装石の声聞こえなかった?」 「ん?俺には聞こえないぞ?」 「あ、アーシャさん今お茶入れますので座っててください」 デスー 「あ、やっぱり。お兄さもう飼う実装石もういるの?」 「・・・すいません、風呂場にいるんですよ。実装石が」 「あーそういやぁ店長が言ってたな。ついてきてそのまま風呂場に閉じ込めたって」 実装石が何かの言葉を発したせいでバレてしまった、僕が先程虐待していた実装石を二人が見たら何て言うだろうか、心配だ。 何回か殴って、熱湯かけて、両腕の骨も折ってと僕なりにいろいろな虐待をしたんだけど二人が見たら僕の事をどう思うだろうか? 折角産まれて初めて出来た二人の友達に僕の暴力的な部分を見せてしまうとは・・・それが心配だ。 でもまぁ、二人との関係が壊れてしまったとしてもまたいつもの生活に戻るからそれはそれでいいかなぁ・・・ 僕は覚悟を決めて二人と一緒に風呂場に向かった。扉を開けると糞の臭いがより一層キツくなった。 「先程僕の事を奴隷とか言ったので殴って熱湯かけて腕を折りました」 「おー!遂にやったか!ははは、随分とまぁボロボロになったな」 「うわぁ、凄い糞漏らしてるね。私の店だったら殺処分だなぁ」 「デェ!?クソニンゲンが増えたデスゥ!!」 「ついついやり過ぎて殴ってしまいました、こんな感じですかね?虐待って」 「うーん、俺だったらもっとやってるな。それにまだ叫んでやがるし」 「これぐらいだったらまだまだ軽い方だよお兄さん、調教する方がもっとエグいコトしてるよ」 「早くこのクソニンゲンから助けろデスゥ!!」 「さかなちゃんみたいな実装石を調教するなら大きいのからじゃ無理ですかねぇ・・・」 「そうだなぁ、やっぱり小さい時からの方がいいな。でもチリぃからあんまり殴ったりは出来ないぞ。あとは経験だな」 「見た感じ一般的な実装石って感じだから私としてもちょっと飼育はオススメしないかなぁ〜虐待向けにはベストだけど」 「何を喋っているデス!?早く助けろデス!!デシャァァァァァァァ!!」 「服と髪の毛が大事でしたよね確か、やはりそれを奪うのは効率的ですかね?」 「まぁー確かに髪の毛とか服とかは再生しないからダメージはデカイな。でもパキンしちゃう奴もいるからなぁ〜」 「あ、お兄さんコイツの偽石取れた?これからもっと痛めつけるなら偽石抜いた方が良いよ」 「デエェ・・・」 「偽石取らないとダメですね。結構火傷とか体の傷とか骨折りましたけど自然に治るんですか?」 「これぐらいだったら全然OKだぞ、数日位で治るんじゃないの?偽石栄養剤漬けにしないとな。手本見せてやるか?」 「最初から抜いておいた方が長い間楽しめるよ!私は虐待自体は興味ないけどねー」 「ここから出せデスー!!」 「お前さっきからうるさいんだよ」ドゴォッ 「デブォッ!!」 「おお!我が友が実装石を殴っている!俺はこれが見たかったんだよ!」 「うげー・・・親実装の鳴き声ってキモいから仔実装の方がいいなぁー・・・私」 軽蔑はされなくてよかったなぁ・・・ああ、安心した。自分でもやり過ぎかなぁと思ったんだけど・・・流石プロと言ったところかなぁ。 そしてついつい素手で殴ってしまった、実装石と言う生き物は僕をかなりイラつかせる生き物だなぁと改めて思う。 「あ、そうだ!折角ウチの店の新しいリンガル買ったんだから起動してみなよ」 「おう、今持ってくるわ!俺も会話聞きてぇし」 「さっきスマホのアプリで会話していたんですよ」 「あ!これ新しいスマホじゃん!いいなぁー私も欲しいんだよね!」 友人が居間に行き箱を開けて中身を持ってきてくれたリンガル本体と簡易スピーカーが2つ、リンガルは家庭用コンセントで充電可能なタイプ。 勿論携帯も可能でワイヤレスのイヤホンとかを付ければ実装石の声を瞬時にリンガルが音を拾い音声で翻訳してくれる優れものだ。 僕は実装石と会話できると言う事がたまらなくうれしかった、音声は実装石の声ではなくて人造の機械の声だけどそれでも嬉しい。 今回は二人いるのでスピーカーを接続して聞いてみることにした、さっきからデスデス何言ってたんだろうなぁ? 「おーい生きているかぁー?」 「デヒュー・・・デヒュー・・・もうやめるデス・・・」 「おっ!すっげぇちゃんと会話出来んじゃん、俺も欲しいなぁこれ」 「今年発売したモデルだから性能良いよ!欲しかったらウチの店で買ってよ!通販じゃなくて!」 「早く私を助けろデス・・・」 「そうだ忘れてた、偽石の抜き方教えてやるよ。これさえ覚えれば完璧だぜ!」 「あ、お願いします」 どうやら命乞いをしていたようだ、だがそれは無理だ。僕はお前のような言葉の悪い糞蟲を虐待したくてたまらないんだ。 友人が実装石の体内にある「偽石」の抜き方を教えてくれると言うので是非勉強にさせてもらいたいなぁ、にしてもどうやって? 「私は喉乾いたからお兄さん居間にあるお茶貰うねー」 「あ、はいお菓子も置いてありますので良かったら食べてください」 「ありがとー!じゃあ偽石の抽出頑張ってねー」 「俺も茶を飲みながら煙草吸いてぇなぁ・・・なあちょっとここで今吸っていいか?」 「ああ、いいよ」 「悪いな、実装石を殴っている光景を見ていたら吸いたくなっちまった」 「デ・・・」 友人はポケットから煙草を取り出し火を点け美味そうに吸い始めた、別に禁煙じゃないし煙草の煙が嫌いって訳じゃないし別にいいかなぁ。 それともう1つ、友人の吸っている煙草の臭いは嫌いじゃない、煙草の煙は有害だが実装石の糞の臭いよりは何倍もマシだ。 煙草の灰を実装石の頭に落としながら友人は手袋をして先程実装石のグッズなどが入った段ボールを開ける時に使っていたカッターを取り出した。 「じゃあ今大分大人しいしやりやすいな、とりあえず背中から思いっきり切ってみるか」カチカチカチ 「やめるデス・・・もう痛いのイヤデス・・・」 「体の中に入っているんだ、なるほどなぁ」 「大体は体の中に偽石入ってんだけど頭の中にも入っているから忘れないようにな、とりあえず体に・・・」 ズブッ ブシャァァ!! 友人は糞蟲の背中を一気にカッターで切った、血飛沫があったが構わずそこから手で体内を広げた。すこし気持ちが悪い。 「デギャァァァ!!」 「あー・・・無いな、糞袋と内臓しか無ぇな。っつーことは頭か」 ズブッ ぼたぼたぼた ぱかっ 友人は糞蟲の頭部を一気にカッターで切った、そこから指で脳と一緒に頭部を広げた。かなり気持ちが悪い。 「デガァァァ」 「あった、ホラのーみその近くにあった」 「脳がちょっとこぼれているけど大丈夫なの?」 「あー気にするな、こいつらそんなことじゃ死にゃしないよ。それに・・・」 「それに?」 「どうせこいつにのーみそなんか必要ないだろ?ハハハハ!!」のーみそこねこね 「デベッデベベベベベベベベベベベベベベベベベベ」 そう言うと友人は指で糞蟲の脳みそをこねこねし始めた、驚いたことにまだ糞蟲は生きているが少し変になっているなぁ。 後で虐待を再開しようと思ったのだが少し変になっているし友人が煙草を押し付けても反応しないので僕の興奮は冷めた。 「あ、やべ。やり過ぎた、ほら偽石だ。ちょっと石の色が悪くなっているのは死にかけてるなコイツ」 「なるほど、勉強になったよ。この糞蟲も少しは役に立ったね」 「賢い実装石飼うならやっぱり仔実装の方からが良いぞ」 「デベベベベベヘ」 「何かおかしくなっちゃったね」 「じゃあ殺すか?偽石割ったらすぐ死ぬぞ」 「うーんずっと虐待しようと思ったけど反応なしじゃつまらないしなぁ・・・」 「偽石栄養剤に漬けておけば数日は生きるかもしれねぇし治るかもしれんぞ」 「じゃあしばらくは飼ってみようかなぁ」 目の前にいる糞蟲はおかしくなってしまったので死んだら処分もしないとなぁ、ああそうだ死体の処分ってどうするんだっけ? 今まで燃やしたりしていただけなので正しい処理の方法が分からないので聞いておかないと。 「もし死んだら死体の処理はどうするの?」 「市の実装石の処理袋あるからそれに入れて捨てるって方法があるぞ、緑色の袋な」 「あースーパーで見たことあるかもしれないなぁ」 「面倒だったら普通に土に埋めても良いし死体の回収BOXが町に数か所あるからそこに入れればいいぞ」 「なるほどなぁ。その他に方法は?」 「んー後は公園とかに行って糞蟲共に死体を食わせるとか?でも同族食いはロクな奴いないぞ」 死体の処分の方法は大体理解した、僕はてっきり保健所や機関などに持っていくものかと思っていたけど実装石はそんな物必要なかったかぁ。 まぁ沢山数が多いし、イチイチ手厚く埋葬する必要もないよなぁ・・・友人の言葉は本当に勉強になる。 デベベと言っている実装石の前で僕はいろいろな話を聞いた、実装石を飼うならやはりちゃんとした実装石が良さそうだなぁ。 調教するならきちんとした実装石ではないといけないみたいだし、単純に殴ったりするだけならいいけど賢い実装石が欲しい僕としては尚更だ。 さかなちゃんは偶然手に入れたレアな実装石らしいけどみっちりと虐待も交えて調教してやっとあんなふうに生活していると言うのだから驚きだ。 ただ虐待するのではなく、きちんとルールを守らせるようにしなくてはいけない、と。なるほど、奥が深いなぁ・・・ となると、やっぱりこの糞蟲じゃダメか。よし殺そう、快感だったがもう必要はない。 「やっぱり僕はさかなちゃんみたいな賢い実装石を育てたいからこいつは殺すことにするよ」 「そうか、生かしておけば好きな時にサンドバックにして遊ぶこともできるけどな、ハハ。まぁ反応なしじゃつまらんか」 「うーん、虐待をしたいって言うよりやっぱりさかなちゃんみたいな賢い実装石と暮らしたいかなぁ」 「そこまで考えていたのか友よ・・・よし!後で公園行こうぜ。宅配中近くに公園見つけたし」 「ああ、あそこは沢山いるから最近じゃ実装公園なんて言われていて誰も近づかないよ」 「おおそれは好都合!んじゃ後で行こうぜ。こいつの事は俺に任せろ!公園で有効活用しないとな」 何に使うのか僕には想像できなかった。風呂場を後にして僕たちは居間に行くとアーシャさんがスマホを操作しながらお茶を飲んでいた。 お菓子は半分ほど減っていたので僕は台所からまた別のお菓子を出した、アーシャさんはよく食べるなぁ・・・僕の3日分の和菓子が無くなった。 友人は実装石の水槽の組み立てを再開した、元従業員のせいか慣れた手つきで素早く組み立ててくれた。おっと灰皿も持ってこないと。 「ほい、出来たぞ。これでいつでも実装石入れれば飼えるぞ。後で行ってこようぜ公園に捕まえに」 「え?お兄さんと公園行くの?私も行きたい!マテバの使い方教えてあげるよ!」 「ありがとうございます、今お茶のおかわり持ってきますね。あの実装石は処分することにしましたので」 「そっか、まぁーあんなのじゃ餌ぐらいにしか役に立たないもんねー。やっぱり仔実装飼った方がいいよ」 「だな!おっ灰皿サンキュー!あー疲れた!ちょっと休ませてくれ、それにしても良い家だな。田舎のばーちゃんの家思い出すぜ」 「うん、何か良い意味で昭和懐かしのって感じだよね、お兄さんどうしてこの家に住んでるの?」 「ああ、それはですね・・・」 初めて僕の家に来て僕の生活空間に入ってきた二人と僕は楽しく会話した、友人が二人も出来て僕は嬉しかった。 これも実装石の繋がりのお蔭だと考えると実装石には少し感謝しなくてはいけないな・・・いつも一人で過ごしていたから話し相手は嬉しい。 ふと出来上がった水槽を見ると今日から実装石を飼うから家ではもう一人じゃないし、今日から本当に僕の人生に彩が出来たなぁと感じた。 「へぇー・・・そうなんだ、だからここでずっと暮らしているんだ。お兄さんやっぱりマジメさんだね」 「まぁ、他に住む場所もないですからね。住むぐらいならここで十分ですよ」 「いやぁでも一軒家の方が騒音気にしなくていいし実装石飼うには良いな!俺もたまに遊びに来るわ!アドバイスとかするぜ?」 「あっ!私も友達なんだからお兄さんの家に遊びに行きたいなぁー隠れ家みたいだし。あと私もそれなりに糞蟲の知識があるし〜」 「いやいや〜一軒家の下で男女二人は危ないぜぇ〜?へっへっへ!まぁ手ぇ出したら店長に殺されるがなぁ!!」 「ばっ馬鹿じゃないの!?お兄さんはアンタみたいにそんな事考えないって!ね、お兄さん?」 少し大きい居間のテーブルを囲んで三人で会話をしているってのがまず僕の人生では奇跡的な事だし、嬉しかった。 三日前の人生は一体なんだったんだろうかと言う位騒がしく、そして楽しい。ああ、なんだろうなこの気持ち、僕もあの時人生間違えなければ・・・ 「・・・お兄さん?涙出てるよ?」 「あ、あれ?すいません、何か勝手に出てたんですよ・・・おかしいなぁ」 「おいおい泣くなよ!す、すまん!そ、そうだよな!お前がアーシャに手を出すなんて事ないよな!?」 「あーいえそうじゃなくて・・・ただこうやって話しているのが何だか嬉しくて流れたようです」 「なーんだ、そんな事か!無表情で涙流すからビックリしたよー!もう泣かないでよ!話し相手ならいくらてもするし!」 「おう、これからも俺たちと一緒に楽しくやっていこうぜ!泣いてる場合じゃねーぞ!よしそろそろ公園行くかぁ!」 「ああ・・・ありがとう」 あの日から涙を流したことは一度も無かったのだが涙が流れていたようだ、感情を抑えて生きて来たが・・・もう必要ないかなぁ? 一瞬いきなり涙を流す男を見て引かれてしまうかと思ったけど、そんな事が無くてよかった。 「あとお兄さん友達なんだから敬語ナシ!あと私はアーシャでいいから!」 「・・・分かったよ、あ、アーシャさ・・・いやアーシャ」 「友達なんだから教えてやれば?本名、別にいいじゃねーか」 「あ、そっかぁ!確かに!じゃあ私の本当の名前はね、「のぞみ」って言うんだ。アーシャと大した変わらないけどねー」 「・・・ああ!分かった!アーシャって「希望」って意味だけど「希」と「望」の漢字ははどっちも「のぞみ」だ!へぇー!」 「親父さん面白い事考えたよなぁ、俺もアーシャの親父さん好きだぜ。久しぶりに仕事したら店に戻りたくなったわ」 「アンタはお父さんガッカリさせたんだよ!店の車の中で煙草吸ったからクビになったんでしょ!?」 「いやぁバレないかなぁと思ったんだけどなぁ・・・へっへっへ!バレてクビになりやしたぁー!!」 うん、そうだ。僕はもう偽る人生はもうやめた。生まれ変わろう。 「はははは!会社でも喫煙所行ったり来たりしてるもんな!」 「あ・・・お兄さんやっと笑ったね!」 「虐待していた時も笑ってたがなんだ、普通に笑えるじゃねーか」 「うん、僕は今日から生まれ変わろうと思う。二人とも、これからもよろしく!」 「おう!じゃあ早速公園に行って何かいい実装石見つけてきますか!」 「おっけー!!その前にお兄さんの買ったマテバに玉入れて置かないとね!!」 夕日がまぶしい居間で僕は大事なものを沢山手に入れた、これでよかったんだ僕は。 自分の過去はあまり話したくないことだらけで、恐らくこれからも友人二人には話す事は無い過去が僕をそうさせていた。 この家でずっと、感情を殺して生きてきた。その方が生活は楽だったし、何の問題もなかった。だけどもう今は違う。 実装石を虐待したいと思った瞬間、僕の中でいろんな疑問があったけど今は違う。とてもいい気分だ、実装石には本当に感謝だ。 だが僕は感謝とは言う物の虐待がしたくてたまらないんだ、自分の為に?いや違う。ただただ、そうしたいからなんだ。 「じゃあ風呂場のヤツ持ってくるか、ビニール袋に入れて持っていけばいいか」 「ああ、僕が持っていくよ。それにしても何に使うんだい?」 「ヒヒヒ!まぁ公園に到着したら見せてやるよ。俺の「計画」が上手くいけば賢い実装手に入るかもしれないぞ!」 「おおいいねぇ、期待しているよ」 「お兄さん!マテバに「対実装強化弾」入れておいたから後でちょっと撃ってみて!自信作なんだー!!」 「この弾を作ったのはアーシャなのかい?凄いね、効果が気になるなぁ」 「作り方は秘密だけど実装石に撃ったら面白いもの見れるよ?色んなもの混ぜたからねー」 「アーシャはこういうのが好きなんだなぁ、僕も好きだよ」 「あっお兄さんは私のアーシャとのぞみどっちの名前が好き?」 「どちらも好きだよ、アーシャの方が僕は響きが好きかなぁ」 「じゃあアーシャでいいよ!お兄さんは今まで通りでお兄さんでいいよね?」 「うん、いいよ。あ、僕の名前はね・・・」 子供が公園に遊びに行くかのように僕たちは準備をした、友人は車からツールボックスを取り出し、道具を見ていた。 アーシャはスーパーブラックホークを持っていなかったみたいだけどポケットから小さい銃を取り出した。持ってたんだ。 僕はマテバの銃の中にアーシャさんが作ったピンク色の「対実装強化弾」に教えてもらいながら弾を入れてガスを入れて鞄に入れた。 おっと、リンガルも持っていかないとなぁ。大分充電もされているし、使えるだろう。 友人は工具箱、アーシャは車から持ってきた何かが入っているケース、僕はマテバが入った鞄と実装石を持った袋を持った。 風呂場にいた実装石はまだ翻訳不可能なよくわからない声を出していた、偽石も一緒に入れて置いた。 僕たちは公園まで歩いた。昨日あった事とか思い出話とかいろいろ・・・楽しいなぁ。 公園は歩いて10分程で到着した、かすかに糞の臭いがするがそんな事を気にせず僕たちは公園に入った。 デスーと聞こえる公園内、入ったことが無かったが異様な世界だった。段ボールの家、水浴びをする実装石、蛇口から水を出す実装石、同族を食べる実装石。 まぁ簡単な話無法地帯だった、茂みではマラ実装が性行までしている始末だ。そんな光景を見ると僕はたまらず殺したくなってしまった。 「うわっ!すっごいねココ・・・小さい公園で遊具とかは無いけど実装だらけじゃん!」 「地元の人でも寄り付かない公園だしねぇ、僕も初めて入ったよ」 「おーおー所々糞蟲だらけだな、あそこの奴なんかほら見てみ。親が子供食ってらぁ」 砂場と手洗い用の水道とベンチぐらいしかないので子供には不人気のこの公園、ゲートボールの大会とかあるらしいが実装石がいたら出来ないだろうなぁ。 それにしても野生の実装石は本当に凄い、糞蟲を通り越していると言うか。これが実装石の生体なのか・・・賢い実装石なんて居ないんじゃないのか? まぁでも友人はプロだし、僕はとりあえず指示に従うしかないかなぁ・・・ 「よし、じゃあ俺の計画の説明をするぞ。まずはこいつらをおびき寄せる必要があるな、呼んでくれ」 「・・・あの方法かぁ。好きだねホント。はぁ、んじゃお兄さん私と同じようなこと言ってね!絶対に来るから!」 「ん?どんな方法?エサでおびき寄せるとか?」 「まぁ見てろ、どんな風に言ったらこいつら来るかアーシャ!呼んでくれ!」 「おっけ!おーい実装石達ぃー!!美味しいご飯があるからこっちにおいでぇー!!」 「お、おいでー」 アーシャと僕はリンガルを起動して実装石を呼んでみた。するとどうだろう、実装石がこちらに視線を一斉に合わせて一斉にこちらに向かって走り出した。 なんて気持ち悪い光景だ、大群が押し寄せて来た。中には小さい仔実装を踏み潰してまで駆けつけている大きい実装石までいる。 「ゴハンデスゥ!?最近ニンゲンが来なくて大変だったデスゥ!」「はやくご飯を寄越すテチィ!!」「レフー」「テチャァ!!早く寄越せテチャァ!!」 「デッスゥ〜ン私を飼い実装にするデスゥ〜ン」「お、女がいるデスゥ!やらせろデスゥ!!」「おなか減ったテチ」「テッチューン」「デププププフ!」 「この子を貰ってほしいデスゥ」「早く寄越すテチィ!」「蛆ちゃんが死んじゃったテチィー!!」「高貴なワタシに早くコンペイトウを寄越すデスッ」 うわっ、翻訳したリンガルからいろんな声が聞こえる!聞くに堪えない色んな叫びが聞こえるな。一瞬静かだった公園はもう騒音レベルだ。 幸い近くには人の気配が無いし、家も「売り家」と空き家だったのが幸いだ。あ、そうか隣がこれじゃ公園の隣の家なんかはたまったものじゃないな。 「やあ実装石の諸君!俺たちは君を家に連れて行こうと思ってね!ここに来たんだよ!」 「デスッ!飼い実装になれるデス!?」「早く連れて行けデシャァァァァァァ!!」「それよりご飯を寄越せテチャァ!」「レフープニプニレフー」 「まぁまぁチミ達落ち着きなさい!これから選ぶんだけれども数が多すぎる!そこでだ!これから面接をするぞ!」 「やったテチィー!!」「コンペイトウ寄越すデスゥー!!」「ニンゲン早くしろテチャー!!」「ヤラせろデスー!!」 「あー・・・うっせぇんだよこの糞蟲がぁ!!」 バァン! 「デスウッ!?」「デッ!」「テチャッ!?」パキン「レ?」「デス?」「デ」パキン「レチャ」パキン「レフッ!?」パキン 銃声と共にあたりは静まり返った、銃声は友人からだ。駄菓子屋で売っているような火薬の銃で空を撃った。 群れを見ると爆音に驚いたのか泡を吹いて死んでいるものもいた、蛆ちゃんも死んでいる・・・プニプニしたかったなぁ。 「んー・・・まぁまぁ死んだか。よし!一次面接合格者おめでとう!じゃあ次は二次面接だ!」 友人は僕が風呂場で虐待した糞蟲が入った袋を逆さにして群れの前に落とした、ベチャッと落ち足は完全に潰れていた。 「コイツは飼い主様の言うことを聞かなかったバカな実装だ!なぁ、こいつの事どう思う?」 「デベベベ・・・」 「見ろよ!なんて間抜けな奴なんだろうな〜!?ロクに喋れねぇしよぉ!!」 「デプププ・・・馬鹿な奴デス」「コイツ食べてもイイテチ?」「不味そうテチ」「お、お肉レチィー!!」 「よぉーし!食べていいぞ!さあ、遠慮せずどんどんいけ!」 一部は笑い、一部の糞蟲共が家から連れてきた糞蟲を食べ始めた。体を食われていると言うのにまだ何か言っていた。凄い生命力だなぁ本当に。 友人はその光景を見てため息をした、そしてアーシャに指で何かサインをした。アーシャがケースから取り出したものは・・・ ババババババババババババババババババババババババババ!! 「デギャァ!!」「テチャァァァ!!」「マラがもげ・・・デブォ!?」「デォッ」「デガッ!あ、足が無いデスーッ!!」「レピィー!!」 「はぁ・・・同族食いは失格だ、性格も悪いし。食べなかったヤツは三次面接だな」 「どうでもいいけどさぁ、これ効率悪くない?まぁ楽しいからいいんだけどさぁー?」 「いやいや、賢い実装石を手に入れるんだったらこれ位やんないとな!友の為に探してんだぜ」 アーシャがマシンガンで物凄い勢いで糞蟲を撃ち殺した、凄い銃だなぁ。撃たれた糞蟲は手足がもげていたり、頭が吹っ飛んでいたりと凄い死に方だ。 ああ、僕も撃ちたいなぁマシンガン。見るだけじゃつまらないから・・・あ、そうだ。僕にも銃があったんだ、よし撃ってみるか。 「あ、お兄さん!撃ち損ねて逃げたヤツいるから撃ってみて!」 「デシャァァァ!!虐待派だったデスーッ!!逃げるデスゥー!!」 「あれか・・・よし。狙いを定めて・・・」 パンッ 「デヒィィィィィィィィィィィ!!」 「しまった、外れたか!よ、よしもう一回・・・」 パンッ 「デブォッ!!!?」 「あったりぃ〜!!お兄さん見てて!!」 「デ!?デェーッ!!?腹が膨らむデスゥ!一体なんデ・・・ ボンッ 僕が撃った弾が実装石に当たると腹が膨らんで爆発した、原理は分からないけど何だか間抜けで僕は笑ってしまった。 糞蟲が居た所は何も残っていなかった、赤と緑色のシミだけが残り存在自体が消えていた。・・・これ火薬でも入っているのかなぁ? 「ははは!凄い弾だねこれ、アーシャ凄いなぁこんな弾も作れるんだ」 「店のオリジナル商品だよ!ドドンパとかゲロリとか秘密の配合で作ってるんだー!」 「へぇ、ドドンパとか気になる所だけどとにかく面白いよこれ!また今度買いに行くよ!」 「まいどありぃー!!あ、まだ逃げているのがいるから一緒に撃とう!」 「デギャァァァァァ!」ボンッ「テ、テチュ〜ンワタチを助けテヂュオッ!」ボンッ ババ!ババババ!!「「デギャァァ!!!」」 「あー・・・じゃあ残ったチミ達なんだけどあんな風に殺されたくないなら質問に答えろよ?」 「デ、デッスゥ〜ン♪私を好きにしていいから飼い実装にするデスゥ〜ン」「失格」ドガッ! デギャァァァァァ!? 「次、お前は同族を食った事とかあるか?」「あ、あるデス!仔は美味いデ」「失格」ドガッ! デブォ!! 「次、お前は賢い実装石か?」「ワタチはお歌と踊りが上手テチィ〜」 「ほぉ、じゃあお前は同族を食った事があるか?」「無いテチ!ワタチは食べた事ないテチ!」 「じゃあ口が赤いのは何でだ?つうかお前さっき食ってたよな」「あ、あれは違うテチ!あれはおにく」「失格」ドガッ!テチャァァァッ!!? 「次、・・・あっお前ダメだわ」「ワタチの素晴らしいマラを見て言葉が出ないテチ?」「失格」ブチャッ! テッ!マラが潰れたテチィー!! 「次!お前は・・・親指か。失せろ」「ワタチと蛆ちゃんを飼って欲しいテチィ」「レフープニプニしてレフー」 「ちょっと蛆ちゃんプニプニしてやるから貸してくれないか?」「わ、分かったテチ」「プニプニレフ?」 「おーい!戻ってこーい!!」 よし、弾を入れ直して・・・ん?友人が呼んでいる。いやぁ、また夢中になって撃っていた、なんだろう? 「こいつら見たことある?親指みたいに小さい親指実装と蛆実装なんだけど小さいだろ?」 「おお・・・これは蛆実装!プニプニしたかったんだよなぁ〜」 「ん、じゃあやってみ?」 プニプニ 「レフッ!キモチイイレフッ!!」 「へぇ、なかなか面白い感触だね。でももう飽きたよ」ブチュッ「レピャァァァ!!」「う、蛆ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!」パキン 「ははは!飽きるの早ぇえな!おっと、親指も死んじまったか、まぁいいやどうせ失格だ」 「さっきから何をしているんだい?」 「ああ、今実装石の厳選しているんだけどやっぱり飼い実装に向いているのはなかなかいないな」 「そうだった、僕も飼う実装石を探さないと」 「俺も今面接しているからとりあえず公園内で探してみたらどうだ?おっ、アーシャ」 「あー!久しぶりに撃ちまくってスッキリした!弾もう無くなりそう!」 「アーシャ、僕は家で飼う実装石を探してくるよ。本来の目的だしね」 「じゃあ私は撃ち漏らした実装でも撃ってるかな」 忘れていた。飼い実装石を探さないと。ついつい夢中になって殺してしまっていた、何処かにいい糞蟲はいないかなぁ? ああそうだ、先程段ボールの家を見つけたんだ、そこに住んでいるかもしれないから見に行ってみるか・・・ それにしても段ボールを家にするとは、賢い実装石かなぁ?うーん・・・まぁ見に行ってみるかなぁ。 木の近くの段ボールから見てみよう、どんな生活をしているか楽しみだ。僕は段ボールを開けてみた、いた!大きいの1匹と小さいのが2匹!! 「やあ、こんばんは」 「デジャァァァァァ!!人間が何の用デスゥ!?」「こ、怖いテチ」「テチッ!喋っちゃダメテチ!」 「ああ、ちょっと今飼い実装を探していてね。でも君はダメみたいだ」 「デッ!?飼い実装デス!?・・・デスゥ〜ン♪ニンゲン、私を飼うデスゥーン!!」「ママなにしてるテチ!?」「媚びてるテチッ!」 「おいおい、そんな汚い物見せつけないでくれよ」 「デスーン♪そんな事言わないで私と一緒に人間の家で楽しむデスゥ〜ン!」「テチャァッ!?ママ糞蟲テチィ」「馬鹿な親テチッ!」 パァン 「デギャォッ!?痛いデスゥー!!・・・デ!?デエエエエエ!!?」 僕はすかさず段ボールを閉めた、閉めた途端段ボールの中からボン!と聞こえた。アーシャの作った弾は凄い威力だな、近くで撃つのは危険だなぁ。 どうなったか気になってもう一回段ボールを開けると血の海だった、大きい実装は全身が吹っ飛んでいた。 小さい実装は一匹が爆発に巻き込まれたのか段ボールの壁に張り付いていた、多分死んでいるだろうなぁ。もう一匹は・・・ テッテレー レピャァ! テッテレー レピャ! テッテレー レピャ! テッテレー レピャ! 「テェ、勝手に生まれるテチィ・・・なんでテチィ?」 と蛆実装を産んでいた、血の海に。僕は驚いた、なんだ急に・・・あまりにも唐突だったので僕は友人の元に走った。 「駄目だ、コイツも失格だな。・・・はぁ賢いの探すって大変だなやっぱり」 「まぁ野生だからねェ・・・あ、お兄さん!見つかった?飼う実装石」 「今段ボールの中の実装石殺したんだけど何か急に小さい糞蟲が蛆実装産んだんだけどあれは何?」 「あーそれ強制出産だな、もしかして目に血でも入れたか?目の色変えると産まれるんだよ」 「ああそうなんだ、実装石ってそうやって産まれるんだ」 「その他にもマラ実装の精液だったり花の花粉でも妊娠するぞ。あいつらこうやって増えるんだよなぁ」 「そうそう、勝手に増えるよねアイツ!ゴキブリかっつーの」 「なるほど、そういう事か!じゃあまた行ってくるよ!」 「・・・なあアーシャ、俺あんなに楽しそうな顔している大人久しぶりに見たわ」 「うん、すごい楽しそうだったよね。童心に帰っているって言うか・・・」 「俺たちも最初はあんな感じだったかね?俺も最初はアホみたいに殺してたもんだけどな」 「私は仕事関係でだし、まぁ駆除の手伝いとか躾とか普通にやってたし。お兄さんもあんな顔するんだねぇ」 またまた勉強になった、さっきの爆発で目が赤くなったのが原因か。もう一回見に行こうかなと思ったけど飽きたから別に良いか。 さて、また次の段ボールの家に行ってみることにしよう、まだ3箱ほど段ボールの家がある。どんなのがいるかなぁ。 「こんばんはー」 「デェッ!?人間が来たデスっ!お前たち逃げるデスーッ!!」 「テチャアアアア!!」「テ、体が動かないテチィ」「ニンゲンテチ?」「ママァァァァァ!!」 「怖がることはないよ、僕は実装石を飼いたくて気に入った実装石を探しているんだよ」 「私の子供は誰にも渡さないデスッ!お前たち何してるデスッ!教えた通り早く逃げるデスーッ!!」 「憧れの飼い実装になれるテチ!?」「ママ!優しいニンゲンテチ!」「テッチュ〜ン!」「早く連れていくテチィッ!!」 「デ、デェェェェ!?騙されたらダメデスッ!!ママの言う事を聞くデスッ!!」 「うるさいテチ!ニンゲン早く連れて行くテチャァッ!!」「毎日ゴチソウテチィ!」「もう生ゴミは食べたくないテチ!」「テッチュ〜ン!」 「こ、この糞蟲共ぶっ殺してやるデシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」 「テチャァァァァ!!ママ食べないでテチィィ!!」「おねちゃしっかりするテチ!」「テェェ・・・足が無いテチィ」「テ・・・」パキン 何か知らないけど大きい実装石が勝手に殺し始めた、はぁ・・・駄目だこのレベルじゃとても飼うなんて事は出来ない。 虐待用しては申し分ないかもしれないけどなぁ、まぁでもこんなのが普通なのが実装石の世界か。うーむ・・・なかなか良い糞蟲がいない。 とりあえず僕は仔を食い散らかしている親実装に一発撃って別の段ボールに向かった。とりあえず殺しておかないとなぁあんな糞蟲は。 次の段ボールは先程の野良の段ボールとは違い面白い場所に置いてあった、茂みの中に丁寧に置かれていた頑丈な段ボールだ。 それに何だか真新しいし、表面は多少糞が投げられたような感じだが新しい。・・・何が入っているのか少し緊張した。 出入口もないし、ただのゴミかなぁ?不法投棄の可能性もあるが僕は覚悟を決めて段ボールのガムテープを開けてみた。 「テチャ!ご主人様テチ!?」 「・・・ん?ご主人様?」 「ニンゲンさんここは何処テチ?」 僕の事をご主人様と呼ぶピンク色の服を着た・・・ピンク!?・・・あっ!これはもしかして・・・捨てられた飼い実装か!? 段ボールの中をよく見てみると糞が溜まったトイレ、実装フードが沢山入った餌入れ、そして寝床らしきタオルと飲み水もきちんと置いてある。 間違いない、これは一度誰かに飼われたことがある実装石だと僕でも分かる。大変な物を見つけた!友人に知らせなければ!! 「ち、ちょっと待っててくれないか!?」 「分かったテチ」 僕は糞蟲の死体が転がる地面を久しぶりに走った、途中生きている実装石を踏み潰したようだがそんな事お構いなく走った! あの実装石が僕は気に入った!ハァハァ・・・息が苦しい!!靴を見ると血だらけだったけど、早く友人に一刻も早く知らせたかった。 「たっ・・・!大変な物をっ、見つけたっ!」 「うわっ、どうしたんだよ息切らして。おいおい・・・足元血だらけだぞ」 「なになに!?お兄さんどうしたのそんなに慌てて!」 「はぁはぁ・・・ピンク色の服を着た・・・はぁ・・・実装石がっ・・・段ボールの中に」 「何だと!?飼い実装じゃねぇーか!!いょっしゃあ!こんな事してらんねー!すぐ行くぞー!!」 「ええー!?お兄さん飼い実装見つけたの!?凄いじゃん私も見に行くー!!」 僕たち3人は段ボールまで走った、まるで宝物に向かって走るかのように。友人は喫煙者なのか走るのが遅いが僕とアーシャは思いっきり走った。 アーシャは死体や汚くなった地面を踏まないように器用に走っているが僕は一刻も早く見せたいので死体を踏み潰しながら走った。 「はぁはぁ・・・この段ボールの中」 「ホントだ!これ飼い実装で間違いないよこれ!身なりも綺麗だし十分売れるレベルだよ!」 「ぜぇー・・・ぜぇー・・・どれ、ああ・・・間違いねぇこれ大当たりだ。多分躾もされているだろ」 段ボールを上から三人で覗き込んだ、「テチ」と鳴くピンク色の実装石。僕は奇跡だと思った、何て可愛らしいのだろうか。 先程まで見ていた実装石は何だったのだろうかと言う位だ、是非とも僕の家に迎えてさかなちゃんのような生活をしたい・・・ 「ニンゲンさんテチこんにちはテチ」 「あー間違いねぇ、もう言葉でわかるだろ?挨拶なんか言わないからな」 「そーだね、結構飼い主に可愛がられていたんじゃないの?あっ、よく見たらこの服結構いいメーカーのやつだ!」 「この実装石って飼う事出来るかい?僕としては飼いたいと思っているんだけど・・・」 「うーんまぁこのレベルだったら苦労せず育てられるな、捨てられてたからいいんじゃないのか?」 「躾とかも大丈夫そうだし、いいんじゃない?お兄さんいいもの拾ったじゃん!」 「飼えるんだ・・・嬉しいよ!ああでも僕の事は飼い主って認識してくれるかなぁ・・・」 「その辺は躾とかで何とかやるしかねーな、初めてのケースだから俺もいろいろ育成計画とか考えとくよ」 「私も面白そうだから手伝うね!」 (おい、ちょっと耳貸せ。まず連れて行くには話を合わせよう・・・でだ) (・・・うん、分かった) (おっけー) 「ワタチは捨てられたテチ?」 「あ!いや、捨てられたわけじゃないんだよ!実は前の飼い主さんがいなくなってしまってね」 「テッ、しんじゃったテチ?よくわからないテチ」 「そう!それで俺らはお前の世話をすると言うことだ!ご主人様はこの眼鏡をかけた優しい人だよー!」 「前のご主人様はとっても優しかったテチ!」 「そうなんだ!でもこのお兄さんも優しいから安心してねー!!」 「テチャー!ここから出られるテチィ!?」 「うん!今から僕の家に連れて行くから一緒に行こうね!」 「ニンゲンさんがご主人様テチ!?よろしくお願いしますテチィ!」 「よーし!じゃあ連れて行くから一回閉めるからね!」 (よし、何とか騙せたな。にしてもちょっとバカっぽいけどいいのか?) (うーん、まぁこれから様子見るよ) (躾次第だねぇこればっかりは) 思わぬ収穫を手に入れた僕は大満足だった、これなら初心者の僕でもある程度飼うことは出来るだろう。 まぁ、糞蟲から育て上げると言うことも考えたが賢い実装石が手に入ったことだからまたいつかやってみようかなぁと思う。 「ん、日も暮れたし帰るか・・・糞蟲の死体はまぁまだ生きている奴がいるから勝手に食って処理してくれるだろ」 「結構派手にやったねぇー公園死体だらけじゃん、ちょっと処理ヤバイかも・・・」 「ああ、それなら明日僕が様子見て片づけておくよ。また明日行こうかなぁ」 「ハハハ、もう狩場を見つけたな!」 僕は段ボールを抱えて友人達と喋りながら家に帰った。冷静になって今頃自分の足が大変なことになっていることに気が付いたけど。 薄暗くなっていて助かった、僕の靴とズボンは肉片と血だらけだった。帰ったら全部捨てないとなぁ・・・でも清々しい気分だ。 家に入る前に友人たちを居間に迎えた後僕はこそこそと玄関でズボンを脱いで風呂場である程度汚れを落としてから着替えた。 風呂場も後で綺麗にしなきゃなぁ・・・糞の臭いなど僕は左程そんなに気にする事は無くなった。 「ごめん、待たせたね。ちょっと夢中になり過ぎて服が汚れちゃったよ」 「お兄さん!良かったらこれ使ってよ、サンプル品だけど実装石の消臭スプレーあるよ!」 「拾った飼い実装は水槽に入れといたぞ、良いもの拾ったな。俺が欲しいぐらいだぜ」 「ここが私のお家テチ?何だか狭いテチ」 「そうだよ、今日からここが君の家だよ。よろしくね」 「お腹減ったテチ!夜のご飯はいつものステーキが食べたいテチ!!」 「「「あっ!」」」 「あっちゃー・・・こいつ金持ちの家の飼い実装だったみたいだねぇ」 「いきなりステーキか、参ったなぁオイ!これは調教がかなり難しくなりそうだな・・・くっそー」 「うーん、まぁ僕は飼ってみることにするよ。さかなちゃんみたいな立派な実装石育てたいしなぁ」 言葉遣いは良かったんだけど、どうやら贅沢をして生活していたようだ。うーん、まぁ飼い実装だったと言うからある程度予想していたけど。 でも僕はまぁこれはこれで面白そうだなぁと思った、僕が頑張って躾ければ何とかなるかなぁと思ったし。 友人はかなり悩んだ顔をしていた、だけど途端にニヤリとした顔に変わったのを僕は見逃さなかった、何をするんだろう? 「名前は?」 「ワタチはミドリテチ!ご主人様といつも一緒だったテチ」 「いつも何を食べていたんだい?」 「コンペイトウも寿司もステーキもみんな食べたことがあるテチ」 「一番好きな食べ物は何だい?」 「あまーいチョコレートが好きテチ!柔らかいフワフワのテチ!」 「いつもどんな生活していたの?」 「ご主人様とボール投げしたりかけっことかしていたテチ!!」 「駄目だ、コイツ完全にバブリーな生活送っていたみたいだな。これはちょっと調教難しいぞー・・・」 「前の飼い主何で捨てたんだろうね?手が付けられなくなったとか?ちょっとわかんないなぁ」 「とりあえず偽石抜いておくか?飼うんだろ?」 「いや、とりあえず僕が躾してみるよ」 そうだ、僕が飼うんだから僕が全部世話をしなくては。このピンク色の可愛い実装石に・・・ 「いや、ちょっと待て。ここは最初が肝心だ、俺にちょっと任せてくれないか?おーいミドリちゃん」 「何テチ?お腹減ったテチ、早く熱々のステーキを持って来て下さいテチ」 「そこにある君の糞が君の夕食だから食べなさい」 「・・・テチ?何を言っているテチ?あれは食べ物じゃないテチ」 「いいから食べなさい」 「イヤテチ!」 「食べなさい」 「イヤったらイヤテチ!!」 バシッ! 「テ・・・テチャァ〜!?痛いテチィ!!何をするテチぃ!?」 「糞を食べなさい」 「絶対に食べないテチー!!」 バシッ! 「テチッ!?痛いテチ・・・テェェェェーン!!」 バシッ! 「テチャッ!もうやめてくださいテ バシッ! 「テチャ!テェェェーン!!」 「・・・とまぁこんな風にまずは糞を食べさせる教育をさせてみろ。出来るな?そしたら次のステップだ」 「うん、やってみるよ」 僕は調教のやり方を教えてもらった、いよいよここから本格的に僕の「計画」が始まろうとしていた。頑張ろう。 つづく
1 Re: Name:匿名石 2019/06/07-22:25:52 No:00006001[申告] |
『社会人』日記のはずなのに
口調というか語り口が妙に子供っぽくてなんかかわいいw |
2 Re: Name:匿名石 2019/06/09-22:11:25 No:00006005[申告] |
なんか俺も童心に返って遊びたくなる勢いだw |